| Oracle Database Clientインストレーション・ガイド 10gリリース2(10.2)for Solaris Operating System(x86-64) B28449-01 |
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この章では、Oracle Universal Installerを起動する前に完了しておく必要のある作業について説明します。この章の内容は、次のとおりです。
Oracleソフトウェアをインストールする前に、rootユーザーとして複数の作業を完了しておく必要があります。rootユーザーとしてログインするには、次の手順のどちらか一方を実行します。
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注意
サイレント・モードのインストールを実行する場合を除き、 サイレント・モードのインストールの詳細は、付録Aを参照してください。 |
xterm)などのローカル・ターミナル・セッションを開始します。
$ xhost fully_qualified_remote_host_name
次に例を示します。
$ xhost somehost.us.acme.com
ssh、rloginまたはtelnetコマンドを使用して、ソフトウェアをインストールするシステムに接続します。
$ telnet fully_qualified_remote_host_name
rootユーザーとしてログインしていない場合は、次のコマンドを入力してユーザーをrootに切り替えます。
$ su - root password: #
システムは、次の最小ハードウェア要件を満たしている必要があります。
| RAM | 必要なスワップ領域 |
|---|---|
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512MB以下 |
RAMの2倍のサイズ |
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513MB〜726MB |
RAMの1.5倍のサイズ |
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727MB以上 |
RAMの0.75倍のサイズ |
TMP領域は、115MBです。/tmpディレクトリの最小ディスク領域要件は、選択したインストール・タイプによって異なります。次の表に、各インストール・タイプの/tmpディレクトリに必要な最小ディスク領域を示します。| Clientインストール・タイプ |
/tmpディレクトリに必要なディスク領域(MB) |
|---|---|
|
管理者 |
850 |
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ランタイム |
470 |
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カスタム(全コンポーネント選択) |
780 |
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InstantClient |
150 |
システムがこれらの要件を満たしているかどうかを確認する手順は、次のとおりです。
# /usr/sbin/prtconf | grep "Memory size"
物理RAMのサイズが必要サイズより小さい場合は、先に進む前にメモリーを増設する必要があります。
# /usr/sbin/swap -s
追加のスワップ領域を構成する方法は、必要に応じてオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。
/tmpディレクトリで使用可能なディスク領域の量を判別するには、次のコマンドを入力します。
# df -h /tmp
/tmpディレクトリで使用可能な空きディスク領域が400 MB未満の場合は、次のいずれかの手順を実行します。
# df -h
次の表に、各インストール・タイプのソフトウェア・ファイルに必要なディスク領域の概算を示します。
| インストール・タイプ | ソフトウェア・ファイルの要件 |
|---|---|
|
Instant Client |
110MB |
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管理者 |
1.2GB |
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ランタイム |
800MB |
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カスタム(最大) |
1.6GB |
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注意 Instant ClientのInstant Client Lightコンポーネントのみを構成する場合、関連ファイルの格納には34MBのディスク領域が必要です。Instant Client Lightを構成するには、「Instant Client Lightの構成」を参照してください。 |
# /bin/isainfo -kv
インストールする製品に応じて、システムに次のソフトウェアがインストールされているかどうかを確認します。これらの要件を満たしているかどうかを確認する手順は、表の後に説明します。
システムがこれらの要件を満たしているかどうかを確認する手順は、次のとおりです。
# uname -r
オペレーティング・システムのアップグレード方法は、必要に応じてご使用のオペレーティング・システムのマニュアルを参照してください。
