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Oracle Database Net Services リファレンス
10g リリース2(10.2)
B19209-01
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7 リスナー・パラメータ(listener.ora)

この章では、listener.oraファイルの構成パラメータの完全なリストを提供します。

この章では、次の項目について説明します。

リスナー構成ファイルの概要

listener.oraファイルに格納されているリスナーは、次の要素で構成されています。

listener.oraファイルのデフォルトの位置は、UNIXオペレーティング・システムの場合は$ORACLE_HOME/network/adminディレクトリ、Windowsの場合はORACLE_HOME\network\adminディレクトリです。listener.oraは次の位置に格納することもできます。

1つのlistener.oraファイルには、それぞれが一意の名前を持つ複数のリスナーを構成できます。複数のリスナー構成が可能な理由は、最上位レベルの各構成パラメータにはリスナー名の接尾辞があり、各構成パラメータ自体がリスナー名を示しているためです。


注意:

1つのlistener.oraファイルに複数のリスナーを構成することは、多くの場合に役立ちます。しかし、オラクル社では、お客様の環境では、各ノードごとに1つのリスナーのみを実行することをお薦めします。

例7-1は、LISTENERという名(リスナーのデフォルト名)のリスナーのlistener.oraファイルを示しています。

例7-1 listener.oraファイルの例

LISTENER=
  (DESCRIPTION=
    (ADDRESS_LIST=
      (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sale-server)(PORT=1521))
      (ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=extproc))))
SID_LIST_LISTENER=
  (SID_LIST=
    (SID_DESC=
      (GLOBAL_DBNAME=sales.us.acme.com)
      (ORACLE_HOME=/oracle10g)
      (SID_NAME=sales))
    (SID_DESC=
      (SID_NAME=plsextproc)
      (ORACLE_HOME=/oracle10g)
      (PROGRAM=extproc)))

リスナーのパラメータ

この項では、listener.oraファイルのパラメータをリストして説明します。リスナー構成パラメータは、次のカテゴリに分類されます。

プロトコル・アドレス・セクション

listener.oraファイルのプロトコル・アドレス・セクションでは、リスナーが接続要求を受け入れるプロトコル・アドレスを定義します。プロトコル・アドレスに使用する最も一般的なパラメータについて、次に説明します。ADDRESS_LISTもサポートされます。


関連項目:

ADDRESS_LISTパラメータの詳細は、第4章「プロトコル・アドレス構成」を参照してください。

DESCRIPTION

用途

パラメータDESCRIPTIONを、リスナー・プロトコル・アドレスのコンテナとして使用します。

listener_name=
 (DESCRIPTION=
  (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=hr-server)(PORT=1521))
  (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521)))

ADDRESS

用途

パラメータADDRESSを使用して、単一のリスナー・プロトコル・アドレスを指定します。

このパラメータは、DESCRIPTIONパラメータの下に埋め込みます。


関連項目:

サポート対象プロトコルの各タイプに使用する正しいパラメータの説明は、第4章「プロトコル・アドレス構成」を参照してください。

listener_name=
 (DESCRIPTION=
  (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=hr-server)(PORT=1521))
  (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521)))

QUEUESIZE

用途

パラメータQUEUESIZEを使用して、リスナーがTCP/IPまたはIPCリスニング・エンドポイント(プロトコル・アドレス)上で受け入れることのできる同時接続要求数を指定します。

このパラメータを、期待する同時接続要求数の値を設定してプロトコル・アドレスの最後に埋め込みます。

デフォルト

デフォルトの同時接続要求数は、オペレーティング・システムによって異なります。Solarisオペレーティング・システムおよびWindowsの場合のデフォルトは、次のとおりです。

  • Solarisオペレーティング・システム: 5

  • Windows NT 4.0 Workstation: 5

  • Windows NT 4.0 Server: 50

使用上の注意


関連項目:

このパラメータの構成方法の詳細は、『Oracle Net Services管理者ガイド』を参照してください。

listener_name=
 (DESCRIPTION=
  (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=hr-server)(PORT=1521)(QUEUESIZE=20)))

RECV_BUF_SIZE

用途

パラメータRECV_BUF_SIZEを使用して、セッションの受信操作に使用するバッファ領域をバイト数で指定します。このパラメータは、TCP/IP、SSL付きTCP/IP、SDPの各プロトコルでサポートされます。


