| Oracle Database インストレーション・ガイド 10g リリース2(10.2) for Microsoft Windows (32-bit) B25255-01 |
|
この章では、Oracle Databaseの32ビットWindowsインストールの要件を説明します。
この項では、ハードウェア・コンポーネントとハード・ディスク領域の要件について説明します。
Oracle Databaseには、次のハードウェア・コンポーネントが必須です。
| 要件 | 最小値 |
|---|---|
|
物理メモリー(RAM) |
256MB(最小)、512MB(推奨) |
|
仮想メモリー |
RAM容量の2倍 |
|
ディスク領域 |
詳細は表2-2を参照。 |
|
ビデオ・アダプタ |
256色 |
|
プロセッサ |
550MHz(最小) |
|
関連項目
|
この項では、NT File System(NTFS)のファイル・システムを使用するWindowsプラットフォームのシステム要件を示します。Oracleコンポーネントは、NTFSにインストールすることをお薦めします。
この項で示すNTFSのシステム要件は、Oracle Universal Installerの「サマリー」ウィンドウに表示されるハード・ディスクの値より正確です。 「サマリー」ウィンドウには、ディスク領域、データベースの作成に必要な領域、またはハード・ドライブで展開される圧縮ファイルのサイズの正確な値は表示されません。
Oracle Databaseコンポーネントのハード・ディスク要件には、オペレーティング・システムがインストールされているパーティションにJava Runtime Environment(JRE)およびOracle Universal Installerをインストールするために必要な32MBが含まれます。十分な領域が検出されないと、インストールは失敗し、エラー・メッセージが表示されます。
表2-2は、NTFSのディスク領域要件の一覧です。 初期データベースには、1.03GBのディスク領域が必要です。この表の数字には、初期データベースが含まれています。FAT32の場合、必要な領域は若干大きくなります。
* ORACLE_BASEディレクトリ内のadmin、flash_recovery_areaおよびoradataディレクトリの内容を参照してください。
** このサイズは、選択したインストール・オプション(言語や追加コンポーネントなど)によって値が大きくなる場合があります。 自動バックアップを有効にしてOracle Databaseをインストールする場合は、データファイルのディスク領域用に、最低2GBを追加してください。
システムがこれらの要件を満たしているかどうかを確認する手順は、次のとおりです。
追加の仮想メモリーを構成する方法は、必要に応じてオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。
tempディレクトリ内の使用可能なディスク領域の量を確認します。これは、空きディスク領域の合計量から、インストールするOracleソフトウェアに必要な領域量を引いた量に相当します。 tempディレクトリで使用可能なディスク領域が125MB未満の場合は、まず不要なファイルをすべて削除します。 それでもtempディスク領域が125MB未満である場合は、TEMPまたはTMP環境変数が別のハード・ドライブを指すように設定します。 たとえば、Windows 2003を使用するコンピュータの場合、コントロール パネルの「システム」を開き、「詳細」タブを選択し、「環境変数」をクリックします。
表2-3に、Oracle Databaseのソフトウェア要件を示します。
| 要件 | 説明 |
|---|---|
|
システム・アーキテクチャ |
プロセッサ: Intel(x86)、AMD64、Intel EM64T 注意: Oracle Database for Windowsには、32ビット(x86)、64ビット(Itanium)および64ビット(x64)のバージョンが用意されています。 このマニュアルで説明している32ビットのデータベース・バージョンは、x86またはx64ハードウェアの32ビット・バージョンのWindowsで実行されます。 64ビットWindows(x64)上の32ビットOracle Databaseについては、認定に制限があります。 詳細は、次のURLのOracleMetaLinkにアクセスしてください。
|
|
オペレーティング・システム |
Oracle Database for Windowsは、次のオペレーティング・システムでサポートされています。
Windows Multilingual User Interface Packは、Windows Server 2003およびWindows XP Professionalでサポートされています。 |
|
コンパイラ |
Pro*COBOLはテスト済で、次の2つのコンパイラで動作が確認されています。 Object Oriented COBOL(OOCOBOL)の仕様はサポートされていません。 次のコンポーネントは、Microsoft Visual C++ .NET 2002 7.0およびMicrosoft Visual C++ .NET 2003 7.1の各コンパイラでサポートされています。
