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Oracle Database 管理者ガイド
10gリリース2(10.2)

B19224-02
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はじめに

このマニュアルでは、Oracle Databaseを作成し、管理する方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

対象読者

このマニュアルは、次のタスクを実行するデータベース管理者を対象にしています。

このマニュアルを使用するにあたって、リレーショナル・データベースの概念を理解しておく必要があります。また、Oracle Databaseを実行するオペレーティング・システム環境についても知っておく必要があります。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社は、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントを簡単にご利用いただけることを目標としています。オラクル社のドキュメントには、ユーザーが障害支援技術を使用して情報を利用できる機能が組み込まれています。HTML形式のドキュメントで用意されており、障害のあるお客様が簡単にアクセスできるようにマークアップされています。標準規格は改善されつつあります。オラクル社はドキュメントをすべてのお客様がご利用できるように、市場をリードする他の技術ベンダーと積極的に連携して技術的な問題に対応しています。オラクル社のアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/accessibility/を参照してください。

ドキュメント内のサンプル・コードのアクセシビリティについて

スクリーン・リーダーは、ドキュメント内のサンプル・コードを正確に読めない場合があります。コード表記規則では閉じ括弧だけを行に記述する必要があります。しかし一部のスクリーン・リーダーは括弧だけの行を読まない場合があります。

外部Webサイトのドキュメントのアクセシビリティについて

このドキュメントにはオラクル社およびその関連会社が所有または管理しないWebサイトへのリンクが含まれている場合があります。オラクル社およびその関連会社は、それらのWebサイトのアクセシビリティに関しての評価や言及は行っておりません。

Oracleサポート・サービスへのTTYアクセス

アメリカ国内では、Oracleサポート・サービスへ24時間年中無休でテキスト電話(TTY)アクセスが提供されています。TTYサポートについては、(800)446-2398にお電話ください。

構成

このマニュアルは、次の部と章で構成されています。

第I部「基本データベース管理」

データベースの作成、データベースの起動と停止、およびOracleプロセスの管理について説明します。

第1章「Oracle Databaseの管理の概要」

ソフトウェアのインストール、データベースの計画などのデータベース管理者が実行する作業の概要について説明します。

第2章「Oracle Databaseの作成」

データベースの作成方法について説明します。データベースを計画するときに参照してください。

第3章「起動と停止」

データベースの起動方法、可用性の変更方法およびデータベースの停止方法について説明します。また、起動および停止に関連するパラメータ・ファイルについても説明します。

第4章「Oracle Databaseプロセスの管理」

専用サーバー・プロセスや共有サーバー・プロセスなどの様々なOracle Databaseプロセスの識別方法について説明します。プロセスの構成、変更、追跡および管理を行うときに参照してください。

第II部「Oracle Databaseの構造と記憶域」

Oracle Databaseとその記憶域の構造および管理について説明します。

第5章「制御ファイルの管理」

制御ファイルの管理方法(制御ファイルの命名、作成、トラブルシューティングおよび削除など)について説明します。

第6章「REDOログの管理」

オンラインREDOログの管理方法(REDOログ・ファイルの計画、作成、名前変更、削除および消去など)について説明します。

第7章「アーカイブREDOログの管理」

アーカイブについて説明します。

第8章「表領域の管理」

表領域の管理についてガイドラインを示します。表領域の作成、管理、変更および削除と、表領域間でデータを移動する方法を説明します。

第9章「データファイルおよび一時ファイルの管理」

データ・ファイルの管理についてガイドラインを示します。データ・ファイルの作成、変更、名前変更、およびデータ・ファイルに関する情報の表示方法を説明します。

第10章「UNDO表領域の管理」

UNDO表領域を使用してUNDO領域を管理する方法について説明します。

第III部「自動ファイル管理および自動記憶域管理」

Oracle Managed Filesおよび自動ストレージ管理の使用方法について説明します。

第11章「Oracle Managed Filesの使用」

Oracle Databaseサーバーを使用して、データベース・ファイルを作成し、管理する方法について説明します。

第12章「自動ストレージ管理の使用」

自動ストレージ管理の使用方法について説明します。

第IV部「スキーマ・オブジェクト」

スキーマ・オブジェクトの管理方法(表、索引、クラスタ、ハッシュ・クラスタ、ビュー、順序およびシノニムなど)について説明します。

第13章「スキーマ・オブジェクトの管理」

スキーマ・オブジェクトの管理について説明します。オブジェクトの分析、表とクラスタの切捨て、データベース・トリガー、整合性制約およびオブジェクト依存性について説明します。

