Visualizer ヘルプ

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一般的なアプリケーション タスク

この節では、Oracle CEP Visualizer で実行できる一般的なアプリケーション タスクについて説明します。

Visualizer は直感的でかなりわかりやすいため、すべてのタスクについてはここで取り上げませんが、以下の共通の一般的なタスクがあり、他の類似のタスクはここから推測できます。

この節では、以下の操作について説明します。

 


EPN のステージまたはパスのスループットおよびレイテンシのモニタ

Visualizer を使用して、アプリケーションのイベント処理ネットワーク (EPN) のステージまたは指定されたパスの、開始および出口ポイントをモニタできます。Oracle CEP には各ステージまたはパスでモニタ可能な以下のメトリックが定義されています。

Visualizer のモニタ機能自身は Oracle CEP アプリケーションとして実装されているため、診断情報はイベントとして表示することができ、アプリケーションは EPL ルールを使用してこれらの診断イベントを処理します。

Visualizer で EPN のステージまたはパスをモニタするには、以下に示す手順で最初に診断プロファイルを作成する必要があります。

  1. 左ペインで、アプリケーションがデプロイされている Oracle CEP インスタンスの [Applications] ノードに移動し、展開します。
  2. [appname|Stages] ノードを展開して、ドメイン ツリーで EPN ステージのリストを表示します。
  3. レイテンシまたはスループットをモニタするアプリケーションのステージをクリックするか、またはモニタするパスの最初のステージをクリックします。
  4. 右ペインで、[General] タブをクリックします。
  5. [Create Diagnostics] ボタンをクリックします。3 つのタブを含むアコーディオン メニューが表示されます。
  6. 上の [Diagnostic Profile Information] タブをクリックし、以下の情報を入力します。
    • [Profile Name] フィールドに、作成する診断プロファイルの名前を入力します。
    • プロファイルを直ちに使用するために有効にする必要があるかどうかを選択します。
  7. アコーディオン メニューの [Latency] タブをクリックします。[Diagnostic Information] セクションに、レイテンシについて収集するモニタ情報の種類に関する情報を入力します。
    • [Max Latency Metric]—ステージまたはイベント処理ネットワークのサブセット (パス) をイベントが流れるのにかかる最大時間をモニタする必要があることを指定します。
    • [Average Latency Metric]—ステージまたはイベント処理ネットワークのサブセット (パス) をイベントが流れるのにかかる平均時間をモニタする必要があることを指定します。
    • [Threshold]—平均レイテンシのモニタのしきい値を指定します。この値は [Average Latency Metric] が指定された場合にのみ有効になります。
    • [Time Unit]—しきい値および平均間隔のフィールドの時間単位を指定します。
    • [Average Interval]—診断データを収集する時間間隔を指定します。
    • [Path Information] セクションを、以下のように更新します。

    • EPN のパスではなく、現在のステージのみをモニタする場合は、[Start Stage Name] と [End Stage Name] に現在のステージの名前を設定します。[Start Stage Name] に [Entry] を選択し、[End Stage Name] に [Exit] を選択します。
    • EPN のパスをモニタする場合、Visualizer では現在のステージがパスの開始であると想定し、自動的に [Start Stage Name] フィールドに選択します。パスの開始が現在のステージの開始または終了のどちらになるかを指定します。終了ステージ名を選択するか、モニタするパスの終了を選択し、パスの終了がステージの開始または終了のどちらになるかを指定します。
  8. アコーディオン メニューの [Throughput] タブをクリックします。スループットについて収集するモニタ情報の種類に関する情報を入力します。
    • [Average Throughput Metric]—ステージを流れるイベントの平均スループットをモニタする必要があることを指定します。
    • [Stage Name]—ステージの開始または終了のどちらでスループットをモニタする必要があるかを指定します。
    • [Time Unit]—平均間隔フィールドの時間単位を指定します。
    • [Throughput Interval]—メトリックを収集する時間間隔を指定します。
    • [Average Interval]—平均スループットを収集する間隔を指定します。
  9. [Save] をクリックします。保存された診断プロファイルが、左のドメイン ツリーでプロファイルを作成したステージの下に表示されます。
  10. 警告 : 診断プロファイルは永続的でないため、アプリケーションをアンデプロイした場合やサーバを再起動した場合は、すべての診断プロファイルが失われます。
  11. Visualizer の上部の [Dashboard] リンクをクリックして、診断ダッシュボード ウィンドウに移動します。
  12. 上記の手順で作成した診断プロファイルを左ペインのドメイン ツリーから右ペインの下にあるテーブルにドラッグし、診断プロファイルをテーブルの [Profile Name] カラムにドロップします。
  13. テーブル内の診断プロファイル名をクリックします。レイテンシとスループットの情報がダッシュボード中央のグラフに表示されます。
  14. ダッシュボード上部の [Management Events] セクションには、着信モニタ イベントに関するアラートが表示されます。Visualizer のモニタ機能では、これらのアラートが [Management Events] テーブルにいつ表示されるかを指定するデフォルトの EPL ルールのセットが定義されます。「EPL モニタのフィルタ ルールの変更」で説明しているとおり、EPL ルールを変更してこの動作をカスタマイズできます。

