| SQL*Plus ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス 10g リリース2(10.2) B19277-01 |
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SQL*Plus Instant Clientは、SQL*Plusコマンドラインのすべての機能を備えたスタンドアロン製品です。既存のリモートOracleデータベースに接続しますが、独自のデータベースはありません。簡単にインストールでき、SQL*Plusコマンドラインの使用に必要なOracle Database Clientの完全なインストールと比較すると、非常に少ないディスク領域を使用します。
SQL*Plus Instant Clientは、OCI Instant Clientがサポートされているプラットフォームで使用できます。OCI Instant Clientの詳細は、『Oracle Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』を参照してください。
SQL*Plus Instant Clientをインストールするには、次の2つのパッケージが必要です。
SQL*Plus Instant Clientは、次の2つの方法でインストールできます。
SQL*PlusおよびOCIのパッケージは、同じOracleデータベースのバージョン(10.2.0.1など)のものである必要があります。
SQL*Plus基本OCIパッケージを使用するInstant Clientは、OracleデータベースでサポートされているNLS_LANG設定で動作します。Oracleデータベースで使用可能なすべてのキャラクタ・セットおよび言語設定をサポートしています。
SQL*Plus軽量OCIパッケージを使用するInstant Clientは、英語でのみエラー・メッセージを表示し、特定のキャラクタ・セットのみをサポートしています。基本OCIパッケージを使用するSQL*Plus Instant Clientより大幅に小さくなります。
軽量Instant ClientでのNLS_LANGのパラメータに有効な値は、次のとおりです。
次に例を示します。
NLS_LANG=AMERICAN_AMERICA.UTF8
NLS設定の詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』および「環境変数NLS_LANG」を参照してください。
サポートされていないキャラクタ・セットでSQL*Plus Instant Clientを起動しようとすると、失敗し、次のエラーが戻されます。
Error 5 initializing SQL*Plus NLS initialization error
Linux用のOTNダウンロードは、RPMパッケージです。UNIXおよびWindows用のOTNダウンロードは、zipファイルです。
SQL*Plus Instant Clientパッケージは、ORACLE_HOMEにはインストールしないでください。
表E-1、E-2およびE-3は、SQL*PlusおよびOCIのパッケージそれぞれに含まれる必要なファイルのリストです。OCIパッケージのうちのいずれか1つのパッケージのみのファイルが必要です。インストールされるその他のファイルでこのリストに含まれていないファイルは、無視するか、ディスク領域を節約するために削除できます。
| LinuxおよびUNIX | Windows | 説明 |
|---|---|---|
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SQLPLUS |
sqlplus.exe |
SQL*Plus実行可能ファイル |
|
libsqlplus.so |
該当なし |
SQL*Plus ライブラリ |
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libsqlplusic.so |
orasqlplusic10.dll |
SQL*Plus データ共有ライブラリ |
|
glogin.sql |
glogin.sql |
SQL*Plusサイト・プロファイル |
| LinuxおよびUNIX | Windows | 説明 |
|---|---|---|
|
libclntsh.so.10.1 |
oci.dll |
クライアント・コード・ライブラリ |
|
libociei.so |
oraociei10.dll |
OCI Instant Clientデータ共有ライブラリ |
|
libnnz10.so |
orannzsbb10.dll |
セキュリティ・ライブラリ |
| LinuxおよびUNIX | Windows | 説明 |
|---|---|---|
|
libclntsh.so.10.1 |
oci.dll |
クライアント・コード・ライブラリ |
|
libociicus.so |
oraociicus10.dll |
OCI Instant Clientデータ共有ライブラリ |
|
libnnz10.so |
orannzsbb10.dll |
セキュリティ・ライブラリ |
コピーするファイルのリストは、「UNIXまたはLinuxでのSQL*Plus Instant Clientのインストール」または「WindowsでのSQL*Plus Instant Clientのインストール」を参照してください。
UNIXおよびLinuxで基本OCIパッケージを使用してSQL*Plus Instant Clientをインストールするには、次のファイルをコピーします。
