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Oracle Database Net Services リファレンス
10g リリース2(10.2)
B19209-01
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1 リスナー制御ユーティリティ

この章では、リスナー制御ユーティリティのコマンドとそれに関連する構文を説明します。

この章では、次の項目について説明します。

リスナー制御ユーティリティの概要

リスナー制御ユーティリティを使用すると、リスナーを管理できます。このユーティリティのコマンドによって、1つ以上のリスナーに関する基本的な管理機能を実行できます。さらに、パラメータの設定を表示および変更できます。

リスナー制御ユーティリティ・コマンドの基本的な構文は、次のとおりです。

lsnrctl command [listener_name]

listener_nameは、管理対象のリスナー名です。名前を指定しない場合は、デフォルト名のLISTENERとみなされます。

リスナー制御ユーティリティ・コマンドは、LSNRCTL>プログラムのプロンプトでも発行できます。 プロンプトを取得するには、オペレーティング・システムのコマンドラインで引数を指定せずにlsnrctlを入力します。lsnrctlを実行すると、プログラムが開始されます。開始後は、プログラム・プロンプトから必要なコマンドを入力できます。 LSNRCTL>プログラム・プロンプトからコマンドを発行する基本的な構文は、次のとおりです。

lsnrctl
LSNRCTL> command [listener_name]


注意:

複数のコマンドを標準的なテキスト・ファイルにまとめると、一連のコマンドとして実行できます。バッチ・モードで実行するには、次のフォーマットを使用します。

lsnrctl @file_name

REMまたは#のいずれかを使用すると、バッチ・スクリプトにコメントを指定できます。他のすべての行はコマンドとみなされます。一般的に確認が必要なコマンドも、バッチを実行している間は確認の必要がありません。


大半のコマンドでは、リスナー制御ユーティリティによって、コマンドの送信に使用されるリスナーとOracle Netとの接続が確立されます。 リスナーへのOracle Net接続を開始するには、リスナー制御ユーティリティによって、指定したリスナーのプロトコル・アドレスまたはLISTENERという名前のリスナーを取得する必要があります。取得するには、次のメカニズムのいずれか1つを使用してリスナー名を解決します。

リスナー名LISTENERで解決できない場合、TCP/IPのプロトコル・アドレスはポート1521とみなされます。

リスナー制御ユーティリティは、いくつかのタイプのコマンドをサポートしています。

リスナー制御ユーティリティのSETコマンドとSHOWコマンド

SETコマンドを使用すると、指定したリスナーのパラメータ値を変更できます。 管理対象のリスナーの名前は、SET CURRENT_LISTENERコマンドで設定します。パラメータの値は、リスナーがシャットダウンされるまで有効です。 設定を永続的に保持する場合は、変更内容をSAVE_CONFIGコマンドを使用してlistener.oraに保存します。

SHOWコマンドを使用すると、構成設定の現行の値を表示できます。

分散処理

リスナー制御ユーティリティでは、リスナーの操作をローカルまたはリモートで実行できます。

リスナーをリモート管理するためのコンピュータ設定は、次のとおりです。

  1. リスナー制御ユーティリティ(lsnrctl)実行可能ファイルがインストールされていることを確認します。

  2. 「リスナー制御ユーティリティの概要」で説明するように、listener.oraファイルまたはネーミング・メソッドを使用して、管理対象のリスナーの名前が解決できることを確認します。

リスナーがリモート管理されている場合は、STARTを除くすべてのコマンドを発行できます。リスナー制御ユーティリティでは、そのユーティリティを実行している同じコンピュータからのみ、リスナーを開始できます。

コマンドを発行するときは、リスナー名を引数に指定します。次に例を示します。

LSNRCTL> SERVICES lsnr


名前が省略されている場合は、SET CURRENT_LISTENERコマンドで設定されたリスナー名が使用されるか、デフォルト名LISTENERとみなされます。

リスナーのセキュリティ

パスワードによるセキュリティをリスナーに対して提供することは重要です。パスワードの設定によって、構成の変更内容の保存やリスナーの停止など、権限が必要なリスナー制御ユーティリティ内の操作に対してパスワードを要求します。

