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Oracle Database インストレーション・ガイド
10g リリース2(10.2) for Microsoft Windows (32-bit)

B25255-01
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2 Oracle Databaseインストール前の要件

この章では、Oracle Databaseの32ビットWindowsインストールの要件を説明します。

Oracle Databaseのハードウェア要件

この項では、ハードウェア・コンポーネントとハード・ディスク領域の要件について説明します。

ハードウェア・コンポーネントの要件

Oracle Databaseには、次のハードウェア・コンポーネントが必須です。

表 2-1    ハードウェア要件 
要件  最小値 

物理メモリー(RAM) 

256MB(最小)、512MB(推奨) 

仮想メモリー 

RAM容量の2倍 

ディスク領域 

基本インストール・タイプの場合: 合計2.04GB

拡張インストール・タイプの場合: 合計1.94GB

詳細は表2-2を参照。 

ビデオ・アダプタ 

256色 

プロセッサ 

550MHz(最小) 

関連項目

 

ハード・ディスク領域の要件

この項では、NT File System(NTFS)のファイル・システムを使用するWindowsプラットフォームのシステム要件を示します。Oracleコンポーネントは、NTFSにインストールすることをお薦めします。

この項で示すNTFSのシステム要件は、Oracle Universal Installerの「サマリー」ウィンドウに表示されるハード・ディスクの値より正確です。 「サマリー」ウィンドウには、ディスク領域、データベースの作成に必要な領域、またはハード・ドライブで展開される圧縮ファイルのサイズの正確な値は表示されません。

Oracle Databaseコンポーネントのハード・ディスク要件には、オペレーティング・システムがインストールされているパーティションにJava Runtime Environment(JRE)およびOracle Universal Installerをインストールするために必要な32MBが含まれます。十分な領域が検出されないと、インストールは失敗し、エラー・メッセージが表示されます。

表2-2は、NTFSのディスク領域要件の一覧です。 初期データベースには、1.03GBのディスク領域が必要です。この表の数字には、初期データベースが含まれています。FAT32の場合、必要な領域は若干大きくなります。

表 2-2    NTFSのディスク領域要件 
インストール・タイプ  TEMP領域  SYSTEM_DRIVE
Program Files¥Oracle
 
Oracleホーム  データファイル *  合計 

基本インストール 

125MB 

3.1MB 

905MB 

1.03GB 

2.04GB 

拡張インストール: Enterprise Edition 

125MB 

3.1MB 

905MB ** 

950MB ** 

1.94GB ** 

拡張インストール: Standard Edition 

125MB 

3.1MB 

905MB ** 

950MB ** 

1.94GB ** 

拡張インストール: Personal Edition 

125MB 

3.1MB 

905MB ** 

950MB ** 

1.94GB ** 

* ORACLE_BASEディレクトリ内のadminflash_recovery_areaおよびoradataディレクトリの内容を参照してください。

** このサイズは、選択したインストール・オプション(言語や追加コンポーネントなど)によって値が大きくなる場合があります。 自動バックアップを有効にしてOracle Databaseをインストールする場合は、データファイルのディスク領域用に、最低2GBを追加してください。

関連項目

『Oracle Databaseプラットフォーム・ガイド』の「NTFSファイル・システムとWindowsレジストリの権限」 

ハードウェア要件の確認

システムがこれらの要件を満たしているかどうかを確認する手順は、次のとおりです。

  1. 物理RAMサイズを確認します。 たとえば、Windows 2003を使用するコンピュータの場合、Windowsのコントロール パネルの「システム」を開き、「全般」タブを選択します。システムにインストールされている物理RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。

  2. 構成済の仮想メモリーのサイズ(ページング・ファイル・サイズ)を確認します。 たとえば、Windows 2003を使用するコンピュータの場合、コントロール パネルの「システム」を開き、「詳細」タブを選択し、「パフォーマンス」セクションの「設定」をクリックします。 次に、「詳細」タブを選択します。「仮想メモリ」のセクションに仮想メモリーがリストされます。

    追加の仮想メモリーを構成する方法は、必要に応じてオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。

  3. システムの空きディスク領域のサイズを確認します。 たとえば、Windows 2003を使用するコンピュータの場合、「マイ コンピュータ」を開き、Oracleソフトウェアをインストールするドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

  4. tempディレクトリ内の使用可能なディスク領域の量を確認します。これは、空きディスク領域の合計量から、インストールするOracleソフトウェアに必要な領域量を引いた量に相当します。

    tempディレクトリで使用可能なディスク領域が125MB未満の場合は、まず不要なファイルをすべて削除します。 それでもtempディスク領域が125MB未満である場合は、TEMPまたはTMP環境変数が別のハード・ドライブを指すように設定します。 たとえば、Windows 2003を使用するコンピュータの場合、コントロール パネルの「システム」を開き、「詳細」タブを選択し、「環境変数」をクリックします。

Oracle Databaseのソフトウェア要件

表2-3に、Oracle Databaseのソフトウェア要件を示します。

表 2-3    ソフトウェア要件 
要件  説明 

システム・アーキテクチャ 

プロセッサ: Intel(x86)、AMD64、Intel EM64T

注意: Oracle Database for Windowsには、32ビット(x86)、64ビット(Itanium)および64ビット(x64)のバージョンが用意されています。 このマニュアルで説明している32ビットのデータベース・バージョンは、x86またはx64ハードウェアの32ビット・バージョンのWindowsで実行されます。 64ビットWindows(x64)上の32ビットOracle Databaseについては、認定に制限があります。 詳細は、次のURLのOracleMetaLinkにアクセスしてください。

http://metalink.oracle.com

 

オペレーティング・システム 

Oracle Database for Windowsは、次のオペレーティング・システムでサポートされています。

  • Windows 2000 Service Pack 1以上。ターミナル サービスおよびMicrosoft Windows 2000 MultiLanguage Edition(MLE)を含む全エディションがサポートされています。

  • Windows Server 2003: 全エディション

  • Windows XP Professional

Windows NTはサポートされていません。

Windows Multilingual User Interface Packは、Windows Server 2003およびWindows XP Professionalでサポートされています。 

コンパイラ 

Pro*COBOLはテスト済で、次の2つのコンパイラで動作が確認されています。

  • ACUCOBOL-GTバージョン6.2

  • Micro Focus Net Express 4.0

Object Oriented COBOL(OOCOBOL)の仕様はサポートされていません。

次のコンポーネントは、Microsoft Visual C++ .NET 2002 7.0およびMicrosoft Visual C++ .NET 2003 7.1の各コンパイラでサポートされています。