注意:

オペレーティング・システムによっては、他のプロトコルもこのパラメータをサポートしている場合があります。このパラメータをサポートしている他のプロトコルの詳細は、オペレーティング・システムのマニュアルを参照してください。

このパラメータは、DESCRIPTIONパラメータの下またはプロトコル・アドレスの最後に、必要なバイト数だけ値を設定して埋め込みます。

デフォルト

このパラメータのデフォルト値は、オペレーティング・システムによって異なります。Solaris 2.6オペレーティング・システムのデフォルトは、32768バイト(32KB)です。

使用上の注意


関連項目:

このパラメータの構成方法の詳細は、『Oracle Net Services管理者ガイド』を参照してください。

listener_name=
  (DESCRIPTION=
    (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521)
       (RECV_BUF_SIZE=11784))
    (ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=extproc)
       (RECV_BUF_SIZE=11784)))
listener_name=
  (DESCRIPTION=
    (RECV_BUF_SIZE=11784))
    (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521)
    (ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=extproc)))

SEND_BUF_SIZE

用途

パラメータSEND_BUF_SIZEを使用して、セッションの送信操作に使用するバッファ領域をバイト数で指定します。このパラメータは、TCP/IP、SSL付きTCP/IP、SDPの各プロトコルでサポートされます。


注意:

オペレーティング・システムによっては、他のプロトコルもこのパラメータをサポートしている場合があります。このパラメータをサポートしている他のプロトコルの詳細は、オペレーティング・システムのマニュアルを参照してください。

このパラメータを、DESCRIPTIONパラメータの下またはプロトコル・アドレスの最後に埋め込みます。

デフォルト

このパラメータのデフォルト値は、オペレーティング・システムによって異なります。Solaris 2.6オペレーティング・システムのデフォルトは、8192バイト(8KB)です。

使用上の注意


関連項目:

このパラメータの構成方法の詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

listener_name=
  (DESCRIPTION=
    (ADDRESS_LIST=
      (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521)
       (SEND_BUF_SIZE=11280))
      (ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=extproc)
       (SEND_BUF_SIZE=11280))))
listener_name=
  (DESCRIPTION=
    (ADDRESS_LIST=
      (SEND_BUF_SIZE=11280))
      (ADDRESS=(PROTOCOL=tcp)(HOST=sales-server)(PORT=1521)
      (ADDRESS=(PROTOCOL=ipc)(KEY=extproc))))

静的サービス登録(SID_LIST)セクション

listener.oraSID_LISTセクションを使用すると、リスナーに関するサービス情報を静的に構成できます。

SID_LISTセクションは、Oracle8リリース8.0またはOracle7データベース・サービスをはじめ、外部プロシージャ・コールや異機種間サービス、Oracle Enterprise Managerなどの管理ツールで必要です。

SID_LIST_listener_name=
  (SID_LIST=
   (SID_DESC=
    (GLOBAL_DBNAME=global_database_name)
    (SID_NAME=sid)
    (ORACLE_HOME=oracle_home))
   (SID_DESC=...))

最新のデータベースでは、リスナーは、listener.oraファイルに静的に構成された情報を使用する前に、サービス登録を介して受信したデータベースとインスタンスに関する動的サービス情報を使用します。 したがって、Oracle9iまたはOracle8データベースの監視にOracle Enterprise Managerを使用しない場合、SID_LISTは不要です。

SID_LIST

用途

パラメータSID_LISTを使用して、SID記述のリストを識別します。

SID_LIST_listener_name=
  (SID_LIST=
   (SID_DESC=...)
   (SID_DESC=...))

SID_DESC

用途

パラメータSID_DESCを使用して、特定のデータベース・インスタンスまたはデータベース以外のサービスに関するサービス情報を指定します。

このパラメータは、SID_LISTパラメータの下に埋め込みます。

SID_LIST_listener_name=
(SID_LIST=
   (SID_DESC=...)
   (SID_DESC=...))

