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Oracle Database バックアップおよびリカバリ・リファレンス
10g リリース2(10.2)

B28656-01
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2 Recovery Managerコマンド

この章では、Recovery Managerのコマンドと副次句をアルファベット順に説明します。Recovery Managerコマンドとコマンドライン・オプションの概要は、「Recovery Managerコマンドの概要」を参照してください。

Recovery Managerコマンドの概要

表2-1に、Recovery ManagerプロンプトまたはRUNコマンド、あるいはその両方で実行できるRecovery Managerコマンドの機能の概要を示します。旧リリースのRecovery Managerのすべてのコマンドが、現行のリリースで動作します。

Recovery Managerクライアントのコマンドライン・オプションについては、「cmdLine」を参照してください。

表2-1    Recovery Managerコマンド 
コマンド  用途 

「@」 

コマンド・ファイルを実行します。 

「@@」 

現在実行中のコマンド・ファイルと同じディレクトリにあるコマンド・ファイルを実行します。@@コマンドが@コマンドと異なるのは、コマンド・ファイル内から実行される場合のみです。 

「ALLOCATE CHANNEL」 

チャネルを確立します。これは、Recovery Managerとデータベース・インスタンス間の接続です。 

「ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCE」 

DELETEコマンドなどのメンテナンス・コマンドの発行に備えてチャネルを割り当てます。 

「allocOperandList」 

PARMSFORMATなどのチャネル制御オプションを指定する副次句です。 

「ALTER DATABASE」 

データベースをマウントまたはオープンします。 

「archivelogRecordSpecifier」 

アーカイブREDOログ・ファイルの範囲を指定します。 

「BACKUP」 

データベース・ファイル、データベース・ファイルのコピー、アーカイブ・ログまたはバックアップ・セットをバックアップします。 

「BLOCKRECOVER」 

1つ以上のデータ・ファイル内で個々のデータ・ブロックまたはそのセットをリカバリします。 

「CATALOG」 

ファイル・コピーおよびユーザー管理バックアップに関する情報をレポジトリに追加します。 

「CHANGE」 

バックアップ・ピース、イメージ・コピーまたはアーカイブREDOログをステータスUNAVAILABLEまたはAVAILABLEを持つものとしてマークし、バックアップまたはコピーのリポジトリ・レコードを削除し、その保存方針をオーバーライドします。 

「completedTimeSpec」 

バックアップまたはコピーが完了する時間の範囲を指定します。 

「CONFIGURE」 

永続的なRecovery Manager設定を構成します。この設定は、明示的に変更または使用不可にするまで、すべてのRecovery Managerセッションに適用されます。 

「CONNECT」 

Recovery Managerとターゲット・データベース、補助データベースまたはリカバリ・カタログ・データベースとの接続を確立します。 

「connectStringSpec」 

ターゲット・データベース、リカバリ・カタログ・データベースまたは補助データベースに接続するため、ユーザー名、パスワードおよびネット・サービス名を指定します。この接続は、ユーザーの認証とデータベースの識別のために必要です。 

「CONVERT」 

プラットフォーム間で表領域とデータベースをトランスポートするために、データ・ファイルのフォーマットを変換します。 

「CREATE CATALOG」 

リカバリ・カタログのためのスキーマを作成します。 

「CREATE SCRIPT」 

ストアド・スクリプトを作成してリカバリ・カタログに格納します。 

「CROSSCHECK」 

アーカイブ・ログ、データ・ファイルのコピーおよびバックアップ・ピースなど、Recovery Managerで管理されるファイルが、ディスクまたはテープに引き続き存在するかどうかを判断します。 

「datafileSpec」 

データ・ファイルをファイル名または絶対ファイル番号で指定します。 

「DELETE」 

バックアップとコピーを削除し、その参照をリカバリ・カタログから削除し、その制御ファイル・レコードをステータスDELETEDに更新します。 

「DELETE SCRIPT」 

ストアド・スクリプトをリカバリ・カタログから削除します。 

「deviceSpecifier」 

バックアップまたはコピーに使用するストレージ・デバイスのタイプを指定します。 

「DROP CATALOG」 

リカバリ・カタログからスキーマを削除します。 

「DROP DATABASE」 

ディスクからターゲット・データベースを削除して登録を解除します。 

「DUPLICATE」 

ターゲット・データベースのバックアップを使用して、テストに使用できる複製データベースを作成するか、スタンバイ・データベースを作成します。 

「EXECUTE SCRIPT」 

Recovery Managerストアド・スクリプトを実行します。 

「EXIT」 

Recovery Manager実行可能ファイルを終了します。 

「fileNameConversionSpec」 

BACKUP AS COPYCONVERTおよびDUPLICATEの実行時にソースをターゲット・ファイル名に変換するパターンを指定します。 

「FLASHBACK」 

データベースを過去のある時点またはSCNでの状態に戻します。 

「formatSpec」 

バックアップまたはコピーに使用するファイル名の形式を指定します。 

「HOST」 

Recovery Managerからオペレーティング・システムのコマンドライン・サブシェルをコールするか、特定のオペレーティング・システム・コマンドを実行します。 

「keepOption」 

バックアップまたはコピーを現行の保存方針から除外するかどうかを指定します。 

「LIST」 

バックアップ・セットまたはコピーの詳細リストを生成します。 

「listObjList」 

LISTコマンドで表示される項目を指定するための副次句です。 

「maintQualifier」 

DELETECHANGEなどのメンテナンス・コマンドの追加オプションを指定するための副次句です。 

「maintSpec」 

CHANGECROSSCHECKDELETEなどのメンテナンス・コマンドで処理されるファイルを指定するための副次句です。 

「obsOperandList」 

不要なバックアップとコピーを判断するための副次句です。 

「PRINT SCRIPT」 

ストアド・スクリプトを表示します。 

「QUIT」 

Recovery Manager実行可能ファイルを終了します。 

「recordSpec」 

メンテナンス・コマンドの対象となるオブジェクトを指定するための副次句です。 

「RECOVER」 

バックアップまたはデータ・ファイルのコピーからリストアされたデータ・ファイルにREDOログおよび増分バックアップを適用して、その内容を特定の時点の状態に更新します。 

「REGISTER」 

ターゲット・データベースをリカバリ・カタログに登録します。 

「RELEASE CHANNEL」 

ALLOCATE CHANNELコマンドで割り当てたチャネルを解放します。 

「releaseForMaint」 

ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCEコマンドで割り当てたチャネルを解放します。 

「REPLACE SCRIPT」 

リカバリ・カタログに格納されている既存のスクリプトを置換します。既存のスクリプトがない場合は、REPLACE SCRIPTによりスクリプトが作成されます。 

「REPORT」 

リカバリ・カタログの内容の詳細分析を行います。 

「RESET DATABASE」 

SQL文ALTER DATABASE OPEN RESETLOGSが実行され、ターゲット・データベースの新規インカネーションが作成されたことをRecovery Managerに通知するか、またはターゲット・データベースを以前のインカネーションに再設定します。 

「RESTORE」 

バックアップ・セットまたはディスク・コピーから、デフォルト位置または新規の位置にファイルをリストアします。 

「RESYNC」 

完全再同期化を実行します。これにより、スナップショット制御ファイルが作成され、そのファイルから新規または変更後の情報がリカバリ・カタログにコピーされます。 

「RUN」 

1つ以上の一連のRecovery Managerコマンドを実行します。これは、RUNの中カッコ内で実行される1つ以上の文です。 

「SEND」 

ベンダー固有の引用符付き文字列を1つ以上の特定チャネルに送信します。 

「SET」 

RUNブロックまたはセッションの実行時にRecovery Managerの動作に影響する様々な属性の値を設定します。 

「SHOW」 

現行のCONFIGURE設定を表示します。 

「SHUTDOWN」 

ターゲット・データベースを停止します。このコマンドは、SQL*PlusのSHUTDOWNコマンドと同じです。 

「SPOOL」 

Recovery Manager出力をログ・ファイルに書き込みます。 

「SQL」 

Recovery Manager内からSQL文を実行します。 

「STARTUP」 

ターゲット・データベースを起動します。このコマンドは、SQL*PlusのSTARTUPコマンドと同じです。 

「SWITCH」 

データ・ファイルのコピーが現行のデータ・ファイルであることを指定します。つまり、制御ファイルが指すデータ・ファイルです。このコマンドは、データ・ファイルに適用されるSQL文ALTER DATABASE RENAME FILEと同じです。 

「TRANSPORT TABLESPACE」 

1つ以上の表領域のバックアップからトランスポータブル表領域のセットを作成します。 

「UNREGISTER DATABASE」 

リカバリ・カタログからデータベースを登録解除します。 

「untilClause」 

時間、SCNまたはログ順序番号で上限を指定する副次句です。通常、この句は不完全リカバリに必要な時点を指定するために使用します。 

「UPGRADE CATALOG」 

リカバリ・カタログ・スキーマを、旧バージョンからRecovery Manager実行可能ファイルに必要なバージョンにアップグレードします。 

「VALIDATE」 

バックアップ・セットを調べて、データの損傷がないかどうかをレポートします。Recovery Managerは、指定したバックアップ・セットのバックアップ・ピースをすべてスキャンし、チェックサムを参照して、内容が正しくリストアされるかどうかを検証します。 


@

構文

at::=


画像の説明

用途

オペレーティング・システム・ファイルに格納されている一連のRecovery Managerコマンドを、@/oracle/dbs/cmd/cmd1.rmanなどのフルパス名を指定して実行します。フルパス名を指定しない場合は、@cmd1.rmanなど、現行の作業ディレクトリが対象となります。文字列の前後に引用符を使用したり、@とファイル名の間に空白を残さないでください。Recovery Managerは、指定したファイルの内容が@コマンドに代入されたかのように処理します。


注意:

ファイルには、完全なRecovery Managerコマンドを含めてください。不完全なコマンドがファイルにあると、構文エラーが発生します。 


制限事項と使用上の注意

なし。

コマンドラインからのコマンド・ファイルの実行: 例

次の例では、コマンド・ファイルを作成し、それをオペレーティング・システムのコマンドラインから実行します。

echo "BACKUP DATABASE;" > backup_db.rman
rman TARGET / @backup_db.rman
Recovery Managerでのコマンド・ファイルの実行: 例

次の例では、Recovery ManagerプロンプトとRUNコマンド内でコマンド・ファイルを実行します。

@backup_db.rman
RUN { @backup_db.rman }

@@

構文

atat::=


画像の説明

用途

@@cmd2.rmanなど、指定したファイル名を持つオペレーティング・システム・ファイルに格納されている一連のRecovery Managerコマンドを実行します。@@がコマンド・ファイルに含まれている場合、@@filenameによって、Recovery Managerは、指定したファイル名をコール元のコマンド・ファイルと同じディレクトリ内で検索します。@@コマンドは、コマンド・ファイル内で使用しない場合、@コマンドと同じです。たとえば、次のようにRecovery Managerを起動するとします。

% rman @$ORACLE_HOME/rdbms/admin/dba/scripts/cmd1.rman 

cmd1.rmanスクリプト内にコマンド@@cmd2.rmanがあるとします。この場合、@@コマンドはRecovery Managerに対して、ディレクトリ$ORACLE_HOME/rdbms/admin/dba/scripts/にあるファイルcmd2.rmanを検索するように指示します。Recovery Managerコマンド全体をファイルに含める必要があることに注意してください。

制限事項と使用上の注意

なし。

別のコマンド・ファイル内のコマンド・ファイルのコール: 例

コマンド・ファイルbackup_logs.rmanおよびbackup_db.rmanを次の例のように作成するとします。bkup_db.rmanをコマンドラインから実行します。このコマンド・ファイルでは、Recovery Managerがbkup_logs.rmanスクリプトをOracleホーム・ディレクトリ内で検索するように指定しています。

echo "BACKUP ARCHIVELOG ALL;" > $ORACLE_HOME/bkup_logs.rman
echo "BACKUP DATABASE;" > $ORACLE_HOME/bkup_db.rman
echo "@@bkup_logs.rman" >> $ORACLE_HOME/bkup_db.rman
rman TARGET / @$ORACLE_HOME/bkup_db.rman

ALLOCATE CHANNEL

構文

allocate::=


画像の説明

用途

チャネルを手動で割り当てます。これは、Recovery Managerとデータベース・インスタンス間の接続です。接続するたびに、ターゲット・インスタンスまたは補助インスタンスでデータベース・サーバー・セッションが開始されます。このサーバー・セッションで、Recovery Managerバックアップのバックアップ、リストアまたはリカバリが実行されます。

手動で(ALLOCATEを使用して)割り当てたチャネルは、自動的に(CONFIGUREで指定して)割り当てられたチャネルと区別する必要があります。手動で割り当てたチャネルは、コマンドを発行するRUNジョブにのみ適用されます。自動チャネルは、手動でチャネルを割り当てていないすべてのRecovery Managerのジョブに適用されます。自動チャネル構成は、RUNコマンドでチャネルを手動で割り当てていつでもオーバーライドできます。

各チャネルは、一度に1つのバックアップ・セットまたはイメージ・コピーを使用します。Recovery Managerは、ジョブ終了時に自動的にチャネルを解放します。

必要なチャネル数を割り当てることによってジョブ内の並列度を制御できます。複数チャネルを同時に割り当てると、単一ジョブで複数のバックアップ・セットやディスク・コピーをパラレルに読み書きできます。複数の接続を確立すると、各接続は個別のバックアップ・セットまたはディスク・コピーへの操作を行います。

ALLOCATE CHANNELによってオペレーティング・システム・リソースがすぐに割り当てられるかどうかは、オペレーティング・システムによって異なります。プラットフォームによっては、コマンドの発行時に割り当てられます。別のプラットフォームでは、ファイルを読み書きのためにオープンするまで割り当てられません。


注意:

DEVICE TYPE DISKを指定すると、サーバー・セッション作成用以外のオペレーティング・システム・リソースは割り当てられません。 


制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

AUXILIARY 

Recovery Managerと補助データベース・インスタンスとの接続を指定します。補助インスタンスは、DUPLICATEコマンドまたはTRANSPORT TABLESPACEコマンドの実行時、およびTSPITRコマンドをRECOVER TABLESPACEとともに実行する場合に使用します。補助データベースは、元のデータベースと同じホストにも、異なるホストにも作成できます。このオプションを指定した場合は、補助データベースのマウントが必要ですが、オープンする必要はありません。

関連項目: データベースの複製方法は「DUPLICATE」を、複製データベースへの接続方法は「CONNECT」を参照してください。 

CHANNEL 'channel_id' 

Recovery Managerとターゲット・データベース・インスタンスとの接続を指定します。接続するたびに、データベース・インスタンスでサーバー・セッションが開始されます。このサーバー・セッションで、バックアップおよびコピーのバックアップ、リストアおよびリカバリが実行されます。

CHANNELキーワードの後に、チャネルID、つまりチャネルの名前を指定します。チャネル名には大/小文字区別があります。データベースでは、I/Oエラーのレポートにchannel_idが使用されます。 

DEVICE TYPE = deviceSpecifier 

ストレージ・デバイスのタイプを指定します。

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。

注意: DEVICE TYPEパラメータを指定しない場合は、NAMEパラメータを指定して特定の順次I/Oデバイスを識別する必要があります。V$BACKUP_DEVICEビューへの問合せで、使用可能なデバイス・タイプと名前がわかります。 

allocOperandList 

割り当てたチャネルの制御オプションを指定します。

関連項目: 「allocOperandList」を参照してください。 

バックアップ用の単一チャネルの割当て: 例

このコマンドは、データベース全体およびアーカイブREDOログのバックアップ用に1つのテープ・チャネルを割り当てます。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL c1 DEVICE TYPE sbt;
BACKUP DATABASE PLUS ARCHIVELOG;
}
複数ディスクへのバックアップの分散: 例

ディスクにバックアップする場合は、複数のディスク・ドライブに分散したバックアップが実行できます。ディスク・ドライブごとに1つのDEVICE TYPE DISKチャネルを割り当て、ファイル名ごとに異なるディスクになるようにフォーマット文字列を指定します。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL disk1 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk1/backups/%U';
ALLOCATE CHANNEL disk2 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk2/backups/%U';
BACKUP DATABASE PLUS ARCHIVELOG; # AS COPY is default when backing up to disk
}
バックアップの複数コピーの作成: 例

バックアップの複数コピーを作成する場合は、SET BACKUP COPIESコマンドを指定できます。この例では、データベースの単一バックアップをディスクに生成した後、データ・ファイル1の2つの同一バックアップを2つの異なるファイル・システムに作成します。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL c1 DEVICE TYPE DISK MAXPIECESIZE 5M;
BACKUP DATABASE PLUS ARCHIVELOG; # AS COPY is the default, so RMAN creates image copies
SET BACKUP COPIES = 2;
BACKUP DATAFILE 1 FORMAT '/disk1/backups/%U', '/disk2/backups/%U';
}
データベース複製用の補助チャネルの割当て: 例

複製データベースを作成する場合は、AUXILIARYオプションを使用してチャネルを割り当てます。

RUN
{
ALLOCATE AUXILIARY CHANNEL c1 DEVICE TYPE sbt;
ALLOCATE AUXILIARY CHANNEL c2 DEVICE TYPE sbt;
DUPLICATE TARGET DATABASE TO ndbnewh
LOGFILE
'?/oradata/aux1/redo01.log' SIZE 200K,
'?/oradata/aux1/redo02.log' SIZE 200K
'?/oradata/aux1/redo03.log' SIZE 200K
SKIP READONLY
NOFILENAMECHECK;
}

ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCE

構文

allocateForMaint::=


画像の説明

用途

CHANGEDELETEまたはCROSSCHECKコマンドの発行に備えてチャネルを手動で割り当てます。


注意:

構成で使用する各デバイス・タイプの1つ以上のチャネルでCONFIGUREを実行する場合は、ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCEを使用する必要はありません。

メンテナンス・チャネルではなく構成済チャネルを使用することをお薦めします。構成済チャネルは、メンテナンス・チャネルでサポートされているメンテナンス・タスクのみでなく、指定したデバイスへのすべてのRecovery ManagerのI/Oに使用できます。また、Recovery Managerセッション全体で保持されます。 


制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

DEVICE TYPE = deviceSpecifier  

ストレージ・デバイスのタイプを指定します。

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。

注意: DEVICE TYPEパラメータを指定しない場合は、NAMEパラメータを指定して特定の順次I/Oデバイスを識別する必要があります。V$BACKUP_DEVICEビューへの問合せで、使用可能なデバイス・タイプと名前がわかります。 

allocOperandList 

割り当てたチャネルの制御オプションを指定します。

関連項目: 「allocOperandList」を参照してください。 

バックアップ・セットの削除: 例

この例では、8日以上前に作成されたテープからバックアップ・セットを削除します。

ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCE DEVICE TYPE sbt;
DELETE NOPROMPT BACKUP OF DATABASE COMPLETED BEFORE 'SYSDATE-7';
アーカイブ・ログのクロスチェック: 例

この例では、ディスク上とテープ上のすべてのアーカイブ・ログをクロスチェックします。ディスクには、事前構成済のディスク・チャネルを使用し、テープには、SBTチャネルを手動で割り当てます。ログが見つからない場合、Recovery Managerはリポジトリ内でEXPIREDとしてマークします。

ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCE DEVICE TYPE sbt;
CROSSCHECK ARCHIVELOG ALL;
Oracle Real Application Clusters構成の複数ノードでのクロスチェック: 例

この例では、Oracle Real Application Clusters構成の2つのノードでバックアップのクロスチェックを実行します。各ノードには、バックアップのサブセットへのアクセス権があります。この場合、すべてのバックアップはクロスチェックで使用される2つのノードのうち少なくとも1つからアクセス可能であることを前提としています。いずれのノードからもアクセスできない任意のバックアップは、クロスチェック後にEXPIREDとマークされます。

ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCE DEVICE TYPE DISK CONNECT 'SYS/change_on_install@inst1';
ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCE DEVICE TYPE DISK CONNECT 'SYS/change_on_install@inst2';
CROSSCHECK BACKUP;


注意:

Real Application Clusters構成内のすべてのノードに、すべてのストレージ・デバイス上のすべてのバックアップに対する同じアクセス権を付与することをお薦めします。 


1つのコマンドを使用したディスクおよびsbtチャネルの削除: 例

この例では、ディスクとテープの両方からバックアップを1つ削除します。

# back up datafile to disk and tape
BACKUP DEVICE TYPE DISK DATAFILE 1 TAG "weekly_bkup";
BACKUP DEVICE TYPE sbt DATAFILE 1 TAG "weekly_bkup";

# manually allocate gsbt channel and disk channel
ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCE DEVICE TYPE DISK;
ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCE DEVICE TYPE sbt;
DELETE BACKUPSET TAG "weekly_bkup";

allocOperandList

構文

allocOperandList::=


画像の説明

用途

この副次句では、Recovery Managerとデータベース・インスタンス間の接続であるチャネルの制御オプションを指定します。この句は、次のコマンドで指定します。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

CONNECT = connectStringSpec 

Recovery Managerがバックアップまたはリストアの操作を行うデータベース・インスタンスへの接続文字列を指定します。Oracle Real Application Clusters構成でバックアップまたはリストアの操作を別々のインスタンスに分散させる場合は、このパラメータを使用します。

このパラメータを指定せず、AUXILIARYオプションも指定しなかった場合、Recovery Managerは、コマンドラインのCONNECTパラメータで指定したターゲット・データベース・インスタンス、またはCONNECTコマンドの発行時に接続したインスタンスに対してすべての操作を実行します。一般的に、CONNECTパラメータとAUXILIARYオプションを一緒に使用することはできません。

関連項目: 「connectStringSpec」および「cmdLine」を参照してください。 

FORMAT = formatSpec 

このチャネルで作成するバックアップ・ピースの名前に使用するフォーマットを指定します。

FORMATを指定しない場合、Recovery Managerはデフォルトの%Uを使用します。これによって一意の識別子が保証されます。フラッシュ・リカバリ領域が構成されている場合は、デフォルトのディスクの場所にファイルが作成されます。構成されていない場合、デフォルトのディスクの場所はオペレーティング・システム固有(たとえば、Solarisでは?/dbs)です。

チャネルはターゲット・データベース上のサーバー・セッションに対応するため、FORMAT文字列ではクライアント・ホストではなくターゲット・ホストの表記規則を使用する必要があります。たとえば、Recovery ManagerクライアントがWindowsマシン上で実行され、ターゲット・データベースがUNIXマシン上で実行されている場合は、UNIXファイル・システムまたはRAWデバイスのネーミング規則に従って、FORMAT文字列を指定する必要があります。

指定できるFORMAT文字列は4つ以内です。Recovery Managerで2番目、3番目および4番目の値が使用されるのは、BACKUP COPIESSET BACKUP COPIESまたはCONFIGURE ... BACKUP COPIESが有効な場合のみです。各バックアップ・ピースに使用するフォーマットを選択すると、Recovery Managerでは最初のフォーマット値がコピー1、2番目のフォーマット値がコピー2というように順番に使用されます。フォーマット値の数がコピー数より多ければ、余分のフォーマットは使用されません。フォーマット値の数がコピー数より少なければ、Recovery Managerでは最初のフォーマット値から順番に再利用されます。

このパラメータが役立つのは、複数のディスク・チャネルを割り当てて、各チャネルで別々のディレクトリに書き込む場合です。BACKUPコマンドでFORMATパラメータを指定すると、CONFIGURE CHANNELまたはALLOCATE CHANNELで指定したFORMATパラメータがオーバーライドされます。

関連項目: 使用可能なFORMATパラメータについては、「formatSpec」を参照してください。 

MAXOPENFILES = integer 

BACKUPコマンドが一度にオープンできる入力ファイルの最大数(デフォルトは8)を制御します。このパラメータは、多くのファイルのバックアップを1つのバックアップ・セットとして作成するときに、「オープンされているファイルが多すぎます。」というエラー・メッセージを出さないために使用します。 

MAXPIECESIZE = integer 

このチャネル上で作成される各バックアップ・ピースの最大サイズを指定します。サイズはバイト単位、KB単位(K)、MB単位(M)またはGB単位(G)で指定します。デフォルト設定はバイト単位で、KB単位になるように切り捨てられます。たとえば、MAXPIECESIZEを5000に設定すると、最大ピース・サイズは5000バイトのKB単位の下限である4KBに設定されます。 

PARMS = 'channel_parms' 

割り当てるデバイスに対してデバイス固有のパラメータを指定します。DEVICE TYPE DISKを指定している場合は、このポート固有の文字列を使用しないでください。

関連項目: メディア管理ライブラリの統合方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

'ENV=(var1=val1, var2=val2,...)' 