  • Oracle C++ Call Interface

  • Oracle Call Interface

  • GNU Compiler Collection(GCC)

  • 外部コールアウト

  • PL/SQLのネイティブ・コンパイル

  • XDK

注意: GNU Compiler Collectionをプライマリ・コンパイラとして使用する場合、構成の手順については、「プライマリ・コンパイラとしてのGNU Compiler Collectionの構成」を参照してください。 

ネットワーク・プロトコル 

Oracle Net Foundationレイヤーでは、Oracle protocol supportを使用して、業界標準の次のネットワーク・プロトコルと通信します。

  • TCP/IP

  • SSL付きTCP/IP

  • Named Pipes

 

Oracle Database Client 

10g リリース2(10.2)より前のリリースのOracle Database ClientからOracle Database 10g リリース2(10.2)に接続する場合、次の条件に該当する場合は接続できません。

  • Oracle Database ClientがOracle Database 10g リリース2(10.2)と同じコンピュータ上で実行されている場合。

  • Microsoft Windowsターミナル サービスがOracle Database Clientと同じコンピュータで実行されていない場合。 ターミナル サービスは通常、Microsoft Windows 2003とともにインストールおよび構成されますが、Microsoft Windows 2000またはWindows XPでは、インストールまたは使用可能にできない場合があります。

  • Oracle Database Clientのバージョンが8.0、9.0〜9.2.0.6または10.1〜10.1.0.3の場合。

  • Oracle Database Clientが管理者で実行されていない場合。

この問題を解決するには、最新のOracle Database Familyパッチセット(9.2.0.7または10.1.0.4以上)を使用してOracle Database Clientをアップグレードしてください。 パッチセットは、次に示すURLのOracleMetaLinkのパッチおよび更新情報のセクションからダウンロードできます。

http://metalink.oracle.com

 

関連項目

 

Oracle Databaseハードウェアおよびソフトウェアの認定

このマニュアルに記載されているプラットフォーム固有のハードウェア要件とソフトウェア要件は、このマニュアルの発行時点での最新情報です。ただし、このマニュアルの発行後にプラットフォームおよびオペレーティング・システム・ソフトウェアの新バージョンが認定されている場合があるため、認定済ハードウェア・プラットフォームとオペレーティング・システム・バージョンの最新リストは、OracleMetaLink Webサイトで認定済マトリクスを確認してください。このWebサイトでは、互換性のあるクライアントおよびデータベースのリリース、パッチ、および不具合の回避策情報も提供しています。OracleMetaLinkのWebサイトは、次のURLで参照できます。

http://metalink.oracle.com/

OracleMetaLinkを使用するには、オンラインでの登録が必要です。ログイン後に、左側の列から「Certify & Availability」を選択します。「Product Lifecycle」ページで、「Certifications」ボタンを選択します。「Other Product Lifecycle」オプションには、「Product Availability」「Desupport Notices」および「Alerts」が含まれます。

次の各項では、次の要件を示します。

Windows Telnetサービスのサポート

Windows 2000、Windows 2003およびWindows XPにはTelnetサービスが含まれており、これによってリモート・ユーザーは、オペレーティング・システムにログインし、コマンドラインを使用してコンソール・プログラムを実行できます。 Oracleでは、この機能を使用して、sqlplussqlldrimportexportなどのデータベース・コマンドライン・ユーティリティがサポートされていますが、Oracle Universal Installer、データベース・コンフィギュレーション・アシスタント、Oracle Net Configuration AssistantなどのデータベースGUIツールはサポートされていません。


注意:

Windowsの「サービス」ユーティリティでTelnetサービスが開始されていることを確認してください。 


Windowsターミナル サービスおよびリモート デスクトップのサポート

Oracleでは、Windows 2000、Windows 2003およびWindows XP上でのターミナル サービスを介したOracle Databaseのインストール、構成、実行がサポートされます。Terminal Serverを介したインストールで問題が発生した場合は、(mstsc/consoleを使用して)サーバーのターミナル サービス コンソール セッションへの接続を試みることをお薦めします。

プラットフォーム固有のサポート情報は、次のとおりです。

次の製品および機能は、Windowsターミナル サービスでサポートされていません。

Windowsサポート

次のコンポーネントは、Windows XPでは認定されていません。

Webブラウザのサポート

次のWebブラウザが、iSQL*PlusおよびOracle Enterprise Manager Database Controlに対してサポートされています。

Oracle Databaseのネットワークのトピック

通常、Oracle Databaseをインストールするコンピュータはネットワークに接続され、Oracle Databaseインストールを格納するためのローカル記憶域があり、ディスプレイ・モニターとメディア・ドライブを備えています。

この項では、このような標準的な構成とは異なるコンピュータにOracle Databaseをインストールする方法について説明します。この項の内容は、次のとおりです。

この項の項目は次のとおりです。

DHCPコンピュータへのインストール

Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)は、ネットワーク上で動的なIPアドレスを割り当てます。動的アドレッシングにより、コンピュータはネットワークに接続するたびに異なるIPアドレスを持つことができます。コンピュータを接続したままでIPアドレスを変更できる場合もあります。DHCPシステムでは、静的IPアドレッシングと動的IPアドレッシングを混在させることができます。

DHCP設定時に、ソフトウェアによりIPアドレスが追跡され、ネットワーク管理が簡素化されます。これにより、コンピュータに固有のIPアドレスを手動で割り当てなくても、新しいコンピュータをネットワークに追加できます。ただし、DHCPプロトコルを使用するコンピュータにOracle Databaseをインストールする前に、ループバック・アダプタをインストールして、そのコンピュータにローカルIPアドレスを割り当てる必要があります。

関連項目

「ループバック・アダプタがコンピュータにインストールされているかどうかのチェック」 

マルチホーム・コンピュータへのインストール

Oracle Databaseをマルチホーム・コンピュータにインストールできます。マルチホーム・コンピュータは複数のIPアドレスに関連付けられています。通常は、そのためにコンピュータに複数のネットワーク・カードが搭載されています。 各IPアドレスにはホスト名が関連付けられ、ホスト名の別名を設定することもできます。デフォルトでは、Oracle Universal InstallerはORACLE_HOSTNAME環境変数の設定を使用してホスト名を検索します。 ORACLE_HOSTNAMEが設定されておらず、インストール先コンピュータに複数のネットワーク・カードが搭載されている場合、Oracle Universal Installerではhostsファイルの最初の名前を使用してホスト名が判別されます。このファイルは通常、Windows 2003およびWindows XPの場合はSYSTEM_DRIVE:¥WINDOWS¥system32¥drivers¥etc、Windows 2000の場合はSYSTEM_DRIVE:¥WINNT¥system32¥drivers¥etcにあります。