SID_DESCには、次のパラメータを指定できます。

ENVS

用途

パラメータENVSを使用して、専用サーバー・プログラムまたはPROGRAMパラメータで指定されている実行可能ファイルの実行(子プロセスとして)の前に設定するリスナー用の環境変数を指定します。

このパラメータは、SID_DESCパラメータの下に埋め込みます。


注意:

このパラメータは、Windowsではサポートされません。リスナーによって起動されたプロセスは、そのリスナーの環境を単純に継承します。

使用上の注意

環境変数とその値は二重引用符(")で囲みます。

(ENVS="variable=value")

環境変数とその値のリストを指定できます。リストは全体を二重引用符で囲み、環境変数の定義を空白なしのカンマで区切ります。

(ENVS="variable=value,variable=value")

注意:

下位互換性を保持するために、一重引用符(')がサポートされています。

環境変数または環境変数の値の定義(ENVS="variable=value")には、次の文字は使用できません。

  • カンマ(,

  • 一重引用符('

  • 二重引用符("

  • 等号(=

SID_LIST_listener_name=
 (SID_LIST=
  (SID_DESC=
   (SID_NAME=plsextproc)
   (ORACLE_HOME=/oracle10g)
   (PROGRAM=extproc)
   (ENVS="LD_LIBRARY_PATH=/oracle/10g/lib:/oracle/10g/ctx/lib"))
 (SID_DESC=
  (SID_NAME=test)
  (PROGRAM=/tmp/myexec)
  (ENVS="LD_LIBRARY_PATH=/private/xpm/lib:/private/mylibs,MYPATH=/usr/ucb:/usr/local/packages,APL_ENV_FILE=/apl/conf/env.txt")))

GLOBAL_DBNAME

用途

パラメータGLOBAL_DBNAMEを使用して、データベース・サービスを識別します。

クライアント接続要求の処理中に、クライアント接続記述子のSERVICE_NAMEパラメータ値とこのパラメータの値が一致するかどうかが、リスナーによって試行されます。クライアント接続記述子でSIDパラメータが使用される場合、リスナーでは値のマップは試行されません。このパラメータは、主にOracle8リリース8.0またはOracle7データベース(専用サーバー用の動的サービス登録がサポートされていないデータベース)との構成向けです。 また、Oracle9iおよびOracle8データベース・サービスで使用するために、一部の構成ツールや管理ツールで必要になる場合があります。

このパラメータの値は、一般的に、初期化パラメータ・ファイルのDB_NAMEパラメータとDB_DOMAINパラメータ(DB_NAME.DB_DOMAIN)との組合せから取得されますが、サービスを識別するために、クライアントで使用される任意の有効な名前を値に含めることが可能です。

このパラメータは、SID_DESCパラメータの下に埋め込みます。

SID_LIST_listener_name=
  (SID_LIST=
   (SID_DESC=
    (GLOBAL_DBNAME=sales.us.acme.com)
    (SID_NAME=sales)
    (ORACLE_HOME=/usr/oracle)))

ORACLE_HOME

用途

パラメータORACLE_HOMEを使用して、サーバーのOracleホームの位置を識別します。

このパラメータは、SID_DESCパラメータの下に埋め込みます。

SID_LIST_listener_name=
  (SID_LIST=
   (SID_DESC=
     (SID_NAME=extproc)
     (ORACLE_HOME=/usr/oracle)
     (PROGRAM=extproc)))

PROGRAM

用途

パラメータPROGRAMを使用して、サービス実行可能プログラム名を識別します。

このパラメータは、SID_DESCパラメータの下に埋め込みます。

SID_LIST_listener_name=
  (SID_LIST=
   (SID_DESC=
     (SID_NAME=sales)
     (ORACLE_HOME=/usr/oracle)
     (PROGRAM=extproc)))

SID_NAME

用途

パラメータSID_NAMEを使用して、インスタンスのOracleシステム識別子(SID)を識別します。SIDの値は、初期化パラメータ・ファイルのINSTANCE_NAMEパラメータから取得できます。

このパラメータは、SID_DESCパラメータの下に埋め込みます。

SID_LIST_listener_name=
  (SID_LIST=
   (SID_DESC=
    (GLOBAL_DBNAME=sales.us.acme.com)
    (SID_NAME=sales)
    (ORACLE_HOME=/usr/oracle)))

SDU

用途

パラメータSDUを使用して、ネットワークを介して送信されるデータ・パケットの転送レートを、指定されたセッション・データ・ユニット(SDU)・サイズで最適化するようにOracle Netに指示します。

