ファイル・ベースのメディア管理のデメリット

アプリケーション・ノート
Oracle interMedia

ファイル・システム・ベースのメディア専用サーバーは、デジタル画像などのメディアの管理で引き続き使用されています。 ここでは、このようなアプローチのデメリットと、データベースによるメディアの管理が適している理由について説明します。

画像やビデオなどのデジタル・メディアの管理に、ファイル・システムを使用すると、様々な種類のデータにそれぞれ専用のサーバーが必要になります。 これは、データの分離と、システム管理コストと管理コストの増加を招きます。 さらに、スケーラビリティの問題、研修コストの増大、サポートの複雑化の問題が発生します。

名前空間および索引付けメカニズムが制限されるファイル・システムは、高負荷がかかると、パフォーマンスが低下することは周知の事実です。 また、これらのシステムの可用性が低いことも知られています。 さらに、ファイル・システムは開発コストが高くつきます。また、同期化された更新をサポートする機能がないために、コンテンツの整合性を保つことが難しく、一般に簡単に管理できず、集中管理もできません。

ファイルに関連する問題: 検索/スケーラビリティ

ファイル・システムに内在する検索およびスケーラビリティに関連する問題には、次のようなものがあります。

  • 手動によるファイル/ディレクトリの名前付け
    • リスク: 分類に一貫性がないため、データが消失したり、データが探しにくい。
  • ファイル/ディレクトリの順次検索
    • リスク: ディレクトリおよびディスク単位に検索するため無駄な時間がかかる
  • 検索属性が限定される
    • リスク: 検索に無駄な時間がかかる。目的のものが見つからない。属性を再作成する必要がある。
  • バック・オフィスとの統合機能がない
    • リスク: 検索機能が制限される。データのコピーが複数存在する。更新が非同期。
ファイルに関連する問題: 共有/セキュリティ/データ整合性

ファイルには、セキュリティおよびデータ整合性が信頼できないという問題もあります。

  • 共有が制限される(ファイル共有が必須)。
    • リスク: コンテンツの重複。更新が非同期。
  • 複数のサーバーをまたぐ認証に一貫性がない。監査証跡、ロールバック、ロールまたはビューがない。
    • リスク: ファイル削除/上書きエラー。故意によるデータ破損。
  • リソースを制限する機能またはレコードをロックする機能がない。
    • リスク: データが共有できない。データのコピーが複数存在する。
  • ビジネス・ルールの無視。
    • リスク: ビジネスの混乱 。
ファイルに関連する問題: 可用性およびパフォーマンス

ファイル・システムの可用性およびパフォーマンスは、24時間365日稼働の要求に対応していません。 ファイル・システムには、次のような特長があります。

  • ロード・バランシング
  • フェイルオーバー
  • レプリケーション'(分散環境での同期化)
  • 柔軟性のある索引付け
  • 動的問合せの最適化
  • パーティション化
  • オンラインによる増分バックアップ
  • リスク: スケーラビリティ、可用性および信頼性が制限される
Oracle interMediaによる管理のメリット

interMediaは、BLOBを軸としたインテリジェンス機能を提供しますが、これにより次のことが実現します。

  • メディア属性の管理によるメディア・コンテンツの再利用および別の目的での使用
  • Java、C++、PL/SQLを活用したアプリケーションの開発期間の短縮
  • Oracleの拡張性によって実現するサード・パーティ製プラグインを使用した将来への投資

interMediaを使用してデータベースにメディアを格納すると、すべてのコンテンツの検索、新しいメディア・アプリケーションおよび既存のメディア・アプリケーションの開発、エンタープライズ品質のサービスによる配布、データ管理が簡単にできるようになります。


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