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OTN: オラクル社は実際にWindowsにコミットしているのでしょうか。
Meftah: もちろんです。オラクル社の目標は、常に複数のプラットフォーム上で最高の製品を提供することにありますが、その中でもWindowsは重要なプラットフォームです。
オラクル社は、1993年から常にオペレーティング・システムとしてのWindowsへのサポートに熱心に取り組んできました。Oracleデータベースは、DOSおよびWindowsの初期のバージョンでも稼動が可能でした。Windowsは、Oracleサーバー製品の基本開発プラットフォームの1つです。オラクル社には、Windowsとの統合に必要な主要箇所を専門とする開発および製品管理チームが存在します。
OTN: Windows Server2003のサポートに関してオラクル社はどのように対応していますか。
Meftah: オラクル社では、現在4月24日に予定されているオペレーティング・システムのリリースと同時にWindows Server 2003をサポートし、日本でも2003年6月2日からサポートを開始します。当社では、Web Edition、Standard Edition、Enterprise Edition、Data Center Editionなど、すべてのWindows Server 2003のエディションをサポートします。オラクル社は初期からWindows Server 2003ベータ・プログラムに積極的にかかわっており、Windows Server製品ファミリーで最高品質の製品を提供できるよう、マイクロソフト社と密接に作業を行っています。
OTN: 64ビットWindowsに対するサポートは提供されますか。
Meftah: この数年間、64ビットWindowsへデータベースを移植するために、オラクル社はマイクロソフト社およびインテル社とともに作業を行ってきました。2000年12月から実際のインテル社製ハードウェアで64ビット・データベースを稼動していて、それ以降も複数の開発者用リリースおよび2つのベータ・リリースを発表してきました。
Oracleの64ビット・データベースのビルドは、Intel Itanium 2プロセッサのために最適化されており、PGO(Profiled Guided Optimization)やラージ・ページ・サポートなどのパフォーマンスおよびスケーラビリティを高める多くの機能や、スケーラビリティと可用性を実現するOracle固有の64ビットRAC(Real Application Clusters)製品を提供しています。64ビットWindows XP version 2003およびWindows Server 2003の両方でOracle 9i Database Release 2をサポートする予定です。
また、64ビットWindowsでは、Oracle9i Application Server(Oracle9iAS)Oracle Containers for J2EE(OC4J)も保証する予定です。
OTN: Windows OSとの統合について詳しく説明してください。
Meftah:もちろんです。これは、オペレーティング・システム自体との統合と、一部の重要なWindowsオペレーティング・システム・サービスとの統合という2つのカテゴリに分類できます。
オペレーティング・システムに関しては、スレッデッド・ベース・モデルが存在します。Oracleデータベースは、オペレーティング・システム上の複数スレッドに対して、単一のプロセスとして実行されます。4GT RAMチューニングを活用すると、3GBまでのメモリー・アドレス指定能力が実現します。この機能は実は、Oracle 7.3.4から提供されていました。
また、ユーザーが複数のOracleサービスを起動したりシャットダウンするためのWindowsサービス・マネージャGUIとも統合しています。Windows Performance MonitorとWindowsイベント・ログとの統合も提供しています。さらに、AWE(Abstract Windowing Extension)コールを活用してVLM(Very Large Memory)に対するサポートも提供しています。これにより、64GBまでのメモリーにアクセス可能となります。
主要なWindowsオペレーティング・システム・サービスとの統合に関しては、Oracleはネーミングおよびセキュリティに対してADS(Active Directory Server)との統合を提供します。また、KerberosおよびNTLMを使用したシングル・サイン・オンに対するネイティブ・オペレーティング・システム認証機能を提供します。Microsoft公開キーインフラストラクチャ(PKI)との統合も提供します。また、Oracleデータベースをリソース・マネージャとして使用したMTS(Microsoft Transaction Services)やDTC(Distributed Transaction Coordinator)およびMSCS(Microsoft Cluster Service)に対するサポートも提供します。
さらに、OCFS(Oracle Clustered File System)により、RACユーザーはデータ・ファイルに対してRAWパーティションではなく、ファイル・システムを使用できます。
OTN: オラクル社では、Oracleデータベースを開発するためにWindows開発者に対してどのような支援を行っていますか。
Meftah: ここで重要なことは、オラクル社側でWindows開発者に対してOracleデータベースへの容易なアクセスを可能にするために、できるかぎり多くの選択肢を提供することが大切であるということをオラクル社が認識しているという点です。オラクル社では、C/C++、COMおよびCOM Automation、そして.NET開発者に対して複数のデータ・アクセス・ドライバを提供することにより、これに対応しています。
OTN: 非常に興味深い話ですね。これらのデータ・アクセス・ドライバについて詳しく説明してください。
