Oracle Javaロードマップ:JavaBeans


 概要
目次

このJavaBeansドキュメントでは、JavaBeansの技術的な概要とOracle JDeveloperを使用してJavaBeansを開発する方法について説明します。 JavaBeansの作成およびカスタマイズ方法も示します。 また、Oracle JDeveloperのInfoSwing JavaBeansコンポーネントおよびこれらを使用してアプリケーションを開発する方法もカバーします。 

JavaBeansについて

Oracle JDeveloperおよびJavaBeans

Oracle JDeveloper InfoSwingコントロール

リソースおよびリファレンス

著者について 

対象読者 

このドキュメントは、JavaBeansテクノロジを活用して新しいアプリケーションの作成または既存アプリケーションの移行を考えている、Javaに詳しくない開発者を対象としています。 新しいアプリケーションをJavaで作成し、アプリケーションをJavaに移行しない場合もあります。 

必要な知識 

次の知識が必要です。

  • 一般的なプログラミング概念

  • オブジェクト指向言語

  • コンポーネント・ベースの開発

  • GUIアプリケーション開発

  • グラフィカルな開発環境

 

ソフトウェア要件 

このドキュメントでは、システム上でOracle JDeveloper 2.0を使用できることを前提としています。 これはOracle JDeveloper 3.0にも該当します。 

 JavaBeansについて ページ・トップへ

JavaBeansは、Sun Microsystems社のJavaBeans仕様に準拠した再使用可能なソフトウェア・コンポーネントです。JavaBeans仕様は、JavaBeanとなる一式のJavaクラスによって実装されるインタフェースおよびパッケージングの詳細を規定します。 開発者は、JavaBeansをプログラムを使用して組み合せるか、Oracle JDeveloperなどのビジュアル・プログラミング環境を使用してアプリケーションを作成できます。

JavaアプリケーションでJavaBeansを使用する方法を理解するには、次のアプレットを調べてください。

カレンダ・アプレット

このアプレットは、カレンダを実装するJavaBeanを使用しています。 このアプレットは、カレンダを生成し、日付を計算するすべてのルーチンを含むカレンダJavaBeanを再使用します。 したがって、カレンダを生成するためにすべてのルーチンを作成する必要はありません。

 
アプレットの実行
(準備中)

 
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計算機アプレット

このアプレットは、計算機を実装するJavaBeanを使用しています。 アプレットは、計算機JavaBeanのメソッドを起動して、算術演算を実行します。 他のアプレットで同じ計算機JavaBeanを使用できます。これは、JavaBeanが、算術演算を実装する適切に定義されたメソッドを備えた自己完結型のパッケージだからです。

 
アプレットの実行
(準備中)

 
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チャート・アプレット

このアプレットは、ユーザーが3つの数字を入力するとチャートを表示するチャートJavaBeanを使用しています。 アプレットは、ユーザー入力を取り出し、チャートJavaBeanにメソッド・コールを行います。 JavaBeanは数字を計算し、3つの数字に基づくチャートを描きます。

 
アプレットの実行
(準備中)

 
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JavaBeansの使用方法

JavaBeanは、一式のJavaクラスをパッケージ化したもので、アプリケーション内で他のJavaと同じように使用できます。 次のことが可能です。

JavaBeanを使用するためのすべてのコードを作成するかわりに、Oracle JDeveloperなどのJavaの統合開発環境(IDE)を使用して、ほとんどのコードを自動的に生成することができます。

Oracle JDeveloperなどのツールを使用して、次のことを行えます。

JavaBeansプロパティを変更し、イベントを処理するコードを作成するかわりに、Oracle JDeveloperでは、ポイントしてクリックするウィザードを使用して必要なコードを生成します。 こうすることで、開発者はJavaBeansのインスタンス化、リンクおよびプロパティの設定に必要なコードではなく、アプリケーション・コードに専念できます。

たとえば、Oracle JDeveloperを使用して、アプリケーションにMultiChart JavaBeanをドロップし、コードを自動的に生成することができます。 その後、Oracle JDeveloperのプロパティ・インスペクタを使用して、MultiChart JavaBeanのプロパティを設定し、円グラフを表示できます。 Oracle JDeveloperにより、JavaBeanのプロパティを設定するコードが自動的に生成されます。 これを手動で行う場合、JavaBeanをインスタンス化し、様々なプロパティを設定する大量のコードを作成する必要があります。 Oracle JDeveloperを使用すれば、必要な作業は、プロパティ・インスペクタ・ウィンドウのいくつかのフィールドを設定することです。後の作業はOracle JDeveloperにより処理されます。