このRecovery Managerクライアントに対応するサーバー・セッションでメディア管理ベンダーが必要とする、1つ以上の環境変数を指定します。Recovery Managerはクライアント・プログラムであるため、ENVパラメータを使用すると、Recovery Managerクライアントのかわりにバックアップおよびリストア操作を実行するサーバー・セッション固有の変数を設定できます。次に例を示します。

PARMS="ENV=(TAPE_SERVER=srv1)"
 

'SBT_LIBRARY= lib_name' 

このsbtチャネルで使用するメディア・ライブラリを指定します。デフォルト・ライブラリはオペレーティング・システム固有(Solarisオペレーティング環境ではlibobk.so、WindowsではORASBT.DLLなど)です。次に例を示します。

PARMS="SBT_LIBRARY=/oracle/lib/mmv.so"
 

RATE = integer 

Recovery Managerがこのチャネルで1秒に読み取ることができる最大バイト数(デフォルト)、KB数(K)、MB数(M)またはGB数(G)を設定します。このパラメータでは、Recovery Managerが必要以上にディスク帯域幅を使用してパフォーマンスが低下しないように、読取りバイト数の上限を設定します。 

SEND 'command' 

ベンダー固有のコマンド文字列を割り当てられたチャネルすべてに送信します。

関連項目: この機能のサポートの有無および使用する時期については、メディア・マネージャのドキュメントを参照してください。 

自動チャネルの構成: 例

この例では、永続ディスク・チャネルを構成します。

CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE DISK FORMAT = '?/oradata/bkup_%U';
バックアップ用の単一チャネルの構成: 例

この例では、sbtチャネルを手動で割り当てて、データベース全体のバックアップを実行します。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL c1 DEVICE TYPE sbt MAXPIECESIZE 800M;
BACKUP DATABASE;
}
バックアップ用の単一チャネルの割当て: 例

この例では、デフォルトのメディア管理ライブラリを構成してから、そのライブラリを使用してデータベース・バックアップを作成します。さらに、異なるライブラリを使用して再びデータベースのバックアップを作成し、最後にデフォルト・ライブラリを使用して第3のバックアップを作成します。

CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO sbt;
CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt PARMS="SBT_LIBRARY=/mediavendor/lib/mm_lib1.so";
BACKUP DATABASE;
RUN
{
ALLOCATE CHANNEL c1 DEVICE TYPE sbt PARMS="SBT_LIBRARY=/mediavendor/lib/mm_lib2.so";
BACKUP DATABASE;
}
BACKUP ARCHIVELOG ALL;

ALTER DATABASE

構文

alterDatabase::=


画像の説明

用途

データベースをマウントまたはオープンします。

関連項目:

ALTER DATABASEの構文は、『Oracle Database SQLリファレンス』を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

MOUNT 

データベースをマウントします。オープンはしません。このオプションは、SQL文ALTER DATABASE MOUNTと等価です。 

OPEN 

データベースをオープンします。 

RESETLOGS 

現行のオンラインREDOログをアーカイブ(破損が検出された場合はREDO破損前の最後のREDOレコードまで)し、オンラインREDOログの内容を消去してオンラインREDOログをログ順序1にリセットします。Recovery ManagerのRESETLOGSオプションは、SQL文ALTER DATABASE OPEN RESETLOGSと等価です。

リカバリ・カタログを使用する場合、Recovery Managerは、データベースをオープンして、この新規のインカネーションをカタログ内で現行のインカネーションにした後で、RESET DATABASEを暗黙的に実行します。SQL文ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS(同じ名前のRecovery Managerコマンドではなく)を実行した場合は、RESET DATABASEコマンドを手動で実行する必要があります。 

バックアップ後のデータベースのオープン: 例

この例では、データベースをマウントし、データベース全体のバックアップを実行してからデータベースをオープンします。Recovery Managerプロンプトで、次のように入力します。

STARTUP MOUNT; 
BACKUP DATABASE;
# now that the backup is complete, open the database.
ALTER DATABASE OPEN;
制御ファイルのリストア後のデータベースのマウント: 例

リカバリ・カタログへの接続時に制御ファイルをデフォルトの場所にリストアするには、次のように入力します。

STARTUP NOMOUNT;
RESTORE CONTROLFILE;
ALTER DATABASE MOUNT;
# you must run the RECOVER command after restoring a control file even if no datafiles
# require recovery
RECOVER DATABASE;
ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;
不完全リカバリ後のRESETLOGSの実行: 例

この例では、手動で割り当てたチャネルを使用して不完全リカバリを実行してから、オンラインREDOログをリセットします。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL ch1 DEVICE TYPE sbt;
SET UNTIL SCN 1024;
RESTORE DATABASE;
RECOVER DATABASE;
ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;
}

archivelogRecordSpecifier

構文

archivelogRecordSpecifier::=


画像の説明

archlogRange::=


画像の説明

用途

バックアップ、リストア、リカバリおよびメンテナンスの操作で使用するアーカイブ・ログ、またはアーカイブREDOログ・ファイルの範囲を指定する副次句です。

アーカイブREDOログのバックアップ作成時に、Recovery Managerでアーカイブ・ログのフェイルオーバーを自動的に実行できます。Recovery Managerは、指定されたログ順序番号およびスレッドに対応する1つ以上のアーカイブ・ログが使用可能な場合に、ログのバックアップを作成します。また、Recovery Managerがバックアップ中のコピーに破損ブロックが含まれている場合は、同じアーカイブ・ログの他のコピー内で該当ブロックの正常なコピーが検索されます。

アーカイブREDOログ・ファイルの範囲を指定しても、Recovery ManagerがすべてのREDOデータをその範囲内に含めるという保証はありません。たとえば、使用可能な最新のアーカイブ・ログ・ファイルの最終時点が範囲の最後より前の場合や、範囲内のアーカイブ・ログ・ファイルがすべてのアーカイブ先から欠落している場合などです。Recovery Managerは、検索されたアーカイブREDOログは選択しますが、ファイルの欠落については警告を発行しません。


注意:

V$ARCHIVED_LOGビューまたはRC_ARCHIVED_LOGリカバリ・カタログ・ビューを問い合せて、アーカイブ・ログのタイムスタンプ、SCNおよびログ順序番号を調べてください。時刻の書式を指定するときに、NLS_LANGおよびNLS_DATE_FORMAT環境変数を使用する方法は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。 


キーワードとパラメータ

archivelogRecordSpecifier

構文の要素  説明 

ALL 

使用可能なすべてのアーカイブ・ログを指定します。 

LIKE 'string_pattern' 

指定したstring_patternと一致するすべてのアーカイブ・ログを指定します。SQL言語のLIKE演算子で有効なのと同じパターン一致文字を使用して、複数ファイルを一致させることができます。

関連項目: RAC構成でのRecovery Managerの使用方法については、『Oracle Database Oracle ClusterwareおよびOracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。 

archlogRange

構文の要素  説明 

FROM SCN = integer 

一連のアーカイブREDOログ・ファイルに対する開始SCNを指定します。UNTIL SCNパラメータを指定しなければ、Recovery Managerは SCNパラメータで指定したSCNから始まるすべての使用可能なログ・ファイルを組み込みます。 

SCN BETWEEN integer AND integer 

SCNの範囲を指定します。SCN BETWEEN integer1 AND integer2は、FROM SCN integer1 UNTIL SCN integer2と等価です。 

UNTIL SCN = integer 

一連のアーカイブREDOログ・ファイルに対して終了SCNを指定します。FROM SCNパラメータを指定しなければ、Recovery Managerは使用可能な最も古いアーカイブ・ログから開始します。

BACKUP ARCHIVELOGの実行時にデータベースがオープンしていてUNTIL句が指定されている場合、Recovery ManagerはALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENTを実行しません。 

FROM SEQUENCE integer 

一連のアーカイブREDOログ・ファイルの開始ログ順序番号を指定します。UNTIL SEQUENCEパラメータを指定しなければ、Recovery ManagerはFROM SEQUENCEパラメータで指定したログ順序番号から始まるすべての使用可能なログ・ファイルを組み込みます。

注意: 次の構文を使用して、スレッドにあるすべてのログ順序番号を指定できます。thread_numberは、スレッドを示す整数です。

... ARCHIVELOG FROM SEQUENCE 0 THREAD thread_number
 

SEQUENCE 

単一のログ順序番号または順序番号の範囲を指定します。BACKUP ARCHIVELOGの実行時にデータベースがオープンしていてSEQUENCEキーワードが指定されている場合、Recovery ManagerはALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENTを実行しません。 

integer 

単一のログ順序番号を指定します。 

BETWEEN integer AND integer 

ログ順序番号の範囲を指定します。SEQUENCE BETWEEN integer1 AND integer2は、FROM SEQUENCE integer1 UNTIL SEQUENCE integer2と等価です。 

UNTIL SEQUENCE = integer 

一連のアーカイブREDOログ・ファイルの終了ログ順序番号を指定します。FROM SEQUENCEパラメータを指定しなければ、Recovery Managerは使用可能な最小のログ順序番号を使用して順序を開始します。

BACKUP ARCHIVELOGの実行時にデータベースがオープンしていてUNTIL句が指定されている場合、Recovery ManagerはALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENTを実行しません。 

FROM TIME = 'date_string' 

一連のアーカイブREDOログ・ファイルの開始日を指定します。この句では、指定した時刻以降でリカバリに使用できるログを指定します。

文字列で指定する時刻には、現在有効なグローバリゼーション・テクノロジ日付書式指定に従った書式を使用する必要がありますが、SYSDATEなど、DATEデータ型のSQL式も使用できます。TO_DATE関数を使用すると、現行のグローバリゼーション・テクノロジ設定を問わず動作するようにハードコードされた日付を指定できます。

UNTIL TIMEパラメータを指定しない場合、Recovery ManagerはFROM TIMEパラメータで指定した日付から始まるすべての使用可能なログ・ファイルを組み込みます。V$ARCHIVED_LOGデータ・ディクショナリ・ビューを使用して、ログ・ファイル内の最初と最後のエントリのタイムスタンプを調べます。

注意: FROM TIME句は、COMPLETED AFTER句とは異なります。FROM TIME句では指定の時刻以降のリカバリに使用できるログを指定するのに対して、COMPLETED AFTER句では指定の時刻より後に作成されたログを指定します(「completedTimeSpec」を参照)。

関連項目: NLS_LANGおよびNLS_DATE_FORMAT環境変数を使用して時刻の書式を指定する方法は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。 

TIME BETWEEN 'date_string' AND 'date_string' 

時刻の範囲を指定します。TIME BETWEEN 'date_string'AND'date_string'は、FROM TIME'date_string' UNTIL TIME 'date_string'と等価です。 

UNTIL TIME = 'date_string' 

一連のアーカイブREDOログ・ファイルの終了時刻を指定します。この句では、指定した時刻までのリカバリに使用できるログを指定します。

文字列で指定する時刻には、現在有効なグローバリゼーション・テクノロジ日付書式指定に従った書式を使用する必要がありますが、SYSDATEなど、DATEデータ型のSQL式も使用できます。TO_DATE関数を使用すると、現行のグローバリゼーション・テクノロジ設定を問わず動作するようにハードコードされた日付を指定できます。

FROM TIMEパラメータを指定しない場合、順序番号に使用する開始時刻は、使用可能な最も古いアーカイブREDOログの時刻になります。

BACKUP ARCHIVELOGの実行時にデータベースがオープンしていてUNTIL句が指定されている場合、Recovery ManagerはALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENTを実行しません。

注意: UNTIL TIME句は、COMPLETED BEFORE句とは異なります。UNTIL TIME句では指定の時刻までのリカバリに使用できるログを指定するのに対して、COMPLETED BEFORE句では指定の時刻より前に作成されたログを指定します(「completedTimeSpec」を参照)。

関連項目: NLS_LANGおよびNLS_DATE_FORMAT環境変数を使用して時刻の書式を指定する方法は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。 

THREAD = integer 

組み込むアーカイブREDOログ・ファイルが含まれているスレッドを指定します。このパラメータを指定する必要があるのは、Oracle Real Application Clusters(RAC)構成でデータベースを実行する場合のみです。

THREADは、SEQUENCEも指定した場合にのみ有効です。SEQUENCEパラメータにTHREADの指定は必須ではありませんが、ログ順序を指定すると、常にスレッドも暗黙的に指定したことになります。スレッドを指定しなければ、デフォルトで1になります。V$ARCHIVED_LOGを問い合せて、ログのスレッド番号を調べてください。 

完了時刻によるレコードの指定: 例

この例では、2週間以上前に作成されたアーカイブREDOログをすべて削除します。

DELETE ARCHIVELOG ALL COMPLETED BEFORE 'SYSDATE-14';
リカバリの時点によるレコードの指定: 例

この例では、1週間前の時点までのリカバリに使用できるログをすべてバックアップします。

BACKUP ARCHIVELOG UNTIL TIME 'SYSDATE-7';
SCNによるレコードの指定: 例

この例では、SCNの範囲内にあるバックアップ・アーカイブREDOログ・ファイルをテープからリストアします。

RESTORE ARCHIVELOG SCN BETWEEN 94097 AND 106245;
単一のログ順序番号の指定: 例

この例では、スレッド1のアーカイブ・ログ30のバックアップのみを作成してから、削除します。

BACKUP ARCHIVELOG SEQUENCE 30 DELETE INPUT;
ログ順序番号によるレコードの範囲指定: 例

この例では、スレッド1の順序番号31から40までのすべてのアーカイブ・ログをバックアップし、その後でアーカイブ・ログを削除します。バックアップに失敗した場合、ログは削除されません。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL dev1 DEVICE TYPE sbt;
BACKUP ARCHIVELOG
SEQUENCE BETWEEN 31 AND 40 THREAD 1
# delete original archived redo logs after backup completes
DELETE INPUT;
}
スレッドにあるすべてのログ順序番号の指定: 例

この例では、スレッド1にあるすべてのアーカイブREDOログがクロスチェックされます。

CROSSCHECK ARCHIVELOG FROM SEQUENCE 0 THREAD 1;

BACKUP

構文

backup::=


画像の説明

backupOperand::=


画像の説明

backupSpec::=


画像の説明

backupSpecOperand::=


画像の説明

backupTypeSpec::=


画像の説明

copyOfSpec::=


画像の説明

datafileCopySpec::=


画像の説明

duration::=


画像の説明

forRecoveryOfSpec::=


画像の説明

notBackedUpSpec::=


画像の説明

sizeSpec::=


画像の説明

skipSpec::=


画像の説明

用途

データベース、表領域、データ・ファイル(カレントまたはコピー)、制御ファイル(カレントまたはコピー)、SPFILE、アーカイブ・ログまたはバックアップ・セットのバックアップを作成します。


注意:

Recovery Managerでバックアップできるのは、データ・ファイル、制御ファイル、SPFILE、アーカイブREDOログ・ファイル、およびRecovery Managerで作成されたこれらのファイルのバックアップのみです。

データベースの操作には、その他のファイル(ネットワーク構成ファイル、パスワード・ファイル、Oracleホームの内容など)も必要ですが、これらのファイルは、Recovery Managerではバックアップできません。同様に、外部表やBFILEデータ型などのOracleの一部の機能では、前述のファイル以外のファイルにデータが格納されます。Recovery Managerではこのようなファイルはバックアップできません。前述のリストにないファイルをバックアップする場合は、Recovery Managerのバックアップ以外の方法で対応する必要があります。 


Recovery Managerは、ターゲット・データベースまたはスタンバイ・データベースのバックアップを作成できます。バックアップという用語は、Recovery ManagerのBACKUPコマンドで作成したファイルを指します。

バックアップ・セット、バックアップ・ピース、イメージ・コピーおよびプロキシ・コピー

AS BACKUPSETオプションを使用すると、Recovery Managerで、Recovery Manager固有の論理構造である1つ以上のバックアップ・セットが生成されます。バックアップ・セットは、バックアップの最小単位です。デフォルトでは、各バックアップ・セットに4個以下のデータ・ファイルまたは16個以下のアーカイブ・ログが含まれます。


注意:

Recovery Managerでは、完全バックアップ・セットのみがRecovery Managerリポジトリに記録されます。部分バックアップ・セットは記録されません。BACKUPコマンドによるバックアップ・ピースの作成時になんらかの理由で完全バックアップ・セットが生成されない場合、バックアップ・ピースは廃棄されます。 


各バックアップ・セットには、1つ以上のバックアップ・ピースが含まれます。これは、バックアップ対象のデータを含むRecovery Manager固有の物理ファイルです。BACKUPコマンドを使用してプロキシ・コピーを作成することもできます。プロキシ・コピーは、データ転送全体がメディア・マネージャにより実行されるサード・パーティ・メディアへのバックアップです。

バックアップ・セットは、ディスク、またはテープ・ドライブなどのメディア・マネージャ・デバイスに作成できます。

AS COPYオプションを使用すると、Recovery Managerによって入力ファイルのイメージ・コピーが生成されます。イメージ・コピーは、元のファイルのバイト単位の同一コピーです。データ・ファイル、データ・ファイルのコピーおよびアーカイブREDOログ・ファイルのイメージ・コピー・バックアップを作成できます。イメージ・コピー・ファイルは、ディスクにのみ格納できます。

イメージ・コピー・バックアップの作成およびリストアは、Recovery Manager、またはファイルをコピーするためのオペレーティング・システム固有のコマンドを使用して実行できます。ただし、Recovery Managerを使用して作成すると、イメージ・コピーは、Recovery Managerリポジトリに記録され、リストアおよびリカバリ操作で簡単に使用できるようになります。Recovery Managerを使用してイメージ・コピーを作成しない場合は、CATALOGコマンドを使用してそのイメージ・コピーをRecovery Managerリポジトリに追加してからRecovery Managerで使用します。

デフォルトでは、Recovery Managerによって、すべてのバックアップがバックアップ・セットとしてテープまたはディスクに作成されます。CONFIGUREコマンドを使用すると、ディスク・バックアップ用のデフォルトのバックアップ・タイプをイメージ・コピーに変更できます。テープには、バックアップ・セットのみバックアップできます。

増分バックアップ

増分バックアップでは、前回のバックアップ以降に変更されたブロックのみがコピーされます。レベル0の増分バックアップでは、データ・ファイル内のすべてのデータ・ブロックが取得されます。レベル1の増分バックアップでは、前回のバックアップ以降の変更が取得されます。レベル1のバックアップは、累積バックアップ(最後のレベル0の増分バックアップ以降の変更が取得される)または差分バックアップ(最後のレベル0またはレベル1の増分バックアップ以降の変更が取得される)になります。

増分バックアップのブロック・チェンジ・トラッキング

ブロック・チェンジ・トラッキング(Recovery Managerで、変更されたブロックの記録を保存し、データ・ファイル全体のスキャンを回避できる場合は、常に、この記録を使用する機能)を有効にして、増分バックアップのパフォーマンスを向上できます。

ブロック・チェンジ・トラッキングの詳細(有効および無効にする方法などを含む)は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』を参照してください。

増分更新バックアップ: データ・ファイル・イメージ・コピーのロールフォワード

BACKUP INCREMENTAL... FOR RECOVER OF COPY WITH TAG...構文を使用して、データベースのレベル0の増分イメージ・コピー・バックアップのロールフォワードに適したレベル1の増分バックアップを作成できます。バックアップの増分更新を実行するには、RECOVER COPY OF... WITH TAG...を使用します。


注意:

この方法は、Enterprise Managerのディスクへの推奨バックアップで使用します。 


増分更新バックアップの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』を参照してください。

データベース・コピーの増分ロールフォワード: スタンバイ・データベースの更新

Recovery Managerでは、データベース・コピーの増分ロールフォワード機能によって、スタンバイの作成または最後の同期化以降に変更されたすべてのブロックが含まれているソース・データベースで増分バックアップを作成し、スタンバイでその増分バックアップを適用して、スタンバイ・データベースとソース・データベースを同期化できます。

