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Oracle Databaseインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1) for Linux
E05714-04
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A レスポンス・ファイルを使用したOracle Databaseのインストールおよび構成

この付録では、レスポンス・ファイルを使用してOracle製品をインストールおよび構成する方法について説明します。内容は次のとおりです。

A.1 レスポンス・ファイルの使用方法

Oracle Universal Installerの起動時にレスポンス・ファイルを指定することで、Oracleソフトウェアのインストールおよび構成を完全または部分的に自動化できます。Oracle Universal Installerでは、一部またはすべてのプロンプトに対する応答にレスポンス・ファイル内の値が使用されます。内容は次のとおりです。

通常、Oracle Universal Installerは対話モードで実行されます。つまり、Graphical User Interface(GUI)画面で情報の入力を要求されます。レスポンス・ファイルを使用してこの情報を入力する場合は、次のいずれかのモードでコマンド・プロンプトからOracle Universal Installerを実行します。

レスポンス・ファイルにリストされている変数に値を入力して、サイレントまたは非対話型インストールの設定を定義します。たとえば、Oracleホーム名を指定するには、次の例に示すように、ORACLE_HOME_NAME変数に適切な値を入力します。

ORACLE_HOME_NAME="OraDBHome1"

レスポンス・ファイルの変数の設定を指定する別の方法は、その設定をOracle Universal Installerの実行時にコマンドラインの引数として渡す方法です。次に例を示します。

 -silent "ORACLE_HOME_NAME=OraDBHome1" ...

このコマンドでは、directory_pathは、DVD上のdatabaseディレクトリのパス、またはハード・ドライブ上のDisk1ディレクトリのパスです。

この方法は、パスワードなどの機密情報をレスポンス・ファイルに埋め込まない場合に特に役立ちます。次に例を示します。

 -silent "s_dlgRBOPassword=binks342" ...

変数とその設定値は必ず引用符で囲んでください。


関連項目:

レスポンス・ファイルの形式の詳細は、『Oracle Universal InstallerおよびOpatchユーザーズ・ガイド』を参照してください。

A.1.1 サイレントまたは非対話モードを使用する理由

次の表に、Oracle Universal Installerをサイレント・モードまたは抑制モードで実行する理由をいくつか示します。

モード 使用方法
サイレント 次の場合にサイレント・モードを使用します。
  • アンアテンド・インストールを実行する場合(atなどのオペレーティング・システム・ユーティリティを使用してスケジュール)

  • ユーザーとの対話なしで複数のシステムに同様のインストールを複数実行する場合

  • X Window Systemソフトウェアがインストールされていないシステムにソフトウェアをインストールする場合

Oracle Universal Installerでは、起動に使用した端末に進捗情報が表示されますが、Oracle Universal Installerの画面は表示されません。

抑制(非対話) 類似するOracleソフトウェアを複数のシステムにインストールし、すべてのOracle Universal Installerプロンプトではなく一部にのみデフォルトの応答を指定する場合には、抑制モードを使用します。

特定のインストーラ画面に必要な情報をレスポンス・ファイルに指定しない場合、Oracle Universal Installerでその画面が表示されます。必要な情報をすべて指定した画面は表示されません。


A.1.2 データベース・ファイルの記憶域オプションとして自動ストレージ管理を使用するデータベースの作成

自動ストレージ管理を使用するデータベースを作成する前に、root.shスクリプトを実行する必要があります。このため、サイレント・モードによるインストールでは、データベース・ファイルの記憶域オプションとして自動ストレージ管理を使用したデータベースは作成できません。そのかわり、サイレント・モードを使用してソフトウェアのみのインストールを完了してから、root.shスクリプトを実行した後に、Oracle Net Configuration AssistantおよびDatabase Configuration Assistantの各コンフィギュレーション・アシスタントをサイレント・モードで実行できます。


注意:

この制限は、データベース・ファイルの記憶域オプションとして自動ストレージ管理を使用するデータベースにのみ適用されます。サイレント・モードによるインストールでは、ファイル・システム・オプションを使用するデータベースを作成できます。

A.1.3 レスポンス・ファイルの一般的な使用手順

Oracle Universal Installerを使用して、サイレント・モードまたは抑制モードでOracle製品をインストールおよび構成するための一般的な手順は、次のとおりです。


