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Oracle Databaseアップグレード・ガイド
10g リリース2(10.2)

B19231-02
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8 エクスポート/インポートによるデータベースのコピー

この章では、エクスポートおよびインポート・ユーティリティを使用した、Oracleデータベースから、リリース番号が異なる別のOracleデータベースへのデータのコピーについて説明します。この章では、次の項目について説明します。

エクスポートおよびインポートの要件

エクスポート・ユーティリティで作成されたダンプ・ファイルは、Oracleデータベースのすべての上位リリースにインポートできます。たとえば、Oracle8のエクスポート・ダンプ・ファイルは、Oracle8i 、Oracle9i およびOracle Database 10g のインポート・ユーティリティでインポートできます。

ただし、エクスポート・ダンプ・ファイルは、それより前のリリースのOracleデータベースのインポート・ユーティリティとは下位互換性がありません。エクスポートされたデータは、以前のリリースのOracleデータベースのインポート・ユーティリティではインポートできません。たとえば、Oracle9i のエクスポート・ダンプ・ファイルは、Oracle8i のインポート・ユーティリティではインポートできません。また、Oracle Database 10g のエクスポート・ダンプ・ファイルは、Oracle9i のインポート・ユーティリティではインポートできません。次の表に、例を示します。

表8-1に、リリース2(10.2)からデータをエクスポートし、そのデータを以前のリリースにインポートする場合に使用するリリースを示します。

表8-1    リリース2(10.2)からのエクスポートおよび以前のリリースへのインポート 
エクスポート元  インポート先  使用するエクスポート・ユーティリティ  使用するインポート・ユーティリティ 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle10g リリース1(10.1) 

Oracle10g リリース1(10.1) 

Oracle10g リリース1(10.1) 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle9i リリース2(9.2) 

Oracle9i リリース2(9.2) 

Oracle9i リリース2(9.2) 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle9i リリース1(9.0.1) 

Oracle9i リリース1(9.0.1) 

Oracle9i リリース1(9.0.1) 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle8i リリース8.1.7 

Oracle8i リリース8.1.7 

Oracle8i リリース8.1.7 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle8リリース8.0.6 

Oracle8リリース8.0.6 

Oracle8リリース8.0.6 

表8-2に、リリース2(10.2)より前のリリースからデータをエクスポートし、そのデータをリリース2(10.2)にインポートする場合に使用するリリースを示します。

表8-2    リリース2(10.2)より前のリリースからのエクスポートおよびリリース2(10.2)へのインポート 
エクスポート元  インポート先  使用するエクスポート・ユーティリティ  使用するインポート・ユーティリティ 

Oracle10g リリース1(10.1) 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle10g リリース1(10.1) 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle9i リリース2(9.2) 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle9i リリース2(9.2) 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle8i リリース8.1.7 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle8i リリース8.1.7 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle8リリース8.0.6 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle8リリース8.0.6 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle7リリース7.3.4 

Oracle10g リリース2(10.2) 

Oracle7リリース7.3.4 

Oracle10g リリース2(10.2) 

以前のリリースと互換性がないデータでのエクスポート/インポートの使用方法

データを以前のリリースにエクスポートする場合、以前のリリースと互換性のないデータはエクスポートできないか、またはいくつかの機能が失われた状態でエクスポートされます。たとえば、Oracle Database 10g の新しい浮動小数点のデータ型は、Oracle9i のデータベースにエクスポートできません。

通常は、データを以前のリリースにエクスポートする必要がある場合は、データをエクスポートする前に、以前のリリースとの非互換性をできるだけ多く削除します。

エクスポート/インポートを使用したデータベースのアップグレード

エクスポート/インポート・ユーティリティを使用してデータベースをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. 現行データベースに付属のエクスポート・ユーティリティを使用して、現行データベースのデータをエクスポートします。現行データベースでのエクスポート・ユーティリティの使用方法の詳細は、現行データベースのユーティリティのドキュメントを参照してください。

    一貫性のあるエクスポート結果を得るには、エクスポートの実行中と実行後は現行データベースが更新不可である必要があります。エクスポート実行後にユーザーが現行データベースを更新できるようにする場合は、インポート完了後に現行データベースに対する変更を新しいOracleデータベースにコピーする手順を実行し、その後で現行データベースを使用可能にします。

  2. 新しいOracleデータベース・ソフトウェアをインストールします。インストールは、オペレーティング・システム固有の作業です。Oracleデータベースのインストール手順は、ご使用のオペレーティング・システム固有のOracleマニュアルを参照してください。

  3. 新しいOracleデータベースに現行データベースと同じ名前を付ける場合は、新しいOracleデータベースを作成する前に現行データベースを停止する必要があります。

  4. 新しいOracleデータベースを作成します。

    参照:

    Oracleデータベースの作成の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。 

  5. SQL*Plusを新しいOracleデータベース環境で起動します。

  6. SYSDBA権限を持つユーザーとして、データベース・インスタンスに接続します。

  7. STARTUPを使用して、Oracleデータベース・インスタンスを起動します。

  8. 記憶域パラメータを変更して、ディスク領域の使用状況を改善するなどの目的のために、新しいデータベースに表領域、ユーザーおよび表を事前に作成しておきます。SQL*Plusを使用して表を事前に作成する場合は、元のデータベースとの互換モードで実行するか、またはインポート中に発生する特定のデータ定義の変換について特に配慮する必要があります。項目が事前に作成されている場合、インポート時にIGNORE=Yを指定する必要があります。


    注意:

    新しいOracleデータベースをソース・データベースと同じコンピュータ上に作成し、ソース・データベースのデータ・ファイルを上書きしない場合は、事前に表領域を作成し、インポート時にDESTROY=Nを指定する必要があります。 


  9. 新しいOracleデータベースのインポート・ユーティリティを使用して、現行データベースからエクスポートしたオブジェクトをインポートします。インポート・セッションからファイルに情報メッセージやエラー・メッセージを保存するには、LOGパラメータを組み込んでください。

    参照:

    インポート・ユーティリティの詳細は、『Oracle Databaseユーティリティ』を参照してください。 

  10. インポート作業が完了したら、どのオブジェクトのどのインポートが正常に終了してどれが失敗したか(失敗したものがある場合)を、インポート・ログ・ファイルで確認します。

    参照:

    エラーの対処については、『Oracle Databaseユーティリティ』およびOracleデータベースのREADME.docを参照してください。 

  11. その他のインポート方法(『Oracle Databaseユーティリティ』を参照)を使用するか、またはデータベース・オブジェクトを作成するSQLスクリプトを使用して、インポートに失敗したオブジェクトを作成しなおします(または、完全に新規のインポートを開始します)。

  12. エクスポートの実行後に現行データベースに変更を加えた場合は、そのデータベースを使用可能にする前に、それらの変更が新しいOracleデータベースに反映されていることを確認します。詳細は、手順1を参照してください。

  13. 第4章「データベースのアップグレード後の作業」に示す手順を実行します。


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