増分バックアップは、BACKUPコマンドのBACKUP INCREMENTALFROM SCN =n形式を使用して、ソース・データベースで作成されます。このBACKUPコマンドで作成された増分には、指定したSCN以上のSCNで変更されたすべてのブロックが含まれます。


注意:

結果のバックアップは、ソース・データベースでのバックアップ計画の一部分とはみなされません。ソース・データベースでの通常のRECOVER DATABASE操作での使用には適していません。 


スタンバイ・データベースでは、RECOVERコマンドをNOREDOオプションとともに使用して、増分バックアップをスタンバイに適用します。増分バックアップに取得された、変更されたすべてのブロックがスタンバイで更新され、最新の状態になります。

バックアップ・セットの暗号化

Recovery Managerでは、いくつかの異なる暗号化アルゴリズム(「V$RMAN_ENCRYPTION_ALGORITHMS」を参照)に基づいて、バックアップ・セットに書き込まれたデータを透過的に暗号化し、RESTORE操作で必要な際にそれらのバックアップ・セットを復号化できます。Recovery Manangerには、次の3つの暗号化モードがあります。

暗号化されたバックアップ・メカニズム、その使用方法および様々なモードの暗号化から選択する場合の情報の概要は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。データベース・バックアップの暗号化設定の管理には、Recovery ManagerのCONFIGURESETおよびSHOWコマンドを使用します。詳細は、これらのコマンドのリファレンス・エントリを参照してください。

バックアップ・セットのバイナリ圧縮

Recovery Managerでは、データをバックアップ・セットに書き込む際にバイナリ圧縮アルゴリズムを適用できます。この圧縮は、データをテープにバックアップする場合に多くのテープ・ベンダーによって提供される圧縮に類似しています。(これらの2つのタイプの圧縮は同時に使用しないでください。バックアップ・セットに対してRecovery Managerによる圧縮とテープでの圧縮のいずれを選択するかについては、次の「BACKUP AS BACKUPSET」を参照してください。)

バックアップ・セットにデータ・ファイルをバックアップする際の未使用のブロック圧縮

Revoery Mangaerでは、データ・ファイルをバックアップ・セットにバックアップする際、割り当てられていないデータ・ブロックの内容はバックアップされません。(以前のリリースでは、この動作はNULL圧縮と呼ばれていました。)

また、Recovery Managerでは、次のすべての条件に該当する場合は、現在データが含まれていないその他のデータ・ファイル・ブロックもスキップされます。

可能な場合に未使用のデータ・ブロックをスキップすると、Recovery Managerで、データ・ファイルのバックアップにより少ない領域を使用し、より効率的にI/Oを行うことができます。

バックアップの最適化

BACKUPコマンドにより、バックアップが最適化されます。次の条件が満たされている場合、すでにバックアップ済のファイルと同じファイルのバックアップは作成されません。

チャネル・フェイルオーバー

BACKUPコマンドは、Recovery Managerでは複数の独立した手順に分けられています。独立したそれぞれの手順は、特定のデバイスに割り当てられたチャネルで実行できます。複数のチャネルを割り当てている場合に、1つのチャネルで障害が発生するか、またはバックアップの手順を実行中に問題が発生すると、Recovery Managerは、別のチャネルで作業の完了を試行します。Recovery Managerは、チャネルでフェイルオーバーが発生すると、V$RMAN_OUTPUT、対話方式セッションまたはログ・ファイルへの出力にメッセージをレポートします。

制御ファイルの自動バックアップ

CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUPONに設定されている場合、Recovery ManagerではBACKUPコマンドの実行後に制御ファイルが自動的にバックアップされます。自動バックアップが発生する状況の詳細は、「CONFIGURE」を参照してください。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

backup

構文の要素  説明 

backupOperand 

BACKUPコマンドの各種オプションを指定します。 

backupSpec 

BACKUP指定リストには、1つ以上のbackupSpec句のリストが含まれています。backupSpec句には、バックアップ対象となる1つ以上のオブジェクトのリストが含まれています。

backupSpec句は、1つ以上のバックアップ・セット(AS BACKUPSET)またはイメージ・コピー(AS COPY)を生成します。AS BACKUPSETでは、オブジェクト・リストで指定したか自動的に選択されたデータ・ファイルの数が、各バックアップ・セットでデフォルトの制限の4個のデータ・ファイルまたは16個のアーカイブ・ログを超えている場合は、backupSpec句で複数のバックアップ・セットが作成されます。 

PLUS ARCHIVELOG 

PLUS ARCHIVELOGを指定すると、Recovery Managerでは次の手順が実行されます。

  1. ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENT文が実行されます。

  2. BACKUP ARCHIVELOG ALLコマンドが実行されます。バックアップの最適化が使用可能になっている場合、Recovery Managerでは、まだバックアップされていないログのバックアップのみが作成されるため注意してください。

  3. BACKUPコマンドで指定したファイルのバックアップが作成されます。

  4. ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENT文が実行されます。

  5. 残りのアーカイブREDOログのバックアップが作成されます。

 

backupSpecOperand 

backupSpec句の影響を受ける様々なオプションとパラメータを指定します。 

backupOperand

構文の要素  説明 

backupOperand 

BACKUPコマンドの各種オプションを指定します。 

backupTypeSpec 

作成するバックアップのタイプ(バックアップ・セットまたはイメージ・コピーのいずれか)を指定します。詳細は、「backupTypeSpec」を参照してください。 

CHANNEL channel_id 

バックアップの作成時に使用するチャネルの名前を指定します。この名前には大/小文字の区別があります。任意の名前を使用できます。たとえば、ch1またはdev1です。データベースでは、このチャネルIDがI/Oエラーのレポートに使用されます。このパラメータを設定しない場合、Recovery Managerは実行中に使用できるチャネルに動的にバックアップ・セットを割り当てます。

注意: backupSpec句でもこのパラメータを指定できます。 

CHECK LOGICAL 

物理的な破損チェックを通過したデータ・ブロックと索引ブロックについて、論理的な破損がないかどうかをテストします。たとえば、行ピースまたは索引エントリの破損がないかどうかを調べます。Recovery Managerは論理的な破損を発見すると、alert.logとサーバー・セッション・トレース・ファイルにそのブロックのログを書き込みます。

あるファイルで検出された物理的な破損と論理的な破損の合計数がMAXCORRUPTの設定値以下の場合、バックアップ・コマンドは完了し、破損ブロック範囲がV$DATABASE_BLOCK_CORRUPTIONに移入されます。MAXCORRUPTの値以上の破損ブロックが存在する場合、このコマンドは、ビューを更新せずに終了し、バックアップに対する出力ファイルは作成されません。

初期化パラメータDB_BLOCK_CHECKSUM=TRUEを設定し、MAXCORRUPTおよびNOCHECKSUMを設定していない場合にCHECK LOGICALを指定すると、検出可能なすべてのタイプの破損が検出されます。

注意: MAXCORRUPTの設定値によって、ファイルに許容される物理的および論理的な破損の合計数が指定されます。 

COPIES = integer 

Recovery Managerで作成する必要のある同一バックアップの数(14)を設定します。デフォルト値は1です。複数のコマンドを多重化するように指定できます。優先順位は次のとおりで、リストの上位にある設定で下位にある設定がオーバーライドされます。

  1. BACKUP COPIES

  2. SET BACKUP COPIES

  3. CONFIGURE ... BACKUP COPIES

注意: このオプションは、AS COPYでは適用されないため、エラー・メッセージが戻されます。

注意: フラッシュ・リカバリ領域にファイルを作成する場合、多重化は使用できません。 

CUMULATIVE 

レベル0以下での最新バックアップ以降に使用されたデータ・ブロックをコピーします。nは1です。たとえば、累積レベル1のバックアップでは、Recovery Managerはレベル0の最新バックアップ以降に使用されたすべてのブロックをバックアップします。

注意: このオプションは、AS COPYでは適用されないため、エラー・メッセージが戻されます。 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

指定したデバイス・タイプ専用の自動チャネルを割り当てます。このオプションが有効になるのは、構成済のチャネルがあり、チャネルを手動で割り当てていない場合のみです。たとえば、ディスクおよびテープ・チャネルを構成してから、sbtをデフォルトのデバイス・タイプとして構成すると、次のコマンドではディスク・チャネルのみが割り当てられます。

BACKUP DEVICE TYPE DISK DATABASE;

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。 

DISKRATIO [=] integer 

各バックアップ・セットに、integerで指定する台数以上のディスクからのデータ・ファイルを移入するようにRecovery Managerに指示します。このパラメータは、データ・ファイルまたは制御ファイルのバックアップ時に、オペレーティング・システムからRecovery Managerにディスク競合情報およびノードのアフィニティ情報を送信可能な場合にのみ有効です。この機能を手動で無効にするには、DISKRATIO = 0に設定します。

たとえば、データ・ファイルが10台のディスクに分散されるとします。データがディスクから毎秒10バイトで送信され、テープ・ドライブでストリームを維持するために毎秒50バイトが必要な場合は、DISKRATIO = 5に設定して、各バックアップ・セットに5台以上のディスクからのデータ・ファイルを含めるようにRecovery Managerに指示します。

FILESPERSETを設定して、DISKRATIOを設定しない場合、DISKRATIOはデフォルトでFILESPERSETと同じ値になります。いずれのパラメータも指定しない場合、DISKRATIOはデフォルトで4になります。Recovery Managerは、DISKRATIOの値を、バックアップに関連するデバイスの実際の数と比較して、小さいほうの値を使用します。たとえば、DISKRATIOが4で、データ・ファイルが3台のディスクに格納されている場合、Recovery Managerは、各バックアップ・セットに3台のディスクからのデータ・ファイルを含めようとします。

DISKRATIOパラメータは、データ・ファイルがストライプ化されているか、または別々のスピンドル・ディスクに格納されていて、次の条件のいずれかを満たす場合、データ・ファイルのバックアップでより有効になります。

  • テープ・ドライブのストリームを維持するために、いくつかのデータ・ファイルを多重化する必要がある高帯域幅のテープ・ドライブを使用している場合。

  • データベースのオープン中にバックアップを作成し、I/Oの負荷をいくつかのディスク・スピンドルに分散して、オンライン操作用の帯域幅を確保する必要がある場合。

注意: I/Oは、テープ・ストリームの維持に必要なディスクの最小台数を越えて分散させないでください。必要以上に分散させた場合、パフォーマンスは向上せず、ファイルのリストア時間が増加します。 

duration 

バックアップ・コマンドの最長実行時間に関連するオプションを指定します。

関連項目: 「duration」を参照してください。 

filenameConversionSpec 

このオプションは、BACKUPを使用したイメージ・コピーの作成時にのみ有効です。作成されるファイルは、指定したパターンに従って名前を変更されます。バックアップされるファイルの名前が、指定した名前変更パターンのいずれにも一致しない場合、Recovery Managerは、FORMATを使用して出力イメージ・コピーに名前を付けます。FORMATを指定しなかった場合は、デフォルトの形式の%Uが使用されます。

ファイルの名前変更パターンの詳細は、「fileNameConversionSpec」を参照してください。 

FILESPERSET [=] integer 

バックアップ・セットを作成するコマンドとともに使用すると、作成された各バックアップ・セットに含めるファイルの最大数を指定します。

デフォルトでは、チャネル・リソースを最適に使用するために、Recovery Managerによって、ファイルがバックアップ・セットに分割されます。バックアップされるファイルの数が、チャネル数で除算されます。その結果が64未満の場合、その値が各バックアップ・セットに格納されるファイル数になります。その結果が64以上の場合、各バックアップ・セットに格納されるファイル数は64になります。 

FORCE 

Recovery Managerにバックアップの最適化を無視させます。つまり、CONFIGURE BACKUP OPTIMIZATIONONに設定しても、指定したすべてのファイルがバックアップされます。

注意: backupSpecOperand句でもこのオプションを指定できます。 

FORMAT = formatSpec 

このコマンドで作成されるバックアップ・ピースまたはイメージ・コピーのファイル名の作成時に使用するパターンを指定します。AS COPYの場合、指定した形式で設定された1つ以上のディレクトリが存在しないと、Recovery Managerによってエラーが発行されます。

関連項目: 「formatSpec」を参照してください。 

forRecoveryOfSpec 

イメージ・コピーのロールフォワード時に使用する増分バックアップとして作成するバックアップを識別します。詳細は、「forRecoveryOfSpec」を参照してください。 

FULL 

バックアップに含まれているデータ・ファイルのすべてのブロックのバックアップを作成します。FULLは、INCREMENTALの逆です。

FULLまたはINCREMENTALを指定しなければ、Recovery Managerではデフォルトで全体バックアップが実行されます。

全体バックアップは、その後の増分バックアップに影響せず、増分バックアップ計画の一部分とはみなされません(全体イメージ・コピー・バックアップは、RECOVERコマンドで増分バックアップを適用して増分更新できます)。

注意: 未使用の領域圧縮のバックアップ(「バックアップ・セットにデータ・ファイルをバックアップする際の未使用のブロック圧縮」を参照)を行うと、データ・ファイルをバックアップ・セットとして全体バックアップする際に一部のデータ・ファイル・ブロックがスキップされます。 

INCREMENTAL LEVEL [=] integer 

最後の増分integerバックアップ以降に変更されたデータ・ブロックのみをコピーします。この場合、integer0または1です。レベル0の増分バックアップでは、バックアップ対象のデータ・ファイルのすべてのデータ・ブロックがバックアップされます。レベル1の増分バックアップでは、変更されたブロックのみがバックアップされます。増分バックアップは、差分バックアップまたは累積バックアップのいずれかにできます。累積レベル1の増分バックアップでは、Recovery Managerによって、レベル0の最新のバックアップ以降に変更されたすべてのブロックがバックアップされます。差分レベル1の増分バックアップでは、Recovery Managerによって、レベル0またはレベル1の最後の増分バックアップ以降に更新されたブロックがバックアップされます。

レベル0の増分バックアップは、バックアップ・セットまたはイメージ・コピーのいずれかにできます。レベル1の増分バックアップは、バックアップ・セットにのみできます。

レベル0バックアップは増分方法の基本バックアップとして必要です。レベル0の増分バックアップの内容は全体バックアップと同じですが、全体バックアップとは異なり、増分バックアップ方法の一部分とみなされます。レベル1バックアップの実行時にレベル0バックアップが存在しない場合は、レベル0バックアップが自動的に作成されます。

レベル1の増分バックアップを作成しようとすると、データベースでチェックが実行されます。このチェックによって、増分バックアップがその後のRECOVERコマンドで使用できることが確認されます。チェックの内容は、次のとおりです。

  • レベル0バックアップがBACKUPコマンド内の各データ・ファイルに存在していること。これらのバックアップの状態がUNAVAILABLEになっていない必要があります。レベル0バックアップが存在しない場合は、Recovery Managerによって作成されます。

  • レベル0以降の十分な増分バックアップがあり、これから作成する増分バックアップで使用できること。

INCREMENTALを指定した場合は、backupSpec句でパラメータDATAFILEDATAFILECOPYTABLESPACEまたはDATABASEを設定する必要があります。Recovery Managerは、制御ファイル、アーカイブREDOログまたはバックアップ・セットの増分バックアップをサポートしません。

注意: データベースがNOARCHIVELOGモードの場合は、非一貫性の増分バックアップを行うことができません。したがって、NOARCHIVELOGモードのデータベースがオープンされ、使用中には、増分バックアップを生成できません。

注意: 増分バックアップの作成時、Recovery Managerでは、親インカネーションからのバックアップが有効であるとみなされます。たとえば、レベル0バックアップを作成した後、OPEN RESETLOGSを実行するとします。レベル1の増分バックアップを作成すると、Recovery Managerによって、RESETLOGSより前のレベル0バックアップ以降に変更されたすべてのブロックがバックアップされます。

関連項目: 「CHANGE」を参照してください。 

INCREMENTAL FROM SCN= integer 

指定したSCN以上のSCNで変更されたすべてのデータ・ファイル・ブロックが含まれている、指定したすべてのデータ・ファイルの増分バックアップを作成します。

この機能は、プライマリ・データベースでの変更を反映してスタンバイ・データベースをリフレッシュする場合に使用できます。詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

注意:

  • 増分のデフォルト位置は、Oracleホームの下のdbsサブディレクトリです。

  • BACKUP INCREMENTAL FROM SCNで作成された増分バックアップは、プライマリ・データベースでの増分計画の一部分ではありません。プライマリでの変更を反映してスタンバイをリフレッシュする場合にのみ使用できます。Recovery Managerリポジトリでは、このバックアップに、Recovery Managerリポジトリに記録された際の増分レベルはマークされていません。リストアおよびリカバリでの使用のためにRecovery Managerによって選択されるバックアップを制御するアルゴリズムでは、FROM SCNを使用して作成された増分バックアップは選択されません。

 

keepOption 

バックアップが不要とみなされないように、そのバックアップについて構成されている保存方針をオーバーライドします。CHANGEを使用すると、保存ステータスを変更できます。KEEP FOREVERを指定する場合は、リカバリ・カタログに接続している必要があるため注意してください。

関連項目: 「keepOption」を参照してください。 

MAXSETSIZE =
integer [ K | M | G ] 

バックアップ・セットの最大サイズを指定します。Recovery Managerはすべてのバックアップ・セットをこのサイズに制限します。MAXSETSIZEを使用すると、それぞれが複数のテープにまたがるのではなく1つのテープに収まるように、バックアップ・セットを構成できます。収まらないと、複数ボリュームのバックアップ・セットの1テープにエラーが発生した場合、すべてのテープのデータを失うことになります。

サイズはバイト単位(デフォルト)、KB単位(K)、MB単位(M)またはGB単位(G)で指定します。たとえば、バックアップ・セットを3MBに制限するには、MAXSETSIZE = 3Mと指定します。デフォルト・サイズはバイト単位で、下位のKB数に丸められます。たとえば、MAXSETSIZE = 3000であれば、2KB(2048バイト)に丸められます。最小値には、データベースのブロック・サイズ以上の値を指定する必要があります。

各バックアップ・セット内のデフォルトのファイル数は、データ・ファイルが4個、アーカイブ・ログが16個です。MAXSETSIZEを指定すると、Recovery Managerは、MAXSETSIZEパラメータに従ってバックアップ・セットのサイズをバイト単位で制限します。バックアップ・セット内のファイル数の制限は、結果のバックアップ・セットの合計サイズがMAXSETSIZEより少ない場合でも適用されます。

注意: このオプションは、BACKUP AS COPYでは使用できないため、エラー・メッセージが戻されます。MAXSETSIZEが設定されているチャネルに対してBACKUP AS COPYを実行すると、MAXSETSIZEは暗黙的に無視されます。 

NOCHECKSUM 

ブロックに対するチェックサムを抑止します。チェックサムとは、データ・ブロックの内容によって計算した数字のことです。DB_BLOCK_CHECKSUM初期化パラメータがtrueの場合、データベースでは、通常の操作中に各ブロックのチェックサムが計算され、ブロックがディスクに書き込まれる前に、計算結果がブロックに格納されます。その後、データベースによって、ディスクからブロックが読み取られ、チェックサムが再計算されて格納されている値と比較されます。これらの値が一致しない場合は、ブロックが破損しています。

また、データベースでは、デフォルトで、各ブロックのチェックサムが計算され、バックアップに格納されます。データ・ファイルをバックアップからリストアするときにチェックサムを確認し、リストアされるデータ・ファイルにもチェックサムを書き込みます。

データベースですでにブロック・チェックサムがメンテナンスされている場合、このフラグの効果はありません。この場合は、常にチェックサムが確認されバックアップに格納されます。

バックアップでブロック・チェックサムを使用しない場合は、NOCHECKSUMオプションを使用します。

関連項目: DB_BLOCK_CHECKSUM初期化パラメータの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。 

notBackedUpSpec 

指定した数のバックアップがすでに存在していて不要ではないかどうか、またはファイルが指定した日付以降にバックアップされているかどうかによって、バックアップするファイルのセットを制限します。詳細は、「notBackedUpSpec」を参照してください。 

NOEXCLUDE 

BACKUP DATABASEまたはBACKUP COPY OF DATABASEコマンドで指定すると、Recovery Managerは、CONFIGURE EXCLUDE コマンドで入力されたものを含め、すべての表領域をバックアップします。このオプションでSKIP OFFLINEまたはSKIP READONLYがオーバーライドされることはありません。 

POOL = integer 

バックアップを格納するメディア・プールを指定します。メディア管理ソフトウェアのドキュメントを調べて、POOLオプションがサポートされているかどうかを確認してください。

注意: このオプションは、AS COPYでは適用されないため、エラー・メッセージが戻されます。 

PROXY 

プロキシ・コピー機能を使用して、指定したファイルをバックアップします。これによって、メディア管理ソフトウェアはストレージ・デバイスとディスク上のデータ・ファイルとの間のデータ転送を制御できます。メディア・マネージャ(Recovery Managerではなく)がデータ移動の方法と時期を決めます。

PROXYオプションを指定してBACKUPを実行すると、Recovery Managerでは次の手順が実行されます。

  1. 指定したデバイス・タイプでプロキシが可能なチャネルを検索します。このタイプのチャネルが見つからない場合、Recovery Managerは警告を表示し、指定したファイルの従来型(非プロキシ)バックアップを試みます。

  2. Recovery Managerは、プロキシ可能なチャネルが見つかった場合、メディア・マネージャをコールして、ファイルのプロキシ・コピーが可能かどうかをチェックします。メディア・マネージャがプロキシ・コピーを行うことができない場合、Recovery Managerは従来のバックアップ・セットを使用してファイルをバックアップします。