注意:

Oracle Universal Installerをサイレント・モードまたは抑制モードで実行する前に、システム上で必要なインストール前の作業をすべて完了しておく必要があります。

  1. oraInst.locファイルを作成します。

  2. レスポンス・ファイルを準備します。

  3. Oracle Universal Installerをサイレント・モードまたは抑制モードで実行します。

  4. ソフトウェアのみのインストールが完了した場合、必要に応じて、Net Configuration AssistantおよびDatabase Configuration Assistantをサイレント・モードまたは非対話モードで実行します。

これらの手順については、次の各項で説明しています。

A.2 oraInst.locファイルの作成

Oracle Universal Installerを使用して、サイレント・モードまたは抑制モードでOracle製品をインストールする場合、oraInst.locファイルがなければ手動で作成する必要があります。このファイルでは、Oracle Inventory Directoryの位置を指定します。このディレクトリには、Oracle Universal InstallerによりシステムにインストールされたOracle製品のインベントリが作成されます。


注意:

Oracleソフトウェアがシステムにすでにインストールされている場合は、oraInst.locファイルが存在している可能性があります。このファイルが存在する場合、作成する必要はありません。

oraInst.locファイルを作成する手順は、次のとおりです。

  1. ユーザーをrootに切り替えます。

    $ su - root
    
  2. 存在しない場合は、/etc/ディレクトリを作成します。

    # mkdir -p /var/opt/oracle
    # mkdir /etc/
    
  3. 次のようにディレクトリを変更します。

    # cd /etc/
    
  4. テキスト・エディタを使用して、次の行を含むoraInst.locファイルを作成します。

    inventory_loc=$ORACLE_BASE/oraInventory
    inst_group=oinstall
    

    この例で、$ORACLE_BASEはOracleベース・ディレクトリのパス(/01/app/oracleなど)です。

  5. 次のコマンドを入力して、oraInst.locファイルの適切な所有者、グループおよび権限を設定します。

    # chown oracle:oinstall oraInst.loc
    # chmod 664 oraInst.loc
    

A.3 レスポンス・ファイルの準備

この項では、サイレント・モードまたは抑制モードでのインストール時に使用するレスポンス・ファイルを準備するための方法について説明します。

A.3.1 レスポンス・ファイル・テンプレートの編集

この方法は、Enterprise EditionまたはStandard Editionインストール・タイプに使用すると便利です。

Oracleには、製品、インストール・タイプおよび構成ツールごとに、レスポンス・ファイルのテンプレートが用意されています。これらのファイルは、インストール・メディアのdatabase/responseディレクトリにあります。


注意:

ソフトウェアをハードディスクにコピーした場合、レスポンス・ファイルはdatabase/responseディレクトリにあります。

表A-1に、Oracle Databaseで提供されるレスポンス・ファイルを示します。

表A-1 レスポンス・ファイル

レスポンス・ファイル 説明

enterprise.rsp

Oracle Database 11g Enterprise Editionのインストール

standard.rsp

Oracle Database 11g Standard Editionのインストール

custom.rsp

Oracle Database 11gのカスタム・インストール

dbca.rsp

Database Configuration Assistant

netca.rsp

Oracle Net Configuration Assistant


レスポンス・ファイルをコピーおよび変更する手順は、次のとおりです。

  1. レスポンス・ファイルのディレクトリからシステム上のディレクトリに、レスポンス・ファイルをコピーします。

    $ cp /directory_path/response/response_file.rsp local_directory
    

    この例で、directory_pathはインストール・メディア上のdatabaseディレクトリへのパスです。ソフトウェアをハード・ドライブにコピーしている場合は、responseディレクトリのファイルを必要に応じて編集できます。

  2. テキスト・エディタでレスポンス・ファイルを開きます。

    $ vi /local_dir/response_file.rsp
    

    Oracle Databaseのインストール固有の設定を編集する以外に、FROM_LOCATIONパスが正しく、インストール・メディアのstageディレクトリにあるproducts.xmlファイルを指していることを確認します。この変数は、次に示すような絶対パスを指すように設定することもできます。

    FROM_LOCATION="/directory_path/stage/products.xml"
    