リスナー制御ユーティリティのCHANGE_PASSWORDコマンドまたはOracle Net Managerを使用して、listener.oraファイルのPASSWORDS_listener_nameパラメータに暗号化されているパスワードを設定または変更します。PASSWORDS_listener_nameパラメータに暗号化されていないパスワードが設定されている場合は、変更する前に、そのパスワードをlistener.oraファイルから手動で削除する必要があります。暗号化されていないパスワードを削除しないと、暗号化されたパスワードを設定できません。

PASSWORDS_listener_nameパラメータがlistener.oraファイルに設定されているか、暗号化されたパスワードを新たに作成するために、CHANGE_PASSWORDコマンドが使用された場合、リスナー制御ユーティリティでは、STOPなどの保護されているコマンドの前に、SET PASSWORDコマンドが必要です。


注意:

セキュリティに不安があるネットワークを介してリモートでリスナーを管理しながら、最大のセキュリティが必要な場合は、SSLプロトコル付きTCP/IPを使用している保護プロトコル・アドレスを使用してリスナーを構成します。リスナーに複数のプロトコル・アドレスがある場合は、SSLプロトコル・アドレスを使用しているTCP/IPがlistener.oraファイルの先頭にリストされていることを確認してください。

リスナー制御ユーティリティのコマンド

この項では、リスナー制御ユーティリティのコマンドを説明します。

CHANGE_PASSWORD

用途

CHANGE_PASSWORDコマンドを使用して、暗号化されたパスワードを作成したり、listener.oraファイルのPASSWORDS_listener_nameパラメータに設定されている暗号化されたパスワードを変更します。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl CHANGE_PASSWORD [listener_name]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> CHANGE_PASSWORD [listener_name]

引数

[listener_name]: デフォルト名のLISTENERを使用しない場合は、リスナー名を指定します。

使用上の注意

リスナー制御ユーティリティでは、古いパスワードの後に新しいパスワードを要求するプロンプトが表示されます。新しいパスワードの再入力を要求した後に、パスワードが変更されます。この手順の間は、古いパスワードも新しいパスワードも表示されません。 通常、CHANGE_PASSWORDの後には、listener.oraファイルに新しいパスワードを保存するSAVE_CONFIGコマンドが続きます。SAVE_CONFIGコマンドが発行されない場合、新規パスワードはリスナーがシャットダウンされるまでの間のみ有効です。


関連項目:

リスナーのパスワード・セキュリティの詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

次の例では、新規パスワードtakd01を設定します。

LSNRCTL> CHANGE_PASSWORD
Old password:
New password: takd01
Reenter new password: takd01
Connecting to (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tpc)(HOST=sales-server)(PORT=1521)))
Password changed for LISTENER
The command completed successfully
LSNRCTL> SAVE_CONFIG
Connecting to (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521)))
Saved LISTENER configuration parameters.
Listener Parameter File   /oracle/network/admin/listener.ora
Old Parameter File   /oracle/network/admin/listener.bak
The command completed successfully

次の例では、パスワードをtakd01からsmd01に変更します。

LSNRCTL> SET PASSWORD
Password: takd01
The command completed successfully
LSNRCTL> CHANGE_PASSWORD
Old password: takd01
New password: smd01
Reenter new password: smd01
Connecting to (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tpc)(HOST=sales-server)(PORT=1521)))
Password changed for LISTENER
The command completed successfully
LSNRCTL> SAVE_CONFIG
Connecting to (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521)))
Saved LISTENER configuration parameters.
Listener Parameter File   /oracle/network/admin/listener.ora
Old Parameter File   /oracle/network/admin/listener.bak
The command completed successfully

EXIT

用途

EXITコマンドを使用して、リスナー制御ユーティリティを終了します。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

不要です。パスワードが設定されている場合、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行する必要はありません。

構文

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> EXIT

引数

なし

使用上の注意

このコマンドは、RELOADコマンドと同じです。

LSNRCTL> EXIT

HELP

用途

HELPコマンドを使用して、リスナー制御ユーティリティの全コマンドのリストや、特定のリスナー制御ユーティリティのコマンドの構文ヘルプを表示します。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

不要です。パスワードが設定されている場合、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行する必要はありません。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl HELP [command]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> HELP [command]

引数

[command]: HELPコマンドを指定します。コマンドは、次の出力例のように表示されます。

HELPへの引数としてコマンドを入力すると、そのコマンドの使用方法に関する情報が表示されます。引数なしでHELPを入力すると、全コマンドのリストが表示されます。

LSNRCTL> HELP
The following operations are available
An asterisk (*) denotes a modifier or extended command:
change_password
exit
quit
reload
services
set*
show*
spawn
start
status
stop
trace
version