プロキシ・コピーで障害が発生したときにRecovery Managerで従来型コピーを試行しない場合は、ONLYオプションを使用します。

注意: PROXYを指定した場合は、%p変数をFORMAT文字列内の%Uに明示的または暗黙的に含める必要があります。

注意: このオプションは、BACKUP AS COPYでは使用できないため、エラー・メッセージが戻されます。 

ONLY 

プロキシ・コピーを実行できない場合は、従来のバックアップ・セットを作成しないで、データベースからエラー・メッセージを発行します。 

REUSE 

Recovery Managerで、BACKUPによって現在作成されているファイルと同じファイル名を持つ既存のバックアップまたはコピーを上書きできます。 

skipSpec 

データ・ファイルまたはアーカイブREDOログがアクセス不能、オフラインまたは読取り専用である場合はバックアップから除外します。詳細は、「skipSpec」を参照してください。 

TAG tag_name 

バックアップに対してユーザー指定のタグ名を作成します。タグには、大/小文字の区別はありません。

タグ名を指定しないと、デフォルトでバックアップ(制御ファイルの自動バックアップ以外)のタグがTAGYYYYMMDDTHHMMSS形式で作成されます。この場合、YYYYは年、MMは月、DDは日、HHは時間(24時間形式)、MMは分およびSSは秒です。たとえば、データ・ファイル1のバックアップのタグは、TAG20020208T133437などとなります。日付と時刻は、Recovery Managerによるバックアップの開始日時を指します。1つのBACKUP AS BACKUPSETコマンドによって複数のバックアップ・セットが作成される場合は、各バックアップ・ピースに同じデフォルト・タグが割り当てられます。

タグは、バックアップ・セット(AS BACKUPSET用)の特定コピーの各バックアップ・ピースまたはイメージ・コピー(AS COPY用)に適用されます。たとえば、BACKUP AS BACKUPSET COPIES 1 DATABASE TAG TUE_PMを実行すると、バックアップ・セットのコピーは1つのみで、このバックアップ・セット内の各ピースのタグはTUE_PMとなります。このバックアップ・セットの主キーが1234であるとします。BACKUP BACKUPSET 1234 TAG WED_PMを実行すると、バックアップ・セットの最初のコピーのタグはTUE_PM、2番目のコピーのタグはWED_PMとなります。

一般的に、タグはMONDAY_EVENING_BACKUPまたはWEEKLY_FULL_BACKUPなど意味のある名前にします。タグは再使用できます。たとえば、ある週にはバックアップ・セット100がMONDAY_EVENING_BACKUPのタグを使用し、翌週にはバックアップ・セット105が同じタグを使用できます。

タグは30文字以下にしてください。タグで使用する文字は、ターゲット・ファイル・システムのファイル名で使用できる有効な文字に限定されています。たとえば、ASMでは内部的に使用するファイル名には、-文字をサポートしていません。このため、-を含むタグ(weekly-incrementalなど)は、ASMディスク・グループにバックアップを格納する場合は有効なタグではないということになります。

backupSpecレベルでもタグを指定できます。どのレベルでタグを指定するかによって、次のようになります。

  • コマンド・レベルで指定した場合は、このコマンドによって作成されるすべてのバックアップ・セットに、このタグが与えられます。

  • backupSpecレベルで指定した場合は、異なるバックアップ指定で作成されたバックアップ・セットに、それぞれ異なるタグが与えられます。

  • 両方のレベルに指定すると、backupSpecのタグが優先されます。

 

VALIDATE 

Recovery Managerによって、指定したファイルをスキャンしてその内容を検査し、このファイルがバックアップできるかどうかをテストします。出力ファイルは作成されません。このコマンドを定期的に使用して、データベース・ファイルの物理エラーと論理エラーの有無をチェックします。

注意: バックアップ・セットのバックアップは検証できません。 

backupSpec

構文の要素  説明 

backupSpec 

BACKUP指定リストには、1つ以上のbackupSpec句のリストが含まれています。backupSpec句には、バックアップ対象となる1つ以上のオブジェクトのリストが含まれています。

backupSpec句は、1つ以上のバックアップ・セット(AS BACKUPSET)またはイメージ・コピー(AS COPY)を生成します。AS BACKUPSETでは、オブジェクト・リストで指定したか自動的に選択されたデータ・ファイルの数が、各バックアップ・セットでデフォルトの制限の4個のデータ・ファイルまたは16個のアーカイブ・ログを超えている場合は、backupSpec句で複数のバックアップ・セットが作成されます。 

archivelogRecordSpecifier 

バックアップ対象となるアーカイブREDOログの範囲を指定します。このコマンドでバックアップ対象のログが見つからなくても、Recovery Managerはエラーを発行しません。この状況になるのは、前回のBACKUP ARCHIVELOG ALL DELETE INPUTコマンド以降に新規ログが生成されていないためです。

BACKUP ARCHIVELOG ALLを指定すると、Recovery Managerは個々のログ順序番号ごとに単一コピーのバックアップのみを作成します。たとえば、複数のアーカイブ先にアーカイブする場合、Recovery Managerは、各ログ順序番号のそれぞれのアーカイブ・コピーではなく、1つのコピーをバックアップします。 DELETEなど、他のコマンドの場合、ALLはログ順序が重複する場合にも各ログを参照します。

BACKUP ARCHIVELOGの実行時にデータベースがオープンしていてUNTIL句またはSEQUENCEパラメータが指定されていない場合、Recovery ManagerはALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENTを実行します。

注意: BACKUP ARCHIVELOG ALLを実行する場合、または指定したログ範囲に以前のインカネーションからのログが含まれている場合、Recovery Managerは、以前のインカネーションからのログをバックアップして、OPEN RESETLOGSによるリカバリに必要なすべてのログの可用性を確認します。

関連項目: 構文については「archivelogRecordSpecifier」を、ログ・バックアップ・フェイルオーバーと自動的なログ・スイッチについては『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

BACKUPSET {
ALL
| completedTimeSpec
|
primaryKey
[, primaryKey
]
}
 

すべてのバックアップ・セットか、primary_keyまたは完了時刻で指定したバックアップ・セットのバックアップが作成されます。このパラメータをDEVICE TYPE sbt句と併用すると、ディスク上のすべてのバックアップのバックアップをテープに作成できます。テープ間またはテープからディスクへはバックアップを作成できず、ディスク間またはディスクからテープへのバックアップのみが可能です。

DELETE INPUTオプションを指定すると、Recovery Managerではディスクに存在するバックアップ・セットのコピーがすべて削除されるため注意してください。たとえば、単一バックアップを4つの位置に多重化した場合、Recovery Managerでは4つのバックアップ・セットがすべて削除されます。ALLオプションは冗長で、機能は何も追加されません。

Recovery Managerでは、バックアップ・セットのバックアップ時に、バックアップ・セット・フェイルオーバーが実行されます。バックアップ対象となるコピーが破損または欠落している場合は、使用可能なバックアップ・コピーがすべて検索されます。この動作は、複数のアーカイブ先に存在しているアーカイブ・ログのバックアップを作成する場合の、Recovery Managerの動作と同じです。

注意: BACKUP COPIESおよびSET BACKUP COPIESを使用すると、バックアップ・セットのバックアップを多重化できます。

関連項目: 「completedTimeSpec」を参照してください。 

CONTROLFILECOPY { 'filename'
| ALL
| LIKE
'string_pattern' } 

次のいずれかの方法で制御ファイルのコピーを指定します。

  • 'filename'では、ファイル名で制御ファイルのコピーを指定します。

  • ALLでは、すべての制御ファイルのコピーのバックアップを指定します。

  • LIKE 'pattern'では、ファイル名のパターンを指定します。パーセント記号(%)は0文字以上を示すワイルド・カードで、アンダースコア(_)は1文字を示すワイルド・カードです。

制御ファイルのコピーには、次の2種類があります。

  • BACKUP AS COPY CURRENT CONTROLFILEコマンドまたはSQL文ALTER DATABASE BACKUP CONTROLFILE TO '...'を使用して作成された、通常の(スタンバイ制御ファイルでない)制御ファイルのコピー

  • BACKUP AS COPY STANDBY CONTROLFILEコマンドまたはSQL文ALTER DATABASE CREATE STANDBY CONTROLFILEを使用して作成されたスタンバイ制御ファイルのコピー

Recovery Managerは、制御ファイルのコピーのヘッダーを検査して、スタンバイ制御ファイルであるか通常の制御ファイルであるかを判断します。 

copyOfSpec 

データ・ファイルの前回のイメージ・コピーのバックアップを作成します(制御ファイルに対しても行われる場合があります)。詳細は、「copyOfSpec」を参照してください。 

CURRENT CONTROLFILE
[FOR STANDBY] 

現行の制御ファイルを指定します。

FOR STANDBYを指定すると、Recovery Managerはスタンバイ・データベースの作成中に使用可能な制御ファイルのバックアップを生成します。このバックアップには、スタンバイ制御ファイルのみが含まれます。

注意: 現行の制御ファイルのバックアップにタグを割り当てることはできません。 

DATABASE 

データベースのすべてのデータ・ファイルに対してバックアップ・セット(AS BACKUPSET)またはイメージ・コピーのグループ(AS COPY)を作成します。バックアップ・セットを生成すると、Recovery Managerにデータ・ファイルおよび制御ファイルのみを含めることができます。アーカイブREDOログを含めることはできません。

backupSpecにデータ・ファイル1が含まれている場合にCONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUPOFFに設定すると、制御ファイルがバックアップに自動的に組み込まれます。インスタンスの起動にサーバー・パラメータ・ファイルが使用される場合は、このパラメータ・ファイルもバックアップに組み込まれます。

backupSpecにデータ・ファイル1が含まれている場合にCONTROLFILE AUTOBACKUPONに設定すると、制御ファイルは出力に自動的には組み込まれません。かわりに、別個の制御ファイルの自動バックアップ・ピースが生成されます。インスタンスの起動にサーバー・パラメータ・ファイルが使用される場合は、このパラメータ・ファイルが自動バックアップ・ピースに組み込まれます。

注意: CONTROLFILE AUTOBACKUPONのときに、現行の制御ファイルを強制的にバックアップに組み込むには、INCLUDE CURRENT CONTROLFILE句を指定します。 

datafileCopySpec 

1つ以上のデータ・ファイル・イメージ・コピーのファイル名を指定します。詳細は、「datafileCopySpec」を参照してください。 

DATAFILE datafileSpec 

1つ以上のデータ・ファイルのリストを指定します。データ・ファイル1をバックアップするときのRecovery Managerの動作については、BACKUP DATABASEの説明を参照してください。

関連項目: 「datafileSpec」を参照してください。 

RECOVERY AREA
| DB_RECOVERY_FILE_DEST 

現行および前回のすべてのフラッシュ・リカバリ領域の指定先に作成されたリカバリ・ファイルをバックアップします。リカバリ・ファイルには、全体増分バックアップ・セット、制御ファイルの自動バックアップ、アーカイブ・ログおよびデータ・ファイルのコピーが含まれます。フラッシュバック・ログ、現行の制御ファイルおよびオンラインREDOログはバックアップされません。

RECOVERY AREADB_RECOVERY_FILE_DESTはシノニムです。

このオプションでは、常に、バックアップの最適化がONに設定されています。バックアップはsbtに格納する必要があるため、sbtチャネルが割当てまたは構成されていない場合はRecovery Managerによってエラーが発行されます。

注意: 過去に有効だったフラッシュ・リカバリ領域が有効でなくなっている場合は、前回のフラッシュ・リカバリ領域の場所で作成されたファイルがバックアップされます。 

RECOVERY FILES 

ディスク上のすべてのリカバリ・ファイルを、フラッシュ・リカバリ領域に格納されているか、ディスクの別の場所に格納されているかに関係なくバックアップします。リカバリ・ファイルには、全体増分バックアップ・セット、制御ファイルの自動バックアップ、アーカイブ・ログおよびデータ・ファイルのコピーが含まれます。このオプションでは、常に、バックアップの最適化がONに設定されています。バックアップはsbtに格納する必要があるため、sbtチャネルが割当てまたは構成されていない場合はRecovery Managerによってエラーが発行されます。 

SPFILE 

データベースで現在使用されているサーバー・パラメータ・ファイルのバックアップを作成します。Recovery Managerでは、サーバー・パラメータ・ファイルの他のコピーのバックアップは作成できません。また、インスタンスの起動に初期化パラメータ・ファイルが使用された場合は、サーバー・パラメータ・ファイルのバックアップを作成できません。SPFILEの増分バックアップは作成できません。 

TABLESPACE
tablespace_name
[, tablespace_name] 

1つ以上の表領域の名前を指定します。Recovery Managerは、表領域の一部になっているデータ・ファイルをすべてバックアップします。SYSTEM表領域(およびデータ・ファイル1)がバックアップに含まれていてCONTROLFILE AUTOBACKUPが設定されていない場合は、Recovery Managerによって制御ファイルのコピーが作成されます。

TABLESPACEキーワードは便宜上使用します。表領域名は、内部的にデータ・ファイルのリストに変換されます。表領域名を変更すると(usersからcustomersへの変更など)、表領域名が変更されていて、次の再同期化時にリカバリ・カタログが更新されることがRecovery Managerによって確認されます。 

backupSpecOperand 

backupSpecの後のbackupSpecOperandで、backupSpecに適用されるオプションを指定します。 

backupSpecOperand

構文の要素  説明 

backupSpecOperand 

backupSpec句の影響を受ける様々なオプションとパラメータを指定します。また、backupSpecOperandの多くの副次句はbackupOperandとともにも使用されます。これらの副次句については、「backupOperand」を参照してください。ここでは、backupOperandとともには使用されない副次句を示します。 

DELETE [ALL] INPUT 

バックアップが正しく作成された時点で入力ファイルを削除します。このオプションを指定できるのは、アーカイブ・ログ、データ・ファイルのコピー(COPY OFまたはDATAFILECOPY)またはバックアップ・セットのバックアップを作成するときのみです。このオプションには、入力ファイルについてDELETEを発行するのと同じ効果があります。

ALLオプションはアーカイブ・ログにのみ適用されます。DELETE ALL INPUTを実行すると、対応するアーカイブREDOログまたはデータ・ファイルのコピーのうち、選択条件と一致するもののコピーがすべて削除されます。たとえば、SEQUENCE n句を指定すると、Recovery Managerは重複するアーカイブ・ログ(つまり、同じログ順序番号とスレッドを持つログ)を含め、同じ順序番号nを持つアーカイブ・ログをすべて削除します。

注意: BACKUP ARCHIVELOGコマンドでは、個々のログ順序番号ごとに1つのコピーのみをバックアップします。したがって、DELETE INPUTオプションを指定しても、ALLキーワードを付けなければ、Recovery Managerはバックアップしたファイルのコピーのみを削除します。

関連項目: このコマンドでのリカバリ・カタログ互換性の影響については、「CONNECT」を参照してください。 

FROM TAG = 'tag_name' 

タグでバックアップを指定できます。他のいくつかのコマンドとの関係で定義されます。 

INCLUDE CURRENT
CONTROLFILE
[FOR STANDBY] 

現行の制御ファイルのスナップショットを作成し、作成するバックアップ・セットに含めます。

FOR STANDBYを指定すると、Recovery Managerはスタンバイ・データベースの作成に使用可能な制御ファイルのバックアップを作成します。バックアップ・セットには、スタンバイ制御ファイルとバックアップ対象のオブジェクトが含まれます。

注意: このオプションは、AS COPYでは適用されないため、エラー・メッセージが戻されます。 

backupTypeSpec

構文の要素  説明 

AS [ COMPRESSED ] BACKUPSET 

指定したデバイス・タイプに(イメージ・コピーではなく)バックアップ・セットを作成します。

テープにバックアップする場合およびレベル1の増分バックアップを任意のバックアップ先に作成する場合に使用できるのは、AS BACKUPSETのみです。

Recovery Managerでは、データ・ファイルをバックアップ・セットにバックアップする際、現在使用中のブロックのみがバックアップされます。

COMPRESSEDオプションを指定すると、バイナリ圧縮が使用されます。バックアップ・セットに書き込まれたデータが圧縮されて、バックアップ・セットの全体的なサイズが小さくなります。バックアップ・セットを作成するすべてのバックアップで、圧縮されたバックアップ・セットを作成できます。圧縮されたバックアップ・セットのリストア方法と圧縮されていないバックアップ・セットのリストア方法に違いはありません。

注意:

  • バックアップ・セットの圧縮に関連してCPUのオーバーヘッドが発生する場合があります。バックアップ対象のデータベースが最大またはそれに近い負荷で実行されていると、AS COMPRESSED BACKUPSET を使用することによって発生するオーバーヘッドが非常に高くなる場合があります。他のほぼすべての環境では、バックアップ・セットを圧縮すると、CPUのオーバーヘッドに値するだけのディスク領域が確保されます。

  • ローカル接続されたテープ・デバイスにバックアップする場合は、通常、メディア管理ベンダーが提供する圧縮のほうがBACKUP AS COMPRESSED BACKUPSETで実行されるバイナリ圧縮より適しています。そのため、ローカル接続されたテープ・デバイスにバックアップする場合は、圧縮されていないバックアップ・セットを使用し、メディア管理ベンダーが提供する圧縮をオンにします。両方の形式の圧縮は、同時に使用しないください。

  • 増分更新バックアップを使用している場合、レベル0の増分はイメージ・コピー・バックアップである必要があります。

  • データベースの全体バックアップは、通常、イメージ・コピーまたは圧縮されたバックアップ・セットのいずれかである必要があります。イメージ・コピーは、作成時に発生するCPUのオーバーヘッドが許容範囲内である場合、いくつかの用途(増分更新バックアップ計画での使用など)でバックアップ・セットより高い柔軟性を示します。また、圧縮されたバックアップ・セットによってストレージをより有効に使用できます。

 

AS COPY 

(バックアップ・セットではなく)イメージ・コピーを作成します。ディスクに作成されたバックアップでのみ使用できます。

注意:

BACKUP AS COPYを実行する場合に、イメージ・コピーのコピー先を指定しないと、Recovery Managerは次の規則に従って場所を選択します。

  • 出力に使用するチャネルにデフォルトのCONFIGURE... FORMATが設定されている場合は、この設定を使用して出力ファイル名が生成されます。

  • フラッシュ・リカバリ領域が構成されている場合、バックアップはそのフラッシュ・リカバリ領域に配置されます。

  • そうでない場合は、プラットフォーム固有のデフォルトのFORMAT(一意のファイル名を生成する%Uが含まれる)が使用されます。

 

copyOfSpec

構文の要素  説明 

COPY OF DATABASE 

データベース内のすべてのデータ・ファイルおよび制御ファイルの前回のイメージ・コピーのバックアップを作成します。BACKUP DATABASEによって通常組み込まれるすべてのデータ・ファイルにコピーが含まれている必要があります。含まれていない場合は、Recovery Managerによってエラーが発行されます。すべてのコピーが1回のBACKUPコマンドで作成されている必要はありません。データ・ファイルの複数のコピーが存在する場合は、Recovery Managerによって最新のコピーがバックアップされます。オプションで、タグ名(FULL_COLD_COPYなど)でコピーを指定します。

注意: このコマンドの出力は、イメージ・コピーまたはバックアップ・セットにできます。 

COPY OF TABLESPACE tablespace_name 

指定した1つ以上の表領域内のデータ・ファイルの前回のイメージ・コピーのバックアップを作成します。BACKUP TABLESPACEによって通常組み込まれるすべてのデータ・ファイルにコピーが含まれている必要があります。含まれていない場合は、Recovery Managerによってエラーが発行されます。すべてのコピーが1回のBACKUPコマンドで作成されている必要はありません。データ・ファイルの複数のコピーが存在する場合は、Recovery Managerによって最新のコピーがバックアップされます。

表領域名(usersなど)でリストに表領域を指定するか、またはタグ名(0403_CPY_OF_USERSなど)で特定のコピーを指定します。TAGを指定しない場合は、Recovery Managerによって、表領域内の各データ・ファイルの最新のデータ・ファイルのコピーがバックアップされます。

注意: このコマンドの出力は、イメージ・コピーまたはバックアップ・セットにできます。 

COPY OF DATAFILE datafileSpec 

1つ以上のデータ・ファイルの前回のイメージ・コピーのバックアップを作成します。ファイル番号(DATAFILE 3)またはファイル名(DATAFILE '?/oradata/trgt/users01.dbf')でデータ・ファイルを指定します。データ・ファイルのコピーのファイル名ではなく、データ・ファイルのファイル名を指定します。指定したデータ・ファイルの複数のコピーが存在する場合は、Recovery Managerによって最新のコピーがバックアップされます。

注意: バックアップ対象のイメージ・コピーが1回のBACKUPコマンドで作成されている必要はありません。

注意: このコマンドの出力は、イメージ・コピーまたはバックアップ・セットにできます。

関連項目: 「datafileSpec」を参照してください。 

datafileCopySpec

構文の要素  説明 

DATAFILECOPY {
filename [,filename...]
|{ ALL
| LIKE 'string_pattern'
| FROM TAG 'tag_name'
}

1つ以上のデータ・ファイル・イメージ・コピーのファイル名を指定します。次のパラメータを使用できます。

  • 'filename'では、ファイル名でイメージ・コピーを指定します。

  • ALLを指定すると、すべてのイメージ・コピーがバックアップされます。

  • LIKE 'pattern'では、ファイル名のパターンを指定します。パーセント記号(%)は0文字以上を示すワイルド・カードで、アンダースコア(_)は1文字を示すワイルド・カードです。

  • FROM TAG 'tag_name'では、タグtag_nameで識別される、1つ以上のデータ・ファイルのコピーのリストを指定します。このタグの付いたデータ・ファイルのコピーが複数存在している場合、Recovery Managerは個々のデータ・ファイルの最新のデータ・ファイルのみをバックアップします。タグには、大/小文字区別はありません。

 

NODUPLICATES 

バックアップ操作で同一のデータ・ファイルのコピーが組み込まれないようにします。データ・ファイルのコピーが重複している場合は、最新のタイムスタンプを持つファイルが選択されます。 

duration

構文の要素  説明 

DURATION hh:mm

[PARTIAL]
[MINIMIZE
(TIME|LOAD)] 

バックアップ・コマンドの最長実行時間を指定します。指定した実行時間でバックアップ・コマンドが完了しなかった場合、バックアップは停止します。

PARTIALオプションを指定すると、バックアップ全体が指定した実行時間で完了しなかった場合でも、コマンドが正常に完了したと判断され、Recovery Managerによってエラーはレポートされません。