注意: GNU Compiler Collectionをプライマリ・コンパイラとして使用する場合、構成の手順については、「プライマリ・コンパイラとしてのGNU Compiler Collectionの構成」を参照してください。 |
|
ネットワーク・プロトコル |
Oracle Net Foundationレイヤーでは、Oracle protocol supportを使用して、業界標準の次のネットワーク・プロトコルと通信します。 |
|
Oracle Database Client |
10g リリース2(10.2)より前のリリースのOracle Database ClientからOracle Database 10g リリース2(10.2)に接続する場合、次の条件に該当する場合は接続できません。
この問題を解決するには、最新のOracle Database Familyパッチセット(9.2.0.7または10.1.0.4以上)を使用してOracle Database Clientをアップグレードしてください。 パッチセットは、次に示すURLのOracleMetaLinkのパッチおよび更新情報のセクションからダウンロードできます。
|
このマニュアルに記載されているプラットフォーム固有のハードウェア要件とソフトウェア要件は、このマニュアルの発行時点での最新情報です。ただし、このマニュアルの発行後にプラットフォームおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアの新バージョンが認定されている場合があるため、認定済ハードウェア・プラットフォームとオペレーティング・システム・バージョンの最新リストは、OracleMetaLink Webサイトで認定済マトリクスを確認してください。このWebサイトでは、互換性のあるクライアントおよびデータベースのリリース、パッチ、および不具合の回避策情報も提供しています。OracleMetaLinkのWebサイトは、次のURLで参照できます。
OracleMetaLinkを使用するには、オンラインでの登録が必要です。ログイン後に、左側の列から「Certify & Availability」を選択します。「Product Lifecycle」ページで、「Certifications」ボタンを選択します。「Other Product Lifecycle」オプションには、「Product Availability」、「Desupport Notices」および「Alerts」が含まれます。
次の各項では、次の要件を示します。
Windows 2000、Windows 2003およびWindows XPにはTelnetサービスが含まれており、これによってリモート・ユーザーは、オペレーティング・システムにログインし、コマンドラインを使用してコンソール・プログラムを実行できます。 Oracleでは、この機能を使用して、sqlplus、sqlldr、import、exportなどのデータベース・コマンドライン・ユーティリティがサポートされていますが、Oracle Universal Installer、データベース・コンフィギュレーション・アシスタント、Oracle Net Configuration AssistantなどのデータベースGUIツールはサポートされていません。
Oracleでは、Windows 2000、Windows 2003およびWindows XP上でのターミナル サービスを介したOracle Databaseのインストール、構成、実行がサポートされます。Terminal Serverを介したインストールで問題が発生した場合は、(mstsc/consoleを使用して)サーバーのターミナル サービス コンソール セッションへの接続を試みることをお薦めします。
プラットフォーム固有のサポート情報は、次のとおりです。
次の製品および機能は、Windowsターミナル サービスでサポートされていません。
次のコンポーネントは、Windows XPでは認定されていません。
次のWebブラウザが、iSQL*PlusおよびOracle Enterprise Manager Database Controlに対してサポートされています。
通常、Oracle Databaseをインストールするコンピュータはネットワークに接続され、Oracle Databaseインストールを格納するためのローカル記憶域があり、ディスプレイ・モニターとメディア・ドライブを備えています。
この項では、このような標準的な構成とは異なるコンピュータにOracle Databaseをインストールする方法について説明します。この項の内容は、次のとおりです。
この項の項目は次のとおりです。
Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)は、ネットワーク上で動的なIPアドレスを割り当てます。動的アドレッシングにより、コンピュータはネットワークに接続するたびに異なるIPアドレスを持つことができます。コンピュータを接続したままでIPアドレスを変更できる場合もあります。DHCPシステムでは、静的IPアドレッシングと動的IPアドレッシングを混在させることができます。