QUIT

用途

QUITコマンドを使用して、リスナー制御ユーティリティを終了し、オペレーティング・システムのプロンプトに戻ります。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

不要です。パスワードが設定されている場合、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行する必要はありません。

構文

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> QUIT

引数

なし

使用上の注意

このコマンドは、EXITコマンドと同じです。

LSNRCTL> QUIT

RELOAD

用途

RELOADコマンドを使用して、listener.oraファイルを再度読み込みます。このコマンドは、実際にリスナーを停止することなく、静的に構成されているサービスを追加または変更できます。

さらに、リスナーに動的に登録されていたデータベース・サービス、インスタンス、サービス・ハンドラおよびリスニング・エンドポイントが登録解除され、その後、再度登録されます。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl RELOAD [listener_name]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> RELOAD [listener_name]

引数

[listener_name]: デフォルト名のLISTENERを使用しない場合は、リスナー名を指定します。

LSNRCTL> RELOAD
Connecting to (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521)))
The command completed successfully

SAVE_CONFIG

用途

SAVE_CONFIGコマンドを使用して、トレース・レベル、トレース・ファイル、トレース・ディレクトリおよびlistener.oraファイルへのロギングも含め、リスナーの現行の構成状態を比較します。すべての変更は、フォーマット、コメントおよび文字の大/小文字をできるかぎり保持しながらlistener.oraに格納されます。listener.oraファイルの変更に先立ち、listener.bakと呼ばれるバックアップ・ファイルが作成されます。

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SAVE_CONFIG [listener_name]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SAVE_CONFIG [listener_name]

引数

[listener_name]: デフォルト名のLISTENERを使用しない場合は、リスナー名を指定します。

使用上の注意

このコマンドを使用すると、実行時の構成のすべての変更をlistener.oraファイルに保存できます。これは、変更後の暗号化されたパスワードを保存する場合に特に有効です。

LSNRCTL> SAVE_CONFIG listener
Connecting to (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521)))
Saved LISTENER configuration parameters.
Listener Parameter File   /oracle/network/admin/listener.ora
Old Parameter File   /oracle/network/admin/listener.bak
The command completed successfully

SERVICES

用途

SERVICESコマンドを使用して、リスナーのクライアント接続要求の転送先のデータベース・サービス、インスタンスおよびサービス・ハンドラ(ディスパッチャと専用サーバー)に関する詳細情報を取得します。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SERVICES [listener_name]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SERVICES [listener_name]

引数

[listener_name]: デフォルト名のLISTENERを使用しない場合は、リスナー名を指定します。

使用上の注意


関連項目:

SERVICESの出力の詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

SET DISPLAYMODEコマンドによって、出力のフォーマットと詳細レベルが変更されます。

この例では、デフォルトの表示モードでSERVICES出力を表示します。出力には、次の内容が表示されます。

  • sales1.us.acme.comおよびsales2.us.acme.comの2つのサービスに属するsalesという名前のインスタンス。このインスタンスには合計3つのサービス・ハンドラがあります。

  • サービスsales1.us.acme.comは、1つのディスパッチャでのみ処理されます。

  • サービスsales2.us.acme.comは、次の出力で指定されているように、1つのディスパッチャと1つの専用サーバーで処理されます。

LSNRCTL> SERVICES
Connecting to (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=net)))
Services Summary...
Service "sales1.us.acme.com" has 1 instance(s).
  Instance "sales", status READY, has 1 handler(s) for this service...
    Handler(s):
      "D000" established:0 refused:0 current:0 max:10000 state:ready
         DISPATCHER <machine: sales-server, pid: 5696>
         (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=53411))
Service "sales2.us.acme.com" has 1 instance(s).
  Instance "sales", status READY, has 2 handler(s) for this service...
    Handler(s):
      "DEDICATED" established:0 refused:0 state:ready
         LOCAL SERVER
      "D001" established:0 refused:0 current:0 max:10000 state:ready
         DISPATCHER <machine: sales-server, pid: 5698>
         (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=52618))
The command completed successfully

SET

用途

SETコマンドを使用して、リスナーのパラメータ値を変更します。パラメータ値の変更は、リスナーがシャットダウンされるまで有効です。 変更を永続的なものにするには、SAVE_CONFIGコマンドを使用して変更内容をlistener.oraファイルに保存します。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