# pkginfo -i SUNWarc SUNWbtool SUNWhea SUNWlibm SUNWlibms SUNWsprot \ SUNWsprox SUNWtoo SUNWi1of SUNWi1cs SUNWi15cs SUNWxwfnt
パッケージがインストールされていない場合はインストールしてください。パッケージのインストールの詳細は、オペレーティング・システムまたはソフトウェアのドキュメントを参照してください。
さらに、次のパッチがシステムにインストールされていることを確認する必要があります。これらの要件を確認する手順は、表の後で説明します。
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インストール・タイプ または製品 |
要件 |
|---|---|
|
すべてのインストール |
次のオペレーティング・システム・パッチ: |
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PL/SQLネイティブ・ |
次のCおよびC++パッチ: |
システムがこれらの要件を満たしているかどうかを確認する手順は、次のとおりです。
# /usr/sbin/patchadd -p | grep patch_number(without version number)
たとえば、111713パッチのなんらかのバージョンがインストールされているか判別するには、次のコマンドを使用します。
# /usr/sbin/patchadd -p | grep 111713
オペレーティング・システム・パッチがインストールされていない場合、次のWebサイトからダウンロードしてインストールします。
http://sunsolve.sun.com
Instant Client Lightを使用する場合、前の項で示した要件の他に、アプリケーションで次の言語およびキャラクタ・セットを使用する必要があります。
言語、地域およびキャラクタ・セットは、NLS_LANG環境変数により決定されます。
このシステムへOracleソフトウェアを初めてインストールするかどうかにより、またインストールする製品により、次のオペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成が必要になる場合があります。
oinstall)Oracleソフトウェアをシステムに初めてインストールする場合は、このグループを作成する必要があります。通常、このグループ用に選択する名前はoinstallです。このグループは、システムにインストールされている全OracleソフトウェアのカタログであるOracleインベントリの所有者となります。
oracle)Oracleソフトウェアをシステムに初めてインストールする場合は、このユーザーを作成する必要があります。このユーザーは、インストールされる全ソフトウェアの所有者となります。このユーザーのプライマリ・グループには、Oracleインベントリ・グループを指定する必要があります。
システム上のOracleソフトウェアの全インストールに対して、1つのOracleインベントリ・グループが必要です。初回インストール後は、そのシステムへの以降のすべてのOracleソフトウェアのインストールに、同じOracleインベントリ・グループを使用する必要があります。ただし、個別にインストールする場合は、異なるOracleソフトウェア所有者ユーザーを作成するように選択できます。
必要なオペレーティング・システム・ユーザーおよびグループの作成方法については後述します。
Oracleインベントリ・グループが存在しない場合は、作成する必要があります。ここでは、Oracleインベントリ・グループが存在する場合にその名前を判別する方法と、必要な場合に作成する方法について説明します。
Oracleソフトウェアをシステムに初めてインストールするときには、Oracle Universal InstallerによりoraInst.locファイルが作成されます。このファイルでは、Oracleインベントリ・グループ名とOracleインベントリ・ディレクトリのパスが識別されます。
Oracleインベントリ・グループが存在するかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。
# more /var/opt/oracle/oraInst.loc
oraInst.locファイルが存在する場合、このコマンドの出力は次のようになります。
inventory_loc=/u01/app/oracle/oraInventory inst_group=oinstall
inst_groupパラメータは、Oracleインベントリ・グループ名(oinstall)を示します。
oraInst.locファイルが存在しない場合は、次のコマンドを入力してOracleインベントリ・グループを作成します。
# /usr/sbin/groupadd oinstall
次の場合には、Oracleソフトウェア所有者ユーザーを作成する必要があります。
Oracleソフトウェア所有者ユーザーoracleが存在するかどうかを判別するには、次のコマンドを入力します。
# id -a oracle
oracleユーザーが存在する場合、このコマンドの出力は次のようになります。
uid=440(oracle) gid=200(oinstall) groups=201(dba),202(oper)
このユーザーが存在する場合は、そのユーザーを使用するか別のoracleユーザーを作成するかを決定します。既存のユーザーを使用する場合は、そのユーザーのプライマリ・グループがOracleインベントリ・グループであることを確認します。詳細は、以降の該当する項を参照してください。