クライアントは、ホスト名を使用して(またはこのホスト名の別名を使用して)コンピュータにアクセスできる必要があります。 これを確認するには、短縮名(ホスト名のみ)および完全名(ホスト名とドメイン名)を使用して、クライアント・コンピュータからホスト名をpingします。どちらも動作する必要があります。

ORACLE_HOSTNAME環境変数の設定

ORACLE_HOSTNAME環境変数を設定する手順は、次のとおりです。

  1. Windowsコントロール パネルの「システム」を表示します。

  2. 「システムのプロパティ」ダイアログ・ボックスで、「詳細」をクリックします。

  3. 「詳細」タブで、「環境変数」をクリックします。

  4. 「環境変数」ダイアログ・ボックスで、「システム環境変数」の下の「新規」をクリックします。

  5. 「新しいシステム変数」ダイアログ・ボックスで、次の情報を入力します。

    • 変数名: ORACLE_HOSTNAME

    • 変数値: 使用するコンピュータのホスト名

  6. 「OK」をクリックし、続いて「環境変数」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。

  7. 「システムのプロパティ」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。

複数の別名を持つコンピュータへのインストール

複数の別名を持つコンピュータは、ネーミング・サービスに1つのIPと複数の別名で登録されます。ネーミング・サービスでは、これらの別名のいずれかが同じコンピュータに解決されます。この種のコンピュータにOracle Databaseをインストールする前に、ORACLE_HOSTNAME環境変数を、ホスト名を使用するコンピュータに設定してください。

非ネットワーク・コンピュータへのインストール

Oracle Databaseを非ネットワーク・コンピュータにインストールできます。ラップトップなどのコンピュータがDHCP用に構成され、Oracle Databaseのインストール後にコンピュータをネットワークに接続することを計画している場合は、ネットワーク化されていないコンピュータにOracle Databaseをインストールする前に、次の手順を実行します。

  1. ループバック・アダプタをコンピュータにインストールします。

    ループバック・アダプタとローカルIPアドレスは、ネットワーク化されたコンピュータをシミュレートします。 コンピュータをネットワークに接続した場合も、Oracle DatabaseはローカルIPおよびホスト名を使用します。

    関連項目

    「ループバック・アダプタのインストール」 

  2. etc¥hostファイル内にある、ホスト名のみおよび完全修飾名を使用して、コンピュータを自身からpingします。

    たとえば、ループバック・アダプタをmydomain.comドメインのmycomputerというコンピュータにインストールした場合は、次の項目をチェックします。

    SYSTEM_DRIVE¥> ping mycomputer                Ping itself using just the hostname.
    Reply from 10.10.10.10                    Returns local IP.
    SYSTEM_DRIVE:¥> ping mycomputer.mydomain.com   Ping using a fully qualified name.
    Reply from 10.10.10.10                    Returns local IP.
    


    注意:

    コンピュータを自身からpingすると、pingコマンドはローカルIP(ループバック・アダプタのIP)を返します。 


    pingに失敗する場合は、ネットワーク管理者に問い合せてください。

インストール後のコンピュータのネットワーク接続

インストール後にコンピュータをネットワークに接続した場合は、コンピュータ上のOracle Databaseインスタンスがネットワーク上の他のインスタンスと連携できます。コンピュータにループバック・アダプタがインストール済である必要があることに注意してください。コンピュータは、接続しているネットワークに応じて静的IPまたはDHCPを使用できます。

ループバック・アダプタのインストール

ループバック・アダプタのインストール時に、ループバック・アダプタはコンピュータのローカルIPを割り当てます。コンピュータにループバック・アダプタをインストールした後、コンピュータには少なくとも2つのネットワーク・アダプタがあります。それは、独自のネットワーク・アダプタとループバック・アダプタです。Oracle Databaseでは、Windowsがループバック・アダプタをプライマリ・アダプタとして使用している必要があります。

プライマリ・アダプタは、アダプタをインストールした順序によって決定されます。最後にインストールしたアダプタがプライマリ・アダプタになります。ループバック・アダプタのインストール後に追加のネットワーク・アダプタをインストールした場合は、ループバック・アダプタをインストール解除し、再インストールする必要があります。

ループバック・アダプタは、次の場合に必要です。

ループバック・アダプタのインストール手順は、Oracle Databaseのインストールを計画しているWindowsのバージョンによって決まります。

ループバック・アダプタがコンピュータにインストールされているかどうかのチェック

ループバック・アダプタがコンピュータにインストールされているかどうかをチェックするには、ipconfig /allコマンドを実行します。

SYSTEM_DRIVE:¥> ipconfig /all

ループバック・アダプタがインストールされている場合は、そのループバック・アダプタの値をリストするセクションが表示されます。 次に例を示します。

Ethernet adapter Local Area Connection 2:
  Connection-specific DNS Suffix  . :
  Description . . . . . . . . . . . : Microsoft Loopback Adapter
  Physical Address. . . . . . . . . : 02-00-4C-4F-4F-50
  DHCP Enabled. . . . . . . . . . . : Yes
  Autoconfiguration Enabled . . . . : Yes
  Autoconfiguration IP Address. . . : 169.254.25.129
  Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.0.0

Windows 2000でのループバック・アダプタのインストール

Windows 2000は、最後にインストールされたネットワーク・アダプタについてレポートします。このため、ループバック・アダプタのインストール後に追加のネットワーク・アダプタをインストールした場合は、ループバック・アダプタを削除し、再インストールする必要があります。ループバック・アダプタは、コンピュータに最後にインストールされたネットワーク・アダプタにする必要があります。

ループバック・アダプタをWindows 2000にインストールする手順は、次のとおりです。

  1. 「スタート」メニューから、「設定」「コントロール パネル」を選択します。

  2. 「ハードウェアの追加と削除」をダブルクリックしてハードウェアの追加と削除ウィザードを起動します。

  3. 「ハードウェアの追加ウィザードの開始」ウィンドウで、「次へ」をクリックします。

  4. 「ハードウェアに関する作業の選択」ウィンドウで、「デバイスの追加/トラブルシューティング」を選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 「ハードウェア デバイスの選択」ウィンドウで、「新しいデバイスの追加」を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「新しいハードウェアの検索」ウィンドウで、「いいえ、一覧からハードウェアを選択します」を選択し、「次へ」をクリックします。