不要です。パスワードが設定されている場合、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行する必要はありません。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SET [parameter]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET [parameter]

引数

[parameter]: 構成の設定を変更するSETパラメータを指定します。パラメータは、次の出力例のように表示されます。

引数なしでSETを入力すると、全パラメータのリストが表示されます。

使用上の注意

SETコマンドを使用してデフォルトのリスナーLISTENER以外のリスナーの構成を変更する場合は、SET CURRENT_LISTENERコマンドを使用して管理対象のリスナー名を設定します。

LSNRCTL> SET
The following operations are available with set.
An asterick (*) denotes a modifier or extended command.
current_listener
displaymode
inbound_connect_timeout
log_file
log_directory
log_status
password
raw_mode
save_config_on_stop
startup_waittime
trc_file
trc_directory
trc_level

SET CURRENT_LISTENER

用途

SET CURRENT_LISTENERコマンドを使用して、管理対象のリスナーの名前を設定します。通常はlistener_nameを必要とする後続のコマンドは、リスナー名なしで発行できます。

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

不要です。パスワードが設定されている場合、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行する必要はありません。

構文

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET CURRENT_LISTENER [listener_name]

引数

[listener_name]: デフォルト名のLISTENERを使用しない場合は、リスナー名を指定します。

使用上の注意

SET CURRENT_LISTENERが設定されている場合、リスナー制御ユーティリティのコマンドは管理者が設定したリスナーに対して動作します。リスナーの名前を指定する必要はありません。

LSNRCTL> SET CURRENT_LISTENER lsnr
Current Listener is lsnr

SET DISPLAYMODE

用途

SET DISPLAYMODEコマンドを使用して、SERVICESコマンドおよびSTATUSコマンドに対するフォーマットと詳細レベルを変更します。

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

不要です。パスワードが設定されている場合、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行する必要はありません。

構文

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET DISPLAYMODE {compat | normal | verbose | raw}

引数

[compat]: 従来のバージョンのリスナーと互換性のある出力を表示します。

[normal]: フォーマット済の記述的な出力を表示します。オラクル社では、このモードをお薦めします。

[verbose]: リスナーから受信した全データを、フォーマット済の記述的な出力で表示します。

[raw]: リスナーから受信した全データをフォーマットせずに表示します。この出力は、オラクル社カスタマ・サポート・センターが推奨した場合にのみ使用してください。

LSNRCTL> SET DISPLAYMODE normal
Service display mode is NORMAL

SET INBOUND_CONNECT_TIMEOUT

用途

SET INBUND_CONNECT_TIMEOUTコマンドを使用して、ネットワーク接続が確立した後、クライアントがリスナーへの接続要求を完了するまでの秒数を指定します。

リスナーが指定の時間内にクライアントの要求を受信しない場合、接続は終了します。また、クライアントのIPアドレスと、エラー・メッセージ「ORA-12525:TNS:リスナーは、クライアントの要求を許容時間内に受信しませんでした。」がlistener.logファイルに記録されます。


関連項目:

クライアントの接続に関するタイムアウトの指定方法は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

構文

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET INCOUND_CONNECT_TIMEOUT

引数

{time}: 時間を秒数で指定します。 デフォルト設定は60秒です。

LSNRCTL> SET INBOUND_CONNECT_TIMEOUT 2
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
LISTENER parameter "inbound_connect_timeout" set to 2
The command completed successfully.

SET LOG_DIRECTORY

用途

SET LOG_DIRECTORYコマンドを使用して、リスナーのログ・ファイルが書き込まれる宛先ディレクトリを設定します。 デフォルトでは、UNIXオペレーティング・システムの場合は$ORACLE_HOME/network/logディレクトリに、Windowsの場合はORACLE_HOME\network\logディレクトリに書き込まれます。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SET LOG_DIRECTORY {directory}

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET LOG_DIRECTORY {directory}

引数

{directory}: リスナーのログ・ファイルのディレクトリ・パスを指定します。

LSNRCTL> SET LOG_DIRECTORY /usr/oracle/admin 
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
LISTENER parameter "log_directory" set to /usr/oracle/admin
The command completed successfully