このパラメータは、SID_DESCパラメータの下に埋め込みます。

使用方法


関連項目:

このパラメータの構成方法の詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

デフォルト

2048バイト(2KB)

512〜32768バイト(32KB)

SID_LIST_listener_name=
  (SID_LIST=
   (SID_DESC=
    (SDU=2085)
    (GLOBAL_DBNAME=sales.us.acme.com)
    (SID_NAME=sales)
    (ORACLE_HOME=/usr/oracle)))

制御パラメータ

この項では、リスナーの動作を制御する次のパラメータについて説明します。

ADMIN_RESTRICTIONS_listener_name

用途

パラメータADMIN_RESTRICTIONS_listener_nameを使用して、実行時のリスナー管理を制限できます。このパラメータは、リスナーがパスワードで保護されていない場合に役に立ちます。

ADMIN_RESTRICTIONS_listener_name=onを設定すると、listener.oraのパラメータを実行時に変更できなくなります。 つまり、リスナーは、このパラメータを変更するSETコマンドの受入れを拒否します。 ADMIN_RESTRICTIONS_listener_nameも含め、listener.oraのパラメータを変更するには、listener.oraファイルを手動で変更して、そのパラメータを(RELOADコマンドを使用して)再ロードします。これによって、新しい変更内容が明示的なリスナーの停止と再起動なしに有効になります。

オラクル社では、パスワードによるリスナーの保護をお薦めします。 暗号化されたパスワードを作成するには、リスナー制御ユーティリティのCHANGE_PASSWORDコマンドまたはOracle Net Managerを使用します。


関連項目:

リスナーのパスワード・セキュリティの詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

デフォルト

off

ADMIN_RESTRICTIONS_listener=on

INBOUND_CONNECT_TIMEOUT_listener_name

用途

パラメータINBOUND_CONNECT_TIMEOUT_listener_nameを使用して、ネットワーク接続の確立後、クライアントからリスナーへの接続要求の完了までの時間を秒単位で指定します。

リスナーが指定の時間内にクライアントの要求を受信しない場合、接続は終了します。また、クライアントのIPアドレスと、エラー・メッセージ「ORA-12525:TNS:リスナーは、クライアントの要求を許容時間内に受信しませんでした。」がlistener.logファイルに記録されます。

リスナーとデータベース・サーバーの両方を保護するには、オラクル社では、このパラメータをsqlnet.oraファイルのSQLNET.INBOUND_CONNECT_TIMEOUTパラメータと組み合せて設定することをお薦めします。これらのパラメータの値を指定する場合、次の推奨事項を考慮してください。

  • 両方のパラメータの初期値を低く設定してください。

  • INBOUND_CONNECT_TIMEOUT_listener_nameパラメータの値を、SQLNET.INBOUND_CONNECT_TIMEOUTパラメータの値より低く設定してください。

たとえば、INBOUND_CONNECT_TIMEOUT_listener_nameパラメータの値を2秒に設定し、INBOUND_CONNECT_TIMEOUTパラメータの値を3秒に設定します。特定の環境におけるシステムあるいはネットワークの通常の遅延によってクライアントが指定の時間内に接続を完了できない場合は、必要なだけ時間を増やします。


関連項目:

これらのパラメータの構成方法の詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

デフォルト

60秒

INBOUND_CONNECT_TIMEOUT_listener=2

LOG_DIRECTORY_listener_name

用途

パラメータLOG_DIRECTORY_listener_nameを使用して、リスナーのログ・ファイルの宛先ディレクトリを指定します。

デフォルト

UNIXオペレーティング・システムの場合は$ORACLE_HOME/network/logディレクトリ、Windowsオペレーティング・システムの場合はORACLE_HOME\network\logディレクトリです。