$ORACLE_HOME/instantclient/libociei.so $ORACLE_HOME/lib/libclntsh.so.10.1 $ORACLE_HOME/lib/libnnz10.so $ORACLE_HOME/lib/libsqlplus.so $ORACLE_HOME/lib/libsqlplusic.so $ORACLE_HOME/bin/sqlplus $ORACLE_HOME/sqlplus/admin/glogin.sql
UNIXおよびLinuxで軽量OCIパッケージを使用してSQL*Plus Instant Clientをインストールするには、次のファイルをコピーします。
$ORACLE_HOME/instantclient/light/libociicus.so $ORACLE_HOME/lib/libclntsh.so.10.1 $ORACLE_HOME/lib/libnnz10.so $ORACLE_HOME/lib/libsqlplus.so $ORACLE_HOME/lib/libsqlplusic.so $ORACLE_HOME/bin/sqlplus $ORACLE_HOME/sqlplus/admin/glogin.sql
Windowsで基本OCIパッケージを使用してSQL*Plus Instant Clientをインストールするには、次のファイルをコピーします。
%ORACLE_HOME%¥instantclient¥oraociei10.dll %ORACLE_HOME%¥bin¥oci.dll %ORACLE_HOME%¥bin¥orannzsbb10.dll %ORACLE_HOME%¥bin¥orasqlplusic10.dll %ORACLE_HOME%¥bin¥sqlplus.exe %ORACLE_HOME%¥sqlplus¥admin¥glogin.sql
Windowsで軽量OCIパッケージを使用してSQL*Plus Instant Clientをインストールするには、次のファイルをコピーします。
%ORACLE_HOME%¥instantclient¥light¥oraociicus10.dll %ORACLE_HOME%¥bin¥oci.dll %ORACLE_HOME%¥bin¥orannzsbb10.dll %ORACLE_HOME%¥bin¥orasqlplusic10.dll %ORACLE_HOME%¥bin¥sqlplus.exe %ORACLE_HOME%¥sqlplus¥admin¥glogin.sql
SQL*Plus Instant Client実行可能ファイルは、バージョンが一致するOCI Instant Clientとともにのみ使用する必要があります。
環境変数ORACLE_HOMEまたはORACLE_SIDを設定する必要はありません。
OTNからダウンロードしたRPMは、/usrファイル・システム内のOracle固有のサブディレクトリにインストールされます。サブディレクトリ構造によって、複数のバージョンのInstant Clientを使用できます。
たとえば、BourneシェルまたはKornシェルでSolarisにLD_LIBRARY_PATHを設定するには、次のように指定します。
LD_LIBRARY_PATH=/usr/lib/oracle/10.2.0.1/client/lib:${LD_LIBRARY_PATH} export LD_LIBRARY_PATH
たとえば、bashシェルでPATHを設定するには、次のように指定します。
PATH=/usr/bin:${PATH} export PATH
複数のバージョンのSQL*Plusをインストールする場合は、シンボリック・リンク/usr/bin/sqlplusを、LD_LIBRARY_PATH内のライブラリと一致するSQL*Plusのバージョンに変更する必要がある場合があります。10.2.0.1の場合、/usr/bin/sqlplusは、/usr/lib/oracle/10.2.0.1/client/bin/sqlplusにあるSQL*Plusバイナリのシンボリック・リンクです。
SQLPATH=/usr/lib/oracle/10.2.0.1/client/lib:${SQLPATH} export SQLPATH
NLS_LANG=AMERICAN_AMERICA.UTF8 export NLS_LANG
たとえば、BourneシェルまたはKornシェルでSolarisに設定するには、次のように指定します。
LD_LIBRARY_PATH=/home/instantclient10_1:${LD_LIBRARY_PATH} export LD_LIBRARY_PATH
PATH=/home/instantclient10_1:${PATH} export PATH
SQLPATH=/home/instantclient10_1:${SQLPATH} export SQLPATH
NLS_LANG=AMERICAN_AMERICA.UTF8 export NLS_LANG
環境は、Windowsコマンド・プロンプトでSETコマンドを使用して構成するか、またはシステム・プロパティの環境変数を設定して永続的にできます。
たとえば、Windows 2000でシステム・プロパティを使用して環境変数を設定するには、「コントロール パネル」から「システム」を開き、「詳細設定」タブをクリックしてから、「環境変数」をクリックします。
たとえば、PATHの先頭にc:¥instantclient10_2を追加します。
たとえば、c:¥instantclientに設定されたユーザー変数SQLPATHを作成します。
SQL*Plus Instant Clientは、すべてのデータベース・サーバーから常にリモートの状態になります。データベースに接続するには、Oracle Net接続識別子を使用して、データベースを指定する必要があります。