SET LOG_FILE

用途

SET LOG_FILEコマンドを使用して、リスナーのログ・ファイルの名前を設定します。デフォルトのログ・ファイル名はlistener.logです。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SET LOG_FILE {file_name}

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET LOG_FILE {file_name}

引数

{file_name}: リスナーのログ・ファイルの名前を指定します。

LSNRCTL> SET LOG_FILE list.log
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
LISTENER parameter "log_file" set to list.log
The command completed successfully

SET LOG_STATUS

用途

SET LOG_STATUSコマンドを使用して、リスナーのロギングをオンまたはオフに切り替えます。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SET LOG_STATUS {on | off}

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET LOG_STATUS {on | off}

引数

[on]: ロギングをオンに切り替えます。

[off]: ロギングをオフに切り替えます。

LSNRCTL> SET LOG_STATUS on
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
LISTENER parameter "log_status" set to ON
The command completed successfully

SET PASSWORD

用途

SET PASSWORDコマンドは、SAVE_CONFIGSTOPなど、権限が必要なリスナー制御ユーティリティ・コマンドの前に使用します。

入力されたパスワードは、listener.oraファイルのPASSWORDS_listener_nameパラメータに対して作成されたパスワードまたはCHANGE_PASSWORDコマンドで設定されたパスワードと一致する必要があります。

構文

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET PASSWORD
Password: password

引数

なし

使用上の注意

このコマンドは、リスナー制御ユーティリティの起動時やセッション中いつでも必要に応じて入力できます。

LSNRCTL> SET PASSWORD
Password: lnrc10g
The command completed successfully

SET SAVE_CONFIG_ON_STOP

用途

SET SAVE_CONFIG_ON_STOPコマンドを使用して、STOPコマンドによるリスナーの停止時に、SETコマンドによって変更されたリスナーのパラメータ値をlistener.oraファイルに保存するかどうかを指定します。

変更が保存されると、リスナー制御ユーティリティは、フォーマット、コメントおよび文字の大/小文字に関するパラメータを保持しようとします。listener.oraファイルの変更に先立ち、listener.bakと呼ばれるバックアップ・ファイルが作成されます。

全パラメータをただちに保存するには、SAVE_CONFIGコマンドを使用します。

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

不要です。パスワードが設定されている場合、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行する必要はありません。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SET SAVE_CONFIG_ON_STOP  {on | off}

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET SAVE_CONFIG_ON_STOP  {on | off}

引数

[on]: 構成をlistener.oraに保存します。

[off]: 構成をlistener.oraに保存しません。

LSNRCTL> SET SAVE_CONFIG_ON_STOP on
LISTENER parameter "save_config_on_stop" set to ON
The command completed successfully

SET STARTUP_WAITTIME


注意:

このコマンドは、Oracle9i では使用できません。また、今後のリリースではサポートされません。リスナーの実行にこのコマンドが必要な場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

用途

SET STARTUP_WAITTIMEコマンドを使用して、STARTコマンドに応答するまでにリスナーが待機する時間を指定します。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SET STARTUP_WAITTIME {time}

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET STARTUP_WAITTIME {time}

引数

{time}: 時間を秒数で指定します。

LSNRCTL> SET STARTUP_WAITTIME 10
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
LISTENER parameter "startup_waittime" set to 10
The command completed successfully

SET TRC_DIRECTORY

用途

SET TRC_DIRECTORYコマンドを使用して、リスナーのトレース・ファイルが書き込まれる宛先ディレクトリを設定します。 デフォルトでは、UNIXオペレーティング・システムの場合は$ORACLE_HOME/network/traceディレクトリに、Windowsの場合はORACLE_HOME\network\traceディレクトリに書き込まれます。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

不要です。パスワードが設定されている場合、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行する必要はありません。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SET TRC_DIRECTORY {directory}

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET TRC_DIRECTORY {directory}

引数

{directory}: リスナーのトレース・ファイルのディレクトリ・パスを指定します。

LSNRCTL> SET TRC_DIRECTORY /usr/oracle/admin
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
LISTENER parameter "trc_directory" set to /usr/oracle/admin
The command completed successfully

SET TRC_FILE

用途

SET TRC_FILEコマンドを使用して、リスナーのトレース・ファイルの名前を設定します。デフォルトのトレース・ファイル名はlistener.trcです。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

不要です。パスワードが設定されている場合、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行する必要はありません。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SET TRC_FILE {file_name}