 


EPL モニタのフィルタ ルールの変更

com.bea.wlevs.dataservices アプリケーションに含まれている MonitorProcessor は、診断ダッシュボードに出力されるイベントをフィルタ処理するために使用されるデフォルトの EPL ルールに関連付けられています。このフィルタをカスタマイズする場合は、この EPL ルールを変更するか、または新しいルールを追加できます。

EPL ルールで使用されているイベント タイプ com.bea.wlev.dataservice.cep.DSMonitorEvent には、以下のプロパティが含まれています。

たとえば、モニタ イベントをタイプとメトリックでフィルタ処理する場合は、EPL ルールを以下のように変更します。

  SELECT * FROM DSMonitorEvent 
RETAIN 1 EVENT
WHERE metric < 300 AND type = 'avg-latency'
  SELECT * FROM DSMonitorEvent 
RETAIN 1 EVENT
WHERE metric < 300 AND type = 'avg-throughput'
  SELECT * FROM DSMonitorEvent 
RETAIN 1 EVENT
WHERE metric < 300 AND type = 'max-latency'

メトリックの数が 300 未満の場合に継続して 3 つのイベントを表示し、タイプ別にイベントをグループ化するには、以下の EPL ルールを試してください。

  SELECT *, COUNT(metric)
FROM DSMonitorEvent
RETAIN BATCH OF 3 EVENTS PARTITION BY type
WHERE metric < 300
HAVING COUNT(metric) = 3
OUTPUT LAST 1 EVERY 3 EVENTS

メトリックの平均数が 300 未満の場合に継続して 3 つのイベントを表示し、タイプ別にイベントをグループ化するには、以下の EPL ルールを試してください。

  SELECT *, AVG(metric)
FROM DSMonitorEvent
RETAIN BATCH OF 3 EVENTS PARTITION BY type
HAVING AVERAGE(metric) < 300
OUTPUT LAST 1 EVERY 3 EVENTS

dataservices アプリケーションの EPL ルールを変更するには、以下の手順を実行してください。

  1. 左ペインで、[DomainServer|Applications|com.bea.wlevs.dataservices|Stages|MonitorProcessor] をクリックします。Domain はドメイン名、Server はサーバ名です。
  2. 右ペインで、[Rules] タブをクリックします。[Rules] テーブルが表示されます。
  3. デフォルトのルールを変更するには、[Rules] テーブルで名前をクリックし、[Working Area] の [Rule] テキスト ボックスに変更を加え、[Replace Rule] をクリックします。
  4. 新しいルールを作成するには、[Working Area] にある適切なテキスト ボックスにルール ID とルールのテキストを入力し、[Create Rule] をクリックします。

 


アプリケーションのイベント処理ネットワーク (EPN) の表示

  1. 左ペインで、アプリケーションがデプロイされている Oracle CEP インスタンスの [Applications] ノードに移動し、展開します。
  2. [Applications] ノードの下に示されているアプリケーション名をクリックします。
  3. 右ペインで、[Event Processing Network] タブをクリックします。
  4. [Layout] ドロップダウン リスト ボックスで、階層または有機的などの適切なレイアウトを選択します。
  5. または、左ペインで [appname|EPN] ノードを展開し、ドメイン ツリーで EPN ステージのリストを表示します。個々のステージをクリックするとコンフィグレーションが表示されます。

 


EPN を通じて流れるイベントの記録と再生

Oracle CEP のイベント リポジトリ機能を使用すると、イベント処理ネットワーク (EPN) を通じて流れるイベントを記録、格納できるため、後からイベントを再生できます。プロセッサやストリームなどのステージごとに、イベントの記録と再生をコンフィグレーションします。また、イベント ソースからのイベントのみを記録でき、再生はイベント シンクでのみ可能です (イベントはイベント シンク ステージの着信側に再生されます)。