DHCP設定時に、ソフトウェアによりIPアドレスが追跡され、ネットワーク管理が簡素化されます。これにより、コンピュータに固有のIPアドレスを手動で割り当てなくても、新しいコンピュータをネットワークに追加できます。ただし、DHCPプロトコルを使用するコンピュータにOracle Databaseをインストールする前に、ループバック・アダプタをインストールして、そのコンピュータにローカルIPアドレスを割り当てる必要があります。
Oracle Databaseをマルチホーム・コンピュータにインストールできます。マルチホーム・コンピュータは複数のIPアドレスに関連付けられています。通常は、そのためにコンピュータに複数のネットワーク・カードが搭載されています。 各IPアドレスにはホスト名が関連付けられ、ホスト名の別名を設定することもできます。デフォルトでは、Oracle Universal InstallerはORACLE_HOSTNAME環境変数の設定を使用してホスト名を検索します。 ORACLE_HOSTNAMEが設定されておらず、インストール先コンピュータに複数のネットワーク・カードが搭載されている場合、Oracle Universal Installerではhostsファイルの最初の名前を使用してホスト名が判別されます。このファイルは通常、Windows 2003およびWindows XPの場合はSYSTEM_DRIVE:¥WINDOWS¥system32¥drivers¥etc、Windows 2000の場合はSYSTEM_DRIVE:¥WINNT¥system32¥drivers¥etcにあります。
クライアントは、ホスト名を使用して(またはこのホスト名の別名を使用して)コンピュータにアクセスできる必要があります。 これを確認するには、短縮名(ホスト名のみ)および完全名(ホスト名とドメイン名)を使用して、クライアント・コンピュータからホスト名をpingします。どちらも動作する必要があります。
ORACLE_HOSTNAME環境変数を設定する手順は、次のとおりです。
複数の別名を持つコンピュータは、ネーミング・サービスに1つのIPと複数の別名で登録されます。ネーミング・サービスでは、これらの別名のいずれかが同じコンピュータに解決されます。この種のコンピュータにOracle Databaseをインストールする前に、ORACLE_HOSTNAME環境変数を、ホスト名を使用するコンピュータに設定してください。
Oracle Databaseを非ネットワーク・コンピュータにインストールできます。ラップトップなどのコンピュータがDHCP用に構成され、Oracle Databaseのインストール後にコンピュータをネットワークに接続することを計画している場合は、ネットワーク化されていないコンピュータにOracle Databaseをインストールする前に、次の手順を実行します。
ループバック・アダプタとローカルIPアドレスは、ネットワーク化されたコンピュータをシミュレートします。 コンピュータをネットワークに接続した場合も、Oracle DatabaseはローカルIPおよびホスト名を使用します。
etc¥hostファイル内にある、ホスト名のみおよび完全修飾名を使用して、コンピュータを自身からpingします。たとえば、ループバック・アダプタをmydomain.comドメインのmycomputerというコンピュータにインストールした場合は、次の項目をチェックします。
SYSTEM_DRIVE¥> ping mycomputer Ping itself using just the hostname. Reply from 10.10.10.10 Returns local IP. SYSTEM_DRIVE:¥> ping mycomputer.mydomain.com Ping using a fully qualified name. Reply from 10.10.10.10 Returns local IP.
pingに失敗する場合は、ネットワーク管理者に問い合せてください。
インストール後にコンピュータをネットワークに接続した場合は、コンピュータ上のOracle Databaseインスタンスがネットワーク上の他のインスタンスと連携できます。コンピュータにループバック・アダプタがインストール済である必要があることに注意してください。コンピュータは、接続しているネットワークに応じて静的IPまたはDHCPを使用できます。
ループバック・アダプタのインストール時に、ループバック・アダプタはコンピュータのローカルIPを割り当てます。コンピュータにループバック・アダプタをインストールした後、コンピュータには少なくとも2つのネットワーク・アダプタがあります。それは、独自のネットワーク・アダプタとループバック・アダプタです。Oracle Databaseでは、Windowsがループバック・アダプタをプライマリ・アダプタとして使用している必要があります。
プライマリ・アダプタは、アダプタをインストールした順序によって決定されます。最後にインストールしたアダプタがプライマリ・アダプタになります。ループバック・アダプタのインストール後に追加のネットワーク・アダプタをインストールした場合は、ループバック・アダプタをインストール解除し、再インストールする必要があります。