第14章「スキーマ・オブジェクトの領域の管理」

記憶域パラメータの設定、領域の割当て解除および管理などの一般的な作業について説明します。

第15章「表の管理」

表を管理するためのガイドライン、および表の作成、変更、メンテナンス、削除について説明します。

第16章「索引の管理」

索引の作成、変更、監視、削除など、索引についてのガイドラインを示します。

第17章「パーティション表と索引の管理」

パーティション表とパーティション索引、およびそれらの作成方法と管理方法について説明します。

第18章「クラスタの管理」

クラスタの作成、変更および削除についてのガイドラインを示します。

第19章「ハッシュ・クラスタの管理」

ハッシュ・クラスタの作成、変更および削除についてのガイドラインを示します。

第20章「ビュー、順序およびシノニムの管理」

ビュー、順序およびシノニムの管理方法について説明します。

第21章「DBMS_REPAIRを使用したデータ・ブロック破損の修復」

データ・ブロックの破損を検出して修正する方法について説明します。

第V部「データベース・セキュリティ」

データベースとそのユーザーに対するセキュリティ・ポリシーの設定における重要性について説明します。

第22章「ユーザーの管理とデータベースのセキュリティ保護」

データベースとそのユーザーに対するセキュリティ・ポリシーの設定における重要性について説明します。

第VI部「データベース・リソースの管理とタスクのスケジューリング」

データベース・リソースの管理とタスクのスケジューリングについて説明します。

第23章「メンテナンス・ウィンドウを使用した自動システム・タスクの管理」

自動システム・タスクの使用方法について説明します。

第24章「データベース・リソース・マネージャの使用」

データベース・リソース・マネージャを使用してリソースを割り当てる方法を説明します。

第25章「DBMS_JOBからDBMS_SCHEDULERへの移行」

DBMS_JOBを使用して作成した文を取得し、DBMS_SCHEDULERを使用してその文をリライトする方法について説明します。

第26章「スケジューラの概要」

Oracle Databaseには、データベースのスケジューラを使用した高度なスケジューリング機能が用意されています。この章では、その概要を説明します。

第27章「スケジューラの使用」

スケジューラの使用方法について説明します。

第28章「スケジューラの管理」

エンド・ユーザーがスケジューラを使用してジョブをスケジュールできるように、データベース管理者が実行する必要のあるタスクについて説明します。

第VII部「分散データベースの管理」

分散データベースの管理について説明します。

第29章「分散データベースの概念」

この章では、Oracleの分散データベース・アーキテクチャの基本的な概念と用語について説明します。

第30章「分散データベースの管理」

分散データベース・システムの管理とメンテナンスの方法について説明します。

第31章「分散データベース・システムのアプリケーション開発」

分散データベース・システムで稼働するアプリケーションを開発する際の考慮事項について説明します。

第32章「分散トランザクションの概念」

分散トランザクションの概要とその整合性を維持するOracle Databaseの仕組みについて説明します。

第33章「分散トランザクションの管理」

分散トランザクションの管理とトラブルシューティングの方法について説明します。

関連ドキュメント

詳細は、次のOracleドキュメントを参照してください。

このマニュアルの例の多くは、Oracle Databaseのインストール時に基本インストール・オプションを選択した場合にデフォルトでインストールされるサンプル・スキーマを使用しています。 これらのスキーマがどのように作成されたか、およびその使用方法の詳細は、『Oracle Databaseサンプル・スキーマ』を参照してください。

リリース・ノート、インストール関連ドキュメント、ホワイト・ペーパーまたはその他の関連ドキュメントは、OTN-J(Oracle Technology Network Japan)から、無償でダウンロードできます。OTN-Jを使用するには、オンラインでの登録が必要です。登録は、次のWebサイトから無償で行えます。

http://otn.oracle.co.jp/membership/

すでにOTN-Jのユーザー名およびパスワードを取得している場合は、次のURLでOTN-J Webサイトのドキュメントのセクションに直接接続できます。

http://otn.oracle.co.jp/document/

表記規則

この項では、このマニュアルの本文およびコード例で使用される表記規則について説明します。この項の内容は次のとおりです。

本文の表記規則

本文では、特定の項目が一目でわかるように、次の表記規則を使用します。次の表に、その規則と使用例を示します。

規則  意味   

太字 

太字は、本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。 

この句を指定すると、索引構成表が作成されます。  

固定幅フォントの大文字 

固定幅フォントの大文字は、システム指定の要素を示します。このような要素には、パラメータ、権限、データ型、Recovery Managerキーワード、SQLキーワード、SQL*Plusまたはユーティリティのコマンド、パッケージおよびメソッドがあります。また、システム指定の列名、データベース・オブジェクト、データベース構造、ユーザー名およびロールも含まれます。 

