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SQL*Plus ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス
10g リリース2(10.2)

B19277-01
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10 SQL*Plusを使用したデータベース管理

この章では、SQL*Plusで使用可能なデータベース管理ツールの概要を説明します。ここでは、次の項目について説明します。

この章は、データベース管理者向けです。この機能を使用するには、データベース管理者の権限が必要です。

データベース管理の詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。

概要

データベースの起動、停止などの特別な操作は、データベース管理者(DBA)が行います。DBAは、一般ユーザーには割り当てられていない権限を所有しています。この章で概要を説明するコマンドは、通常、DBAが使用します。

SQL*Plusでのセキュリティおよびロールの詳細は、第9章「SQL*Plusセキュリティ」を参照してください。

データベースの起動および停止の概要

すべてのユーザーが、Oracleデータベースを利用できるとはかぎりません。データベースをオープンまたはクローズするか、あるいはインスタンスを起動または停止するには、DBA権限を持っているか、SYSOPERまたはSYSDBAで接続する必要があります。それ以外のユーザーは、Oracleデータベースの現在の状態を制御できません。

データベースの起動

データベースの起動には、次の3つの手順が含まれています。

  1. インスタンスの起動

    インスタンスは、バックグラウンド・プロセスを制御し、Oracleデータベースに接続するためのメモリー領域を割り当てます。

  2. データベースのマウント

    データベースをマウントすることによって、データベースがすでに起動されているインスタンスと対応付けられます。

  3. データベースのオープン

    データベースをオープンすると、通常のデータベース操作が可能になります。

データベースの起動の詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。また、「STARTUP」コマンドも参照してください。

例10-1    インスタンスの起動

データベースをマウントせずにOracleデータベース・インスタンスを起動するには、次のように入力します。

STARTUP NOMOUNT

例10-2    データベースのマウント

インスタンスを起動し、データベースをクローズしたままマウントするには、次のように入力します。

STARTUP MOUNT

例10-3    データベースのオープン

Oracleデータベース・サーバーのパラメータ・ファイルINITSALES.ORAを使用してインスタンスを起動し、SALESというデータベースをマウントおよびオープンして、データベース管理者に対してアクセスを制限するには、次のように入力します。

STARTUP OPEN sales PFILE=INITSALES.ORA RESTRICT

SALESは、INITSALES.ORAパラメータ・ファイルのDB_NAMEパラメータで指定したデータベース名です。

例10-4    データベースのオープン

Oracleデータベース・サーバーのパラメータ・ファイルINITSALES.ORAを使用してインスタンスを起動し、SALESというデータベースを排他モードでマウントおよびオープンして、管理者に対してアクセスを制限するには、次のように入力します。

STARTUP OPEN sales PFILE=INITSALES.ORA EXCLUSIVE RESTRICT

SALESは、INITSALES.ORAパラメータ・ファイルのDB_NAMEパラメータで指定したデータベース名です。

データベースの停止

データベースの停止には、次の3つの手順が含まれます。

  1. データベースのクローズ

    データベースがクローズされると、SGA内のすべてのデータベースおよびリカバリ・データがデータ・ファイルおよびREDOログ・ファイルに書き込まれ、すべてのオンライン・データ・ファイルがクローズされます。

  2. データベースのディスマウント

    データベースをディスマウントすることによって、データベースがインスタンスから切り離され、データベースの制御ファイルがクローズされます。

  3. インスタンスの停止

    インスタンスの停止によって、SGAがメモリーから解放され、Oracleデータベース・インスタンスを構成するバックグラウンドのOracleデータベース・プロセスが終了します。

データベースの停止の詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。また、「SHUTDOWN」コマンドも参照してください。

例10-5    データベースの停止

オープンおよびマウントされたデータベースを正常に停止するには、次のように入力します。

SHUTDOWN

Database closed.
Database dismounted.
ORACLE instance shut down.
 

REDOログ・ファイル

各Oracleデータベースには、2つ以上のREDOログ・ファイルが用意されています。1つのデータベースに対するREDOログ・ファイルのセットは、データベースのREDOログと呼ばれます。

REDOログは、データに加えられた変更を記録するために使用されます。たとえば、データベースに障害が発生した場合、REDOログを使用してデータベースをリカバリします。REDOログ自体の障害を防ぐため、Oracleデータベースでは、REDOログのミラー化によって、2つ以上のREDOログのコピーを異なるディスクに保持できます。

ARCHIVELOGモード

データベースをARCHIVELOGモードでオープンすると、オンラインREDOログをアーカイブできます。

アーカイブREDOログには、データベースに加えられたすべての変更が永久に保存されているため、ARCHIVE LOGコマンドを使用すると、インスタンス障害のみでなくディスク障害も完全にリカバリできます。

REDOログ・ファイルおよびデータベースのアーカイブ・モードの詳細は、『Oracle Database概要』および「ARCHIVE LOG」コマンドを参照してください。

自動的にアーカイブを開始するには、次のように入力します。

ARCHIVE LOG START

アーカイブされた現行のログ・ファイルの詳細を表示するには、次のように入力します。

ARCHIVE LOG LIST

Database log mode              Archive Mode 
Automatic archival Enabled
Archive destination /vobs/oracle/dbs/arch
Oldest online log sequence 221
Next log sequence to archive 222
Current log sequence 222
 

データベースのリカバリ

破損したデータベースがARCHIVELOGモードの場合、完全メディア・リカバリまたは不完全メディア・リカバリの操作の候補となります。メディア・リカバリ操作を開始するには、RECOVERコマンドを使用します。データのリカバリの詳細は、「RECOVER」コマンドを参照してください。

ネットワークのタイムアウトが発生する可能性があるため、RECOVERのようなDBA操作を長時間実行する場合は、iSQL*Plusではなく、SQL*Plusコマンドラインを使用することをお薦めします。

リカバリ操作を開始するには、DBA権限が必要です。

制御ファイルのバックアップ・ファイルを使用し指定時間までにデータベースをリカバリするには、次のように入力します。

RECOVER DATABASE UNTIL TIME '1998-11-23:12:47:30'-
USING BACKUP CONTROLFILE

2つのオフライン表領域をリカバリするには、次のように入力します。

RECOVER TABLESPACE ts1, ts2

表領域のリカバリを続行する前に、対象の表領域がオフラインになっていることを確認してください。


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