Meftah: もちろんです。Microsoftは、データ・アクセスに対して様々な仕様があります。おそらく、OBDCは最も古いデータベース・アクセスAPIの1つでしょう。これは多数の目的で使用できますが、主にC/C++およびVisual Basicアプリケーション開発者に対して提供されていたものでした。Oracleでは、何年にもわたり非常に堅牢な信頼性の高いODBCドライバを提供しています。
COM開発者に対しては、OLE DBをサポートしていて、ネイティブに実装可能です。COM AutomationインタフェースのADO(ActiveX Data Objects)もサポートしています。
また、Oracle Objects for OLEまたはOracle Objects for OLE(OO4O)という、COM Automationインタフェースを公開するOracleのネイティブ・ドライバも提供されています。OO4Oのメリットは、ADOを通して公開されないOracle固有の機能を公開できる点にあります。
また、Oracleには(8.0.4以降で提供されている)COM Automationと呼ばれる製品があり、これを使用するとOracleストアド・プロシージャ(PL/SQLおよびJava)からMicrosoft Excel、Word、PowerPointなどOracleデータベースアドレス空間外の任意のCOM AutomationサーバーへのCOM Automationコールアウトが可能になります。
ただし、ここでお薦めするのは、数か月前から正式提供されている、ODP.NET(Oracle Data Provider for .NET)ドライバです。ODP.NETは、MicrosoftのADO.NET仕様の実装です。(ADO.NETは、Microsoftの.NETプラットフォームからのデータベース・アクセスAPIです)。
OTN: Microsoftの.NETフレームワークに対するOracleのサポートに関して、データベースの観点で詳しく説明してください。
Meftah: オラクル社の方針は、データベースを開発者に対してできるかぎりアクセス可能でオープンにすることです。オラクル社では、.NETに対しても同じ方針で実行しています。ODP.NETに関してはすでに説明しましたが、.NET Enterprise Servicesもサポートしていて、開発者はOracleデータベースにアクセスして開発するためにVisual Studio .NETも使用できます。
OTN: ODP.NETに関してより詳細に説明してください。
Meftah: ODP.NETは、ADO.NET仕様で構築されたネイティブ・ドライバです。これはOracle独自のADO.NETの実装のため、信頼性の高いパフォーマンスが実現します。ODP.NETでは、Oracle固有のデータ型および共通でサード・パーティのベンダー製のADO.NETのドライバではサポートされない、XML DBに対するサポート、REFカーソル、LOBなどの機能を確実にサポートするようにしました。また、Microsoft Transaction Servicesもサポートしています。
OTN: 開発者は、OracleとともにVisual Studio .NETを使用できますか。
Meftah: もちろん使用できます。他のデータベースと同様に、Visual Studioに移動し、Visual Studioサーバー・エクスプローラを使用してOracleデータベース・オブジェクトを参照、編集またはその他の作業を容易に行えます。
また、ODP.NETがVisual Studio .NETと密接に統合されるようにしました。動的なヘルプ・サポート、Intellisenseに対するサポートおよびODP.NETに対する自動コード生成機能もあります。
さらに、アプリケーション・サーバーはVisual Studio .NETと連動して、Oracle9iAS Webサービスが確実に相互運用できるようにしました。たとえば、Visual Studio .NETでは、Oracle9iAS OC4Jで生成されたWebサービスにアクセスしてコンシュームできます。
OTN: Oracle9iASでの.NETに対するオラクル社の方針を説明してください。
Meftah: オラクル社のアプリケーション・サーバーに対する方針は、Webサービスを介した共存および相互運用性です。これは複数のことを意味します。
まず共存とは、顧客が複数の方法で、既存のMicrosoftコンポーネントをOracle9iASとともに使用できるようにするということです。
- IISプロキシ・プラグイン
- SQLサーバーでのJDBC接続性
- ASPアプリケーション・パフォーマンスを向上させるためのWeb Cache
- ExchangeなどのMicrosoftコンテンツを一括してワイヤレスで動作可能にするためのポータル
- WebDAVのサポートを介したWebフォルダへのアクセス
- ADSとの完全同期
- MSCSとの統合
次に、Visual Studio .NETを使用して.NET Webサービスを開発する開発者が、Oracleアプリケーション・サーバーを相互運用でき、それを活用してWebサービスを開発できるようにすることです。開発者は、EJBなどのJ2EEビジネス・ロジックを構築し、それをJava ServerPagesやVisual Basic .NETアプリケーションと使用できます。
.NETをまだ使用する予定のない開発者は、Visual BasicなどのCOMアプリケーションとOracle9iASを相互運用するために、Oracle9iAS WebサービスでMicrosoft SOAPツールキットを使用できます。
OTN: オラクル社が、Microsoftの開発者および管理者に対して提供するサポートのレベルおよび内容を簡単に説明してください。
Meftah: オラクル社は、Windowsプラットフォーム上で最高品質の製品を提供できるよう取り組んでいます。これは、オラクル社がDOSおよびWindowsにデータベースを移植し始めた当時からの目標であり、現在も最優先されています。そのために、ユーザーが様々なテクニカル・ホワイト・ペーパー、プレゼンテーション、カタログなどを参照できるOTNにWindowsテクノロジセンターを設けました。このWebサイトを活用することをお薦めします。オラクル社は、これからもユーザーに対して最高の製品およびサポートを提供します。
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