JavaBeansの作成

JavaBeanを作成するには、Sun Microsystems社のJavaBeans仕様に準拠するJavaクラスを作成します。最低限、Javaクラスにはプロパティが必要です。これらのプロパティはメソッドを使用する他のJavaクラスに公開されます。 メソッドは次をコールする必要があります。

set<PropertyName>
get<PropertyName>

<PropertyName>は、プロパティの名前です。

プロパティはJavaクラスに格納され、メソッドを使用してこれらの属性を取り出し、設定します。

複雑なJavaBeansの場合、これらのプロパティ用に複雑なプロパティ・タイプとエディタを作成できます。これらのプロパティは、Oracle JDeveloperなどのJava開発ツール内から起動できます。 JavaBeanによって起動されるイベントのイベント・ハンドラを作成できます。 JavaBeans作成の詳細は、次のSun Microsystetms社のJava WebサイトのJavaBeansセクションを参照してください。

http://www.javasoft.com/beans/index.html

JavaBeansを使用する利点

JavaBeansには、アプリケーションを素早く効率的に作成できる大きな利点があります。 次にJavaアプリケーションの開発にJavaBeansを使用する利点を示します。

JavaBeanチュートリアルの表示

Sun MicrosystemsのJavaBeansチュートリアルWebサイトは、JavaBeansの作成および使用方法を理解するのに役立ちます。

http://java.sun.com/docs/books/tutorial/javabeans/index.html

JavaBeanを操作するための基本操作を示し、JavaBeanコードを表示します。 チュートリアルを参照すると、Oracle JDeveloperのウィザードとアシスタンスの利点をよく理解できます。

 Oracle JDeveloperおよびJavaBeans ページ・トップへ

Oracle JDeveloperは、ビジュアル環境でのJavaBeansの使用、作成および配布を完全にサポートします。 ここでは、Oracle JDeveloperによるJavaBeansのサポートの概要を説明します。 Oracle JDeveloperを使用して、JavaBeansを作成および使用する方法を示します。 JavaBeanの作成からパレットへのインストール、およびアプリケーション内での既存JavaBeanの使用方法を説明します。

Oracle JDeveloper内でのJavaBeansの使用方法

Oracle JDeveloperには、JavaBeansのパレットが付属しています。 これらのJavaBeansは、Oracle JDeveloperのGUIデザイナ内でアプレットまたはアプリケーションのフレームにドラッグ・アンド・ドロップできます。 ユーザーは、このパレットを拡張して、新しいJavaBeansを含めることもできます。 ここでは、Oracle JDeveloper内でのJavaBeansの使用方法を示します。 JavaBeanにグラフィカル・ユーザー・インタフェースがなくても、Oracle JDeveloperではこのJavaBeanをグラフィカルに操作できます。

新規JavaBeans

任意のJavaBeanを取り出し、これをOracle JDeveloperコンポーネント・パレットに含める方法を示します。 アプリケーションにドラッグ・アンド・ドロップできます。 これらのJavaBeansを自分のサイトにダウンロードできます。

 
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Tax JavaBeanを
ダウンロード

Scott JavaBeanを
ダウンロード



Taxアプレット

Taxアプレットでは、JavaBeansを使用して税金を計算します。 この場合、JavaBeanにはGUIはありません。 結果を処理するためにのみコールされます。 JavaBeansをドラッグ・アンド・ドロップして、ユーザーが入力した金額に基づいて税金を計算するアプレットを作成できます。

 
ウォークスルーを参照

アプレットの実行
(準備中)

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Scottアプレット

データベースに接続し、問合せを実行して、ビジュアルJavaBeans内に結果を表示するデータベース認識JavaBeansの使用方法を示します。 JavaBeanには、JavaBeanに文字列を渡せるGUIがあります。 選択されたレコードの表示に使用されるSwing JTableを管理する必要はありません。また、データベース接続や文の実行を処理する必要もありません。 JTableはJavaBeanによって管理されます。

 
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JavaBeansの作成

Oracle JDeveloperを使用して、JavaBeansを作成およびパッケージ化できます。 Oracle JDeveloperには、JavaBeanのスタブ・コードを自動的に生成するウィザードとプロパティ・エディタがあります。 JavaBeanの作成に関わるステップを説明する例では、次のことを行います。

JavaBeanフレームワークの作成

Oracle JDeveloper JavaBeanウィザードを使用して、データベースJavaBeanの基本的なフレームワークを作成する方法を示します。

 
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プロパティの追加

Oracle JDeveloperのプロパティ・エディタを使用してJavaBeanにプロパティを追加し、必要なgetおよびsetコードを自動的に生成する方法を示します。