ループバック・アダプタは、次の場合に必要です。
ループバック・アダプタのインストール手順は、Oracle Databaseのインストールを計画しているWindowsのバージョンによって決まります。
ループバック・アダプタがコンピュータにインストールされているかどうかをチェックするには、ipconfig /allコマンドを実行します。
SYSTEM_DRIVE:¥> ipconfig /all
ループバック・アダプタがインストールされている場合は、そのループバック・アダプタの値をリストするセクションが表示されます。 次に例を示します。
Ethernet adapter Local Area Connection 2: Connection-specific DNS Suffix . : Description . . . . . . . . . . . : Microsoft Loopback Adapter Physical Address. . . . . . . . . : 02-00-4C-4F-4F-50 DHCP Enabled. . . . . . . . . . . : Yes Autoconfiguration Enabled . . . . : Yes Autoconfiguration IP Address. . . : 169.254.25.129 Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.0.0
Windows 2000は、最後にインストールされたネットワーク・アダプタについてレポートします。このため、ループバック・アダプタのインストール後に追加のネットワーク・アダプタをインストールした場合は、ループバック・アダプタを削除し、再インストールする必要があります。ループバック・アダプタは、コンピュータに最後にインストールされたネットワーク・アダプタにする必要があります。
ループバック・アダプタをWindows 2000にインストールする手順は、次のとおりです。
SYSTEM_DRIVE:¥WINNT¥system32¥drivers¥etc¥hostsファイルで、localhost行の直後に次の形式の行を追加します。
IP_address hostname.domainname hostname
各項目の意味は次のとおりです。
IP_addressは、手順14で入力したルーティング不能IPアドレスです。
hostnameは、コンピュータ名です。
domainnameは、ドメイン名です。
次に例を示します。
10.10.10.10 mycomputer.mydomain.com mycomputer
「フル コンピュータ名」に、ホスト名とドメイン名が表示されていることを確認します。
例: sales.us.mycompany.com
「コンピュータ名」にホスト名が表示され、「フル コンピュータ名」にホスト名とドメイン名が表示されていることを確認します。 前述の例を使用すると、ホスト名はsales、ドメインはus.mycompany.comです。
us.mycompany.com)が表示されます。
ループバック・アダプタをWindows 2003にインストールする手順は、次のとおりです。
SYSTEM_DRIVE:¥WINDOWS¥system32¥drivers¥etc¥hostsファイルで、localhost行の直後に次の形式の行を追加します。
IP_address hostname.domainname hostname
各項目の意味は次のとおりです。
次に例を示します。
10.10.10.10 mycomputer.mydomain.com mycomputer
sales.us.mycompany.com。
sales、ドメインはus.mycompany.comです。
us.mycompany.com)が表示されます。
ループバック・アダプタを削除する手順は、次のとおりです。
この項の項目は次のとおりです。
この項では、OracleデータファイルおよびオプションでOracleデータベース・リカバリ・ファイルを格納するための記憶域オプションについて説明します。各ファイル・タイプに使用する格納方法を選択した後、次の各項を参照して必要な記憶域を構成します。
インストール時にデータベースを作成する場合は、データファイル用に次のいずれかの記憶域オプションを選択する必要があります。
インストール時に自動バックアップを有効にする場合は、リカバリ・ファイル(フラッシュ・リカバリ領域)用に次のいずれかの記憶域オプションを選択する必要があります。
リカバリ・ファイル用に選択する記憶域オプションは、データファイル用に選択するオプションと同じでも異なっていてもかまいません。
これらのオプションの詳細は、「データベース記憶域オプション」を参照してください。インストールを開始する前にディスク記憶域を構成する方法については、選択するオプションに応じて次の各項を参照してください。
ファイル・システムにOracleデータファイルまたはリカバリ・ファイルを格納する場合は、次のガイドラインを使用してファイルの格納場所を決定します。