簡単な接続識別子を使用して、mymachineで実行されているMYDBデータベース内のHRスキーマに接続する例は、次のとおりです。
sqlplus hr/your_password@//mymachine.mydomain:port/MYDB
また、ネット・サービス名も使用できます。
sqlplus hr/your_password@MYDB
ネット・サービス名は、LDAPなどの様々な場所に格納できます。Oracle Database 10gの新機能を利用するには、LDAPを使用することをお薦めします。詳細は、『Oracle Database Net Servicesリファレンス』を参照してください。
ローカルのOracle Net tnsnames.oraファイル内に構成されたネット・サービス名を使用する場合は、tnsnames.oraファイルを含むディレクトリに環境変数TNS_ADMINを設定します。たとえば、UNIXで、/home/user1内にあるtnsnames.oraファイルによってネット・サービス名MYDB2が定義されている場合は、次のように設定します。
TNS_ADMIN=/home/user1 export TNS_ADMIN sqlplus hr@MYDB2
TNS_ADMINが設定されていない場合は、オペレーティング・システム依存のディレクトリ内でtnsnames.oraが検索されます。この検索パスにはnetwork/admin/tnsnames.oraも含まれ、ORACLE_HOME環境変数で指定されているディレクトリも検索されます。環境変数ORACLE_HOMEは、このためにのみ、SQL*Plus Instant Clientに設定します。Instant Clientアプリケーションの実行時にORACLE_HOMEを設定する場合は、既存のディレクトリに設定する必要があります。
この例は、環境変数ORACLE_HOMEが設定されていて、$ORACLE_HOME/network/admin/tnsnames.oraまたは%ORACLE_HOME%¥network¥admin¥tnsnames.oraファイルによってネット・サービス名MYDB3が定義されていることを前提としています。
sqlplus hr@MYDB3
環境変数TWO_TASK(UNIXの場合)またはLOCAL(Windowsの場合)には接続識別子を設定できます。これによって、SQL*PlusまたはSQL*Plus Instant Clientで接続が行われるたびに接続識別子を明示的に入力する必要がなくなります。このUNIXの例では、MYDB4という名前のデータベースに接続します。
TNS_ADMIN=/home/user1 export TNS_ADMIN TWO_TASK=MYDB4 export TWO_TASK sqlplus hr
Windowsでは、TNS_ADMINおよびLOCALは、システム・プロパティで設定できます。「WindowsでのSQL*Plus Instant Clientの構成」を参照してください。
AS SYSDBAまたはAS SYSOPERで接続してDBA作業を実行するには、データベースのorapwdユーティリティを使用して、データベース・サーバーにOracleパスワード・ファイルを設定する必要があります。これを設定すると、SQL*Plus Instant Client接続文字列は次のようになります。
sqlplus sys@MYDB AS SYSDBA
Oracleパスワード・ファイルの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
SQL*Plus Instant Clientパッケージは、OCI Instant Clientとは別に削除できます。SQL*Plus Instant Clientパッケージをアンインストールした後も、残されたOCI Instant Clientライブラリによって、カスタム作成されたOCIプログラムまたはサード・パーティのデータベース・ユーティリティでデータベースに接続できます。
または
UNIXおよびWindowsでのインストールの場合、およびLinuxでのClientリリース・メディアからのインストールの場合は、次のSQL*Plus固有のファイルを手動で削除します。
| UNIX | Windows | 説明 |
|---|---|---|
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SQLPLUS |
sqlplus.exe |
SQL*Plus実行可能ファイル |
|
glogin.sql |
glogin.sql |
SQL*Plusサイト・プロファイル |
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libsqlplus.so |
該当なし |
SQL*Plusライブラリ |
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libsqlplusic.so |
orasqlplusic10.dll |
SQL*Plus データ共有ライブラリ |
または
UNIXおよびWindowsでのインストールの場合、およびLinuxでのClientリリース・メディアからのインストールの場合は、SQL*Plus実行可能ファイル、Oracleライブラリおよびglogin.sqlを含むディレクトリを手動で削除します。
このディレクトリにコピーしたファイルのリストについては、「10g Clientリリース・メディアからのSQL*Plus Instant Clientのインストール」を参照してください。
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