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Oracle Database 概要
10gリリース2(10.2)

B19215-02
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11 Oracle Utilities

この章では、データ転送、データ・メンテナンスおよびデータベース管理のためのOracle Database Utilitiesについて説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

Oracle Utilitiesの概要

Oracleのデータベース・ユーティリティを使用すると、次のタスクを実行できます。

Data Pump Export/Importの概要

OracleのData Pump・テクノロジにより、データベース間でデータとメタデータを超高速で移動できます。このテクノロジは、Oracleのデータ移動ユーティリティであるData Pump ExportおよびData Pump Importのベースとなっています。

Data Pumpでは、ジョブでデータとメタデータのサブセットを移動する必要があるかどうかを指定できます。これは、エクスポートおよびインポートのパラメータを介して実装されるデータ・フィルタとメタデータ・フィルタを使用して実行されます。

Data Pump Export

Data Pump Export(以降、読みやすいようにエクスポートと呼びます)は、データとメタデータをダンプ・ファイル・セットと呼ばれる一連のオペレーティング・システム・ファイルにアンロードするユーティリティです。ダンプ・ファイル・セットは、Data Pump Importユーティリティを使用して他のシステムに移動してロードできます。

ダンプ・ファイル・セットは、表データ、データベース・オブジェクトのメタデータおよび制御情報を含む1つ以上のディスク・ファイルから構成されています。各ファイルは固有のバイナリ形式で記述され、Data Pump Importでのみ読取りが可能です。インポート操作中に、Data Pump Importユーティリティはこれらのファイルを使用して、ダンプ・ファイル・セット内で各データベース・オブジェクトを検索します。

Data Pump Import

Data Pump Import(以降、読みやすいようにインポートと呼びます)は、エクスポートされたダンプ・ファイル・セットをターゲット・システムにロードするユーティリティです。ダンプ・ファイル・セットは、表データ、データベース・オブジェクトのメタデータおよび制御情報を含む1つ以上のディスク・ファイルから構成されています。各ファイルは固有のバイナリ形式で記述されます。

また、インポートを使用すると、ソース・データベースから中間ファイルなしでターゲット・データベースに直接ロードできます。これにより、エクスポート操作とインポート操作を同時に実行でき、全体の所要時間が短縮されます。これをネットワーク・インポートと呼びます。

インポートでは、実際にSQLを実行せずに、インポート・ジョブが実行されるSQL DDLをすべて確認することもできます。これは、インポートのSQLFILEパラメータを介して実装されます。

Data Pump APIの概要

Data Pump APIは、サイトに関するデータとメタデータの全体または一部をデータベース間で移動するための高速メカニズムを提供します。Data Pump APIを使用するには、
DBMS_DATAPUMP PL/SQLパッケージに用意されているプロシージャを使用します。Data Pump ExportおよびData Pump Importユーティリティは、Data Pump APIをベースとしています。

関連項目

  • Data Pump APIの機能については、『Oracle Databaseユーティリティ』を参照してください。

  • DBMS_DATAPUMPパッケージの説明は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

 

Metadata APIの概要

Metadata APIは、次の手段を提供します。

Metadata APIを使用するには、DBMS_METADATA PL/SQLパッケージに用意されているプロシージャを使用します。 Metadata APIの目的上、データベース内のすべてのエンティティは、
1つのオブジェクト型に属するオブジェクトとしてモデル化されます。たとえば、表scott.empはオブジェクトで、そのオブジェクト型はTABLEです。オブジェクトのメタデータをフェッチする場合は、オブジェクト型を指定する必要があります。

関連項目

  • Metadata APIの使用方法の詳細は、『Oracle Databaseユーティリティ』を参照してください。

  • DBMS_METADATAパッケージの説明は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。

 

SQL*Loaderの概要

SQL*Loaderでは、データが外部ファイルからOracleデータベースの表にロードされます。データファイル内のデータの書式にほとんど制限のない、強力なデータ解析エンジンです。SQL*Loaderを使用すると次の操作ができます。

典型的なSQL*Loaderセッションは、SQL*Loaderの動作を制御する制御ファイルと1つ以上のデータファイルを入力として使用します。SQL*Loaderの出力は、Oracleデータベース(データのロード場所)、ログ・ファイル、不良ファイル、および存在する場合は廃棄ファイルです。

外部表の概要

外部表機能は、既存のSQL*Loader機能を補完するものです。この機能により、外部ソースのデータに対して、データベース内の表にあるデータのようにアクセスできます。外部表はORACLE_DATAPUMPアクセス・ドライバを使用して記述できます。外部表に対しては、データ操作言語(DML)の操作も索引作成も許可されません。したがって、ステージング表への追加の索引付けを必要とするデータ・ロード状況には、SQL*Loaderの方が適しています。

外部表機能を使用するには、プラットフォーム上にあるデータファイルのファイル形式とレコード形式に関してある程度の知識が必要です。また、外部表を作成し、それに対する問合せを実行するには、SQLについても十分な知識が必要になります。

関連項目

「外部表」 

LogMinerの概要

Oracle LogMinerを使用すると、SQLインタフェースを介してREDOログ・ファイルを問い合せることができます。ユーザー・データまたはデータベース・ディクショナリに対して行われた変更は、すべてOracleのREDOログ・ファイルに記録されます。したがって、REDOログ・ファイルには、リカバリ操作の実行に必要な情報がすべて含まれています。

LogMiner機能は、コマンドライン・インタフェースまたはOracle LogMiner ViewerのGraphical User Interface(GUI)を介して入手できます。LogMiner Viewerは、Oracle Enterprise Managerに付属しています。

REDOログ・ファイルに含まれるデータの使用方法を次に示します。

DBVERIFYユーティリティの概要

DBVERIFYは、物理データ構造の整合性チェックを実行する外部コマンドライン・ユーティリティです。オフライン・データベース、オンライン・データベースおよびバックアップ・ファイルに対して使用できます。DBVERIFYを使用するのは、主として、リストア前にバックアップ・データベース(またはデータファイル)が有効かどうかを確認する必要がある場合で、データ破損エラーが発生した場合には診断に役立つ情報としても使用できます。

DBVERIFYはオフライン・データベースに対して実行できるため、整合性チェックは非常に高速です。

DBVERIFYでのチェック対象は、キャッシュ管理ブロック(つまりデータ・ブロック)のみです。DBVERIFYはデータファイル専用であるため、制御ファイルやREDOログには機能しません。

DBVERIFYには2つのコマンドライン・インタフェースが用意されています。最初のインタフェースでは、チェック対象となる1つのデータファイルのディスク・ブロックを指定します。第2のインタフェースでは、チェック対象となるセグメントを指定します。

DBNEWIDユーティリティの概要

DBNEWIDは、運用データベースの内部の一意データベース識別子(DBID)とデータベース名(DBNAME)を変更できるデータベース・ユーティリティです。このユーティリティを使用すると、次の情報を変更できます。

したがって、データベースのコピーを手動で作成し、制御ファイルを再作成して新規のDBNAMEとDBIDを指定できます。また、シード・データベースと手動でコピーしたデータベースを、同じRecovery Managerリポジトリにともに登録できます。


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