最適のパフォーマンスと信頼性を得るには、複数の物理デバイス上でRAIDデバイスまたは論理ボリュームを選択して、Stripe-And-Mirror-Everything(SAME)方法論を実装します。
この方法を選択すれば、様々なデバイスに物理I/Oを分散させ、個別の制御ファイルを作成して信頼性を高めることができます。また、付録C「Optimal Flexible Architecture」で説明されているOptimal Flexible Architectureガイドラインの完全実装も可能になります。この方法を実装するには、インストール時に「詳細」データベース作成オプションまたは「カスタム」インストール・タイプを選択する必要があります。
本番データベースの場合は、そのデータベースの用途に応じて必要なディスク領域の量を見積もる必要があります。
ファイル・システムにOracleリカバリ・ファイルを格納する場合は、次のガイドラインを使用してファイルの格納場所を決定します。
ディスク領域要件は、フラッシュ・リカバリ領域用に構成されたデフォルトのディスク割当て制限です(DB_RECOVERY_FILE_DEST_SIZE初期化パラメータで指定されています)。
「カスタム」インストール・タイプまたは「拡張」データベース構成オプションを選択する場合、異なるディスク割当て制限値を指定できます。データベースの作成後、Oracle Enterprise Manager Grid ControlまたはDatabase Controlも使用して異なる値を選択できます。
フラッシュ・リカバリ領域のサイズ指定の詳細は、『バックアップおよびリカバリ基礎』を参照してください。
個別のファイル・システム上でOracleデータファイルまたはリカバリ・ファイルのディレクトリをOracleベース・ディレクトリに作成する手順は、次のとおりです。
| ファイル・タイプ | ファイル・システム要件 |
|---|---|
|
データファイル |
次のいずれかを選択します。 |
|
リカバリ・ファイル |
2GB以上の空きディスク領域を持つファイル・システムを選択します。 |
複数のファイル・タイプに対して同じファイル・システムを使用している場合は、各タイプに必要なディスク領域の量を加算して、必要なディスク領域の合計量を確認します。
自動ストレージ管理を使用してデータベースのデータベース・ファイルを管理する場合は、自動ストレージ管理インスタンスをインストールする前に、この項の手順を使用して、ディスク・グループを準備します。
この項の内容は、次のとおりです。
次の一般的な手順を実行して、自動ストレージ管理を構成します。
自動ストレージ管理を使用するための記憶域要件を指定するには、必要なデバイス数および空きディスク領域量を確認する必要があります。この作業を行う手順は、次のとおりです。
インストール時に自動バックアップを有効にする場合は、フラッシュ・リカバリ領域にASMディスク・グループを指定して、リカバリ・ファイルの記憶域メカニズムとして自動ストレージ管理を選択できます。インストール時のデータベース作成方法の選択により、次のオプションがあります。
データベース・コンフィギュレーション・アシスタントを使用してインストール後にデータベースを作成する場合、同じ選択ができます。
自動ストレージ管理ディスク・グループに冗長性レベルを選択すると、ディスク・グループにおけるASMによるファイルのミラー化方法および必要なディスク数とディスク領域の量を判別できます。 冗長性レベルは、次のとおりです。
外部冗長性ディスク・グループには、1つ以上のディスク・デバイスが必要です。外部冗長性ディスク・グループの有効なディスク領域は、その全デバイスにおけるディスク領域の合計です。
自動ストレージ管理では外部冗長性ディスク・グループにデータがミラー化されないので、このタイプのディスク・グループでディスク・デバイスとして独自のデータ保護メカニズムを提供するRAIDまたは類似のデバイスのみを使用することをお薦めします。
標準冗長性ディスク・グループでは、パフォーマンスおよび信頼性を改善するために、自動ストレージ管理により、データファイルには2方向ミラー化、制御ファイルには3方向ミラー化がデフォルトで使用されます。 あるいは、2方向ミラー化を使用するか、ミラー化を使用しないこともできます。2方向ミラー化を使用する場合、標準冗長性ディスク・グループには、2つ以上の障害グループ(または2つ以上のディスク・デバイス)が必要です。 標準冗長性ディスク・グループの有効なディスク領域は、その全デバイスにおけるディスク領域の合計の1/2です。
Oracleでは、ほとんどのインストールに標準冗長性ディスク・グループの使用をお薦めします。
高冗長性ディスク・グループでは、自動ストレージ管理は3方向ミラー化を使用して、パフォーマンスを高め、最高水準の信頼性を実現します。高冗長性ディスク・グループには、3つ以上のディスク・デバイス(または3つ以上の障害グループ)が必要です。 高冗長性ディスク・グループの有効なディスク領域は、その全デバイスにおけるディスク領域の合計の1/3です。
高冗長性ディスク・グループでは最高水準のデータ保護が提供されますが、この冗長性レベルの使用を決定する前に、追加するストレージ・デバイスによりコストが高くなることを考慮する必要があります。