  7. 「ハードウェアの種類」ウィンドウで、「ネットワーク アダプタ」を選択し、「次へ」をクリックします。

  8. 「ネットワーク アダプタの選択」ウィンドウで、次の操作を行います。

    1. 製造元: 「Microsoft」を選択します。

    2. ネットワーク アダプタ: 「Microsoft Loopback Adapter」を選択します。

    3. 「次へ」をクリックします。

  9. 「ハードウェアのインストールの開始」ウィンドウで、「次へ」をクリックします。

  10. 「ハードウェアの追加ウィザードの完了」ウィンドウで、「完了」をクリックします。

  11. デスクトップで「マイ ネットワーク」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。これにより、「ネットワークとダイヤルアップ接続」コントロール パネルが表示されます。

  12. 作成した接続を右クリックします。これは通常、「ローカル エリア接続 2」です。「プロパティ」を選択します。

  13. 「全般」タブで、「インターネット プロトコル (TCP/IP)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。

  14. 「プロパティ」ダイアログ・ボックスで、「次のIPアドレスを使う」をクリックして次の処理を実行します。

    1. IP アドレス: ループバック・アダプタのルーティング不能IPを入力します。次のルーティング不能アドレスをお薦めします。

      • 192.168.x.xxは0〜255の任意の値)

      • 10.10.10.10

    2. サブネット マスク: 255.255.255.0を入力します。

    3. 入力した値を記録します。この値は、この手順で後で必要になります。

    4. その他すべてのフィールドは空白のままにします。

    5. 「OK」をクリックします。

  15. 「ネットワーク接続」ウィンドウを閉じます。

  16. コンピュータを再起動します。

  17. SYSTEM_DRIVE:¥WINNT¥system32¥drivers¥etc¥hostsファイルで、localhost行の直後に次の形式の行を追加します。

    IP_address   hostname.domainname   hostname
    
    

    各項目の意味は次のとおりです。

    • IP_addressは、手順14で入力したルーティング不能IPアドレスです。

    • hostnameは、コンピュータ名です。

    • domainnameは、ドメイン名です。

    次に例を示します。

    10.10.10.10   mycomputer.mydomain.com   mycomputer
    
    
  18. ネットワーク構成をチェックします。

    1. コントロール パネルの「システム」を開き、「ネットワーク ID」タブを選択します。

      「フル コンピュータ名」に、ホスト名とドメイン名が表示されていることを確認します。
      例: sales.us.mycompany.com

    2. 「プロパティ」をクリックします。

      「コンピュータ名」にホスト名が表示され、「フル コンピュータ名」にホスト名とドメイン名が表示されていることを確認します。 前述の例を使用すると、ホスト名はsales、ドメインはus.mycompany.comです。

    3. 「詳細」をクリックします。 「このコンピュータのプライマリ DNS サフィックス」に、ドメイン名(例: us.mycompany.com)が表示されます。

    4. 「システム」コントロール パネルを終了します。

Windows 2003でのループバック・アダプタのインストール

ループバック・アダプタをWindows 2003にインストールする手順は、次のとおりです。

  1. Windowsコントロール パネルを開きます。

  2. 「ハードウェアの追加」をダブルクリックしてハードウェアの追加ウィザードを起動します。

  3. 「ハードウェアの追加ウィザードの開始」ウィンドウで、「次へ」をクリックします。

  4. 「ハードウェアは接続されていますか?」ウィンドウで、「はい、ハードウェアを接続しています」を選択し、「次へ」をクリックします。

  5. 「次のハードウェアは既にコンピュータ上にインストールされています。」ウィンドウで、インストール済ハードウェアのリストで、「新しいハードウェア デバイスの追加」を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「ウィザードで、ほかのハードウェアをインストールできます。」ウィンドウで、「一覧から選択したハードウェアをインストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。

  7. 「インストールするハードウェアの種類を選択する」ウィンドウのハードウェアの種類のリストから、「ネットワーク アダプタ」を選択して、「次へ」をクリックします。

  8. 「ネットワーク アダプタの選択」ウィンドウで、次の選択を行います。

    • 製造元: 「Microsoft」を選択します。

    • ネットワーク アダプタ: 「Microsoft Loopback Adapter」を選択します。

  9. 「次へ」をクリックします。

  10. 「ハードウェアをインストールする準備ができました。」ウィンドウで、「次へ」をクリックします。

  11. 「ハードウェアの追加ウィザードの完了」ウィンドウで、「完了」をクリックします。

  12. Windows 2003を使用している場合は、コンピュータを再起動します。

  13. デスクトップで「マイ ネットワーク」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。 これにより、「ネットワーク接続」コントロール パネルが表示されます。

  14. 作成した接続を右クリックします。 これは通常、「ローカル エリア接続 2」です。「プロパティ」を選択します。

  15. 「全般」タブで、「インターネット プロトコル (TCP/IP)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。

  16. 「プロパティ」ダイアログ・ボックスで、「次のIPアドレスを使う」をクリックして次の処理を実行します。

    1. IP アドレス: ループバック・アダプタのルーティング不能IPを入力します。次のルーティング不能アドレスをお薦めします。

      • 192.168.x.xxは0〜255の任意の値)

      • 10.10.10.10

    2. サブネット マスク: 255.255.255.0を入力します。

    3. 入力した値を記録します。この値は、この手順で後で必要になります。

    4. その他すべてのフィールドは空白のままにします。

    5. 「OK」をクリックします。

  17. 「OK」をクリックします。

  18. 「ネットワーク接続」を閉じます。

  19. コンピュータを再起動します。

  20. SYSTEM_DRIVE:¥WINDOWS¥system32¥drivers¥etc¥hostsファイルで、localhost行の直後に次の形式の行を追加します。

    IP_address   hostname.domainname   hostname
    
    

    各項目の意味は次のとおりです。

    • IP_addressは、手順16で入力したルーティング不能IPアドレスです。

    • hostnameは、コンピュータ名です。

    • domainnameは、ドメイン名です。

    次に例を示します。

    10.10.10.10   mycomputer.mydomain.com   mycomputer
    
    
  21. ネットワーク構成をチェックします。

    1. コントロール パネルの「システム」を開き、「コンピュータ名」タブを選択します。 「フル コンピュータ名」に、ホスト名とドメイン名が表示されていることを確認します。例: sales.us.mycompany.com