LOG_DIRECTORY_listener=/oracle/network/admin/log

LOG_FILE_listener_name

用途

パラメータLOG_FILE_listener_nameを使用して、リスナーのログ・ファイル名を指定します。

デフォルト

listener.log

LOG_FILE_listener=list.log

LOGGING_listener_name

用途

パラメータLOGGING_listener_nameを使用して、ロギングをオンまたはオフにします。

デフォルト

on

on | off

LOGGING_listener=on

PASSWORDS_listener_name

用途

パラメータPASSWORDS_listener_nameを使用して、リスナー用の暗号化されたパスワードを格納します。これにより、リスナー制御ユーティリティで使用されるSAVE_CONFIGSTOPなどの特権操作が保護されます。 暗号化されたパスワードは、リスナー制御ユーティリティのCHANGE_PASSWORDコマンドまたはOracle Net Managerを使用して設定できます。


関連項目:

リスナーのパスワード・セキュリティの詳細は、『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。

PASSWORDS_LISTENER=(2D6C48144CF753AC)

SAVE_CONFIG_ON_STOP_listener_name

用途

パラメータSAVE_CONFIG_ON_STOP_listener_nameを使用して、実行時の構成の変更をlistener.oraファイルに保存するかどうかを指定します。

このパラメータをtrueに設定すると、リスナーの実行中にリスナー制御ユーティリティのSETコマンドを使用して変更されたパラメータは、STOPコマンドの発行時にlistener.oraファイルに保存されます。このパラメータをfalseに設定すると、リスナー制御ユーティリティは実行時の構成の変更をlistener.oraファイルに保存しません。

デフォルト

false

true | false

SAVE_CONFIG_ON_STOP_listener=true

SSL_CLIENT_AUTHENTICATION

用途

パラメータSSL_CLIENT_AUTHENTICATIONを使用して、Secure Sockets Layer(SSL)でクライアントを認証するかどうかを指定します。

デフォルト

true

true | false

使用上の注意

クライアントの認証は、データベース・サーバーが行います。したがって、この値はfalseに設定する必要があります。このパラメータをtrueに設定すると、リスナーは、結果的に失敗となる可能性があるクライアントの認証を試みます。


関連項目:

『Oracle Advanced Security管理者ガイド』

SSL_CLIENT_AUTHENTICATION=true

STARTUP_WAIT_TIME_listener_name


注意:

このパラメータはこのリリースでは使用できません。また、今後のリリースでサポートが停止される予定です。リスナーの実行にこのパラメータが必要な場合は、オラクル社カスタマ・サポート・センターに連絡してください。

用途

パラメータSTARTUP_WAIT_TIME_listener_nameを使用して、リスナーがリスナー制御ユーティリティのSTARTコマンドに応答するまでの待機秒数を設定します。

デフォルト

0

STARTUP_WAIT_TIME_listener=5

TRACE_DIRECTORY_listener_name

用途

パラメータTRACE_DIRECTORY_listener_nameを使用して、リスナーのトレース・ファイルの宛先ディレクトリを指定します。

デフォルト

UNIXオペレーティング・システムの場合は$ORACLE_HOME/network/traceディレクトリ、Windowsの場合はORACLE_HOME\network\traceディレクトリです。

TRACE_DIRECTORY_listener=/oracle/network/admin/trace

TRACE_FILE_listener_name

用途

パラメータTRACE_FILE_listener_nameを使用して、リスナーのトレース・ファイル名を指定します。

デフォルト

listener.trc

TRACE_FILE_listener=list.trc

TRACE_FILELEN_listener_name

用途

パラメータTRACE_FILELEN_listener_nameを使用して、リスナーのトレース・ファイルのサイズをキロバイト(KB)で指定します。このサイズに達すると、トレース情報は次のファイルに書き込まれます。 ファイルの数は、TRACE_FILENO_listener_nameパラメータで指定します。

デフォルト

無制限

TRACE_FILELEN_listener=100

TRACE_FILENO_listener_name

用途

パラメータTRACE_FILENO_listener_nameを使用して、リスナーのトレース用トレース・ファイルの数を指定します。 このパラメータがTRACE_FILELEN_listener_nameパラメータとともに設定されている場合、トレース・ファイルは循環方式で使用されます。最初のファイルが満杯になると、2番目のファイルを使用します(その後、同様に続きます)。最後のファイルが満杯になると、最初のファイルが再利用されます(その後、同様に続きます)。

トレース・ファイル名は、順序番号によって他のトレース・ファイルと区別されます。たとえば、デフォルトのトレース・ファイルlistener.trcが使用されている場合に、このパラメータが3に設定されると、トレース・ファイル名はlistener1.trclistener2.trcおよびlistener3.trcとなります。