PARTIALオプションを指定しないと、バックアップが指定した実行時間で完了しなかった場合、バックアップ・コマンドが正常に実行されなかったとみなされ、Recovery Managerによってエラーがレポートされます。バックアップ・コマンドがRUNブロックの一部分である場合、RUNブロック内のバックアップ・コマンドの後のコマンドは実行されません。

PARTIALを指定しているかどうかに関係なく、バックアップが中断される前に完了したすべてのバックアップ・セットは保存され、リストアおよびリカバリ操作で使用できます。

ディスク・バックアップでは、MINIMIZE TIMEを使用してバックアップを最大速度で実行(デフォルト)したり、システムの負荷を軽減するためにMINIMIZE LOADを使用してバックアップの速度を遅くできます。MINIMIZE LOADを指定すると、バックアップに指定した実行時間が最大限に使用されます。

DURATIONMINIMIZE TIMEとともに指定すると、最も新しくバックアップされたファイルに対するバックアップの優先順位が低くなります。このスケジュール・メカニズムによって、異なるデータ・ファイルがラウンドロビン法でバックアップされるため、一連のバックアップ期間内で最終的に完全なデータベースのバックアップが行われます。 

forRecoveryOfSpec

構文の要素  説明 

FOR RECOVER OF TAG [=]
'tag_name' 

レベル1の増分の基礎として使用される、タグ付きのレベル0の増分を指定できます。FOR RECOVER OF COPY句が使用される、増分更新バックアップ計画以外の計画で有効です。 

FOR RECOVER OF COPY 

データベースの指定したデータ・ファイルのコピー(レベル0の増分バックアップ)のSCN以降に行われたすべての変更を増分に含めるように指定できます。残りのバックアップ計画とは独立してバックアップを使用する増分バックアップ計画を継続するには、DATAFILE COPYまたはWITH TAG句のいずれかを使用して、データ・ファイルのコピーを指定する必要があります。データ・ファイルのコピーを指定しない場合は、各データ・ファイルの最新コピーが増分の基礎として使用されます。 

WITH TAG [=]
'tag_name' 

FOR RECOVER OF COPYとともに使用して、増分の基礎として使用されるレベル0の増分バックアップを示すタグを指定します。WITH TAGオプションにタグが指定されたレベル0が検出されない場合は、FOR RECOVER OF COPYオプションによって、WITH TAGオプションにタグの値が指定されたレベル0のデータ・ファイルのコピーが作成されます。BACKUP... FOR RECOVER OF COPY WITH TAG...は、バック増分更新バックアップに基づくバックアップ計画では重要な役割を果たしていて(『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』を参照)、Enterprise Managerの一部のバックアップ計画でも使用されます。 

DATAFILE COPY [=]
formatSpec 

FOR RECOVER OF COPYとともに使用して、増分の基礎として使用するデータ・ファイルのコピーを指定します。 

notBackedUpSpec

構文の要素  説明 

NOT BACKED UP 

コマンドで指定したファイルのうち、バックアップされていないファイルのみをバックアップします。このオプションを使用すると、新規ファイルをデータベースに追加した後にバックアップできます。 

SINCE TIME = 'date_string

その日付を過ぎるとRecovery Managerが、バックアップされていないファイルのバックアップを開始する日付を指定します。date_string は、現行のNLS_DATE_FORMATの日付、または'SYSDATE-1'などのSQL DATE式です。ファイルのバックアップ数の計算では、現行のバックアップと同じデバイス・タイプで作成されたバックアップのみが考慮されます。

このオプションを使用すると、前回失敗したバックアップ中に処理されなかったファイルをバックアップできます。たとえば、データベースをバックアップしても、インスタンスの途中で障害が発生する場合があります。その場合は、NOT BACKED UP SINCE TIME句を使用してバックアップを再開し、バックアップ済のファイルを対象から除外できます。AS BACKUPSETを指定すると、この機能が役立つのは、Recovery Managerがバックアップ中に複数のバックアップ・セットを生成する場合のみです。

ファイルがバックアップされたかどうかを判断するときには、SINCE 日付が最新バックアップの完了時刻と比較されます。BACKUP AS BACKUPSETの場合、バックアップ・セット内のファイルの完了時刻は、バックアップ・セット全体の完了時刻です。つまり、同じバックアップ・セット内のすべてのファイルの完了時刻は同じです。 

integer TIMES 

integer回以上バックアップされていないアーカイブ・ログのみをバックアップします。ファイルのバックアップ数を判断する場合は、現行のバックアップと同じデバイス・タイプで作成されたバックアップのみが考慮されます。

このオプションを使用すると、アーカイブ・ログを指定のメディアにバックアップできます(たとえば、各ログのコピーを3つ以上テープに保存できます)。 

sizeSpec

構文の要素  説明 

integer [K|M|G] 

ファイルなどのデータのサイズをKB単位(K)、MB単位(M)またはGB単位(G)で指定します。 

skipSpec

構文の要素  説明 

SKIP 

次のキーワードで指定する基準に従って、データ・ファイルまたはアーカイブREDOログをバックアップから除外します。

注意: backupSpec句でもこのオプションを指定できます。 

INACCESSIBLE 

I/Oエラーのために読み取ることができないデータ・ファイルまたはアーカイブREDOログをバックアップに含めないように指定します。

データ・ファイルは、読取りが不可能な場合にのみアクセス不能とみなされます。一部のオフライン・データ・ファイルは、ディスク上に残っているために読取りが可能です。他のデータ・ファイルは削除または移動されたためにアクセス不可となり、読取り不可となります。 

OFFLINE 

オフライン・データ・ファイルをバックアップに含めないように指定します。 

READONLY 

読取り専用データ・ファイルをバックアップに含めないように指定します。 

データベースのバックアップ: 例

この例では、CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUPOFFであるとします。次のコマンドは、現行の制御ファイル、サーバー・パラメータ・ファイルおよびアーカイブ・ログとともにすべてのデータ・ファイルをテープにバックアップします。

BACKUP DATABASE PLUS ARCHIVELOG;
増分バックアップのスクリプト化: 例

この例では、データベースの定期的な増分バックアップを作成するために実行する一連のスクリプトを示します。

# Run once a week to back up database to disk as level 0:
BACKUP INCREMENTAL LEVEL 0 DATABASE;

# Run every day to back up blocks that have changed since most recent level 0 or 1:
BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 CUMULATIVE DATABASE;
BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 DIFFERENTIAL TABLESPACE users;
累積増分バックアップの実行: 例

この例では、最新のレベル0のバックアップ以降にデータベース上で変更されたすべてのブロックをバックアップします。

BACKUP INCREMENTAL LEVEL 1 CUMULATIVE SKIP INACCESSIBLE DATABASE;
ディスクへの表領域およびデータ・ファイルのバックアップ・セットとしてのバックアップ: 例

このコマンドは、2つのbackupSpec句で表領域とデータ・ファイルをバックアップし、Recovery Managerにバックアップのパラレル化を自動的に実行させます。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL dev1 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk1/%U';
ALLOCATE CHANNEL dev2 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk2/%U';
BACKUP AS BACKUPSET
(TABLESPACE SYSTEM, tools, users, undotbs MAXSETSIZE 5M)
(DATAFILE 2,4,5);
}
ディスクへの表領域およびデータ・ファイルのイメージ・コピーとしてのバックアップ: 例

このコマンドは、2つのbackupSpec句で表領域とデータ・ファイルをバックアップし、Recovery Managerにバックアップのパラレル化を自動的に実行させます。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL dev1 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk1/%U';
ALLOCATE CHANNEL dev2 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk2/%U';
BACKUP AS COPY
(TABLESPACE SYSTEM, tools, users, undotbs)
(DATAFILE 2,4,5);
}
データ・ファイルのコピーのバックアップ: 例

この例では、タグLATESTCOPY付きの3つのデータ・ファイルのコピーを検出し、ディレクトリ/copiesにコピーして、その新しいコピーに置換変数で名前を付けます。

BACKUP AS COPY
FROM TAG 'LATESTCOPY'
COPY OF DATAFILE 4, 6, 14
FORMAT '/copies/Datafile%f_Database%d';
アーカイブ・ログのバックアップおよび入力の削除: 例

この例では、2つのアーカイブ先/arch1および/arch2を設定しているとします。このコマンドは、一意の順序番号ごとに1つログをバックアップし、両方のアーカイブ・ディレクトリからすべてのログを削除します。

BACKUP ARCHIVELOG LIKE '/arch%' DELETE ALL INPUT;
テープへのバックアップ・セットのバックアップ: 例

この例では、ディスク上に新しいバックアップ、テープ上に古いバックアップを保存し、同じバックアップ・セットのコピーをディスクとテープに同時に保存しないことを目的としています。このコマンドを使用すると、2週間より前に作成されたバックアップ・セットがテープにバックアップされ、そのバックアップされたバックアップ・ピースはディスクから削除されます。

BACKUP DEVICE TYPE sbt BACKUPSET COMPLETED BEFORE 'SYSDATE-14' 
DELETE INPUT;
BACKUPコマンドでのDEVICE TYPEの指定: 例

この例では、DISKをデフォルトのデバイス・タイプとして構成し、サーバー・パラメータ・ファイルとすべてのアーカイブ・ログをテープにバックアップします。

# when disk is the default device and you do not specify a FORMAT parameter, then the 
# default backup location is the flash recovery area (if configured) or
# a platform-specific default location (if not configured)
CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO DISK;
BACKUP DEVICE TYPE sbt SPFILE ARCHIVELOG ALL;
バックアップ・セットの多重化: 例

この例では、データ・ファイル1(現行の制御ファイルとサーバー・パラメータ・ファイルを含む)のバックアップを別のディスクに多重化します。

BACKUP DEVICE TYPE DISK 
COPIES 2 DATAFILE 1
FORMAT '/disk1/df1_%U', '/disk2/df1_%U';
チャネルでのワークロードの分割方法の指定: 例

この例では、チャネルでバックアップするファイルとその位置を指定して、バックアップ操作を明示的にパラレル化します。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL ch1 DEVICE TYPE sbt PARMS="ENV=(NSR_SERVER=tape_server_1)";
ALLOCATE CHANNEL ch2 DEVICE TYPE DISK;
ALLOCATE CHANNEL ch3 DEVICE TYPE sbt PARMS="ENV=(NSR_SERVER=tape_server_2)";
BACKUP
(DATAFILE 1,2,3,4 # channel ch1 backs up datafiles to tape drive #1
CHANNEL ch1)
(CONTROLFILECOPY '/oracle/copy/cf.f'
CHANNEL ch2) # channel ch2 backs up control file copy to disk
(ARCHIVELOG FROM TIME 'SYSDATE-14'
CHANNEL ch3); # channel ch3 backs up archived redo logs to tape drive #2
}
スタンバイ・データベースの制御ファイルの作成: 例

この例では、スタンバイ・データベースの作成に使用できる現行の制御ファイルのバックアップを作成します。

BACKUP CURRENT CONTROLFILE FOR STANDBY;
スタンバイ・データベースのリフレッシュ用の増分バックアップの作成: 例

この例では、スタンバイ・データベースで適用可能な増分バックアップをプライマリ・データベースで作成し、指定したSCN以降の変更を反映して更新します。詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

BACKUP DEVICE TYPE DISK INCREMENTAL FROM SCN 750983 DATABASE
     FORMAT '/tmp/incr_standby_%U';
破損ブロックを許容するデータ・ファイルのバックアップ: 例

この例では、データ・ファイル3をバックアップし、破損ブロック数の許容限度として2を指定します。

RUN
{
SET MAXCORRUPT FOR DATAFILE 3 TO 2;
BACKUP CHECK LOGICAL
DATAFILE 3;
}
データベース・コピーのイメージ・コピーの作成: 例

この例では、タグTEST付きのデータベース・コピーのイメージ・コピーをデフォルトのバックアップ先に作成し、出力コピーに、タグDUPTESTを指定して、論理チェックを実行します。

BACKUP AS COPY COPY OF DATABASE FROM TAG 'TEST' CHECK LOGICAL TAG 'DUPTEST';
長期データベース・バックアップの作成: 例

この例では、保存方針から除外されているデータベースとサーバー・パラメータ・ファイルの一貫性バックアップを作成します。このコマンドはRecovery Managerに対して、バックアップを今後1年間保存し、リカバリに必要なアーカイブ・ログは保存しないように指示します。

SHUTDOWN IMMEDIATE;
STARTUP MOUNT;
BACKUP DATABASE
KEEP UNTIL TIME 'SYSDATE+365'
NOLOGS;
ALTER DATABASE OPEN;
保存方針からのコピーの除外: 例

次の例では、制御ファイルと2つのデータ・ファイルをコピーして、保存方針から永久に除外します。(KEEP FOREVERにはリカバリ・カタログが必要です。)

rman TARGET / CATALOG rman/rman@rcat
RMAN> SHUTDOWN IMMEDIATE;
RMAN> STARTUP MOUNT;
RMAN> BACKUP AS COPY
KEEP FOREVER NOLOGS
CURRENT CONTROLFILE FORMAT '?/oradata/cf_longterm.cpy',
DATAFILE 1 FORMAT '?/oradata/df1_longterm.cpy',
DATAFILE 2 FORMAT '?/oradata/df2_longterm.cpy';
ALTER DATABASE OPEN;

バックアップが必要なファイルのバックアップ: 例

この例では、先月はテープにバックアップされていないデータ・ファイルをすべてバックアップし、テープ上に少なくとも2つのバックアップがないアーカイブ・ログをすべてバックアップします。

BACKUP DEVICE TYPE sbt DATABASE NOT BACKED UP SINCE TIME 'SYSDATE-31';
BACKUP DEVICE TYPE sbt ARCHIVELOG ALL NOT BACKED UP 2 TIMES;
NODUPLICATESを使用したデータ・ファイルのコピーのバックアップ: 例

この例では、いくつかのデータ・ファイルを重複して作成した後、そのうちの最新のデータ・ファイルのみをバックアップします。

BACKUP AS COPY DATAFILE 10 FORMAT 'foo' TAG my_tag;
BACKUP AS COPY DATAFILECOPY 'foo' FORMAT 'bar';
BACKUP AS COPY DATAFILECOPY 'bar' FORMAT 'foobar';
BACKUP AS BACKUPSET DATAFILECOPY ALL NODUPLICATES; # backs up only 'foobar'
BACKUP AS BACKUPSET DATAFILECOPY ALL; # backs up all files

BLOCKRECOVER

構文

blockrecover::=


画像の説明

bmrBlockSpec::=


画像の説明

bmrOption::=


画像の説明

用途

ブロック・メディア・リカバリでは、データ・ファイル内の個々のデータ・ブロックまたはその集合がリカバリされます。このタイプのリカバリは、データ消失や破損がデータ・ファイル全体ではなく少数のブロックに適用される場合に役立ちます。

通常、ブロックの破損はトレース・ファイル内のエラー・メッセージにレポートされます。ブロック・レベルのデータ消失の原因は、次のとおりです。

BLOCKRECOVER CORRUPTION LISTを使用してV$DATABASE_BLOCK_CORRUPTIONビューに示されたすべてのブロックをリカバリするか、またはBLOCKRECOVERコマンドの実行時にデータ・ファイル番号とブロック番号または表領域とデータ・ブロック・アクセス(DBA)を指定できます。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

blockrecover

構文の要素  説明 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

ブロック・リカバリに使用するバックアップのデバイス・タイプを指定します。

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。 

bmrBlockSpec

構文の要素  説明 

bmrBlockSpec 

リカバリを必要とするデータ・ブロックを指定します。 

CORRUPTION LIST 

V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTIONビューに表示されたブロックをすべてリカバリします。このビューには、最新のBACKUPVALIDATEオプションの有無を問わず)、VALIDATEまたはCREATE CATALOGコマンドで破損としてマークされたブロックが表示されます。このビューに行が追加されるのは、次の2種類の破損の場合です。

  • 物理的な破損(メディア破損と呼ばれることもあります)。データベースでは、この種のブロックは認識されません。チェックサムは無効であり、ブロックには0(ゼロ)のみが含まれるか、ブロックのヘッダーとフッターが一致しません。物理破損チェックはデフォルトでオンになっており、NOCHECKSUMオプションを使用するとオフにすることができます。

  • 論理的な破損。ブロックには有効なチェックサムがあり、ヘッダーとフッターは一致しますが、内容に論理的な一貫性がありません。論理破損チェックはデフォルトでオフになっており、CHECK LOGICALオプションを使用するとオンにすることができます。

    注意: 論理的な破損は、ブロック・メディア・リカバリを使用して修復できません。論理的な破損を修復するには、バックアップからデータ・ファイルをリストアし、メディア・リカバリを実行します。

 

DATAFILE datafileSpec 

リカバリを必要とするブロックを含む1つ以上のデータ・ファイルのリストを指定します。

関連項目: 「datafileSpec」を参照してください。 

BLOCK integer 

メディア・リカバリを必要とするブロックのブロック番号を指定します。通常、ブロック番号はエラー・メッセージ出力から取得します。 

TABLESPACE tablespace_name 

破損ブロックを含む表領域の名前または番号を指定します。 

DBA integer 

破損ブロックのデータ・ブロック・アドレス(DBA)を指定します。 

bmrOption

構文の要素  説明 

bmrOption 

ブロック・リカバリに関連する各種リストア・オプションを指定します。 

FROM BACKUPSET 

バックアップ・セットのみをリストアするように指定します。 

FROM DATAFILECOPY 

データ・ファイル・イメージ・コピーのみをリストアするように指定します。 

FROM TAG=
'tag_name' 

指定したタグを持つバックアップのコピーのみをリストアするように指定します。タグ名には、大/小文字区別はありません。

関連項目: タグをバックアップのコピーに適用する方法は、「BACKUP」を参照してください。 

RESTORE untilClause 

指定した時刻、SCNまたはログ順序番号より前に作成されたバックアップとコピーのみをリストアするように指定します。

関連項目: 「untilClause」を参照してください。 

破損ブロック・グループのリカバリ: 例

この例では、3つのデータ・ファイルの破損ブロックをリカバリします。

BLOCKRECOVER DATAFILE 2 BLOCK 12, 13 DATAFILE 3 BLOCK 5, 98, 99 DATAFILE 4 BLOCK 19;
リストア・タイプによるブロック・メディア・リカバリの制限: 例

この例では、一連のブロックをリカバリし、データ・ファイルのコピーからのみリストアします。

RUN
{
BLOCKRECOVER DATAFILE 3 BLOCK 2,3,4,5 TABLESPACE sales DBA 4194405, 4194409, 4194412
FROM DATAFILECOPY;
}
バックアップ・タグによるブロック・メディア・リカバリの制限: 例

この例では、ブロックをリカバリし、タグweekly_backupが付いているバックアップからのみリストアします。

BLOCKRECOVER TABLESPACE SYSTEM DBA 4194404, 4194405 FROM TAG "weekly_backup";
時刻によるブロック・メディア・リカバリの制限: 例

次の例では、SYSTEM表領域内の2つのブロックをリカバリします。2日前の時点までデータベースをリカバリするために使用できるバックアップからのみリストアします。

BLOCKRECOVER TABLESPACE SYSTEM DBA 4194404, 4194405 RESTORE UNTIL TIME 'SYSDATE-2';
データベース内のすべての破損ブロックの修復: 例

次の例では、バックアップの妥当性チェックを実行してV$DATABASE_BLOCK_CORRUPTIONに移入し、このビューに記録された破損ブロックを修復します。

BACKUP VALIDATE DATABASE;
BLOCKRECOVER CORRUPTION LIST;

CATALOG

構文

catalog::=


画像の説明

用途

CATALOGコマンドは、次の目的に使用します。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

ARCHIVELOG 'filename' 

Recovery Managerリポジトリに追加または更新するアーカイブ・ログのファイル名を指定します。 

BACKUPPIECE 

Recovery Managerリポジトリに追加するバックアップ・ピースの名前を指定します。バックアップ・ピースがディスクに存在している必要があります。Recovery Managerは、バックアップ・ピースのヘッダーを検証した後でカタログ化します。Recovery Managerは、以前のインカネーションからのバックアップ・ピースをカタログ化できます。

通常、次の場合にバックアップ・ピースをカタログ化します。

  • オペレーティング・システム・ユーティリティを使用してパックアップ・ピースをコピーした場合。この場合、元のバックアップ・ピースはカタログ化されますが、ピース・コピーはカタログ化されません。

  • 別の絶対ファイル名で、バックアップ・ピースをディスク間で移動する必要がある場合。

  • NOCATALOGモードで実行中に制御ファイルを再作成したため、すべてのRecovery Managerリポジトリ・データが消失した場合。バックアップをカタログ化すると、再度使用可能になります。

バックアップ・ピースのリストを指定すると、一部のバックアップ・ピースの処理で障害が発生した場合でも、Recovery Managerによって、すべてのピースのカタログ化が試行されます。バックアップ・ピースをカタログ化すると、V$BACKUP_PIECEに新しい行が作成されます。バックアップ・セットは、すべてのバックアップ・ピースがカタログ化された場合にのみ使用可能です。カタログ化されていない場合は、部分的に使用可能な状態になります。

注意: バックアップ・ピースをOracle9i より前のリリースからカタログ化する場合は、大きいコピー番号を最初にカタログ化するとパフォーマンスが向上します。たとえば、バックアップ・ピースのコピー1、2および3をカタログ化する必要がある場合は、コピー3をCATALOGリストの最初の項目として指定します。 

CONTROLFILECOPY 'filename' 

Recovery Managerリポジトリに追加または更新する制御ファイルのコピーのファイル名を指定します。制御ファイルのコピーには、次の2種類があります。

  • Recovery ManagerコマンドのBACKUP AS COPY CURRENT CONTROLFILEコマンドまたはSQL文ALTER DATABASE BACKUP CONTROLFILEを使用して作成された、通常の(スタンバイ制御ファイルでない)制御ファイルのコピー

  • Recovery ManagerコマンドBACKUP AS COPY STANDBY CONTROLFILEまたはSQL文ALTER DATABASE CREATE STANDBY CONTROLFILEを使用して作成されたスタンバイ制御ファイルのコピー