    2. 「変更」をクリックします。 「コンピュータ名」にホスト名が表示され、「フル コンピュータ名」にホスト名とドメイン名が表示されていることを確認します。 前述の例を使用すると、ホスト名はsales、ドメインはus.mycompany.comです。

    3. 「詳細」をクリックします。 「このコンピュータのプライマリ DNS サフィックス」に、ドメイン名(例: us.mycompany.com)が表示されます。

ループバック・アダプタの削除

ループバック・アダプタを削除する手順は、次のとおりです。

  1. Windowsコントロール パネルの「システム」を表示します。

  2. 「ハードウェア」タブで、「デバイス マネージャ」をクリックします。

  3. 「デバイス マネージャ」ウィンドウで、「ネットワーク アダプタ」を展開します。「Microsoft Loopback Adapter」が表示されます。

  4. 「Microsoft Loopback Adapter」を右クリックし、「アンインストール」を選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

個々のコンポーネントの要件

この項の項目は次のとおりです。

Oracleデータファイルおよびリカバリ・ファイルのディスク記憶域の構成

この項では、OracleデータファイルおよびオプションでOracleデータベース・リカバリ・ファイルを格納するための記憶域オプションについて説明します。各ファイル・タイプに使用する格納方法を選択した後、次の各項を参照して必要な記憶域を構成します。

Oracleデータファイルの記憶域オプションの選択

インストール時にデータベースを作成する場合は、データファイル用に次のいずれかの記憶域オプションを選択する必要があります。

Oracleデータベース・リカバリ・ファイルの記憶域オプションの選択

インストール時に自動バックアップを有効にする場合は、リカバリ・ファイル(フラッシュ・リカバリ領域)用に次のいずれかの記憶域オプションを選択する必要があります。

リカバリ・ファイル用に選択する記憶域オプションは、データファイル用に選択するオプションと同じでも異なっていてもかまいません。

ディスク記憶域の構成

これらのオプションの詳細は、「データベース記憶域オプション」を参照してください。インストールを開始する前にディスク記憶域を構成する方法については、選択するオプションに応じて次の各項を参照してください。

Oracleデータファイルまたはリカバリ・ファイル用ディレクトリの作成

ファイル・システムにOracleデータファイルまたはリカバリ・ファイルを格納する場合は、次のガイドラインを使用してファイルの格納場所を決定します。

Oracleデータファイルをファイル・システムに格納する際のガイドライン

Oracleリカバリ・ファイルのファイル・システムへの格納に関するガイドライン


注意:

インストール時に自動バックアップを有効にする場合のみ、リカバリ・ファイルの場所を選択する必要があります。 


ファイル・システムにOracleリカバリ・ファイルを格納する場合は、次のガイドラインを使用してファイルの格納場所を決定します。

必要なディレクトリの作成


注意:

この手順を行う必要があるのは、個別のファイル・システム上でOracleデータファイルまたはリカバリ・ファイルをOracleベース・ディレクトリに格納する場合のみです。 


個別のファイル・システム上でOracleデータファイルまたはリカバリ・ファイルのディレクトリをOracleベース・ディレクトリに作成する手順は、次のとおりです。

  1. Windowsエクスプローラを使用して、ファイル・システム上の空きディスク領域を確認します。

  2. 表示される内容から、使用するファイル・システムを識別します。

    ファイル・タイプ  ファイル・システム要件 

    データファイル 

    次のいずれかを選択します。

    • 950MB以上の空きディスク領域を持つ単一のファイル・システム。

    • 合計で950MB以上の空きディスク領域を持つ2つ以上のファイル・システム。

     

    リカバリ・ファイル 

    2GB以上の空きディスク領域を持つファイル・システムを選択します。 

    複数のファイル・タイプに対して同じファイル・システムを使用している場合は、各タイプに必要なディスク領域の量を加算して、必要なディスク領域の合計量を確認します。

  3. 指定したファイル・システム用のディレクトリの名前を書き留めます。

  4. 自動ストレージ管理も使用する場合は、手順について「自動ストレージ管理インストールのためのディスク・グループの準備」を参照してください。 それ以外の場合は、「既存のOracleサービスの停止」を参照してください。

自動ストレージ管理インストールのためのディスク・グループの準備

自動ストレージ管理を使用してデータベースのデータベース・ファイルを管理する場合は、自動ストレージ管理インスタンスをインストールする前に、この項の手順を使用して、ディスク・グループを準備します。

この項の内容は、次のとおりです。

ASMインストール用のディスク・グループを準備するための一般的な手順

次の一般的な手順を実行して、自動ストレージ管理を構成します。

  1. サイトの記憶域要件を識別します。

  2. 必要に応じて、既存の自動ストレージ管理ディスク・グループを使用します。

  3. 新規の自動ストレージ管理ディスク・グループを作成する場合は、DASまたはSANディスク用のパーティションを作成します。

  4. 次のいずれかの方法で自動ストレージ管理構成を完了します。

    • 対話モードでOracle Databaseをインストールする場合、Oracle Universal Installerでは、インストール中に自動ストレージ管理用ディスクの構成情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。

    • サイレントまたは非対話モードでOracle Databaseをインストールする場合は、インストールを実行する前にディスクを手動で構成する必要があります。

手順1: 自動ストレージ管理の記憶要件の識別

自動ストレージ管理を使用するための記憶域要件を指定するには、必要なデバイス数および空きディスク領域量を確認する必要があります。この作業を行う手順は、次のとおりです。

  1. Oracleデータファイル、リカバリ・ファイル、またはその両方に自動ストレージ管理を使用するかどうかを判断します。


    注意:

    同じ記憶域メカニズムをデータファイルとリカバリ・ファイルに使用する必要はありません。 一方の記憶域メカニズムがファイル・システムを使用し、もう一方が自動ストレージ管理を使用できます。 データファイルとリカバリ・ファイルの両方に自動ストレージ管理を使用する場合は、データファイル用とリカバリ・ファイル用に個別のASMディスク・グループを作成してください。  


    インストール時に自動バックアップを有効にする場合は、フラッシュ・リカバリ領域にASMディスク・グループを指定して、リカバリ・ファイルの記憶域メカニズムとして自動ストレージ管理を選択できます。インストール時のデータベース作成方法の選択により、次のオプションがあります。

    • 対話モードでデータベース・コンフィギュレーション・アシスタントを実行するインストール方法(たとえば、「詳細」データベース構成オプション)を選択すると、データファイルとリカバリ・ファイルに同じASMディスク・グループを使用するかどうかを決めることができます。あるいは、各ファイル・タイプに対して異なるディスク・グループを選択できます。 可能な場合は、データファイル用とリカバリ・ファイル用に個別のASMディスク・グループを作成する必要があります。