 
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イベントの追加

行が返されなかった場合にスローされるイベントなど、JavaBeanによって生成されるイベントの追加方法を示します。

 
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メソッドの追加

JavaBeanにメソッドを追加して、クライアントからコールできるようにする方法を示します。 前に定義したイベントを起動する方法も示します。

 
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JavaBeansのコンパイル、パッケージ化および配布

JavaBeanをJava ARchive(JAR)ファイルにコンパイルおよびパッケージ化して、そのJavaBeanをOracle JDeveloperのコンポーネント・パレットに追加する方法を示します。

 
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アプレットでのJavaBeansの使用方法

JavaBeanをアプレットに追加し、JavaBeanイベントを監視する方法を説明します。

アプレットへのJavaBeansの追加

アプレット内でJavaBeanを使用する方法を示します。

 
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JavaBeanイベントの監視

JavaBeanにイベント・ハンドラを追加して、イベントを監視し、自動的に問合せを実行する方法を示します。

 
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JavaBeansのカスタマイズ

Oracle JDeveloperには、JavaBeanの現在のメソッドを調べ、そのJavaBeanをカスタマイズして動作を変更できるウィザードがあります。

データベースJavaBeanのカスタマイズ

前の項のデータベースJavaBeanの動作をカスタマイズして、パラメータとして従業員IDではなく従業員名を使用して問合せを実行する方法を示します。

 
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 Oracle JDeveloper InfoSwingコントロール ページ・トップへ

Oracle JDeveloperのInfoSwingコントロールは、一緒に使用してOracleデータベース内に格納されている情報を検索、表示および変更できる一式のJavaBeansです。 InfoSwingコントロールは、swingを使用して作成されます。 これらは、標準インタフェースを使用して他のInfoSwingコントロールとの通信を可能にするInfoBus標準をサポートしています。 InfoBusはオープン標準なので、サード・パーティが、Oracle JDeveloperで提供されているInfoSwingコントロールと対話する追加JavaBeansを開発できます。

InfoBusコントロールは、次の2つのカテゴリに分けられます。

InfoProducersは、データベースからデータを取り出すためにコールおよび参照されます。 InfoProducersにはGUIはありません。 たとえば、次の要素には対応するInfoProducerがあります。

InfoConsumersは、InfoProducersから返されたデータをグラフィカルに表示するために使用されます。 表示内容を知るために、InfoConsumersはInfoProducerを参照する必要があります。

機能に応じて、InfoConsumersには、次のように数種類の情報を表示できます。

基礎となる機能と参照先  InfoConsumerによって表示される情報 

swing JTable。レコードレベルのInfoProducersを参照。 

問合せの結果全体を表示します。 

ラジオ・ボタン。項目レベルのInfoProducerを参照。 

チェック制約が定義された列の値を表します。 

Swing JTextField。項目レベルのInfoProducerを参照。 

VARCHAR2列の値を表します。 

InfoProducersとInfoConsumersは、Oracle JDeveloperでは、「ツール」パレットの2つの個別タブに表示されます。 InfoProducersはOracle JDeveloperではInfoSwingと呼ばれます。

Oracle JDeveloper InfoSwingコントロールの使用方法

InfoSwingコントロールを使用してアプリケーションを開発するには、次の3つの方法があります。

Oracle JDeveloperのInfoBusウィザードを使用

ウィザードは、データベース内の情報を取り出し、更新する標準のフォーム・ベースのアプレットまたはアプリケーションを作成するプロセスを案内します。 コードは1行も作成する必要はありません。

 
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例を参照

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InfoBusウィザードの結果をカスタマイズ

InfoBusウィザードによって生成された標準Javaコードは、Oracle JDeveloper環境を使用してカスタマイズできます。 ここでは、レイアウトを変更し、新しいコントロールをいくつか追加して、同じ情報を異なる方法で表示する方法を示します。

 
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InfoSwingコントロールを手動で追加

InfoSwingコントロールは正規のJavaBeansなので、必要な各種コンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップし、これらのプロパティを設定して、これらが互いに通信してデータの取出しや表示を行えるようにできます。 ここでは、InfoSwingコントロールを使用して、EMP表から情報を表示するフレームを作成する方法を示します。

 
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InfoSwingコントロールを使用する利点

  リソースおよびリファレンス ページ・トップへ

JavaBeansの詳細は、次の有益なWebリンクを参照してください。

  著者について ページ・トップへ

Yong Su Kimは、オラクル社のInternet Computing group of Partner Servicesのマネージャです。 Oracleテクノロジの採用を進めるOracle Alliance Partnersを助けるコンサルタントおよび推進者チームを管理しています。

Olivier Le Diourisは、オラクル社のInternet Computing group of Partner Servicesの主任コンサルタントです。 Oracle Alliance Partnersに対してJavaおよび各種Oracleテクノロジのコンサルタント業務を行っています。


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