 

DATAFILECOPY 'filename' 

Recovery Managerリポジトリに追加または更新するデータ・ファイルのコピーのファイル名を指定します。 

LEVEL = 0 

データ・ファイルのコピー専用。コピーがレベル0の増分バックアップとして記録されるように指定します。このデータ・ファイルのコピーを基本レベル0のバックアップとして使用して、増分バックアップを実行できます。 

(RECOVERY AREA |
DB_RECOVERY_FILE_DEST)
[ NOPROMPT

フラッシュ・リカバリ領域内のすべての有効なバックアップ・セット、データ・ファイルのコピーおよびアーカイブREDOログをカタログ化します。Recovery Managerがターゲット・データベースに接続されていて、そのデータベースがマウントまたはオープン状態である必要があります。一致が検出されるたびにプロンプトが表示されないようにする場合は、NOPROMPTを指定します。キーワードRECOVERY AREADB_RECOVERY_FILE_DESTは完全に同一のシノニムです。 

START WITH 'string_pattern'

[ NOPROMPT ] 

文字列パターンと一致する場所(自動ストレージ管理ディスク・グループ、Oracle Managed Filesディレクトリ、ファイル名の一部分など)のすべての有効なバックアップをカタログ化します。Recovery Managerによって、ディスクの場所内のカタログ化できないすべてのファイルがレポートされます。Recovery Managerがターゲット・データベースに接続されていて、そのデータベースがマウント状態である必要があります。一致が検出されるたびにプロンプトが表示されないようにする場合は、NOPROMPTを指定します。

文字列パターンによってファイル名を指定すると、その文字列パターンはファイル名パターンの左側に一致します。たとえば、/tmp/arcは、ディレクトリ/tmp/arc_dest /tmp/archive/januaryおよびファイル/tmp/arc.cpy内のすべてと一致します。

注意: 文字列パターンにワイルド・カード文字は使用できません。正確な接頭辞のみを使用してください。 

カタログへのアーカイブREDOログの追加: 例

この例では、アーカイブ・ログのオペレーティング・システム・コピーを作成するか、別の場所から転送し、Recovery Managerのリポジトリに追加したとします。

CATALOG ARCHIVELOG '?/oradata/archive1_30.dbf', '?/oradata/archive1_31.dbf', 
'?/oradata/archive1_32.dbf';

増分バックアップとしてのカタログに対するファイル・コピーの追加: 例

次の例では、データ・ファイルのコピーusers01.bakを増分レベル0バックアップとしてカタログに追加します。

CATALOG DATAFILECOPY '?/oradata/users01.bak' LEVEL 0;

データ・ファイルのコピーを作成するには、Recovery ManagerのBACKUP AS COPYコマンドを使用する方法、またはオペレーティング・システムのユーティリティとALTER TABLESPACE BEGIN/END BACKUPを併用する方法があります。

ディレクトリ内の複数のコピーのカタログ化: 例

次の例では、オペレーティング・システム・ユーティリティを使用して/tmp/arch_logsディレクトリにコピーされたアーカイブ・ログで一杯のディレクトリをカタログ化します。

CATALOG START WITH '/tmp/arch_logs';
フラッシュ・リカバリ領域内のファイルのカタログ化: 例

次の例では、現在有効になっているフラッシュ・リカバリ領域内のすべてのファイルを、ファイルごとにユーザーにプロンプトを表示せずにカタログ化します。

CATALOG RECOVERY AREA NOPROMPT;
バックアップ・ピースのカタログ化: 例

次の例では、オペレーティング・システム・ユーティリティを使用してコピーされたパックアップ・ピースをカタログ化します。

CATALOG BACKUPPIECE '?/oradata/01dmsbj4_1_1.bcp';

CHANGE

構文

change::=


画像の説明

maintSpec::=


画像の説明

用途

次の変更を行います。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

状態変更が必要なレコードの主キーを取得するには、LISTコマンドを実行するか、リカバリ・カタログ・ビューを検索します。

構文の要素  説明 

maintSpec 

CHANGEを実行するファイルを指定します。この句のオプションについては、「maintSpec」を参照してください。 

AVAILABLE 

リポジトリ内でバックアップまたはコピーのステータスをAVAILABLEに変更します。ステータスは、LIST出力またはリカバリ・カタログ・ビューに表示されます。 

keepOption 

バックアップまたはコピーのステータスを、構成済の保存方針に基づいて変更します。たとえば、CHANGE ... NOKEEPを指定すると、現在は保存方針から除外されているバックアップをOBSOLETEステータスに適格にすることができます。

backupSpec句には、KEEPも指定できます。

注意: keepOptionは、フラッシュ・リカバリ領域のファイルでは使用できません。

関連項目: 「keepOption」を参照してください。 

UNAVAILABLE 

リポジトリ内でバックアップまたはコピーのステータスをUNAVAILABLEに変更します。ステータスは、LIST出力またはリカバリ・カタログ・ビューに表示されます。このオプションは、ファイルが見つからない場合、または別のサイトに移された場合に使用します。Recovery Managerでは、UNAVAILABLEマークを付けたファイルは、RESTOREまたはRECOVERコマンドでは使用されません。後でそのファイルが見つかるか、メイン・サイトに戻った場合は、AVAILABLEオプションを使用して、このステータスを更新します。 

UNCATALOG 

リカバリ・カタログからデータ・ファイルのコピー、バックアップ・ピースまたはアーカイブREDOログの参照を削除し、ターゲット制御ファイル内のレコードをステータスDELETEDに更新します。CHANGE ... UNCATALOGコマンドでは、物理バックアップおよびコピーは処理されません。ファイルがDELETEコマンド以外の手段で削除されたときは、このコマンドを使用してRecovery Managerに通知します。

注意: バックアップ制御ファイルから再同期化するか、またはリカバリ・カタログをアップグレードすると、CHANGE... UNCATALOGでReovery Managerリポジトリから以前削除されたレコードがリカバリ・カタログに再表示される場合があります。 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

指定したデバイス・タイプにのみCHANGEを実行します(「deviceSpecifier」を参照)。このオプションが有効になるのは、構成済の自動チャネルがあり、チャネルを手動で割り当てていない場合のみです。たとえば、CHANGE UNCATALOG...DEVICE TYPE DISKを実行すると、Recovery Managerではディスク上のファイルのみがカタログから削除されます。 

UNAVAILABLEステータスへのバックアップの更新: 例

この例では、バックアップ・セット100と、1日以上前に作成されたサーバー・パラメータ・ファイルのすべてのバックアップについて、ステータスをUNAVAILABLEに変更します。

CHANGE BACKUPSET 100 UNAVAILABLE;
CHANGE BACKUP OF SPFILE COMPLETED BEFORE 'SYSDATE-1' UNAVAILABLE;

メンテナンス・チャネルの割当ては不要です。

カタログ内のアーカイブ・ログの削除と追加: 例

この例では、すべてのアーカイブ・ログを新しいディレクトリに移動し、カタログから削除した後で、新しい場所でカタログ化します。

HOST 'mv $ORACLE_HOME/oradata/trgt/arch/* /fs2/arch';
CHANGE ARCHIVELOG ALL UNCATALOG;
CATALOG START WITH '/fs2/arch';
バックアップ・セットの保存ステータスの変更: 例

この例では、通常のバックアップを長期バックアップに変更します。この操作にはリカバリ・カタログが必要です。

CHANGE BACKUP TAG 'consistent_db_bkup'
KEEP FOREVER NOLOGS;

cmdLine

構文

cmdLine::=


画像の説明

用途

オペレーティング・システムのコマンドラインからRecovery Managerを起動します。これらの引数は、次の目的に使用します。

コマンドラインでCATALOGまたはNOCATALOGを指定せずにRecovery Managerを起動すると、Recovery Managerはリポジトリに接続しません。リポジトリを必要とするコマンドを実行する場合に、まだCONNECT CATALOGコマンドを発行していなければ、Recovery Managerは自動的にデフォルトのNOCATALOGモードで接続します。それ以降、そのセッションではCONNECT CATALOGコマンドは無効になります。

関連項目:

Recovery Managerをデータベース・インスタンスに接続する方法については、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

これらのコマンドは、Recovery Managerプロンプトではなく、オペレーティング・システムのコマンドラインで使用する必要があります。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

APPEND 

新規出力をメッセージ・ログ・ファイルの終わりに追加させます。このパラメータを指定せず、かつメッセージ・ログ・ファイルと同じ名前のファイルがすでにある場合、Recovery Managerはそのファイルを上書きします。 

AUXILIARY = connectStringSpec 

補助データベースへの接続文字列を指定します。たとえば、AUXILIARY SYS/change_on_install@dupdbのように指定します。

関連項目: 「connectStringSpec」を参照してください。 

CATALOG = connectStringSpec 

リカバリ・カタログを格納するデータベースへの接続文字列を指定します。たとえば、CATALOG rman/rman@inst2のように指定します。

関連項目: 「connectStringSpec」を参照してください。 

CATALOG = connectStringSpec 

リカバリ・カタログを格納するデータベースへの接続文字列を指定します。たとえば、CATALOG rman/rman@inst2のように指定します。

関連項目: 「connectStringSpec」を参照してください。 

CHECKSYNTAX  

入力されたコマンドに対する構文エラーをチェックするモードでRecover Managerを起動させますが、それ以外の処理は実行しません。引数CMDFILEまたは@とともに使用すると、Recovery Managerクライアントが起動し、ファイル内のすべてのコマンドをチェックしてから終了します。コマンド・ファイルを指定せずに使用すると、Recovery Managerによって、入力が求められ、ユーザーがRecovery Managerクライアントを終了するまで各コマンドが解析されます。

Recovery Managerは、構文が正しくないそれぞれのコマンドに対してエラーRMAN-0558をレポートします。 

CMDFILE = 'filename' 

ファイル内のすべてのRecovery Managerコマンドを解析し、コンパイルしてから、順番に実行します。解析フェーズで構文エラーが発生するか、実行フェーズでランタイム・エラーが発生すると、Recovery Managerは終了します。エラーが見つからなければ、Recovery Managerはジョブの完了後に終了します。

ファイル名の最初の文字がアルファベットの場合は、ファイル名を囲む引用符を省略できます。コマンド・ファイルの内容は、Recovery Managerプロンプトに入力した内容と同じにする必要があります。

注意: コマンド・ファイルをオペレーティング・システムのコマンドラインでオプションとして実行するのではなく、Recovery Managerプロンプトから実行すると、ファイルは1つのジョブとして実行されません。Recovery Managerは各行を順次読み込んで実行し、スクリプトの最終行に達した場合にのみ終了します。 

@filename 

CMDFILEと同じです。 

LOG = 'filename' 

Recovery Managerがその出力を記録するファイルを指定します。Recovery Manager出力とは、処理したコマンドとその結果です。この引数を指定しない場合、Recovery Managerはメッセージ・ログ・ファイルを標準出力に書き出します。また、Recovery Manager出力は、V$RMAN_OUTPUTビュー(実行中のジョブのメモリ専用ビュー)およびV$RMAN_STATUSビュー(完了したジョブおよび実行中のジョブの制御ファイル・ビュー)内にも格納されます。

LOGパラメータを指定すると、指定したファイルをオープンできない場合にもRecovery Managerは終了しません。かわりに、Recovery Managerによって標準出力が書き込まれます。 

MSGNO 

Recovery Managerで、メッセージ番号を出力します。つまり、すべてのコマンドの出力に対して、RMAN-xxxxの形で出力します。デフォルトでは、Recovery ManagerはRMAN-xxxx接頭辞を出力しません。 

NOCATALOG 

リカバリ・カタログなしでRecovery Managerを使用するように指定します。

注意: コマンドラインでCATALOGまたはNOCATALOGを指定しなければ、Recovery Managerはリポジトリ接続を必要とする場合にデフォルトでNOCATALOGモードになります(CONNECT CATALOGを発行していない場合)。 

SEND = 'command' 

ベンダー固有のコマンド文字列を割り当てられたチャネルすべてに送信します。

関連項目: この機能のサポートの有無は、メディア管理ソフトウェアのドキュメントおよび「SEND」を参照してください。 

PIPE = 'pipe_name' 

Recovery Managerパイプ・インタフェースを起動します。Recovery Managerでは、コマンドの受信用と出力の送信用に1つずつ、2つのパブリック・パイプが使用されます。パイプ名はPIPEパラメータの値から導出されます。たとえば、オプションPIPE rpi TARGET SYS/pwd@tdbを指定してRecovery Managerパイプ・インタフェースを起動できます。

Recovery Managerはターゲット・データベース内で次のパイプをオープンします。

  • ORA$RMAN_RPI_IN。Recovery Managerはこのパイプを使用してユーザー・コマンドを受信します。

  • ORA$RMAN_RPI_OUT。Recovery Managerはこのパイプを使用してすべての出力を送信します。

入力パイプと出力パイプに関するメッセージは、すべてVARCHAR2型です。

関連項目: パイプを通じてRecovery Managerにコマンドを渡す方法については、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

SCRIPT = 'script_name' 

Recovery Managerは、ターゲット・データベースおよびリカバリ・カタログ(TARGETおよびCATALOGオプションを使用して指定する必要がある)に接続すると、指定したストアド・スクリプトをリカバリ・カタログからターゲット・データベースに対して実行します。script_nameというターゲット・データベースにグローバル・スクリプトとローカル・ストアド・スクリプトの両方が存在する場合、Recovery Managerはローカル・スクリプトを実行します。

ストアド・スクリプト名が数字またはRecovery Managerの予約語で始まる場合は、そのスクリプト名を一重引用符で囲む必要があります。数字で始まるスクリプト名またはRecovery Managerの予約語と一致するスクリプト名は作成しないようにする必要があります。

ストアド・スクリプトの詳細は、「CREATE SCRIPT」を参照してください。 

TARGET = connectStringSpec 

ターゲット・データベースへの接続文字列を指定します。たとえば、TARGET SYS/mypassword@inst1のように指定します。

関連項目: 「connectStringSpec」を参照してください。 

TIMEOUT = integer 

integer秒以内に入力パイプから入力を受け取らなかった場合に、Recovery Managerを自動的に終了させます。TIMEOUTを使用する場合は、PIPEパラメータを指定する必要があります。

関連項目: パイプを通じてRecovery Managerにコマンドを渡す方法については、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

リカバリ・カタログなしの接続: 例

この例では、リカバリ・カタログなしでターゲット・データベースprod1に接続します。

% rman TARGET SYS/oracle@inst1 NOCATALOG
デフォルトのNOCATALOGモードでの接続: 例

この例では、カタログ・オプションを指定せずにターゲット・データベースprod1に接続します。CONNECT CATALOGはRecovery Managerプロンプトでは実行されないため、Recovery Managerはリポジトリ接続を必要とする最初のコマンドの実行時にデフォルトのNOCATALOGモードで接続します。

% rman
RMAN> CONNECT TARGET
RMAN> BACKUP DATABASE;
補助インスタンスへの接続: 例

この例では、ターゲット・データベースprod1、リカバリ・カタログ・データベースrcatおよび補助インスタンスaux1に接続します。

% rman TARGET SYS/sys_pwd@prod1 CATALOG rman/rman@rcat AUXILIARY sys/aux_pwd@aux1
コマンド・ファイルの指定: 例

この例では、ターゲット・データベースprod1とリカバリ・カタログ・データベースrcatに接続し、その後でコマンド・ファイルb_whole_10.rcvを実行します。

% rman TARGET SYS/sys_pwd@prod1 CATALOG rman/rman@rcat @'/oracle/dbs/b_whole_l0.rcv'
コマンド・ファイルの構文チェック: 例

この例では、コマンド・ファイルb_whole_10.rcvの内容を構文チェックします。

% rman CHECKSYNTAX @'b_whole_l0.rcv'
対話方式セッションによる構文チェック: 例

この例では、構文チェックを行う対話方式セッションを開始します。

% rman CHECKSYNTAX
ストアド・スクリプトの指定: 例

この例では、ターゲット・データベースprod1とリカバリ・カタログ・データベースrcatに接続した後、ストアド・スクリプトfull_backupを実行します。

% rman TARGET SYS/sys_pwd@prod1 CATALOG rman/rman@rcat SCRIPT full_backup

APPENDモードでのメッセージ・ログの指定: 例

この例では、リカバリ・カタログなしでターゲット・データベースprod1に接続し、メッセージ・ログにRecovery Managerがメッセージを追加するように指定します。

% rman TARGET / NOCATALOG LOG = $ORACLE_HOME/dbs/log/msglog.f APPEND
Recovery Managerパイプ・インタフェースの起動: 例

この例では、タイムアウト・オプションで90秒を指定して、Recovery Managerパイプnewpipeを起動します。

% rman PIPE newpipe TARGET SYS/oracle@inst1 TIMEOUT = 90

completedTimeSpec

構文

completedTimeSpec::=


画像の説明

用途

バックアップまたはコピーの完了時刻を指定する副次句です。

制限事項と使用上の注意

すべての日付文字列は、次のいずれかにしてください。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

AFTER 'date_string' 

その時刻より後に完了したバックアップを指定するための時刻です。 

BEFORE 'date_string' 

その時刻より前に完了したバックアップを指定するための時刻です。 

BETWEEN 'date_string' AND 'date_string' 

その時間範囲の間に完了したバックアップを指定するための時間範囲です。BETWEEN 'date1' AND 'date2'は、AFTER 'date1' BEFORE 'date2'と同じであることに注意してください。 

時間範囲内のバックアップのクロスチェック: 例

この例では、前月に作成したデータベースのバックアップ・セットをクロスチェックします。

CROSSCHECK BACKUP OF DATABASE COMPLETED BETWEEN 'SYSDATE-62' AND 'SYSDATE-31';
期限切れのバックアップの削除: 例

この例では、最近2週間に作成したデータ・ファイル 1の期限切れのバックアップ・セットを削除します。

DELETE EXPIRED BACKUP OF DATAFILE 1 COMPLETED AFTER 'SYSDATE-14';
コピーのリスト表示: 例

この例では、2001年9月27日より前に作成された、データ・ファイル?/oradata/trgt/users01.dbfのイメージ・コピーをリストします。

LIST COPY OF DATAFILE '?/oradata/trgt/users01.dbf' 
COMPLETED BEFORE '27-SEP-01';

CONFIGURE

構文

configure::=


画像の説明

backupConf::=


画像の説明

cfauConf::=


画像の説明

deviceConf::=


画像の説明

用途

Recovery Managerのバックアップ、リストア、複製およびメンテナンス・ジョブに影響する永続設定を構成します。これらの構成は、消去または変更するまで、すべてのRecovery Managerセッションに有効です。

CONFIGUREを使用して次の情報を設定します。

Recovery Managerでは、CONFIGUREオプションにデフォルト設定が使用されます。CLEARオプションを指定してCONFIGUREコマンドを実行すると、そのコマンドの設定をデフォルト値に戻すことができます。

関連項目:

Recovery Manager環境の構成方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

configure

構文の要素  説明 

ARCHIVELOG DELETIONPOLICYTO (
APPLIED ON STANDBY |
NONE |
CLEAR

フラッシュ・リカバリ領域のアーカイブREDOログの削除方針を制御します。可能な設定は次のとおりです。

  • APPLIED ON STANDBY: フラッシュ・リカバリ領域を有効にして、必須スタンバイに適用されるアーカイブ・ログを削除します。詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。

  • NONE: フラッシュ・リカバリ領域を有効にして、3次デバイスにバックアップされ、構成済バックアップ保存方針に基づいて不要となるアーカイブ・ログを削除します。これがデフォルトの構成です。

  • CLEAR: 削除方針を消去し、指定した構成をデフォルトの値に戻します。デフォルト値はNONEです。

 

AUXNAME FOR DATAFILE datafileSpec TO 'filename' 

指定したターゲット・データ・ファイルの補助ファイル名を'filename'に構成します。たとえば、データ・ファイル2の補助名を/df2.fに設定した後に、CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 2 CLEARを実行して、この補助名の指定を解除できます。

TSPITRを実行しているか、DUPLICATEコマンドを使用している場合は、AUXNAMEを設定すると、プロシージャ中に手動で補助ファイル名を指定しなくても、補助データベースで使用するファイル名を事前に構成できます。

たとえば、TSPITR中に、データ・ファイルがロー・ディスクにあってパフォーマンスの理由で補助データ・ファイルをロー・ディスクにリストアする必要がある場合は、このコマンドを使用します。一般的には、TSPITRでAUXNAMEパラメータを設定するのは、SYSTEM表領域のデータ・ファイルとロールバック・セグメントが収まっている表領域を対象とした場合です。本番データベースで使用中のファイルを上書きしないでください。このファイルは、TSPITRの完了後に廃棄されます。本質的には、データ・ファイルのAUXNAMEとは、TSPITRがデータ・ファイルの一時コピーを作成できる場所です。

DUPLICATEコマンドでファイル名を変更する場合は、SET NEWNAMEのかわりにCONFIGURE AUXNAMEを使用します。違いは、最初にAUXNAMEを設定すると、別のDUPLICATEコマンドを発行するときにファイル名を再設定する必要がないことです。AUXNAME設定は、CONFIGURE AUXNAME...CLEARを発行するまで有効になっています。反対に、SET NEWNAMEコマンドでは、ファイルの名前を変更するたびにコマンドの再発行が必要です。

関連項目: Recovery ManagerのTSPITRを実行する方法、およびRecovery Managerを使用してデータベースを複製する方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

backupConf 

デフォルトのバックアップ・オプション(多重化、最適化、表領域の除外、バックアップ・セットのサイズ、保存方針など)を構成します。 

cfauConf 

制御ファイルの自動バックアップ設定を構成します。 

deviceConf 

デバイスのデフォルトのバックアップ設定(デフォルトのバックアップ・デバイス、デバイスのチャネル構成、各デバイスのデフォルトのバックアップ・タイプ、並列度など)を構成します。 

ENCRYPTION 

データベースまたはデータベース内の表領域の暗号化設定を指定します。SETコマンドを使用してオーバーライドしないかぎり、この暗号化設定が適用されます。個々の表領域に指定されているオプションは、データベース全体に指定されているオプションより優先されます。 