      データベース・コンフィギュレーション・アシスタントを使用してインストール後にデータベースを作成する場合、同じ選択ができます。

    • 非対話モードでデータベース・コンフィギュレーション・アシスタントを実行するインストール・タイプを選択する場合、データファイルとリカバリ・ファイルに同一のASMディスク・グループを使用する必要があります。

  2. 作成する自動ストレージ管理ディスク・グループごとに、使用する自動ストレージ管理の冗長性レベルを決定します。

    自動ストレージ管理ディスク・グループに冗長性レベルを選択すると、ディスク・グループにおけるASMによるファイルのミラー化方法および必要なディスク数とディスク領域の量を判別できます。 冗長性レベルは、次のとおりです。

    • 外部冗長性

      外部冗長性ディスク・グループには、1つ以上のディスク・デバイスが必要です。外部冗長性ディスク・グループの有効なディスク領域は、その全デバイスにおけるディスク領域の合計です。

      自動ストレージ管理では外部冗長性ディスク・グループにデータがミラー化されないので、このタイプのディスク・グループでディスク・デバイスとして独自のデータ保護メカニズムを提供するRAIDまたは類似のデバイスのみを使用することをお薦めします。

    • 標準冗長性

      標準冗長性ディスク・グループでは、パフォーマンスおよび信頼性を改善するために、自動ストレージ管理により、データファイルには2方向ミラー化、制御ファイルには3方向ミラー化がデフォルトで使用されます。 あるいは、2方向ミラー化を使用するか、ミラー化を使用しないこともできます。2方向ミラー化を使用する場合、標準冗長性ディスク・グループには、2つ以上の障害グループ(または2つ以上のディスク・デバイス)が必要です。 標準冗長性ディスク・グループの有効なディスク領域は、その全デバイスにおけるディスク領域の合計の1/2です。

      Oracleでは、ほとんどのインストールに標準冗長性ディスク・グループの使用をお薦めします。

    • 高冗長性

      高冗長性ディスク・グループでは、自動ストレージ管理は3方向ミラー化を使用して、パフォーマンスを高め、最高水準の信頼性を実現します。高冗長性ディスク・グループには、3つ以上のディスク・デバイス(または3つ以上の障害グループ)が必要です。 高冗長性ディスク・グループの有効なディスク領域は、その全デバイスにおけるディスク領域の合計の1/3です。

      高冗長性ディスク・グループでは最高水準のデータ保護が提供されますが、この冗長性レベルの使用を決定する前に、追加するストレージ・デバイスによりコストが高くなることを考慮する必要があります。

  3. データファイルおよびリカバリ・ファイルに必要なディスク領域の合計量を確認します。

    次の表を使用して、インストールに必要な最小ディスク数と最小ディスク領域を判別します。

    冗長性レベル  最小ディスク数  データファイル  リカバリ・
    ファイル
     
    両方の
    ファイル・タイプ
     

    外部 

    1.15GB 

    2.3GB 

    3.45GB 

    標準 

    2.3GB 

    4.6GB 

    6.9GB 

    高 

    3.45GB 

    6.9GB 

    10.35GB 

    ASMインスタンスがシステム上にすでに存在する場合、これらの領域要件を満たすように既存のディスク・グループを使用できます。必要に応じて、インストール時にディスクを既存のディスク・グループに追加できます。

    次の手順では、既存のディスク・グループの識別方法およびディスク・グループに含まれる空きディスク領域の判別方法を説明します。

  4. オプションで、ASMディスク・グループ・デバイスに対する障害グループを指定します。


    注意:

    この手順は、対話モードでデータベース・コンフィギュレーション・アシスタントを実行するインストール方法を使用する場合にのみ行う必要があります。たとえば、「カスタム」インストール・タイプまたは「拡張」データベース構成オプションを選択する場合です。 他のインストール・タイプでは、障害グループは指定できません。 


    標準冗長性ディスク・グループまたは高冗長性ディスク・グループを使用する場合、ディスク・デバイスのセットをカスタム障害グループに関連付けることにより、ハードウェア障害に対するデータベースの保護を強化できます。デフォルトでは、デバイスごとに障害グループが構成されます。しかし、標準冗長性ディスク・グループの2つのディスク・デバイスが同じSCSIコントローラに接続されている場合、コントローラに障害が発生するとディスク・グループは使用できなくなります。この例のコントローラは、シングル・ポイント障害です。

    このような障害を回避するために、2つのSCSIコントローラ(それぞれが2つのディスクを持つ)を使用し、各コントローラに接続するディスクに対して障害グループを定義できます。この構成では、ディスク・グループによる1つのSCSIコントローラの障害の許容が可能になります。


    注意:

    カスタム障害グループを定義する場合、標準冗長性ディスク・グループに対して2つ以上の障害グループ、および高冗長性ディスク・グループに対して3つ以上の障害グループを指定する必要があります。 


  5. システムに適切なディスク・グループが存在しないことが確実な場合、適切なディスク・デバイスをインストールまたは指定して、新しいディスク・グループに追加します。適切なディスク・デバイスを指定する場合は、次のガイドラインを使用します。

手順2(オプション): 既存の自動ストレージ管理ディスク・グループの使用

自動ストレージ管理をデータベース・ファイルまたはリカバリ・ファイルのいずれかの記憶域オプションとして使用する際、既存の自動ストレージ管理ディスク・グループが存在する場合は、選択するインストール方法に応じて次の選択肢があります。

既存のASMディスク・グループが存在するかどうか、またはディスク・グループ内に十分なディスク領域があるかどうかを判断するには、Oracle Enterprise Manager Grid ControlまたはDatabase Controlを使用できます。あるいは、次の手順を使用できます。

  1. 「サービス」コントロール パネルで、OracleASMService+ASMサービスが開始されていることを確認します。

  2. Windowsコマンド プロンプトを開き、ORACLE_SIDおよびORACLE_HOME環境変数を一時的に設定して、使用するASMインスタンスに適切な値を指定します。

    たとえば、ASMのSIDが+ASMで、ORACLE_BASEディレクトリのasmディレクトリにある場合は、設定を次のように入力します。

    c:¥> set ORACLE_SID = +ASM
    c:¥> set ORACLE_HOME = c:¥oracle¥product¥10.1.0¥asm
    