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET TRC_FILE {file_name}

引数

{file_name}: リスナーのトレース・ファイルの名前を指定します。

LSNRCTL> SET TRC_FILE list.trc
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
LISTENER parameter "trc_file" set to list.trc
The command completed successfully

SET TRC_LEVEL

用途

SET TRC_LEVELコマンドを使用して、トレースの特定レベルをリスナーに設定します。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SET TRC_LEVEL {level}

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SET TRC_LEVEL {level}

引数

{level}: 次のトレース・レベルのいずれかを指定します。

  • off: トレースを出力しません。

  • user: ユーザー用のトレース情報を出力します。

  • admin: 管理用のトレース情報を出力します。

  • support: オラクル社カスタマ・サポート・センター用のトレース情報を出力します。

使用上の注意

このコマンドは、TRACEコマンドの機能と同じです。

LSNRCTL> SET TRC_LEVEL admin
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
LISTENER parameter "trc_level" set to admin
The command completed successfully

SHOW

用途

SHOWコマンドを使用して、リスナーの現在のパラメータ値を表示します。

SET PASSWORD以外のすべてのSETパラメータには、対応するSHOWパラメータがあります。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SHOW [parameter]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SHOW [parameter]

引数

[parameter]: 構成の設定を表示するSHOWパラメータを指定します。パラメータは、次の出力例のように表示されます。

引数なしでSETを入力すると、全パラメータのリストが表示されます。

LSNRCTL> SHOW
The following properties are available with SHOW:
An asterisk (*) denotes a modifier or extended command:
current_listener 
displaymode
inbound_connect_timeout
log_file
log_directory
log_status
rawmode
save_config_on_stop
startup_waittime 
trc_file
trc_directory
trc_level 

注意:

SHOW STARTUP_WAITTIMEは、Oracle9i では使用できません。また、今後のリリースではサポートされません。リスナーの実行にこのコマンドが必要な場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

SPAWN

用途

SPAWNコマンドを使用して、リスナーを実行しているコンピュータ上のlistener.oraファイル内に別名でリストされているプログラムを開始します。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl SPAWN [listener_name] {alias} [(arguments='arg1,arg2,...')]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> SPAWN [listener_name] {alias} [(arguments='arg1,arg2,...')]

引数

[listener_name]: デフォルト名のLISTENERを使用しない場合は、リスナー名を指定します。

{alias}: listener.oraファイルのPROGRAMパラメータで指定されているプログラムの別名を指定します。

[(arguments='arg1,arg2,...')]: 起動するプログラムによって渡される引数を指定します。

LSNRCTL> SPAWN nstest_alias (ARGUMENTS='')

START

用途

STARTコマンドを使用して、指定したリスナーを開始します。

前提条件

実行中のリスナーがないことが必要です。

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

不要です。パスワードが設定されている場合、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行する必要はありません。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl START [listener_name]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> START [listener_name]

引数

[listener_name]: デフォルト名のLISTENERを使用しない場合は、リスナー名を指定します。

使用上の注意

listener.oraファイルに構成されているリスナーをLISTENER以外の名前で開始するには、その名前を挿入します。

たとえば、リスナー名がtcp_lsnrの場合は、次のように入力します。

lsnrctl START tcp_lsnr

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> START tcp_lsnr

LSNRCTL> START

Starting /private/dsteiner/sales/bin/tnslsnr: please wait...

TNSLSNR for Solaris: Version 9.0.1.0.0
System parameter file is /oracle/network/admin/listener.ora
Log messages written to /oracle/network/log/listener.log
Listening on: (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521)))

Connecting to (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521)))
STATUS of the LISTENER
------------------------
Alias                     LISTENER
Version                   TNSLSNR for Solaris: Version 9.0.1.0.0
Start Date                15-NOV-2003 18:02:25
Uptime                    0 days 0 hr. 0 min. 0 sec
Trace Level               off
Security                  OFF
SNMP                      OFF
Listener Parameter File   /oracle/network/admin/listener.ora
Listener Log File         /oracle/network/log/listener.log
Listening Endpoints Summary...
  (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521)))
The listener supports no services
The command completed successfully

STATUS


注意:

リスナーのステータスは、Oracle Enterprise Managerのコンソールを介して取得することもできます。 詳細は、『Oracle Enterprise Managerのドキュメント』を参照してください。