Oracleソフトウェア所有者ユーザーが存在しない場合、または新規Oracleソフトウェア所有者ユーザーが必要な場合は、次の手順で作成します。次の手順では、oracleという名前のユーザーがすでに存在する場合を除き、このユーザー名を使用してください。
oracleユーザーを作成するには、次のようなコマンドを入力します。
# /usr/sbin/useradd -g oinstall[ -G dba] oracle
各項目の意味は次のとおりです。
oracleユーザーのパスワードを設定します。
# passwd -r files oracle
続きは、「必須ソフトウェア・ディレクトリの識別」を参照してください。
oracleユーザーは存在するが、そのプライマリ・グループがoinstallではない場合は、次のようなコマンドを入力して変更します。-gオプションでプライマリ・グループ、-Gオプションでセカンダリ・グループを指定します。
# /usr/sbin/usermod -g oinstall -G dba[,oper] oracle
Oracleソフトウェアについて、次のディレクトリを識別または作成する必要があります。
Oracleベース・ディレクトリは、Oracleソフトウェア・インストールのトップレベル・ディレクトリです。Microsoft Windowsシステム上でOracleソフトウェアに使用されるC:¥Oracleディレクトリに似ています。Solarisシステム上では、Optimal Flexible Architecture(OFA)ガイドラインに、Oracleベース・ディレクトリに次のようなパスを使用するという推奨事項があります。
/mount_point/app/oracle_sw_owner
各項目の意味は次のとおりです。
mount_pointは、Oracleソフトウェアが格納されるファイル・システムのマウント・ポイント・ディレクトリです。このマニュアルの例では、マウント・ポイント・ディレクトリに/u01を使用しています。ただし、/oracleまたは/opt/oracleなど、別のマウント・ポイント・ディレクトリを選択できます。
oracle_sw_ownerは、oracleなど、Oracleソフトウェア所有者のオペレーティング・システム・ユーザー名です。
複数のインストールに同じOracleベース・ディレクトリを使用する方法と、インストールごとに個別のOracleベース・ディレクトリを作成する方法があります。様々なオペレーティング・システム・ユーザーが同じシステムにOracleソフトウェアをインストールする場合は、各ユーザーが個別のOracleベース・ディレクトリを作成する必要があります。次の例では、Oracleベース・ディレクトリがすべて同じシステムに存在します。
/u01/app/oracle /u01/app/orauser /opt/oracle/app/oracle
次の各項では、インストールに適した既存のOracleベース・ディレクトリの識別方法、および必要に応じたOracleベース・ディレクトリの作成方法について説明します。
Oracleベース・ディレクトリを作成するか既存のものを使用するかに関係なく、ORACLE_BASE環境変数を設定して、このディレクトリへのフル・パスを指定する必要があります。
Oracleインベントリ・ディレクトリ(oraInventory)には、システムにインストールされた全ソフトウェアのインベントリが格納されます。このディレクトリは、単一システムにインストールされたすべてのOracleソフトウェアに必須であり、共有のものです。システムにOracleソフトウェアを初めてインストールするときには、Oracle Universal Installerからこのディレクトリへのパス指定を求めるプロンプトが表示されます。次のパスを選択することをお薦めします。
oracle_base/oraInventory
指定したディレクトリが作成され、そこに適切な所有者、グループおよびアクセス権が設定されます。Oracleインベントリ・ディレクトリを手動で作成する必要はありません。
Oracleホーム・ディレクトリは、特定のOracle製品のソフトウェアをインストールするために選択するディレクトリです。様々なOracle製品、または同じOracle製品の異なるリリースは、個別のOracleホーム・ディレクトリにインストールする必要があります。Oracle Universal Installerを実行すると、このディレクトリへのパスと識別名の指定を求めるプロンプトが表示されます。Oracleホーム・ディレクトリは、Oracleベース・ディレクトリのサブディレクトリとして指定する必要があります。Oracleホーム・ディレクトリについては、次のようなパスを指定することをお薦めします。
oracle_base/product/10.2.0/client_1
指定したディレクトリ・パスがOracleベース・ディレクトリの下に作成されます。また、適切な所有者、グループおよびアクセス権も設定されます。Oracleホーム・ディレクトリを手動で作成する必要はありません。
インストールを開始する前に、既存のOracleベース・ディレクトリを識別するか、必要な場合は作成する必要があります。この項の内容は、次のとおりです。
既存のOracleベース・ディレクトリのパスが、OFAガイドラインに準拠していない場合があります。ただし、既存のOracleインベントリ・ディレクトリまたは既存のOracleホーム・ディレクトリを識別する場合、通常はOracleベース・ディレクトリを次の手順で識別できます。