    
  3. SYSDBA権限を持つSYSユーザーとしてASMインスタンスに接続し、必要に応じてインスタンスを起動します。

    SYSTEM_DRIVE:¥> sqlplus sys/SYS_password as sysdba
    SQL> STARTUP
    
    
  4. 次のコマンドを入力して、既存のディスク・グループ、そのディスク・グループの冗長性レベルおよび各グループの空きディスク領域を表示します。

    SQL> SELECT NAME,TYPE,TOTAL_MB,FREE_MB FROM V$ASM_DISKGROUP;
    
    
  5. この出力から、ディスク・グループと適切な冗長性レベルを識別し、含まれる空き領域を書き留めます。

  6. 前述の項で記述した記憶域の要件を満たすために、必要に応じて追加のディスク・デバイスをインストールまたは指定します。


    注意:

    既存のディスク・グループにデバイスを追加する場合、そのディスク・グループにある既存のデバイスと同じサイズおよび同じパフォーマンス特性を持つデバイスを使用することをお薦めします。 


手順3: ASMインスタンスに使用するDASまたはSANディスク・パーティションの作成

自動ストレージ管理にDASまたはSANディスクを使用するには、そのディスクにパーティション表が必要です。ディスクごとに、全体を含むパーティションを1つのみ作成することをお薦めします。


注意:

パーティション化されていれば、任意の物理ディスクを自動ストレージ管理に使用できます。 ただし、NASまたはMicrosoftのダイナミック ディスクは使用できません。  


この項の内容は、次のとおりです。

手順1: Windows Server 2003のディスク自動マウント機能の有効化

Windows Server 2003でパーティションまたは論理ドライブを構成するには、ディスクの自動マウント機能を有効化する必要があります。 次の機能を使用するときに、ディスクの自動マウント機能を有効化します。

自動マウント機能を有効化する手順は、次のとおりです。

  1. コマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。

    SYSTEM_DRIVE:¥> diskpart
    DISKPART> automount enable
    DISKPART> exit
    
    
  2. コンピュータを再起動します。

手順2: ディスク・パーティションの作成

ディスク・パーティションを作成するには、オペレーティング・システムまたはサード・パーティ・ベンダーが提供するディスク管理ツールを使用します。次の管理ツールは、オペレーティング・システムで提供されています。

diskpart.exeコマンドは、コマンドラインで直接入力できます。または、テキスト・ファイルにコマンドを入力し、このファイルをスクリプトとして使用してdiskpart /sを実行することもできます。

32ビットWindowsでは、1つのディスクに対して作成できるプライマリ・ディスク・パーティションは4つまでです。 これ以上必要な場合、この制限を回避するには、3つのプライマリ・パーティションを作成し、4番目のパーティションを拡張パーティションとして作成して、その中に必要な数の論理パーティションを作成します。

たとえば、Disk 5にディスク・パーティションを作成し、それぞれにサイズを割り当てるには、次のように記述します。

DISKPART> select disk 5
DISKPART> create partition primary size=500
DISKPART> ...
DISKPART> create partition extended
DISKPART> create partition logical size=800
DISKPART> ...
DISKPART> create partition logical size=500

手順4: 自動ストレージ管理用のディスクの手動構成

自動ストレージ管理を直接接続ストレージ(DAS)またはストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)で使用するには、ヘッダーを使用してディスクにスタンプを付ける必要があります。 対話モードでOracle Databaseをインストールすると、インストール・プロセス中にOracle Universal Installerによりディスクのヘッダーが構成されます。 しかし、非対話モードでOracle Databaseをインストールする計画がある場合は、インストール前に、asmtoolg(GUIバージョン)またはasmtool(コマンドライン・バージョン)のいずれかを使用してディスクを手動で構成する必要があります。これらのツールを使用して、インストール後にディスクを再構成することもできます。 asmtoolgおよびasmtoolユーティリティは、パーティション化されたディスクでのみ機能します。パーティション化されていないディスクで自動ストレージ管理は使用できません。

asmtoolgツールおよびasmtoolツールを使用して、意味のある永続的な名前をディスクに関連付け、自動ストレージ管理でこれらのディスクを使用しやすくします。 自動ストレージ管理ではディスクの文字列を使用することで、複数のディスク・グループでの一括操作を容易にしていますが、それにはWindowsのドライブレターを使用するより、asmtoolgまたはasmtoolで作成された名前を使用する方が簡単です。

asmtoolgまたはasmtoolで作成されたディスク名は、識別のためにすべて接頭辞ORCLDISKで始まり、その後にユーザー定義の接頭辞(デフォルトはDATA)とディスク番号が続きます。 これらは、¥¥.¥ORCLDISKprefixnprefixDATAまたは指定した値、およびnはディスク番号)という名前を指定することによって、自動ストレージ管理インスタンスでRAWデバイスとして使用できます。

asmtoolgの使用(Graphical User Interface)

asmtoolgは、デバイス名作成のためのグラフィカル・インタフェースです。asmtoolgを使用して、デバイスを追加、変更、削除し、使用可能なデバイスを自動ストレージ管理で使用できるかどうかを調べます。

ディスク・スタンプの追加または変更の手順は、次のとおりです。

  1. 「Oracle Database 10g リリース2(10.2)」というインストール・メディアで、database¥asmtoolにナビゲートし、「asmtoolg」をダブルクリックします。

    Oracle Databaseがすでにインストールされている場合は、ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥binに移動し、「asmtoolg」をダブルクリックします。

  2. 「Add or change label」オプションを選択し、「Next」をクリックします。

    asmtoolgにより、システムで使用可能なデバイスが表示されます。認識されないディスクには「Candidate device」、RAWデバイス・ファイルには「Oracle raw device file」、スタンプ付きの自動ストレージ管理ディスクには「Stamped ASM disk」、スタンプなしの自動ストレージ管理ディスクには「Unstamped ASM disks」というラベルが付けられます。ツールでは、Windowsでファイル・システム(NTFSなど)として認識されるディスクも表示されます。これらはディスクとしては使用できないため、選択できません。 Microsoftのダイナミック ディスクも、ASMとしては使用できません。

    必要な場合は、「手順3: ASMインスタンスに使用するDASまたはSANディスク・パーティションの作成」の手順に従って、ASMインスタンスのディスク・パーティションを作成してください。