用途

STATUSコマンドを使用して、リスナーに関する基本的なステータス情報を表示します。これには、リスナー構成設定の概要、リスニング・プロトコル・アドレスおよびリスナーに登録されているサービスの概要が含まれます。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl STATUS [listener_name]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> STATUS [listener_name]

引数

[listener_name]: デフォルト名のLISTENERを使用しない場合は、リスナー名を指定します。

使用上の注意


関連項目:

STATUSの出力の詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

SET DISPLAYMODEコマンドによって、出力のフォーマットと詳細レベルが変更されます。

次の例では、デフォルトの表示モードでSTATUS出力を表示します。出力には、次の内容が含まれています。

  • リスナー構成の設定

  • リスニング・エンドポイントの概要

  • SERVICESコマンドの出力を簡略化したサービス概要

LSNRCTL> STATUS
Connecting to (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=net)))
STATUS of the LISTENER
------------------------
Alias                     LISTENER
Version                   TNSLSNR for Solaris: Version 10.0.0.0.0 -
Beta
Start Date                15-JAN-2003 12:02:00
Uptime                    0 days 0 hr. 5 min. 29 sec
Trace Level               support
Security                  OFF
SNMP                      OFF
Listener Parameter File   /oracle/network/admin/listener.ora
Listener Log File         /oracle/network/log/listener.log
Listener Trace File       /oracle/network/trace/listener.trc
Listening Endpoints Summary...
  (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=net)))
  (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521)))
  (DESCRIPTION=(ADDRESS=(PROTOCOL=tcps)(HOST=sales-server)(PORT=2484)))

Services Summary...
Service "sales1.us.acme.com" has 1 instance(s).
  Instance "sales", status READY, has 1 handler(s) for this service...
Service "sales2.us.acme.com" has 1 instance(s).
  Instance "sales", status READY, has 2 handler(s) for this service...
The command completed successfully

STOP

用途

STOPコマンドを使用して、指定したリスナーを停止します。

前提条件

リスナーが実行されていることが必要です。

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl STOP [listener_name]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> STOP [listener_name]

引数

[listener_name]: デフォルト名のLISTENERを使用しない場合は、リスナー名を指定します。

LSNRCTL> STOP
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
The command completed successfully

TRACE

用途

TRACEコマンドを使用して、リスナーのトレースを有効にします。

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

必要です。 パスワードが設定されている場合は、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行します。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl trace {level}[listener_name]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> trace {level} [listener_name]

引数

{level}: 次のトレース・レベルのいずれかを指定します。

  • off: トレースを出力しません。

  • user: ユーザー用のトレース情報を出力します。

  • admin: 管理用のトレース情報を出力します。

  • support: オラクル社カスタマ・サポート・センター用のトレース情報を出力します。

[listener_name]: デフォルト名のLISTENERを使用しない場合は、リスナー名を指定します。

使用上の注意

このコマンドは、SET TRC_LEVELコマンドの機能と同じです。

LSNRCTL> TRACE ADMIN lsnr
Connecting to (ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
Opened trace file: /oracle/network/trace/listener.trc
The command completed successfully

VERSION

用途

VERSIONコマンドを使用して、リスナー制御ユーティリティの現行のバージョンを表示します。

前提条件

なし

パスワードが設定されている場合のパスワードの要否

不要です。パスワードが設定されている場合、このコマンドの前にSET PASSWORDコマンドを発行する必要はありません。

構文

オペレーティング・システムでは、次の構文に従って入力します。

lsnrctl VERSION [listener_name]

リスナー制御ユーティリティでは、次の構文に従って入力します。

LSNRCTL> VERSION [listener_name]

引数

[listener_name]: デフォルト名のLISTENERを使用しない場合は、リスナー名を指定します。

LSNRCTL> VERSION listener1
Connecting to ADDRESS=(PROTOCOL=TCP)(HOST=sales-server)(PORT=1521))
TNSLSNR for Solaris: Version 10.0.0.0.0
        TNS for Solaris: Version 10.0.0.0.0
        Oracle Bequeath NT Protocol Adapter for Solaris: Version 10.0.0.0.0
        Unix Domain Socket IPC NT Protocol Adaptor for Solaris: Version 10.0.0.0.0
        TCP/IP NT Protocol Adapter for Solaris: Version 10.0.0.0.0
The command completed successfully