NUMBER列に対してのみ、この句を指定できます。

BACKUPコマンドを使用して、データベースのバックアップを作成できます。

USER_TABLESデータ・ディクショナリ・ビュー内のTABLE_NAME列を問い合せます。

DBMS_STATS.GENERATE_STATSプロシージャを使用します。 

固定幅フォントの小文字 

固定幅フォントの小文字は、実行可能ファイル、ファイル名、ディレクトリ名およびユーザーが指定する要素のサンプルを示します。このような要素には、コンピュータ名およびデータベース名、ネット・サービス名および接続識別子があります。また、ユーザーが指定するデータベース・オブジェクトとデータベース構造、列名、パッケージとクラス、ユーザー名とロール、プログラム・ユニットおよびパラメータ値も含まれます。 

sqlplusと入力して、SQL*Plusをオープンします。

パスワードはorapwdファイルで指定します。

/disk1/oracle/dbsディレクトリ内のデータ・ファイルおよび制御ファイルのバックアップを作成します。

hr.departments表には、department_iddepartment_nameおよびlocation_id列があります。

QUERY_REWRITE_ENABLED初期化パラメータをtrueに設定します。

oeユーザーとして接続します。 

 

注意: プログラム要素には、大文字と小文字を組み合せて使用するものもあります。これらの要素は、記載されているとおりに入力してください。 

JRepUtilクラスが次のメソッドを実装します。 

固定幅フォントの小文字の
イタリック
 

固定幅フォントの小文字のイタリックは、プレースホルダまたは変数を示します。 

parallel_clauseを指定できます。

old_release.SQLを実行します。old_releaseはアップグレード前にインストールしたリリースを示します。 

コード例の表記規則

コード例は、SQL、PL/SQL、SQL*Plusまたは他のコマンドライン文の例です。次のように固定幅フォントで表示され、通常のテキストと区別されます。

SELECT username FROM dba_users WHERE username = 'MIGRATE';

次の表に、コード例で使用される表記規則とその使用例を示します。

規則  意味   
[ ]
 

大カッコは、カッコ内の項目を任意に選択することを表します。大カッコは、入力しないでください。 

DECIMAL (digits [ , precision ])
 
{ }
 

中カッコは、カッコ内の項目のうち、1つが必須であることを表します。中カッコは、入力しないでください。 

{ENABLE | DISABLE}
 
|
 

縦線は、大カッコまたは中カッコ内の複数の選択項目の区切りに使用します。項目のうちの1つを入力します。縦線は、入力しないでください。 

{ENABLE | DISABLE}
[COMPRESS | NOCOMPRESS]
 
...
 

水平の省略記号は、次のいずれかを示します。

  • 例に直接関連しないコードの一部が省略されている。

  • コードの一部を繰り返すことができる。

 


CREATE TABLE ... AS subquery;

SELECT col1, col2, ... , coln FROM employees;
 
 .
.
.
 

垂直の省略記号は、例に直接関連しない複数の行が省略されていることを示します。 

SQL> SELECT NAME FROM V$DATAFILE;
NAME
------------------------------------
/fsl/dbs/tbs_01.dbf
/fs1/dbs/tbs_02.dbf
.
.
.
/fsl/dbs/tbs_09.dbf
9 rows selected.
 