次の表を使用して、インストールに必要な最小ディスク数と最小ディスク領域を判別します。
| 冗長性レベル | 最小ディスク数 | データファイル |
リカバリ・ ファイル |
両方の ファイル・タイプ |
|---|---|---|---|---|
|
外部 |
1 |
1.15GB |
2.3GB |
3.45GB |
|
標準 |
2 |
2.3GB |
4.6GB |
6.9GB |
|
高 |
3 |
3.45GB |
6.9GB |
10.35GB |
ASMインスタンスがシステム上にすでに存在する場合、これらの領域要件を満たすように既存のディスク・グループを使用できます。必要に応じて、インストール時にディスクを既存のディスク・グループに追加できます。
次の手順では、既存のディスク・グループの識別方法およびディスク・グループに含まれる空きディスク領域の判別方法を説明します。
標準冗長性ディスク・グループまたは高冗長性ディスク・グループを使用する場合、ディスク・デバイスのセットをカスタム障害グループに関連付けることにより、ハードウェア障害に対するデータベースの保護を強化できます。デフォルトでは、デバイスごとに障害グループが構成されます。しかし、標準冗長性ディスク・グループの2つのディスク・デバイスが同じSCSIコントローラに接続されている場合、コントローラに障害が発生するとディスク・グループは使用できなくなります。この例のコントローラは、シングル・ポイント障害です。
このような障害を回避するために、2つのSCSIコントローラ(それぞれが2つのディスクを持つ)を使用し、各コントローラに接続するディスクに対して障害グループを定義できます。この構成では、ディスク・グループによる1つのSCSIコントローラの障害の許容が可能になります。
自動ストレージ管理をデータベース・ファイルまたはリカバリ・ファイルのいずれかの記憶域オプションとして使用する際、既存の自動ストレージ管理ディスク・グループが存在する場合は、選択するインストール方法に応じて次の選択肢があります。
データベース・コンフィギュレーション・アシスタントを使用してインストール後にデータベースを作成する場合、同じ選択ができます。
既存のASMディスク・グループが存在するかどうか、またはディスク・グループ内に十分なディスク領域があるかどうかを判断するには、Oracle Enterprise Manager Grid ControlまたはDatabase Controlを使用できます。あるいは、次の手順を使用できます。
OracleASMService+ASMサービスが開始されていることを確認します。
ORACLE_SIDおよびORACLE_HOME環境変数を一時的に設定して、使用するASMインスタンスに適切な値を指定します。たとえば、ASMのSIDが+ASMで、ORACLE_BASEディレクトリのasmディレクトリにある場合は、設定を次のように入力します。
c:¥> set ORACLE_SID = +ASM c:¥> set ORACLE_HOME = c:¥oracle¥product¥10.1.0¥asm
SYSDBA権限を持つSYSユーザーとしてASMインスタンスに接続し、必要に応じてインスタンスを起動します。
SYSTEM_DRIVE:¥> sqlplus sys/SYS_password as sysdba SQL> STARTUP
SQL> SELECT NAME,TYPE,TOTAL_MB,FREE_MB FROM V$ASM_DISKGROUP;
自動ストレージ管理にDASまたはSANディスクを使用するには、そのディスクにパーティション表が必要です。ディスクごとに、全体を含むパーティションを1つのみ作成することをお薦めします。
この項の内容は、次のとおりです。
Windows Server 2003でパーティションまたは論理ドライブを構成するには、ディスクの自動マウント機能を有効化する必要があります。 次の機能を使用するときに、ディスクの自動マウント機能を有効化します。
自動マウント機能を有効化する手順は、次のとおりです。
SYSTEM_DRIVE:¥> diskpart DISKPART> automount enable DISKPART> exit
ディスク・パーティションを作成するには、オペレーティング・システムまたはサード・パーティ・ベンダーが提供するディスク管理ツールを使用します。次の管理ツールは、オペレーティング・システムで提供されています。
このツールにアクセスするには、コマンド・プロンプトでdiskmgmt.mscと入力します。または、「スタート」メニューから、「プログラム」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」を選択します。次に、「記憶域」ツリーの「ディスクの管理」ノードを選択します。
diskpart.exe。diskpart.exeは、Windows 2000、Windows 2003およびWindows XPでサポートされますが、Windows 2000オペレーティング・システムには含まれていません。 このツールは、Microsoft Windows 2000リソース キットからダウンロードできます。 この項の例は、diskpart.exeを使用します。 このツールにアクセスするには、コマンド・プロンプトでdiskpart.exeと入力します。 この項の手順でdiskpart.exeを使用するための構文は、次のとおりです。