次のコマンドを入力してoraInst.locファイルの内容を表示します。
# more /var/opt/oracle/oraInst.loc
oraInst.locファイルが存在する場合、このコマンドの出力は次のようになります。
inventory_loc=/u01/app/oracle/oraInventory inst_group=oinstall
inventory_locパラメータでは、Oracleインベントリ・ディレクトリ(oraInventory)を識別します。oraInventoryディレクトリの親ディレクトリは、通常、Oracleベース・ディレクトリです。前述の例では、/u01/app/oracleはOracleベース・ディレクトリです。
次のコマンドを入力してoratabファイルの内容を表示します。
# more /var/opt/oracle/oratab
oratabファイルが存在する場合は、次のような行が含まれています。
*:/u03/app/oracle/product/10.2.0/db_1:N *:/opt/orauser/infra_904:N *:/oracle/9.2.0:N
各行で指定されているディレクトリ・パスは、Oracleホーム・ディレクトリを示します。使用するOracleソフトウェア所有者のユーザー名が末尾に付いているディレクトリ・パスが、Oracleベース・ディレクトリとして有効な選択となります。前述の例で、ソフトウェアのインストールにoracleユーザーを使用する場合は、次のディレクトリから選択できます。
/u03/app/oracle /oracle
決定した方法に応じて、次のどちらかを参照してください。
oracleユーザーの環境を構成するときに(後述)、選択したディレクトリを指定するようにORACLE_BASE環境変数を設定します。
Oracleベース・ディレクトリを作成する前に、適切なディスク領域のあるファイル・システムを識別する必要があります。
適切なファイル・システムを識別する手順は、次のとおりです。
df -hコマンドを使用して、マウントされている各ファイル・システムの空きディスク領域を判断します。
Oracleベース・ディレクトリを作成し、適切な所有者、グループおよびアクセス権を指定する手順は、次のとおりです。
# mkdir -p /mount_point/app/oracle_sw_owner# chown -R oracle:oinstall /mount_point/app/oracle_sw_owner# chmod -R 775 /mount_point/app/oracle_sw_owner
たとえば、識別したマウント・ポイントが/u01で、oracleがOracleソフトウェア所有者のユーザー名の場合、推奨されるOracleベース・ディレクトリ・パスは次のようになります。
/u01/app/oracle
oracleユーザーの環境を構成するときに(後述)、作成したOracleベース・ディレクトリを指定するようにORACLE_BASE環境変数を設定します。
Oracle Universal Installerは、oracleアカウントから実行します。ただし、Oracle Universal Installerを起動する前に、oracleユーザーの環境を構成する必要があります。環境を構成するには、次の設定が必要です。
oracleユーザーの環境を設定する手順は、次のとおりです。
xterm)などの新規ターミナル・セッションを開始します。
$ xhost fully_qualified_remote_host_name
次に例を示します。
$ xhost somehost.us.acme.com
oracleユーザーとしてログインします。
oracleユーザーとしてログインしていない場合は、ユーザーをoracleに切り替えます。
$ su - oracle
oracleユーザーのデフォルト・シェルを判別するには、次のコマンドを入力します。
$ echo $SHELL
oracleユーザーのシェル起動ファイルを開きます。
umask 022
ORACLE_SID、ORACLE_HOMEまたはORACLE_BASE環境変数が設定されている場合は、ファイルから該当する行を削除します。
$ DISPLAY=local_host:0.0 ; export DISPLAY
% setenv DISPLAY local_host:0.0
この例では、local_hostは、Oracle Universal Installerの表示に使用するシステム(ワークステーションまたはPC)のホスト名またはIPアドレスです。
/tmpディレクトリの空きディスク領域が400MB未満であることが判明した場合は、400MB以上の空き領域を持つファイル・システムを識別し、TMPおよびTMPDIR環境変数を設定して、このファイル・システム上の一時ディレクトリを指定します。
ORACLE_BASE環境変数を設定します。
$ ORACLE_BASE=/u01/app/oracle $ export ORACLE_BASE
% setenv ORACLE_BASE /u01/app/oracle
前述の例で、/u01/app/oracleは前に作成または識別したOracleベース・ディレクトリです。
ORACLE_HOMEおよびTNS_ADMIN環境変数が設定されていないことを確認します。
$ umask $ env | more
umaskコマンドで値22、022または0022が表示され、この項で設定した環境変数が正しい値になっていることを確認します。
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