Visualizer で制御可能な記録と再生のコンフィグレーション オプションは時間と速度のみです。他のオプションをコンフィグレーションするには、適切なコンポーネント ファイルを手動で更新する必要があります。

特定のステージの記録および再生用の Visualizer パネルは、以下に示す 3 つのセクションに分かれています。以下の項目では特に記録パネルについて示しますが、再生パネルも速度や繰り返しなどのいくつかの追加のプロパティを除いてほとんど同じです。パネルは以下のとおりです。

イベントと記録再生のしくみ、およびコンポーネントのコンフィグレーション方法の詳細な情報については、「永続ストアを使用したイベントの記録と再生」を参照してください。サンプルについては、「イベントの記録と再生のサンプル」を参照してください。

  1. 任意の XML エディタまたは IDE を使用して、記録と再生をコンフィグレーションするステージのコンフィグレーション ファイルを編集します。記録操作をコンフィグレーションするには、ステージ (<processor><stream>、または <adapter>) の <record-parameters> 子要素を追加します。再生操作をコンフィグレーションするには、<playback-parameters> 子要素を追加します。以下の例では、HelloWorld サンプル アプリケーションの helloworldProcessor に記録と再生を追加する方法を示しています。関連するセクションを太字で示します。
  2.     <processor>
    <name>helloworldProcessor</name>
            <record-parameters>
    <dataset-name>test1data</dataset-name>
    <event-type-list>
    <event-type>HelloWorldEvent</event-type>
    </event-type-list>
    <provider-name>test-rdbms-provider</provider-name>
    </record-parameters>
            <playback-parameters>
    <dataset-name>test1data</dataset-name>
    <event-type-list>
    <event-type>HelloWorldEvent</event-type>
    </event-type-list>
    <provider-name>test-rdbms-provider</provider-name>
    <playback-speed>1.0</playback-speed>
    <loopback>false</loopback>
    </playback-parameters>
            <rules>
    <rule id="helloworldRule"> select * from HelloWorldEvent retain 1 event </rule>
    </rules>
    <bindings/>
    </processor>
  3. 新しいコンフィグレーションを有効にするためアプリケーションを再デプロイします。
  4. Visualizer を起動します。
  5. 左ペインで、アプリケーションがデプロイされている Oracle CEP インスタンスの [Applications] ノードに移動し、展開します。
  6. [appname|Stages] ノードを展開して、ドメイン ツリーで EPN ステージのリストを表示します。
  7. コンフィグレーション ファイルに記録と再生のコンフィグレーションが追加されたステージをクリックします。
  8. 右ペインで、[Record] タブをクリックします。
  9. 記録の開始および終了時間を変更するには、テーブルのエントリをクリックし、[Change Schedule] 領域の日付を更新し、[Update Schedule] をクリックします。
  10. 警告 : [Update Schedule] をクリックするまで、カレンダーと時計に加えた変更はコミットされません。
  11. [Start Recording] をクリックして記録を開始し、[End Recording] で終了します。
  12. Visualizer では、特定のステージでイベントの記録または再生が現在進行中であるかどうかが追跡されます。この情報に基づいて、[Start Recording] および [End Recording] ボタンが必要に応じて有効または無効になります。

    Visualizer を使用して記録を開始すると、Oracle CEP は記録エントリのイベント タイプ情報を使用して直ちに記録を開始します。事前にスケジュールされた時間がある場合は、変更されません。セッションの記録をすぐに停止するには、[End Recording] ボタンを使用します。

  13. 再生を行うには、[Playback] タブをクリックします。下のボタンの動作は [Record] タブのボタンと同じです。

 


プロセッサに関連付けられたルールの置換

Visualizer のルール置換機能を使用して、既存のルールを変更できます。ただし、この機能を使用する際は慎重に使用する必要があります。これは、Visualizer の内部でルールが先に削除されてから、置換するテキストを使用して再び追加されるためです。ルールを削除すると、再びルールが追加される前にすべての状態が失われます。このため、ステートレスのルールのみを置換する必要があります。