SYSTEM_DRIVE:¥> diskpart DISKPART> select disk diskn DISKPART> create partition primary | extended | logical size=sizen DISKPART>
各項目の意味は次のとおりです。
diskpart.exeコマンドは、コマンドラインで直接入力できます。または、テキスト・ファイルにコマンドを入力し、このファイルをスクリプトとして使用してdiskpart /sを実行することもできます。
32ビットWindowsでは、1つのディスクに対して作成できるプライマリ・ディスク・パーティションは4つまでです。 これ以上必要な場合、この制限を回避するには、3つのプライマリ・パーティションを作成し、4番目のパーティションを拡張パーティションとして作成して、その中に必要な数の論理パーティションを作成します。
たとえば、Disk 5にディスク・パーティションを作成し、それぞれにサイズを割り当てるには、次のように記述します。
DISKPART> select disk 5 DISKPART> create partition primary size=500 DISKPART> ... DISKPART> create partition extended DISKPART> create partition logical size=800 DISKPART> ... DISKPART> create partition logical size=500
自動ストレージ管理を直接接続ストレージ(DAS)またはストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)で使用するには、ヘッダーを使用してディスクにスタンプを付ける必要があります。 対話モードでOracle Databaseをインストールすると、インストール・プロセス中にOracle Universal Installerによりディスクのヘッダーが構成されます。 しかし、非対話モードでOracle Databaseをインストールする計画がある場合は、インストール前に、asmtoolg(GUIバージョン)またはasmtool(コマンドライン・バージョン)のいずれかを使用してディスクを手動で構成する必要があります。これらのツールを使用して、インストール後にディスクを再構成することもできます。 asmtoolgおよびasmtoolユーティリティは、パーティション化されたディスクでのみ機能します。パーティション化されていないディスクで自動ストレージ管理は使用できません。
asmtoolgツールおよびasmtoolツールを使用して、意味のある永続的な名前をディスクに関連付け、自動ストレージ管理でこれらのディスクを使用しやすくします。 自動ストレージ管理ではディスクの文字列を使用することで、複数のディスク・グループでの一括操作を容易にしていますが、それにはWindowsのドライブレターを使用するより、asmtoolgまたはasmtoolで作成された名前を使用する方が簡単です。
asmtoolgまたはasmtoolで作成されたディスク名は、識別のためにすべて接頭辞ORCLDISKで始まり、その後にユーザー定義の接頭辞(デフォルトはDATA)とディスク番号が続きます。 これらは、¥¥.¥ORCLDISKprefixn(prefixはDATAまたは指定した値、およびnはディスク番号)という名前を指定することによって、自動ストレージ管理インスタンスでRAWデバイスとして使用できます。
asmtoolgは、デバイス名作成のためのグラフィカル・インタフェースです。asmtoolgを使用して、デバイスを追加、変更、削除し、使用可能なデバイスを自動ストレージ管理で使用できるかどうかを調べます。
ディスク・スタンプの追加または変更の手順は、次のとおりです。
database¥asmtoolにナビゲートし、「asmtoolg」をダブルクリックします。 Oracle Databaseがすでにインストールされている場合は、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥binに移動し、「asmtoolg」をダブルクリックします。
asmtoolgにより、システムで使用可能なデバイスが表示されます。認識されないディスクには「Candidate device」、RAWデバイス・ファイルには「Oracle raw device file」、スタンプ付きの自動ストレージ管理ディスクには「Stamped ASM disk」、スタンプなしの自動ストレージ管理ディスクには「Unstamped ASM disks」というラベルが付けられます。ツールでは、Windowsでファイル・システム(NTFSなど)として認識されるディスクも表示されます。これらはディスクとしては使用できないため、選択できません。 Microsoftのダイナミック ディスクも、ASMとしては使用できません。
必要な場合は、「手順3: ASMインスタンスに使用するDASまたはSANディスク・パーティションの作成」の手順に従って、ASMインスタンスのディスク・パーティションを作成してください。