    パスワードなどの機密情報は、レスポンス・ファイル内ではなく、コマンドラインから指定できます。この方法の詳細は、「レスポンス・ファイルの使用方法」を参照してください。


    関連項目:

    レスポンス・ファイルの作成方法の詳細は、『Oracle Universal InstallerおよびOpatchユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  3. ファイルに記述されている指示に従ってファイルを編集します。


    注意:

    レスポンス・ファイルを適切に構成しないと、Oracle Universal Installerまたはコンフィギュレーション・アシスタントは正常に動作しません。失敗したサイレント・モード・インストールのトラブルシューティングの詳細は、「サイレント・モード・インストールでのレスポンス・ファイルのエラー処理」を参照してください。

  4. ファイルに対する権限を700に変更します。

    $ chmod 700 /local_dir/response_file.rsp
    

    注意:

    完全に指定したOracle Databaseインストールのレスポンス・ファイルには、データベース管理アカウントのパスワード、およびOSDBAグループのメンバーであるユーザーのパスワード(自動バックアップに必要)が含まれています。レスポンス・ファイルを表示または変更でき、インストール完了後にそれらのレスポンス・ファイルの削除を検討できるのは、Oracleソフトウェア所有者ユーザーのみにしてください。

A.3.2 レスポンス・ファイルの記録

Oracle Universal Installerを対話モードで使用してレスポンス・ファイルを記録し、このファイルを編集してからサイレント・モードまたは抑制モードのインストールに使用できます。この方法は、カスタム・インストールまたはソフトウェアのみのインストールの場合に使用すると便利です。

レスポンス・ファイルを記録する場合、インストールを完了するか、またはOracle Universal Installerがシステムへのソフトウェアのコピーを開始する前に「サマリー」ページでOracle Universal Installerを終了できます。

非対話モードによるインストール中に記録モードを使用すると、Oracle Universal Installerでは、元のソース・レスポンス・ファイルで指定された変数値を新規レスポンス・ファイルに記録します。


注意:

基本インストール方法を使用したインストールでは、レスポンス・ファイルの作成に記録モードを使用できません。

レスポンス・ファイルを記録する手順は、次のとおりです。

  1. 第2章に示したインストール前の作業を完了します。

    レスポンス・ファイルを記録するためにOracle Universal Installerを実行すると、システムをチェックして、ソフトウェアをインストールするための要件を満たしているかどうかが検証されます。このため、必要なインストール前の作業をすべて完了してから、インストール実行中にレスポンス・ファイルを記録することをお薦めします。

  2. システムにOracleソフトウェアをインストールしたことがない場合は、前の項の説明に従って、oraInst.locファイルを作成します。

  3. Oracleソフトウェア所有者ユーザー(通常はoracle)に、Oracle Universal Installerの実行時に指定するOracleホーム・パスの作成または書込みの権限があることを確認します。

  4. レスポンス・ファイルを記録するには、次のようなコマンドを入力してOracle Universal Installerを起動します。


    注意:

    レスポンス・ファイルへの相対パスは指定しないでください。相対パスを指定すると、Oracle Universal Installerは正常に動作しません。

    $ /directory_path/runInstaller -record -destinationFile response_filename
    

    各項目の意味は次のとおりです。

    • directory_pathは、DVD上のdatabaseディレクトリのパス、またはハード・ドライブ上のDisk1ディレクトリのパスです。

    • -recordパラメータは、入力する応答をレスポンス・ファイルに記録することを指定します。

    • response_filenameは、記録する応答のフルパスおよびファイル名です。

  5. Oracle Universal Installerの各画面で、必要な情報を指定します。

  6. Oracle Universal Installerに「サマリー」画面が表示されたら、次のアクションのいずれかを実行します。

    • 「インストール」をクリックしてレスポンス・ファイルを作成してから、インストールを続行します。

    • 「取消」「はい」の順にクリックしてレスポンス・ファイルを作成し、ソフトウェアをインストールせずにOracle Universal Installerを終了します。

    レスポンス・ファイルは、-destinationFileオプションで指定した場所に保存されます。

  7. インストールを完了していない場合は、「ファイルの場所の指定」画面で指定したパスを使用して、Oracle Universal Installerにより作成されたOracleホーム・ディレクトリを削除します。