その他の記号 

大カッコ、中カッコ、縦線および省略記号以外の記号は、記載されているとおりに入力する必要があります。 

acctbal NUMBER(11,2);
acct CONSTANT NUMBER(4) := 3;
 

イタリック体 

イタリック体は、特定の値を指定する必要があるプレースホルダや変数を示します。 

CONNECT SYSTEM/system_password
DB_NAME = database_name
 

大文字 

大文字は、システム指定の要素を示します。これらの要素は、ユーザー定義の要素と区別するために大文字で示されます。大カッコ内にないかぎり、表示されているとおりの順序および綴りで入力します。ただし、大/小文字が区別されないため、小文字でも入力できます。 

SELECT last_name, employee_id FROM employees;
SELECT * FROM USER_TABLES;
DROP TABLE hr.employees;
 

小文字 

小文字は、ユーザー指定のプログラム要素を示します。たとえば、表名、列名またはファイル名などです。 

SELECT last_name, employee_id FROM employees;
sqlplus hr/hr
 

 

注意: プログラム要素には、大文字と小文字を組み合せて使用するものもあります。これらの要素は、記載されているとおりに入力してください。 

CREATE USER mjones IDENTIFIED BY ty3MU9;
 

Microsoft Windowsオペレーティング・システム環境での表記規則

次の表に、Microsoft Windowsオペレーティング・システム環境での表記規則とその使用例を示します。

規則  意味   

ファイル名およびディレクトリ名 

ファイル名およびディレクトリ名は大/小文字が区別されません。特殊文字の左山カッコ(<)、右山カッコ(>)、コロン(:)、二重引用符(")、スラッシュ(/)、縦線(|)およびハイフン(-)は使用できません。円記号(¥)は、引用符で囲まれている場合でも、要素のセパレータとして処理されます。Windowsでは、ファイル名が¥¥で始まる場合、汎用命名規則が使用されていると解釈されます。 

c:¥winnt"¥"system32は、C:¥WINNT¥SYSTEM32と同じです。 

Windowsコマンド・プロンプト 

Windowsコマンド・プロンプトには、カレント・ディレクトリが表示されます。コマンド・プロンプトのエスケープ文字はカレット(^)です。プロンプトは、現在作業中のサブディレクトリを示します。このマニュアルでは、コマンド・プロンプトと呼びます。 

C:¥oracle¥oradata>
 

特殊文字 

Windowsコマンド・プロンプトで二重引用符(")のエスケープ文字として円記号(¥)が必要な場合があります。丸カッコおよび一重引用符(')にはエスケープ文字は必要ありません。エスケープ文字および特殊文字の詳細は、Windowsオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。 

C:¥> exp HR/HR TABLES=emp QUERY=¥"WHERE job='REP'¥"
 
HOME_NAME
 

Oracleホームの名前を表します。ホーム名には、英数字で16文字まで使用できます。ホーム名に使用可能な特殊文字は、アンダースコアのみです。  

C:¥> net start OracleHOME_NAMETNSListener
 

ORACLE_HOME
およびORACLE_BASE 

Oracle8iより前のリリースでは、Oracleコンポーネントをインストールすると、すべてのサブディレクトリが最上位のORACLE_HOME下に置かれました。Windows NTの場合、デフォルトの場所はC:¥orantでした。

このリリースは、Optimal Flexible Architecture(OFA)のガイドラインに準拠しています。ORACLE_HOMEディレクトリ下に配置されないサブディレクトリもあります。最上位のディレクトリはORACLE_BASEと呼ばれ、デフォルトではC:¥oracle¥product¥10.1.0です。他のOracleソフトウェアがインストールされていないコンピュータに最新リリースのOracleをインストールした場合、Oracleホーム・ディレクトリは、デフォルトでC:¥oracle¥product¥10.1.0¥db_nに設定されます。nは、最新のOracleホームの番号です。Oracleホーム・ディレクトリは、ORACLE_BASEの直下に配置されます。

このマニュアルに示すディレクトリ・パスの例は、すべてOFAの表記規則に準拠しています。 

ORACLE_BASE¥ORACLE_HOME¥rdbms¥adminディレクトリへ移動します。 

サポートおよびサービス

次の各項に、各サービスに接続するためのURLを記載します。

Oracleサポート・サービス

オラクル製品サポートの購入方法、およびOracleサポート・サービスへの連絡方法の詳細は、次のURLを参照してください。

http://www.oracle.co.jp/support/

製品マニュアル

製品のマニュアルは、次のURLにあります。

http://otn.oracle.co.jp/document/

研修およびトレーニング

研修に関する情報とスケジュールは、次のURLで入手できます。

http://www.oracle.co.jp/education/

その他の情報

オラクル製品やサービスに関するその他の情報については、次のURLから参照してください。

http://www.oracle.co.jp
http://otn.oracle.co.jp


注意:

ドキュメント内に記載されているURLや参照ドキュメントには、Oracle Corporationが提供する英語の情報も含まれています。日本語版の情報については、前述のURLを参照してください。 



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