使用しやすいように、自動ストレージ管理では指定した接頭辞で選択されたすべてのデバイスに一意のスタンプを生成できます。スタンプは、数字を指定した接頭辞に連結して生成されます。たとえば、接頭辞がDATAの場合、最初の自動ストレージ管理リンク名はORCLDISKDATA0となります。
個々のデバイスのスタンプを指定することもできます。
ディスク・スタンプを削除する手順は、次のとおりです。
削除オプションは、スタンプ付きのディスクが存在する場合にのみ使用可能です。 削除ウィンドウには、すべてのスタンプ付き自動ストレージ管理ディスクが表示されます。
asmtoolは、ディスクにスタンプを付けるためのコマンドライン・インタフェースです。これには次のオプションがあります。
| オプション | 説明 | 例 |
|---|---|---|
|
|
スタンプを追加または変更します。ハード・ディスク、パーティションおよび新規のスタンプ名を指定する必要があります。ディスクがRAWデバイスか、既存の自動ストレージ管理スタンプが付いている場合は、 ディスクをパーティション化する必要がある場合は、「手順3: ASMインスタンスに使用するDASまたはSANディスク・パーティションの作成」の手順に従ってください。 |
asmtool -add [-force] |
|
|
スタンプを自動的に生成するために、共通の接頭辞を使用してスタンプを追加または変更します。スタンプは、数字を指定した接頭辞に連結して生成されます。ディスクがRAWデバイスか、既存の自動ストレージ管理スタンプが付いている場合は、 |
asmtool -addprefix ORCLDISKASM [-force] |
|
|
使用可能なディスクの一覧を表示します。スタンプ、Windowsデバイス名、MB単位のディスク・サイズが表示されます。ディスクがファイル・システムの場合には、スタンプは付けられません。ディスクがRAWデバイスか、既存のASMスタンプが付いている場合は、 |
asmtool -list [-force] |
|
|
ディスクから既存のスタンプを削除します。 |
asmtool -delete ORCLDISKASM0 ORCLDISKASM1... |
インストール時にデータベースの作成を選択すると、ほとんどのインストール・タイプではTCP/IPポート1521とIPCキー値EXTPROCを使用して、デフォルトのOracle Net Listenerが構成および起動されます。しかし、既存のOracle Net Listenerプロセスが同じポートまたはキー値を使用している場合には、Oracle Universal Installerは新しいリスナーを構成できますが、起動することはできません。新しいリスナー・プロセスがインストール時に確実に起動されるようにするには、Oracle Universal Installerを起動する前にすべての既存のリスナーを停止する必要があります。
Oracleコンポーネントによる認証サポートを使用するために、ハードウェアおよびソフトウェアの要件を満たします。一部のOracle Advanced Securityコンポーネントでは、Oracle Internet DirectoryなどのLightweight Directory Access Protocol(LDAP)ディレクトリを使用できます。
Oracle Enterprise Manager製品は、すべて同じリリースであることが必要です。新リリースでは、旧リリースのEnterprise Managerはサポートされていません。
「カスタム」インストール・タイプまたは「拡張」データベース作成オプションを選択すると、新規データベースでOracle Managed Filesの機能を使用するように選択できます。この機能を使用すると、データベース・ファイルを作成または削除するときに、ファイル名ではなく、データベース・オブジェクト名を指定すれば実行できます。Oracle Managed Filesを有効にするには、構成手順を実行する必要があります。
Oracle Real Application Clustersのインストールを計画している場合は、最初にOracle Clusterwareをインストールする必要があります。
Oracle Databaseには、Microsoft管理コンソール(MMC)用のいくつかのスナップインが付属しています。 これらのスナップインには、バージョン1.2以上のMMCが必要です。
Oracleスナップインをインストールする前に、Internet Explorerバージョン5.0(IE 5.0)以上をインストールします。IE 5.0をインストールする前にOracleスナップインをインストールした場合は、Oracleスナップインを再インストールします。
次のコンポーネントは、Oracleスナップイン・コンポーネントに依存します。
次のWebサイトから、MMCアドオンをダウンロードします。
http://www.microsoft.com/
|
![]() Copyright © 2005 Oracle Corporation. All Rights Reserved. |
|