ALGORITHM

{ algorithm_name |

CLEAR

暗号化されたバックアップ・セットに書き込む場合に暗号化で使用されるデフォルトのアルゴリズムを指定します。V$RMAN_ENCRYPTION_ALGORITHMSに、使用可能な値が示されています。CLEARとともに指定すると、データベースがデフォルトのアルゴリズム(AES128)に再設定されます。 

FOR

{ DATABASE |

TABLESPACE

tablespace_name }

{ ON | OFF | CLEAR

データベースまたは指定した表領域で暗号化を使用するかどうかを指定します。FOR DATABASEとともに指定すると、次のように動作します。

ONを指定すると、すべてのデータベース・ファイルの暗号化が有効になります。

OFFを指定すると、すべてのデータベース・ファイルの暗号化が無効になります。

CLEARを指定すると、OFFのデフォルト設定がリストアされます。

表領域に対して構成された設定は、常に、データベース・レベルで設定された構成によってオーバーライドされます。FOR TABLESPACE tablespace_nameとともに指定すると、次のように動作します。

ONを指定すると、SET ENCRYPTION OFF FOR ALL TABLESPACESを使用しないかぎり、その表領域で暗号化が有効になります。

OFFを指定すると、SET ENCRYPTION ON FOR ALL TABLESPACESを使用しないかぎり、その表領域で暗号化が無効になります。

CLEARを指定すると、その表領域の暗号化はデータベース全体の現行のデフォルトによって決定されます。

ONとともに指定すると、指定した表領域またはデータベース全体で暗号化が有効になります。OFFとともに指定すると、指定した表領域またはデータベース全体の暗号化が無効になります。CLEARとともに指定すると、データベースまたは表領域はOFFのデフォルト設定に戻されます。 

SNAPSHOT CONTROLFILE NAME [ TO 'filename' | CLEAR ] 

スナップショット制御ファイルのファイル名を'filename'に構成します。CONFIGURE SNAPSHOT CONTROLFILE NAME CLEARを実行すると、Recovery Managerではスナップショット制御ファイル名がデフォルトに設定されます。

スナップショット制御ファイル名のデフォルト値はプラットフォーム固有であり、Oracleホームに依存します。たとえば、一部のUNIXシステムでは、デフォルトは?/dbs/snapcf_@.fです。制御ファイル名を消去し、Oracleホームを変更すると、スナップショット制御ファイルのデフォルト位置も変更されます。

関連項目: スナップショット制御ファイルの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

backupConf

構文の要素  説明 

{ARCHIVELOG | DATAFILE}
BACKUP COPIES
FOR
DEVICE TYPE [=]
deviceSpecifier
[CLEAR |TO integer] 

指定したデバイス・タイプのDATAFILE(データ・ファイルと制御ファイルの両方)またはARCHIVELOGファイルについて、各バックアップ・セットのコピー数を1(デフォルト)〜4の値で指定します。BACKUPコマンドまたはSET BACKUP COPIESコマンドで多重化を指定すると、CONFIGURE設定がオーバーライドされます。

注意: ディスク上の制御ファイルの自動バックアップは特殊ケースであり、多重化されることはありません。Recovery Managerが書き込むコピーは常に1つのみです。

注意: バックアップをフラッシュ・リカバリ領域に多重化しようとすると、Recovery Managerでエラーが発生します。バックアップは、フラッシュ・リカバリ領域には多重化できません。 

BACKUP OPTIMIZATION
[CLEAR | OFF | ON ] 

バックアップの最適化をONまたはOFF(デフォルト)にします。CLEARを指定すると、最適化はデフォルト値のOFFに戻ります。

最適化では、デバイス・タイプのファイルがバックアップ済であれば、そのデバイス・タイプの同一ファイルはバックアップされません。2つのファイルが同一の場合、その内容が正確に同一である必要があります。BACKUPコマンドのFORCEオプションを使用すると、バックアップの最適化をオーバーライドできます。

Recovery Managerでは、最適化によりバックアップ中にすべてのファイルがスキップされてもエラーは発行されません。また、BACKUP ... DELETE INPUTでは、最適化によりバックアップ中にスキップされるかどうかに関係なく、指定したファイルがすべて削除されるため注意してください。

バックアップの最適化が使用可能になるのは、次の条件がすべて満たされている場合です。

  • CONFIGURE BACKUP OPTIMIZATION ONコマンドを実行済の場合。

  • ALLまたはLIKEオプションを指定してBACKUP DATABASEまたはBACKUP ARCHIVELOGを実行するか、BACKUP BACKUPSET ALLを実行する場合。

  • Recovery Managerのジョブに、単一のデバイス・タイプのチャネルのみが使用される場合。

保存方針は、バックアップの最適化によりスキップされるファイルに影響します。

関連項目: Recovery Managerによってファイルのバックアップをスキップできるかどうかを判断する方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

EXCLUDE FOR TABLESPACE
tablespace_name
[ CLEAR ] 

指定した表領域をBACKUP DATABASEコマンドから除外します。SYSTEM表領域は除外できないため注意してください。デフォルトでは、各表領域は除外されません。つまり、除外機能は無効化されています。除外は個々のデータ・ファイルではなく表領域の属性として格納されるため、将来この表領域に追加されるすべてのファイルに適用されます。除外した表領域に対してCONFIGURE ... CLEARを実行すると、デフォルト構成の除外されない状態に戻ります。

その場合も、BACKUPコマンドで明示的に指定するか、BACKUP DATABASEコマンドでNOEXCLUDEオプションを指定すると、構成済の表領域をバックアップできます。 

MAXSETSIZE [
CLEAR | TO
[ sizeSpec |
UNLIMITED ]
 

チャネル上で作成される各バックアップ・セットの最大サイズを指定します。デフォルトでは、MAXSETSIZEは無効化されていることを意味するUNLIMITEDに設定されます。

注意: このオプションは、BACKUP AS COPYでは無視されます。 

RETENTION POLICY 

Recovery Managerで不要マークが付けられた、つまり不要となり削除に適格となっているデータ・ファイルと制御ファイルのバックアップおよびコピーについて、進行中の永続的な方針を指定します。時間が経過すると、Recovery Managerでは保存方針で指定した条件に従ってバックアップとコピーに不要マークが付けられます。Recovery Managerでバックアップやコピーが自動的に削除されることはありません。不要ファイルを削除するには、DELETE OBSOLETEコマンドを手動で実行します。デフォルトでは、RETENTION POLICYREDUNDANCY 1に構成されます。

バックアップの場合、保存方針の基本単位はバックアップ・セット(バックアップ・ピースではない)またはイメージ・コピーです。たとえば、BACKUP AS BACKUPSET COPIES 4 TABLESPACE usersでは、4つの同一バックアップ・ピースに多重化される単一のバックアップ・セットが生成されます。保存方針では、これは4つの別個のバックアップではなく単一のバックアップとみなされます。 

CLEAR 

保存方針をデフォルト(REDUNDANCY = 1)に再設定します。 

TO RECOVERY WINDOW OF integer DAYS 

Recovery Managerでデータベースをリカバリ可能な時間枠を指定します。時間枠は、現在の時刻(SYSDATE)からリカバリを必要とする最も過去の日付であるリカバリ可能ポイントまでです。リカバリ可能ポイントは、SYSDATE - integerで指定された日数分過去の時点を示します。 

TO REDUNDANCY integer 

Recovery Managerで各データ・ファイルおよび制御ファイルのintegerで指定した数のバックアップまたはコピーを保存するように指定します。integerで指定した数よりも多くのバックアップまたはコピーが存在する場合、これらの余分なファイルには不要マークが付けられます。その後、Recovery Managerでは保存されているバックアップとコピーのうち最も古いものが判断され、それより古いすべてのアーカイブ・ログとログのバックアップに不要マークが付けられます。DELETE OBSOLETEコマンドでは、不要なバックアップとコピーおよびアーカイブ・ログのバックアップとコピーが削除されます。 

TO NONE 

保存方針機能を使用禁止にします。Recovery Managerでは、バックアップまたはコピーは不要とみなされません。 

cfauConf

構文の要素  説明 

CONTROLFILE AUTOBACKUP 

制御ファイルの自動バックアップ機能を制御します。デフォルトでは、この機能は有効化されていません。 

CLEAR 

機能をデフォルト設定のOFFに戻します。 

FORMAT FOR DEVICE TYPE deviceSpecifier [
CLEAR |
TO formatSpec

指定したデバイス・タイプの制御ファイルの自動バックアップについて、デフォルトのファイル名フォーマットを構成します。フラッシュ・リカバリ領域が有効になっている場合、Recovery Managerはフラッシュ・リカバリ領域にディスク自動バックアップを作成します。有効になっていない場合、Recovery Managerはオペレーティング・システム固有の場所(UNIXおよびWindowsでは?/dbs)にディスク自動バックアップを作成します。

デフォルトでは、初期フォーマットはどのデバイスの場合も%Fです。CONFIGUREで指定するデフォルトのフォーマット文字列には、%F置換変数を含める必要があります。

制御ファイルの自動バックアップの形式に使用する有効な置換変数は%Fのみです。他の置換変数を使用すると、エラーが発生します。

CLEARを指定すると、フォーマットがデフォルトの%Fに戻ります。

formatSpecで、自動ストレージ管理ディスク・グループを指定できます。次の例では、ASMディスク・グループのチャネルを構成します。

CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FOR DEVICE TYPE DISK TO '+dgroup1';

関連項目: %F置換変数の意味については、「formatSpec」を参照してください。 

OFF 

自動バックアップ機能を無効化します。(デフォルト値はOFFです。)このコマンドがOFFの場合、データ・ファイル1を含めるBACKUPコマンド(BACKUP DATABASEなど)では、現行の制御ファイルとサーバー・パラメータ・ファイルがバックアップ・セットに自動的に含まれます。それ以外の場合、Recovery Managerはこれらのファイルを含めません。 

ON 

CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUPONの場合(デフォルトではOFF)、Recovery Managerでは次の状況で制御ファイルの自動バックアップが実行されます。

  • Recovery ManagerプロンプトでBACKUPまたはCREATE CATALOGコマンドが発行された後。

  • RUNブロック内でBACKUPコマンドの後にBACKUP以外のコマンドが続いている場合。

  • RUNブロックの終わり(そのブロックの最後のコマンドがBACKUPだった場合)。

  • 新規表領域の追加、表領域やデータ・ファイルの状態の変更(オンライン化など)、新規オンラインREDOログの追加、ファイル名の変更、新規REDOスレッドの追加など、データベース構造の変更後。前述の状況で発生する自動バックアップとは異なり、このタイプの自動バックアップはディスクにのみ行われます。CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FOR DEVICE TYPE DISKを実行すると、デフォルト以外のディスクの場所を設定できます。

バックアップ・ジョブまたはコピー・ジョブで割り当てた最初のチャネルによって自動バックアップが作成され、独自のバックアップ・セットに格納され、構造の自動バックアップ後にデフォルトのディスク・チャネルによってバックアップが作成されます。Recovery Managerは、制御ファイルとサーバー・パラメータ・ファイルを同じバックアップ・ピースに書き込みます。制御ファイルの自動バックアップが完了すると、データベースによってバックアップ・ピースへのフルパスとデバイス・タイプを含むメッセージがアラート・ログに書き込まれます。

ディスク上の自動バックアップのデフォルトの場所は、フラッシュ・リカバリ領域(構成されている場合)またはプラットフォーム固有の場所(構成されていない場合)です。Recovery Managerは、%F(この置換変数については、CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMATのエントリを参照)というデフォルトの形式を使用して現行の制御ファイルを自動的にバックアップします。CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMATおよびSET CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMATコマンドを使用して場所およびファイル名の形式を変更できます。 

deviceConf

構文の要素  説明 

[AUXILIARY] CHANNEL
[ integer ] DEVICE TYPE
deviceSpecifier 

構成または消去する標準またはAUXILIARYチャネルと、そのチャネルのデバイス・タイプ(DISKまたはsbt)を指定します。汎用チャネルを構成するか、チャネルを番号で指定できます。この場合、integer254以下の値です。

汎用チャネルを構成する(つまり、チャネル番号を指定しない)場合、Recovery Managerでは、明示的に構成済のチャネル番号を除き、パラレル化されている各チャネルの汎用設定が使用されます。汎用チャネル設定では、明示的に構成されていないすべてのチャネルのオプションを指定します。

指定したデバイス・タイプの汎用チャネルについて、新規コマンドにより、そのデバイス・タイプの以前の設定が消去されます。次のコマンドを実行するとします。

CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt MAXPIECESIZE 1G;
CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt FORMAT 'bkup_%U';

2番目のコマンドでは、最初のコマンドのMAXPIECESIZE設定が消去されます。

AUXILIARYを指定すると、この構成は補助インスタンスで割り当てられたチャネルにのみ使用されます。ターゲット・インスタンスで割り当てられたチャネルとは異なるパラメータが補助チャネルに必要な場合は、補助チャネルの構成情報を指定します。補助デバイス構成を指定しない場合、Recovery Managerはターゲット・データベースのデバイス構成を使用して補助チャネルを構成します。

関連項目: チャネル番号で指定した自動チャネルを構成する方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

allocOperandList 

割り当てたチャネルの制御オプションを指定します。FORMATパラメータで、自動ストレージ管理ディスク・グループを指定できます。次の例では、ASMディスク・グループのチャネルを構成します。

CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE DISK FORMAT '+dgroup1';

関連項目: 「allocOperandList」を参照してください。 

CLEAR 

指定したチャネルを消去します。たとえば、CONFIGURE CHANNEL 1 DEVICE TYPE DISK CLEAR はチャネル1のみをデフォルトに戻しますが、CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE DISK CLEAR は汎用ディスク・チャネルをデフォルトに戻します。CLEARを指定する場合は、他のチャネル・オプション(PARMSなど)を指定できないため注意してください。 

DEFAULT DEVICE TYPE [
TO deviceSpecifier |
CLEAR

自動チャネルのデフォルトのデバイス・タイプを指定します。デフォルトのデバイス・タイプはDISKです。CLEARを指定すると、デフォルトのデバイス・タイプがDISKに戻ります。

デフォルトでは、BACKUPコマンドで割り当てることができるのは、デフォルトのデバイス・タイプのチャネルのみです。たとえば、タイプDISKおよびsbtの自動チャネルを構成し、デフォルトのデバイス・タイプをDISKに設定した場合、BACKUP DATABASEコマンドを実行すると、Recovery Managerではディスク・チャネルのみが割り当てられます。この動作をオーバーライドするには、RUNコマンドでチャネルを手動で割り当てる方法と、BACKUPコマンド自体でDEVICE TYPEを指定する方法があります。

RESTOREコマンドでは、デフォルトのデバイス・タイプに関係なく、すべての構成済デバイス・タイプの自動チャネルが割り当てられます。RESTOREコマンドは、構成済の各デバイス・タイプのPARALLELISM設定に従います。 

DEVICE TYPE [ = ]
deviceSpecifier  

このCONFIGUREコマンドで指定された設定の適用対象としてデバイス・タイプ(ディスクまたはsbt)を指定します。 

CLEAR 

このデバイスのバックアップ・タイプおよび並列度の設定をデフォルトにリセットします。 

BACKUP TYPE TO [
COPY |
[ COMPRESSED ]
BACKUPSET] 

ディスク・バックアップまたはテープ・バックアップのデフォルトのバックアップ・タイプを、BACKUPSETCOMPRESSED BACKUPSETまたはCOPYに設定します。

sbtデバイスの場合、COPYオプションはサポートされていません。

DISKのデフォルトはBACKUPSETです。

バックアップ・タイプをBACKUPSETに設定した場合にBACKUPコマンドを使用すると、バックアップが作成されるメディアに関係なく、常に、バックアップ・セットが作成されます。COMPRESSEDオプションを指定すると、作成されたバックアップ・セットでバイナリ圧縮が使用されます。

ディスク・バックアップのデフォルトの場所は、フラッシュ・リカバリ領域(構成されている場合)です。フラッシュ・リカバリ領域が構成されていない場合、バックアップはプラットフォーム固有の場所(UNIXおよびWindowsでは$ORACLE_HOME/dbs)に格納されます。バックアップ・ファイル名のデフォルトの形式は%Uです。 

PARALLELISM integer 

自動チャネルを使用するジョブに適切なデバイス・タイプを構成し、チャネルの並列度を設定します(デフォルトはDISK)。

PARALLELISMパラメータでは、Recovery Managerのジョブに割り当てるように指定したデバイス・タイプの自動チャネル数を設定します。Recovery Managerは、常にPARALLELISMで設定された数のチャネルを割り当てますが、実際にはこれらのチャネルのサブセットしか使用されない場合があります。

デフォルトでは、PARALLELISM = 1です。デバイス・タイプに対してCLEARを指定すると、その設定がデフォルト値にリセットされます。たとえば、ディスク・バックアップのPARALLELISM3に設定できます。ディスク・タイプまたはテープ・タイプの自動チャネルを構成し、デフォルトのデバイス・タイプとしてディスクを設定した場合は、Recovery ManagerプロンプトでBACKUP DATABASEを実行すると、Recovery Managerでは3つのディスク・チャネルが割り当てられます。

デバイス・タイプの並列度をnに変更するには、新規のCONFIGURE DEVICE TYPE ... PARALLELISM nコマンドを実行します。たとえば、次のように、sbtPARALLELISM3に構成してから、2に変更できます。

CONFIGURE DEVICE TYPE sbt PARALLELISM 3;
CONFIGURE DEVICE TYPE sbt PARALLELISM 2;

注意: 手動で番号を取得したn個のチャネルを構成する場合は、PARALLELISM設定がnより大きくても小さくてもかまいません。たとえば、10個の自動チャネルの番号を手動で取得し、PARALLELISM212に設定できます。 

バックアップの最適化の構成: 例

この例では、すでにデバイス・タイプにバックアップされているファイルがBACKUPコマンドでバックアップされないように、Recovery Managerを構成します。

CONFIGURE BACKUP OPTIMIZATION ON;
保存方針の構成: 例

この例では、リカバリ期間が2週間の保存方針を構成してから、その保存方針をデフォルト値のREDUNDANCY = 1に再設定します。

CONFIGURE RETENTION POLICY TO RECOVERY WINDOW OF 14 DAYS;
CONFIGURE RETENTION POLICY CLEAR;
自動ディスクおよびテープ・チャネルの構成: 例

この例では、汎用DISKおよびsbtチャネルを構成し、デフォルトのデバイス・タイプをsbtに設定し、PARALLELISM3に設定します。

CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE DISK FORMAT '/?/%U';
CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt PARMS 'ENV=(NSR_SERVER=bksrv1)';
CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO sbt;
CONFIGURE DEVICE TYPE sbt PARALLELISM 3;
デフォルト・デバイス・タイプのオーバーライド: 例

この例では、デフォルトのデバイス・タイプをsbtに設定し、デフォルトのsbtチャネル上でアーカイブ・ログをバックアップしてから、データベースをデフォルトのディスク・チャネル上のディスクにバックアップします。

CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt PARMS 'ENV=(NSR_SERVER=bksrv1)';
CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO sbt;
BACKUP ARCHIVELOG ALL;
BACKUP DEVICE TYPE DISK DATABASE;
ファイル・システムにまたがる自動チャネルの構成: 例

この例では、3つのファイル・システムにまたがる自動ディスク・チャネルを構成します。

CONFIGURE DEVICE TYPE DISK PARALLELISM 3;
CONFIGURE CHANNEL 1 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk1/backup/%U';
CONFIGURE CHANNEL 2 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk2/backup/%U';
CONFIGURE CHANNEL 3 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk3/backup/%U';
BACKUP DEVICE TYPE DISK DATABASE PLUS ARCHIVELOG;
Oracle Real Application Clusters構成での自動チャネルの構成: 例

この例では、Oracle Real Application Clustersデータベースの2つのノード用に自動sbtチャネルを割り当てます。

CONFIGURE DEVICE TYPE sbt PARALLELISM 2;
CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO sbt;
CONFIGURE CHANNEL 1 DEVICE TYPE sbt CONNECT 'SYS/change_on_install@node1'
PARMS 'ENV=(NSR_SERVER=bkserv1)';
CONFIGURE CHANNEL 2 DEVICE TYPE sbt CONNECT 'SYS/change_on_install@node2'
PARMS ENV=(NSR_SERVER=bkserv2)';
自動チャネルの消去: 例

この例では、手動で採番したDISKチャネル2および3と汎用sbtチャネルを消去します。

CONFIGURE CHANNEL 2 DEVICE TYPE DISK CLEAR;
CONFIGURE CHANNEL 3 DEVICE TYPE DISK CLEAR;
CONFIGURE CHANNEL DEVICE TYPE sbt CLEAR;
並列度の構成と消去: 例

この例では、DISKの並列度を2に設定してから3に変更し、デフォルトの並列度1に戻します。

CONFIGURE DEVICE TYPE DISK PARALLELISM 2;
CONFIGURE DEVICE TYPE DISK PARALLELISM 3;
CONFIGURE DEVICE TYPE DISK CLEAR;
バックアップ・コピーの構成: 例

この例では、データ・ファイルと制御ファイルのDISKバックアップについて多重化を3に構成してから、コピー用に3つのファイル・システムを指定し、データベース・バックアップを実行します(ディスク上の制御ファイルの自動バックアップは特殊ケースで、多重化されることはありません)。

CONFIGURE DATAFILE BACKUP COPIES FOR DEVICE TYPE DISK TO 3;
BACKUP DEVICE TYPE DISK DATABASE
FORMAT '/disk1/backup/%U', '/disk2/backup/%U', '/disk3/backup/%U';
スナップショット制御ファイルの場所の設定: 例

この例では、スナップショット制御ファイル用に新しい位置を設定してから、リカバリ・カタログを再同期化します。

CONFIGURE SNAPSHOT CONTROLFILE NAME TO '?/oradata/snap.cf';
データベース全体のバックアップからの表領域の除外: 例

この例では、データベース全体のバックアップからexample表領域を除外し、表領域をデフォルト値の除外されない状態に戻します。

CONFIGURE EXCLUDE FOR TABLESPACE example;
CONFIGURE EXCLUDE CLEAR;
補助ファイル名の指定: 例

この例では、データ・ファイルの新しいファイル名の指定にCONFIGURE AUXNAMEを使用し、データベースを異なるディレクトリ構造でリモート・ホストに複製します。