  3. 「Stamp Disks」ウィンドウで、スタンプを付けるディスクを選択します。

    使用しやすいように、自動ストレージ管理では指定した接頭辞で選択されたすべてのデバイスに一意のスタンプを生成できます。スタンプは、数字を指定した接頭辞に連結して生成されます。たとえば、接頭辞がDATAの場合、最初の自動ストレージ管理リンク名はORCLDISKDATA0となります。

    個々のデバイスのスタンプを指定することもできます。

  4. オプションで、個々のスタンプ(自動ストレージ管理リンク名)を編集するディスクを選択します。

  5. 「次へ」をクリックします。

  6. 「終了」をクリックします。

ディスク・スタンプを削除する手順は、次のとおりです。

  1. 「Delete labels」オプションを選択し、「次へ」をクリックします。

    削除オプションは、スタンプ付きのディスクが存在する場合にのみ使用可能です。 削除ウィンドウには、すべてのスタンプ付き自動ストレージ管理ディスクが表示されます。

  2. 「Delete Stamps」ウィンドウで、スタンプを削除するディスクを選択します。

  3. 「次へ」をクリックします。

  4. 「終了」をクリックします。

asmtoolの使用(コマンドライン)

asmtoolは、ディスクにスタンプを付けるためのコマンドライン・インタフェースです。これには次のオプションがあります。

オプション  説明   

-add 

スタンプを追加または変更します。ハード・ディスク、パーティションおよび新規のスタンプ名を指定する必要があります。ディスクがRAWデバイスか、既存の自動ストレージ管理スタンプが付いている場合は、-forceオプションを指定する必要があります。

ディスクをパーティション化する必要がある場合は、「手順3: ASMインスタンスに使用するDASまたはSANディスク・パーティションの作成」の手順に従ってください。 

asmtool -add [-force]
¥Device¥Harddisk1¥Partition1 ORCLDISKASM0
¥Device¥Harddisk2¥Partition1 ORCLDISKASM2...
 

-addprefix 

スタンプを自動的に生成するために、共通の接頭辞を使用してスタンプを追加または変更します。スタンプは、数字を指定した接頭辞に連結して生成されます。ディスクがRAWデバイスか、既存の自動ストレージ管理スタンプが付いている場合は、-forceオプションを指定する必要があります。 

asmtool -addprefix ORCLDISKASM [-force]
¥Device¥Harddisk1¥Partition1
¥Device¥Harddisk2¥Partition1...
 

-list  

使用可能なディスクの一覧を表示します。スタンプ、Windowsデバイス名、MB単位のディスク・サイズが表示されます。ディスクがファイル・システムの場合には、スタンプは付けられません。ディスクがRAWデバイスか、既存のASMスタンプが付いている場合は、-forceオプションを指定する必要があります。  

asmtool -list [-force]
 

-delete 

ディスクから既存のスタンプを削除します。 

asmtool -delete ORCLDISKASM0 ORCLDISKASM1...
 


注意:

-add-addprefixおよび-deleteの場合、asmtoolでは、ローカル・マシン上の自動ストレージ管理インスタンスや、クラスタ内のその他のノード(使用可能な場合)に、使用可能なディスクを再スキャンすることを通知します。 


既存のOracleサービスの停止


注意

追加のOracle Databaseコンポーネントを既存のOracleホームにインストールする場合、Oracleホームで実行中のすべての処理を停止します。Oracle Universal Installerを有効にして特定の実行可能ファイルおよびライブラリを再リンクするには、この作業を完了する必要があります。 


インストール時にデータベースの作成を選択すると、ほとんどのインストール・タイプではTCP/IPポート1521とIPCキー値EXTPROCを使用して、デフォルトのOracle Net Listenerが構成および起動されます。しかし、既存のOracle Net Listenerプロセスが同じポートまたはキー値を使用している場合には、Oracle Universal Installerは新しいリスナーを構成できますが、起動することはできません。新しいリスナー・プロセスがインストール時に確実に起動されるようにするには、Oracle Universal Installerを起動する前にすべての既存のリスナーを停止する必要があります。

関連項目

「Oracleサービスの停止」 

Oracle Advanced Securityの要件

Oracleコンポーネントによる認証サポートを使用するために、ハードウェアおよびソフトウェアの要件を満たします。一部のOracle Advanced Securityコンポーネントでは、Oracle Internet DirectoryなどのLightweight Directory Access Protocol(LDAP)ディレクトリを使用できます。

関連項目

『Oracle Database Advanced Security管理者ガイド』  

Oracle Enterprise Managerの要件

Oracle Enterprise Manager製品は、すべて同じリリースであることが必要です。新リリースでは、旧リリースのEnterprise Managerはサポートされていません。


注意:

Oracle Enterprise Manager Database ControlおよびEnterprise Manager Java Consoleを除くすべてのOracle Enterprise Manager製品は、Enterprise Manager Grid Controlのインストール・メディアで提供されています。Enterprise Manager Database ControlはOracle Databaseインストール・メディアで、Enterprise Manager Java ConsoleはOracle Clientインストール・メディアで提供されています。 


関連項目

Oracle Enterprise Manager Grid Controlインストール・メディアに収録されている『Oracle Enterprise Manager 基本インストレーションおよび構成』を参照してください。 

Oracle Managed Filesの要件

「カスタム」インストール・タイプまたは「拡張」データベース作成オプションを選択すると、新規データベースでOracle Managed Filesの機能を使用するように選択できます。この機能を使用すると、データベース・ファイルを作成または削除するときに、ファイル名ではなく、データベース・オブジェクト名を指定すれば実行できます。Oracle Managed Filesを有効にするには、構成手順を実行する必要があります。

関連項目

『Oracle Database 管理者ガイド』のOracle Managed Filesの使用に関する項 

Oracle Real Application Clusters

Oracle Real Application Clustersのインストールを計画している場合は、最初にOracle Clusterwareをインストールする必要があります。

関連項目

Oracle Clusterwareインストール・メディアに収録されている、使用中のプラットフォーム用の『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clustersインストレーション・ガイド』 

Microsoft管理コンソール用Oracleスナップインの要件

Oracle Databaseには、Microsoft管理コンソール(MMC)用のいくつかのスナップインが付属しています。 これらのスナップインには、バージョン1.2以上のMMCが必要です。

Oracleスナップインをインストールする前に、Internet Explorerバージョン5.0(IE 5.0)以上をインストールします。IE 5.0をインストールする前にOracleスナップインをインストールした場合は、Oracleスナップインを再インストールします。

次のコンポーネントは、Oracleスナップイン・コンポーネントに依存します。

次のWebサイトから、MMCアドオンをダウンロードします。

http://www.microsoft.com/


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