また、トレース・ファイル内のトレース・イベントの前には、ファイルの順序番号が付きます。

デフォルト

1

TRACE_FILENO_listener=3

TRACE_LEVEL_listener_name

用途

パラメータTRACE_LEVEL_listener_nameを使用して、リスナーのトレースをオン(レベル指定)またはオフに切り替えます。

デフォルト

off

  • off: トレースを出力しません。

  • user: ユーザー用のトレース情報を出力します。

  • admin: 管理用のトレース情報を出力します。

  • support: オラクル社カスタマ・サポート・センター用のトレース情報を出力します。

TRACE_LEVEL_listener=admin

TRACE_TIMESTAMP_listener_name

用途

パラメータTRACE_LEVEL_listener_nameが特定のトレース・レベルに設定されると、パラメータTRACE_TIMESTAMP_listener_nameを使用して、dd-mon-yyyy hh:mi:ss:mil形式のタイムスタンプをリスナーのトレース・ファイルの全トレース・イベントに追加できます。

デフォルト

on

onまたはtrue | offまたはfalse

TRACE_TIMESTAMP_listener=true

WALLET_LOCATION

用途

WALLET_LOCATIONパラメータを使用して、Walletの位置を指定します。Walletは、SSLによって処理される証明書、キーおよびトラストポイントで、安全な接続を可能にします。


関連項目:

『Oracle Advanced Security管理者ガイド』

構文

ファイル・システムでのOracle Wallet:

WALLET_LOCATION=
  (SOURCE=
    (METHOD=file)
    (METHOD_DATA=
       (DIRECTORY=directory)
       [(PKCS11=TRUE/FALSE)]))

Microsoft Certificate Store:

WALLET_LOCATION=
  (SOURCE=
     (METHOD=mcs))

Windowsレジストリ内のOracle Wallet:

WALLET_LOCATION=
   (SOURCE=
      (METHOD=reg)
      (METHOD_DATA=
         (KEY=registry_key)))

Entrust Wallet:

WALLET_LOCATION=
   (SOURCE=
      (METHOD=entr)
      (METHOD_DATA=
         (PROFILE=file.epf)
         (INIFILE=file.ini)))

サブパラメータ

WALLET_LOCATIONは、次のサブパラメータをサポートします。

SOURCE: Walletの格納タイプと格納場所

METHOD: 格納タイプ

METHOD_DATA: 格納場所

DIRECTORY: ファイル・システムでのOracle Walletの位置

KEY: WalletタイプとWindowsレジストリ内の位置

PROFILE: Entrustプロファイル・ファイル(.epf

INIFILE: Entrust初期化ファイル(.ini

デフォルト

なし

使用上の注意

  • Microsoft Certificate Store(MCS)はWalletを使用しないため、MCSのキー/値ペアにはMETHOD_DATAパラメータがありません。かわりに、Oracle PKI(公開鍵インフラストラクチャ)アプリケーションは、証明書、trustpointおよび秘密鍵をユーザーのプロファイルから直接取得します。

  • Oracle walletがWindowsレジストリに格納されており、そのWalletのkeyKEY)がSALESAPPの場合、暗号化されたWalletの格納場所は、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\ORACLE\WALLETS\SALESAPP\EWALLET.P12です。 復号化されたWalletの格納場所は、HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\ORACLE\WALLETS\SALESAPP\CWALLET.SSOです。

ファイル・システムでのOracle Wallet:

WALLET_LOCATION=
  (SOURCE=
      (METHOD=file)
      (METHOD_DATA=
         (DIRECTORY=/etc/oracle/wallets/databases)))

Microsoft Certificate Store:

WALLET_LOCATION=
   (SOURCE=
     (METHOD=mcs))

Windowsレジストリ内のOracle Wallet:

WALLET_LOCATION=
   (SOURCE=
     (METHOD=REG)
     (METHOD_DATA=
        (KEY=SALESAPP)))

Entrust Wallet:

WALLET_LOCATION=
   (SOURCE=
     (METHOD=entr)
     (METHOD_DATA=
       (PROFILE=/etc/oracle/wallets/test.epf)
       (INIFILE=/etc/oracle/wallets/test.ini)))