  8. 記録したレスポンス・ファイルを別のシステムで使用するには、事前にそのファイルを編集し、必要な変更を行います。

    ファイルを編集する際は、ファイル内の指示に従ってください。

A.4 レスポンス・ファイルを使用したOracle Universal Installerの実行

この段階では、作成したレスポンス・ファイルを指定してコマンドラインからOracle Universal Installerを実行し、インストールを実行する準備ができています。Oracle Universal Installer実行可能ファイルrunInstallerには、複数のオプションがあります。これらのオプション全体のヘルプ情報を表示するには、次のように-helpオプションを指定してrunInstallerコマンドを実行します。

$ directory_path/runInstaller -help

しばらくすると、ヘルプ情報がウィンドウに表示されます。

レスポンス・ファイルを使用してOracle Universal Installerを実行する手順は、次のとおりです。

  1. 第2章に示したインストール前の作業を完了します。

  2. Oracleソフトウェア所有者ユーザー(通常はoracle)としてログインします。

  3. 抑制モードでインストールを実行する場合は、DISPLAY環境変数を設定します。


    注意:

    サイレント・モードでインストールを実行する場合は、DISPLAY環境変数を設定する必要はありません。

  4. サイレント・モードまたは抑制モードでOracle Universal Installerを起動するには、次のようなコマンドを入力します。

    $ /directory_path/runInstaller [-silent] [-noconfig] \
     -responseFile responsefilename
    

    注意:

    レスポンス・ファイルへの相対パスは指定しないでください。相対パスを指定すると、Oracle Universal Installerは正常に動作しません。

    各項目の意味は次のとおりです。

    • directory_pathは、DVD上のdatabaseディレクトリのパスまたはハード・ドライブ上のDisk1ディレクトリのパスです。

    • -silentは、Oracle Universal Installerをサイレント・モードで実行することを示します。

    • -noconfigを指定すると、インストール時にコンフィギュレーション・アシスタントの実行が抑制され、かわりにソフトウェアのみのインストールが実行されます。

    • responsefilenameは、構成したインストール・レスポンス・ファイルのフルパスおよびファイル名です。


    注意:

    runInstallerコマンドで使用できるその他のオプションの詳細は、次のコマンドを入力して参照してください。
    $ /directory_path/runInstaller -help
    

  5. インストールが完了したら、rootユーザーとしてログインし、root.shスクリプトを実行します。

    $ sudo sh
    password:
    # /oracle_home_path/root.sh
    

A.5 レスポンス・ファイルを使用したNet Configuration Assistantの実行

Net Configuration Assistantをサイレント・モードで実行すると、システムにおけるOracle Netリスナーの構成および起動、ネーミング方法の構成、およびOracle Netサービス名の構成が可能です。Net Configuration Assistantをサイレント・モードで実行するには、レスポンス・ファイル・テンプレートをコピーして編集する必要があります。DVDには、netca.respという名前のレスポンス・ファイル・テンプレートが、database/responseディレクトリのresponseディレクトリにあります。


注意:

ソフトウェアをハードディスクにコピーした場合、レスポンス・ファイル・テンプレートはdatabase/responseディレクトリにあります。

レスポンス・ファイルを使用してNet Configuration Assistantを実行する手順は、次のとおりです。

  1. レスポンス・ファイルのディレクトリからシステム上のディレクトリに、レスポンス・ファイル・テンプレートnetca.rspをコピーします。

    $ cp /directory_path/response/netca.rsp local_directory
    

    この例で、directory_pathはDVDのdatabaseディレクトリのパスです。ソフトウェアをハード・ドライブにコピーしている場合は、responseディレクトリのファイルを必要に応じて編集できます。

  2. テキスト・エディタでレスポンス・ファイルを開きます。

    $ vi /local_dir/netca.rsp
    
  3. ファイルに記述されている指示に従ってファイルを編集します。


    注意:

    レスポンス・ファイルを適切に構成しないと、Net Configuration Assistantに障害が発生します。

  4. Oracleソフトウェア所有者ユーザーとしてログインし、ORACLE_HOME環境変数を設定して、正しいOracleホーム・ディレクトリを指定します。

  5. 次のようなコマンドを入力してNet Configuration Assistantをサイレント・モードで実行します。

    $ $ORACLE_HOME/bin/netca /silent /responsefile /local_dir/netca.rsp
    

    各項目の意味は次のとおりです。

    • /silentオプションは、Net Configuration Assistantをサイレント・モードで実行することを示します。

    • local_dirは、レスポンス・ファイル・テンプレートnetca.rspをコピーしたディレクトリのフルパスです。

A.6 レスポンス・ファイルを使用したDatabase Configuration Assistantの実行

Database Configuration Assistantを非対話モードまたはサイレント・モードで実行し、システムでOracle Databaseを構成および起動できます。Database Configuration Assistantを非対話モードまたはサイレント・モードで実行するには、レスポンス・ファイル・テンプレートをコピーして編集する必要があります。Oracleでは、DVDのdatabase/responseディレクトリに、dbca.rspという名前のレスポンス・ファイル・テンプレートを提供しています。


注意:

ソフトウェアをハードディスクにコピーした場合、レスポンス・ファイル・テンプレートはDisk1/responseディレクトリにあります。

この項の内容は、次のとおりです。

A.6.1 非対話モードでのDatabase Configuration Assistantの使用

非対話モードに設定するには-progressOnlyフラグを使用します。非対話モードでは、レスポンス・ファイルで、またはコマンドライン・オプションとして指定した値がDatabase Configuration Assistantで使用され、データベースが作成されます。これによってデータベースを構成して起動すると、ステータス・メッセージおよびプログレス・バーを含むウィンドウが表示されます。このウィンドウは、「Enterprise Edition」または「Standard Edition」インストールで事前構成済データベースの作成を選択した場合に表示されるウィンドウと同じです。

Database Configuration Assistantを非対話モードで実行するには、グラフィック表示を使用し、DISPLAY環境変数を設定する必要があります。

A.6.2 サイレント・モードでのDatabase Configuration Assistantの使用

サイレント・モードに設定するには-silentフラグを使用します。サイレント・モードでは、レスポンス・ファイルに指定した値またはコマンドライン・オプションとして指定した値がDatabase Configuration Assistantで使用され、データベースが作成されます。

A.6.3 非対話モードまたはサイレント・モードでのDatabase Configuration Assistantの実行

Database Configuration Assistantを非対話モードまたはサイレント・モードで実行する手順は、次のとおりです。


注意:

レスポンス・ファイル・テンプレートを編集するかわりに、Database Configuration Assistantを実行したときにコマンドライン・オプションとして必要となる情報をすべて指定することで、データベースを作成できます。サポートされるオプションのリストについては、次のコマンドを入力します。
$ $ORACLE_HOME/bin/dbca -help

  1. レスポンス・ファイルのディレクトリからシステム上のディレクトリに、レスポンス・ファイル・テンプレートdbca.rspをコピーします。

    $ cp /directory_path/response/dbca.rsp local_directory
    

    この例で、directory_pathはDVDのdatabaseディレクトリのパスです。ソフトウェアをハード・ドライブにコピーしている場合は、responseディレクトリのファイルを必要に応じて編集できます。

  2. テキスト・エディタでレスポンス・ファイルを開きます。

    $ vi /local_dir/dbca.rsp
    
  3. ファイルに記述されている指示に従ってファイルを編集します。


    注意:

    レスポンス・ファイルを適切に構成しないと、Database Configuration Assistantは正常に動作しません。

  4. Oracleソフトウェア所有者ユーザーとしてログインし、ORACLE_HOME環境変数を設定して、正しいOracleホーム・ディレクトリを指定します。

  5. Database Configuration Assistantを非対話モードで実行する場合は、DISPLAY環境変数を設定します。

  6. 次のようなコマンドを入力し、レスポンス・ファイルを使用して、Database Configuration Assistantを非対話モードまたはサイレント・モードで実行します。

    $ORACLE_HOME/bin/dbca {-progressOnly │ -silent} -responseFile \
    /local_dir/dbca.rsp
    

    各項目の意味は次のとおりです。

    • -silentオプションは、Database Configuration Assistantをサイレント・モードで実行することを示します。

    • -progressOnlyオプションは、Database Configuration Assistantを非対話モードで実行することを示します。

    • local_dirは、レスポンス・ファイル・テンプレートdbca.rspをコピーしたディレクトリのフルパスです。