  1. 左ペインで、アプリケーションがデプロイされている Oracle CEP インスタンスの [Applications] ノードに移動し、展開します。
  2. [appname|Stages] ノードを展開して、ドメイン ツリーで EPN ステージのリストを表示します。
  3. ルールを変更するプロセッサをクリックします。
  4. 右ペインで、[Rules] タブをクリックします。
  5. テーブルで置換するルールを選択します。
  6. [Working Area] で、[Rule] テキスト ボックスのルールのテキストを変更します。
  7. [Replace Rule] をクリックします。

 


プロセッサのルールの追加と削除

  1. 左ペインで、アプリケーションがデプロイされている Oracle CEP インスタンスの [Applications] ノードに移動し、展開します。
  2. [appname|Stages] ノードを展開して、ドメイン ツリーで EPN ステージのリストを表示します。
  3. ルールを追加または削除するプロセッサをクリックします。
  4. 右ペインで、[Rules] タブをクリックします。
  5. ルールを削除するには、テーブルのルールを選択し、[Delete Rule] をクリックします。
  6. ルールを追加するには、ページ下部のボックスにルール ID とルールのテキストを入力し、[New Rule] をクリックします。

 


ステージのコンフィグレーションの表示と変更

  1. 左ペインで、アプリケーションがデプロイされている Oracle CEP インスタンスの [Applications] ノードに移動し、展開します。
  2. [appname|Stages] ノードを展開して、ドメイン ツリーで EPN ステージのリストを表示します。
  3. コンフィグレーションを更新するステージをクリックします。
  4. 右ペインで、[General] タブをクリックします。
  5. 注意 : Visualizer では一部のステージのコンフィグレーションを更新できません。更新可能なコンフィグレーションの場合は、[Modify] ボタンが表示されます。
  6. ステージのコンフィグレーションが更新可能であれば、[Modify] をクリックします。
  7. 新しい値を入力します。
  8. [Commit] をクリックします。

 


アプリケーションのデプロイ

アプリケーションのデプロイとは、アプリケーションが含まれる JAR ファイルをサーバにアップロードし、これをインストールすることを示し、これによってクライアントから使用可能になります。

Oracle CEP の内部ではアプリケーションをデプロイする際に 2 つのステップを実行します。最初のステップで、OSGi コンテナ内部のアプリケーション バンドルを起動します。2 番目のステップで、アプリケーションの起動と初期化を行います。2 番目のステップは本来非同期であるため、Visualizer は 2 番目の操作の完了を待機しません。アプリケーションが正常に起動すると、Visualizer のナビゲーション ツリーは自動的に新しいデプロイメントで直ちに更新され、ダッシュボードに成功のメッセージが送信されます。ただし、アプリケーションの起動に失敗した場合は、Visualizer ではメッセージや更新が発生しないため、サーバ サイドでエラーを確認する必要があります。

  1. 左ペインで、アプリケーションをデプロイする Oracle CEP インスタンスの [Applications] ノードに移動し、展開します。
  2. 右ペインで、[Deployment] タブをクリックします。
  3. [Install] ボタンをクリックします。
  4. [Upload] タブをクリックします。
  5. [...] ボタンをクリックしてファイル参照ウィンドウを開き、アプリケーションの JAR ファイルが含まれるディレクトリを参照し、[Open] をクリックします。
  6. [Upload] をクリックします。アプリケーションのテーブルに JAR ファイルが表示されます。
  7. [Install] ボタンをクリックし、テーブル内のアプリケーションを選択します。
  8. [Deploy] をクリックします。
  9. [OK] をクリックします。

アプリケーションがデプロイされ、クライアントで使用できるようになります。

 


アプリケーションのアンインストール

アプリケーションをアンインストールすると、アプリケーションはサーバから完全に削除され、クライアントからはアクセスできなくなります。

  1. 左ペインで、アプリケーションをアンインストールする Oracle CEP インスタンスの [Applications] ノードに移動し、展開します。
  2. 右ペインで、[Deployment] タブをクリックします。
  3. [Deployment] テーブルで、アンインストールするアプリケーション名の左のボックスをチェックして選択します。
  4. [Uninstall] をクリックします。
  5. [OK] をクリックします。

 


アプリケーションの中断と再開

  1. 左ペインで、アプリケーションを中断または再開する Oracle CEP インスタンスの [Applications] ノードに移動し、展開します。
  2. 右ペインで、[Deployment] タブをクリックします。
  3. [Deployment] テーブルで、中断または再開するアプリケーション名の左のボックスをチェックして選択します。
  4. アプリケーションを中断するには [Suspend] をクリックします。アプリケーションを再開するには [Resume] をクリックします。
  5. [OK] をクリックします。

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