| Oracle Database パフォーマンス・チューニング・ガイド 10gリリース2(10.2) B19207-02 |
|
この項では、Oracle Database 10g リリース2(10.2)のパフォーマンスに関連した新機能について説明するとともに、追加情報の掲載場所も記載しています。この項で説明する機能と拡張機能は、データベースのパフォーマンスを最適化することを目標としています。
Oracle Database 10g リリース2(10.2)のすべての新機能のサマリーは、『Oracle Database新機能ガイド』を参照してください。 Oracle Enterprise Managerを使用してOracle Databaseのパフォーマンスをチューニングする方法の詳細は、『Oracle Database 2日でパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
Oracle Database 10g リリース2(10.2)におけるパフォーマンスに関連した新機能および機能更新は次のとおりです。
Active Session History(ASH)レポートには、指定された期間の、ブロッカIDおよび待機中IDとその関連トランザクション識別子、ならびにSQLの識別に使用されたASH情報が含まれています。「Active Session Historyレポートの生成」を参照してください。
新しいビューが追加され、各OracleプロセスのPGAメモリー使用量を動的に監視します。V$PROCESS_MEMORYビューの詳細は、「自動PGAメモリー管理のパフォーマンスの監視」を参照してください。
自動共有メモリー管理により、自己チューニング・アルゴリズムを介したシステム・グローバル領域(SGA)メモリー関連パラメータの構成作業が簡素化されます。自動共有メモリー管理は拡張され、ストリーム・プールは自動SGA管理の一部として自動的にチューニングされます。「自動共有メモリー管理」を参照してください。
DB_FILE_MULTIBLOCK_READ_COUNT初期化パラメータは、このパラメータが明示的に設定されていない場合は、デフォルト値を使用して自動的にチューニングされるようになりました。DB_FILE_MULTIBLOCK_READ_COUNTパラメータの詳細は、「問合せオプティマイザの動作の制御」を参照してください。
自動ワークロード・リポジトリ(AWR)レポートには、スナップショットIDの有効範囲の統計が表示されます。2つの新しいレポートawrsqrpt.sqlおよびawrsqrpi.sqlが追加され、特定のSQL文の統計が表示されます。「自動ワークロード・リポジトリ・レポートの生成」を参照してください。
自動ワークロード・リポジトリ(AWR)は、問題の検出および自己チューニングを目的として、システムに最大の負荷を与えるSQL文を含めたパフォーマンス統計を収集、処理および保守します。この機能は拡張され、各SQL基準(経過時間、CPU時間、解析コール、共有可能メモリー、バージョン・カウント)に対してフラッシュする上位SQLの数を構成できるようになりました。「自動ワークロード・リポジトリの概要」を参照してください。
本番システム上でデータベース・ワークロードを取得し、それをテスト・システム上でリプレイして、データベース更新などのシステム変更で望ましい結果が得られることを確認できます。詳細は、第21章「データベース・リプレイ」を参照してください。
End to End Application Tracingは、高負荷SQL文などの過剰なワークロードのソースを識別します。この機能は拡張され、セッション、インスタンス全体、または全データベース・レベルでのSQLトレースが可能になりました。「End to End Application Tracing」を参照してください。
V$SYSSTATビューには、すべてのOracleプロセスで実行される物理I/Oの合計数を取得するための行が追加されました。「負荷の検査」を参照してください。さらに、新しいイベントが追加され、「その他」待機クラスのイベントで統計を保守するためのメモリー使用量を削減できるようになりました。「events in wait class other」を参照してください。
SQLアクセス・アドバイザおよび関連するDBMS_ADVISORパッケージでは、機能ベースの索引が推奨され、推奨プロセスは割込みできるようになりました。また、Oracle Enterprise Managerの複数の機能も改善されました。第17章「SQLアクセス・アドバイザ」を参照してください。
SQLパフォーマンス・アナライザを使用すると、テスト・システム上でSQLワークロードを使用してシステム変更をテストし、これらの変更がSQLパフォーマンスに及ぼす影響を予測できます。詳細は、第22章「SQLパフォーマンス・アナライザ」を参照してください。
また、DBMS_SQLTUNEパッケージは、リテラルのテキスト値をバインド変数に正規化することで、SQLプロファイルを共有し、リテラル値でのみ異なるテキストを持つSQLを許可する機能も提供します。「SQLプロファイルの受入れ」を参照してください。
新しいV$ADVISOR_PROGRESSビューを使用して、SQLチューニング・アドバイザの実行の進捗を監視できるようになりました。「SQLチューニング・アドバイザの進捗のチェック」を参照してください。
DBMS_SQLTUNEパッケージ・プロシージャを使用して、SQLチューニング・セットを他のシステムにエクスポートしたり、他のシステムからインポートできます。「SQLチューニング・セットの転送」を参照してください。
V$SQLSTATSビュー新しいビューV$SQLSTATSは、SQLカーソルのパフォーマンス統計を戻します。V$SQLSTATSには、V$SQLおよびV$SQLAREAに表示される列のサブセットが含まれます。ただし、V$SQLSTATSビューは、より高速でスケーラブルであり、データ保存期間がより長いという点でV$SQLおよびV$SQLAREAとは異なります。SQLカーソルの統計をフェッチする場合、V$SQLのかわりにV$SQLSTATSを使用することをお薦めします。
|
![]() Copyright © 2000, 2008, Oracle Corporation. All Rights Reserved. |
|