# set auxiliary names for the datafiles 
CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 1 TO '/oracle/auxfiles/aux_1.f';
CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 2 TO '/oracle/auxfiles/aux_2.f';
CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 3 TO '/oracle/auxfiles/aux_3.f';
CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 4 TO '/oracle/auxfiles/aux_4.f';

RUN
{
ALLOCATE AUXILIARY CHANNEL dupdb1 TYPE DISK;
DUPLICATE TARGET DATABASE TO dupdb
LOGFILE
GROUP 1 ('?/dbs/dupdb_log_1_1.f',
'?/dbs/dupdb_log_1_2.f') SIZE 200K,
GROUP 2 ('?/dbs/dupdb_log_2_1.f',
'?/dbs/dupdb_log_2_2.f') SIZE 200K REUSE;
}
# Un-specify the auxiliary names for the datafiles so that they are not overwritten
# by mistake:
CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 1 CLEAR;
CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 2 CLEAR;
CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 3 CLEAR;
CONFIGURE AUXNAME FOR DATAFILE 4 CLEAR;
制御ファイルの自動バックアップに使用するデフォルト・フォーマットの指定: 例

この例では、自動バックアップ機能をオンにしてから、DISKおよびsbtデバイスのデフォルト・フォーマットを変更し、自動バックアップの設定を消去します。

CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP ON; 
CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT FOR DEVICE TYPE DISK TO '?/oradata/%F';
CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT FOR DEVICE TYPE sbt TO 'cf_auto_%F';
CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP CLEAR; # returns to default setting of OFF

CONNECT

構文

connect::=


画像の説明

用途

Recovery Managerとターゲット・データベース、補助データベースまたはリカバリ・カタログ・データベースとの接続を確立します。


注意:

コマンドラインから接続すると、システムの他のユーザーがパスワードを参照できる場合があります。Recovery Manager内からCONNECTコマンドを使用すると、この問題を回避できます。 


関連項目:

コマンドラインの接続オプションの詳細は、「cmdLine」を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

CONNECT AUXILIARY connectStringSpec 

Recovery Managerと補助インスタンスとの接続を確立します。補助インスタンスは、Recovery ManagerのTSPITR中にTRANSPORT TABLESPACEおよびDUPLICATEコマンドとともに使用されます。 

CONNECT CATALOG connectStringSpec 

Recovery Managerとリカバリ・カタログ・データベースとの接続を確立します。このコマンドは、リポジトリを必要とするコマンドより前に実行する必要があります。後に実行すると、Recovery ManagerはデフォルトでNOCATALOGモードになり、セッション中はCONNECT CATALOGの使用が無効になります。 

CONNECT TARGET connectStringSpec 

Recovery Managerとターゲット・データベースとの接続を確立します。 

リカバリ・カタログなしの接続: 例

この例では、Recovery Managerを起動してから、Oracle Netサービス名prod1のターゲット・データベースに接続します。

% rman NOCATALOG
RMAN> CONNECT TARGET sys/change_on_install@prod1;
デフォルトのNOCATALOGモードでの接続: 例

この例では、Recovery Managerを起動し、Oracle Netを介してターゲットに接続します。BACKUPが実行され、CONNECT CATALOGは実行されていないため、Recovery ManagerはデフォルトのNOCATALOGモードになります。

% rman
RMAN> CONNECT TARGET sys/change_on_install@prod1;
RMAN> BACKUP DATAFILE 7;
# You cannot run CONNECT CATALOG after this point because RMAN has defaulted to NOCATALOG
リカバリ・カタログを使用した接続: 例

この例では、Recovery Managerを起動し、次にオペレーティング・システム認証機能を使用してターゲット・データベースprod1に接続し、パスワード・ファイルを使用してリカバリ・カタログ・データベースrcatに接続します。

% rman
RMAN> CONNECT TARGET / ;
RMAN> CONNECT CATALOG rman/rman@rcat;
ターゲット・データベース、リカバリ・カタログ・データベースおよび補助データベースへの接続: 例

この例では、3つのデータベースに、それぞれユーザー名とパスワードを指定して接続します。

% rman
RMAN> CONNECT TARGET SYS/sysdba@prod1;
RMAN> CONNECT CATALOG rman/rman@rcat;
RMAN> CONNECT AUXILIARY SYS/sysdba@dupdb;

connectStringSpec

構文

connectStringSpec::=


画像の説明

用途

ターゲット・データベース、リカバリ・カタログ・データベースまたは補助データベースに接続するために、ユーザー名、パスワードおよびネット・サービス名を指定する副次句です。この接続は、ユーザーの認証とデータベースの識別のために必要です。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

/ 

ターゲット・データベースに接続するときにユーザーIDまたはパスワードを指定しなければ、スラッシュ(/)が、オペレーティング・システム認証機能を使用して、ユーザーSYSでの接続を確立します。たとえば、ターゲット・データベースに接続するには、次のように入力します。

% rman TARGET /

注意: スラッシュ(/)は、プラットフォーム固有の環境変数に依存します。 

userid 

指定したユーザーに対してデータベース接続を確立します。パスワードを指定しなければ、Recovery Managerはプロンプトを表示して対話方式でパスワードを取得します。文字は端末には表示されません。

ターゲットまたは補助データベースに接続するときは、SYSDBA権限が必要です。ただし、リカバリ・カタログ・データベースにSYSで接続することはできません。

注意: 接続文字列に空白を含めることはできませんが、スラッシュ(/)やアットマーク(@)などの文字を含めることはできます。 

/password  

パスワードを使用して指定したユーザーに対して接続を確立します。ターゲット・データベースがオープンされていない場合は、パスワード・ファイルの存在が必要です。 

@net_service_name 

オプションのOracle Netネット・サービス名を使用してデータベースへの接続を確立します。 

リカバリ・カタログを使用しないターゲット・データベースへの接続: 例

この例では、パスワードとOracle Netサービス名prod1を使用して、デフォルトのNOCATALOGモードでターゲット・データベースに接続します。

% rman TARGET SYS/change_on_install@prod1
ターゲット・データベースへの接続および対話方式によるパスワードの入力: 例

この例では、コマンドラインからパスワードを入力せずに、ユーザーSYSでターゲット・データベースに接続します。プロンプトによってパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されることに注意してください。

% rman TARGET SYS

Recovery Manager: Release 10.1.0.2.0 - Production

Copyright (c) 1995, 2003, Oracle. All rights reserved.

target database Password:
オペレーティング・システム認証での接続: 例

この例では、Recovery Managerを起動し、オペレーティング・システム認証機能を使用してターゲット・データベースprod1に接続し、ネット・サービス名を使用してリカバリ・カタログ・データベースrcatに接続します。

% rman
RMAN> CONNECT TARGET /
RMAN> CONNECT CATALOG rman/rman@inst1
ターゲット・データベース、リカバリ・カタログおよび補助インスタンスへの接続: 例

この例では、3つの異なるデータベースに、それぞれユーザー名、パスワードおよびネット・サービス名を指定して、コマンドラインから接続します。

% rman TARGET SYS/pwd1@prod1 CATALOG rman/rman@rcat AUXILIARY SYS/pwd2@dupdb

CONVERT

構文

convert::=


画像の説明

convertOptionList::=


画像の説明

用途

異なるプラットフォーム間でのトランスポートの準備として、データ・ファイル、表領域、またはデータベースをトランスポート先プラットフォームの形式に変換します。

次のリストに、CONVERT TABLESPACEおよびCONVERT DATAFILEが有効な可能性がある状況を示します。

また、CONVERT DATAFILEおよびCONVERT TABLESPACEを使用すると、自動ストレージ管理(ASM)ディスク・グループに対してファイルの移動操作を行うことができます。UNIXのcp、WindowsのCOPYなどのオペレーティング・システム固有のファイル操作コマンドではASMディスク・グループに対して読取りまたは書込みを行うことができないため、この機能が必要となります。

制限事項と使用上の注意

この項の内容は、次のとおりです。

Recovery Managerのすべての形式のCONVERTに関する制限事項と使用上の注意

次の制限は、CONVERT DATAFILECONVERT TABLESPACEおよびCONVERT DATABASEに適用されます。

CONVERT DATAFILEおよびCONVERT TABLESPACEに関する制限事項と使用上の注意

次の使用上の注意は、CONVERT DATAFILEおよびCONVERT TABLESPACEに適用されます。

CONVERT DATABASEに関する制限事項

CONVERT DATABASEは、データベースのデータ・ファイルの変換でCONVERT TABLESPACEおよびCONVERT DATAFILEと同じメカニズムを採用しているため、表領域の変換では「CONVERT DATAFILEおよびCONVERT TABLESPACEに関する制限事項と使用上の注意」の使用上の注意と制約事項が適用されます。

データベース全体をトランスポートする際の追加の重要な制約事項は、ソースとターゲットの両プラットフォームで同じエンディアン・フォーマットを共有する必要があることです。たとえば、Microsoft WindowsからLinux for x86(ともにリトル・エンディアンを使用)にデータベースをトランスポートしたり、またはHP-UXからAIXにトランスポート(ともにビッグ・エンディアンを使用)することはできますですが、この機能を使用してSolarisからLinux for x86にデータベース全体をトランスポートすることはできません。ただし、ターゲット・プラットフォームに新しいデータベースを手動で作成し、Recovery ManagerのCONVERT TABLESPACEまたはCONVERT DATAFILEコマンドを使用してソース・データベースから個々の表領域をトランスポートできます。


注意:

ソース・プラットフォームとトランスポート先プラットフォームのエンディアン・フォーマットが同じであるかどうかに関係なく、トランスポータブル・データベースのデータ・ファイルに対しては、ソース・ホストまたはトランスポート先ホストのいずれかで変換処理を行う必要があります。エンディアン・フォーマットが同じ場合は変換を行う必要がないプラットフォーム間での表領域のトランスポートとは異なり、データベース全体のトランスポートでは、UNDOセグメント内のブロックなどの特定のタイプのブロックを再フォーマットして、トランスポート先プラットフォームとの互換性を確保する必要があります。 


また、データベースの一部は直接トランスポートされないことにも注意してください。

キーワードとパラメータ

convert

構文の要素  説明 

DATABASE 

ソース・プラットフォームとトランスポート先プラットフォームで同じエンディアン・フォーマットが使用されているプラットフォーム間でデータベース全体をトランスポートします。 

NEW DATABASE

'database_name' 

CONVERT DATABASEコマンドで生成された新しいデータベースにDB_NAMEを指定します。 

ON TARGET PLATFORM  

データ・ファイルに必要なすべてのCONVERTコマンドがソース・データベース以外のトランスポート先プラットフォームで実行されるように指定します。ソース・プラットフォームで変換時にオーバーヘッドが発生しないようにする場合またはトランスポート先プラットフォームが不明な場合(多くの異なるターゲット・プラットフォームを持つ受信者が使用できるようにトランスポータブル表領域を公開している場合など)に有効です。 

CONVERT SCRIPT

'script_name' 

CONVERT DATABASE... ON TARGET PLATFORMによって生成された変換スクリプトを含むファイルの場所を指定します。指定しない場合、この変換スクリプトは生成されません。 

skipSpec 

CONVERT DATABASEによる変換処理時にアクセス不能なファイル、オフライン・ファイルまたは読取り専用ファイルがスキップされるように指定します。 

TRANSPORT SCRIPT

'script_name' 

CONVERT DATABASEによって生成されたトランスポート・スクリプトを含むファイルの場所を指定します。省略した場合、このトランスポート・スクリプトは生成されません。 

DATAFILE

datafile_name 

トランスポート先データベースにトランスポートするデータ・ファイルの名前を指定します。

CONVERT DATAFILEは、トランスポート先データベースでのみ使用できます。 

TABLESPACE

tablespace_name 

別のプラットフォーム上のトランスポート先データベースにトランスポートする、ソース・データベース内の表領域の名前を指定します。CONVERT TABLESPACEは、ソース・データベースに接続している場合にのみソース・プラットフォームでの変換に使用できます。 

convertOptionList

構文の要素  説明 
fileNameConversionSpec
 

文字列のペアです。ペアの最初の文字列がいずれかの入力ファイル名に含まれている場合は、含まれている場所に関係なく、常に、同じペアの2番目の文字列と置換されます。必要な数の置換文字列のペアを使用できます。一重引用符または二重引用符を使用できます。 

FORMAT formatSpec 

出力ファイルのネーム・テンプレートを指定します。ここで有効なフォーマット値については、BACKUP AS COPYコマンドを参照してください。 

FROM PLATFORM = platform_name 

ソース・プラットフォームの名前を指定します。これは、V$TRANSPORTABLE_PLATFORMビューのPLATFORM_NAME列にリストされたプラットフォームの1つである必要があります。 

PARALLELISM [=] integer 

操作の実行に使用するチャネルの数を指定します。指定しない場合は、ディスクに対して割り当てられたチャネルまたは構成されたチャネルによってチャネルの数が決定されます。 

TO PLATFORM = platform_name 

トランスポート先プラットフォームの名前を、V$TRANSPORTABLE_PLATFORM.PLATFORM_NAME出力に表示されているとおりに指定します。トランスポート先プラットフォームで使用する場合は、これをV$TRANSPORTABLE_PLATFORM.PLATFORM_NAMEのトランスポート先プラットフォームの値にする必要があります。 

トランスポータブル表領域のセットの作成例

トランスポータブル表領域のセットを作成および使用する手順の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。Recovery ManagerのCONVERTコマンドは、異なるバイト順序のプラットフォーム間でトランスポータブル表領域を移動する場合にのみ必要です。プラットフォームが同じバイト順序の場合は、CONVERTを使用するか、またはファイルを直接コピーできます。

手順の概要は次のとおりです。

  1. トランスポートする表領域を特定します。トランスポートする表領域内のオブジェクトと他の表領域のオブジェクトの関係によっては、トランスポートを慎重に計画する必要があります。

  2. 移動する表領域を読取り専用に設定します。

  3. オリジナルのエクスポート・ユーティリティを使用して、トランスポートする表領域に関するデータ・ディクショナリからの構造情報を含むファイルを生成します。このファイルは、トランスポート先データベースに表領域を接続する際に使用します。

  4. データ・ファイルをトランスポート用に変換する必要があり、その変換のためにソース・システムのリソースを使用する場合は、この時点でRecovery ManagerのCONVERT TABLESPACEコマンドをソース・プラットフォームで使用して、表領域をターゲット・プラットフォーム用に変換します。 この概要の後に示す最初の例を参照してください。(変換のためにトランスポート先システムのリソースを使用する場合、この手順では何も実行しません。)

  5. データ・ファイル(必要な場合は変換されたもの)およびエクスポート・ダンプ・ファイルをターゲット・データベースにコピーします。これらは、最適な方法(オペレーティング・システム・コピー、ftp、CDやテープなどのリムーバブル・メディアへの配布など)で移動できます。

  6. ソース・プラットフォームでエンディアン変換を実行せずに、その変換を実行する必要があるプラットフォーム間でトランスポートを行う場合は、トランスポート先プラットフォームでその変換を実行します。この概要の後に示す2番目の例を参照してください。

  7. オリジナルのインポート・ユーティリティを起動して表領域セットをターゲット・データベースに接続します。

この手順の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。表領域トランスポートの手順を実行する前に、この手順の説明を最初から最後まで読んでください。このマニュアルでは、CONVERT TABLESPACEおよびCONVERT DATAFILEコマンドの使用方法の詳細を説明します。

ソース・プラットフォームでの表領域の変換: 例

表領域finance(データ・ファイル/orahome/fin/fin01.dbfおよび/orahome/fin/fin02.dbf)、および表領域hr(データ・ファイル/orahome/fin/hr01.dbfおよび/orahome/fin/hr02.dbf)を、Sun Solarisホストで稼働しているソース・データベースからLinux PC上で稼働しているトランスポート先データベースに変換する必要があるとします。変換したデータ・ファイルを、ソース・ホストの一時ディレクトリ/tmp/transport_linux/に格納します。

この例は、表領域トランスポートの準備に次の手順を実行していることを前提としています。

Recovery Managerを使用して、トランスポートするデータ・ファイルをソース・ホスト上のトランスポート先のフォーマットに変換します。FORMAT引数で、変換されたデータ・ファイルの名前および場所を制御します。

% rman TARGET /
RMAN> CONVERT TABLESPACE finance,hr
   TO PLATFORM 'Linux IA (32-bit)'
   FORMAT='/tmp/transport_linux/%U';

この結果、変換されたデータ・ファイルのセットが、Linux IA(32-bit)プラットフォーム用の正しいエンディアン順序のデータとともにディレクトリ/tmp/transport_linux/ に出力されます。

ここからは、表領域トランスポートの概要の残りの説明に従います。エクスポート・ユーティリティを使用して構造情報のファイルを作成し、構造情報ファイルおよびデータ・ファイルを/tmp/transport_linux/から目的のトランスポート先ホストに移動していない場合は移動し、インポート・ユーティリティを使用して新しいデータベースに表領域を接続します。

ターゲット・プラットフォームでのデータ・ファイルの変換: 例

表領域finance(データ・ファイル/orahome/fin/fin01.dbfおよび/orahome/fin/fin02.dbf)、および表領域hr(データ・ファイル/orahome/hr/hr01.dbfおよび/orahome/hr/hr02.dbf)を、Sun Solarisホストで稼働しているソース・データベースからLinux PCホスト上で稼働しているトランスポート先データベースにトランスポートする必要があるとします。ターゲット・ホストで変換を実行します。変換前のデータ・ファイルを、ターゲット・ホストのディレクトリ/tmp/transport_solaris/に一時的に格納します。データ・ファイルは、トランスポート先データベースに接続されると、/orahome/dbsに格納されます。

この例は、表領域トランスポートの準備に次の手順を実行していることを前提としています。

Recovery ManagerのCONVERTコマンドを使用して、トランスポートするデータ・ファイルをトランスポート先ホストのフォーマットに変換し、/orahome/dbsにその結果を保存します。

次のことに注意してください。

この結果、/orahome/dbs/ディレクトリに変換されたデータ・ファイルのセットが出力されます。これらのファイルの名前は次のとおりです。

ここからは、表領域トランスポートの概要の残りの説明に従います。インポート・ユーティリティを使用して、変換された表領域をインポート・ユーティリティが備えられた新しいデータベースに接続し、可能な場合は、その表領域を読み書き両用に設定します。

CONVERT DATAFILEを使用したASMに対するコピー操作: 例

次の例では、通常のストレージからASMにデータ・ファイルをコピーする方法を示します。次に示すとおり、ソース・プラットフォームまたはトランスポート先プラットフォームを指定せず、出力場所としてASMディスク・グループ+DATAFILEを指定してCONVERT DATAFILEを使用します。

RMAN>  convert datafile '/disk1/oracle/dbs/my_tbs_f1.df', '/disk1/oracle/dbs/t_ax1.f'
   format '+datafile';
 
Starting backup at 29-MAY-05
using channel ORA_DISK_1
channel ORA_DISK_1: starting datafile conversion
input filename=/disk1/oracle/dbs/t_ax1.f
converted datafile=+DATAFILE/asmv/datafile/sysaux.280.559534477
channel ORA_DISK_1: datafile conversion complete, elapsed time: 00:00:16
channel ORA_DISK_1: starting datafile conversion
input filename=/disk1/oracle/dbs/my_tbs_f1.df
converted datafile=+DATAFILE/asmv/datafile/my_tbs.281.559534493
channel ORA_DISK_1: datafile conversion complete, elapsed time: 00:00:04
Finished backup at 29-MAY-05
 

次の例では、表領域のデータ・ファイルを一意に生成されたファイル名でASMストレージから/tmpディレクトリにコピーする方法を示します。

RMAN> convert tablespace tbs_2 format '/tmp/tbs_2_%U.df';
 
Starting backup at 03-JUN-05
using target database control file instead of recovery catalog
allocated channel: ORA_DISK_1
channel ORA_DISK_1: sid=20 devtype=DISK
channel ORA_DISK_1: starting datafile conversion
input datafile fno=00006 name=+DATAFILE/tbs_21.f
converted datafile=/tmp/tbs_2_data_D-L2_I-2786301554_TS-TBS_2_FNO-6_11gm2fq9.df
channel ORA_DISK_1: datafile conversion complete, elapsed time: 00:00:01
channel ORA_DISK_1: starting datafile conversion
input datafile fno=00007 name=+DATAFILE/tbs_22.f
converted datafile=/tmp/tbs_2_data_D-L2_I-2786301554_TS-TBS_2_FNO-7_12gm2fqa.df
channel ORA_DISK_1: datafile conversion complete, elapsed time: 00:00:01
channel ORA_DISK_1: starting datafile conversion
input datafile fno=00019 name=+DATAFILE/tbs_25.f
converted datafile=/tmp/tbs_2_data_D-L2_I-2786301554_TS-TBS_2_FNO-19_13gm2fqb.df
channel ORA_DISK_1: datafile conversion complete, elapsed time: 00:00:01
channel ORA_DISK_1: starting datafile conversion
input datafile fno=00009 name=+DATAFILE/tbs_23.f
converted datafile=/tmp/tbs_2_data_D-L2_I-2786301554_TS-TBS_2_FNO-9_14gm2fqc.df
channel ORA_DISK_1: datafile conversion complete, elapsed time: 00:00:01
channel ORA_DISK_1: starting datafile conversion
input datafile fno=00010 name=+DATAFILE/tbs_24.f
converted datafile=/tmp/tbs_2_data_D-L2_I-2786301554_TS-TBS_2_FNO-10_15gm2fqd.df
channel ORA_DISK_1: datafile conversion complete, elapsed time: 00:00:01
Finished backup at 03-JUN-05 
データベースのトランスポート: 例

データベースのトランスポートについては、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。データベースのトランスポート手順を実行する前に、この手順の説明を最初から最後まで読んでください。このマニュアルでは、CONVERT DATABASEコマンドの使用方法の詳細を説明します。

CONVERT DATABASEの引数は、データ・ファイルの変換がソース・プラットフォームで実行されるか、トランスポート先のプラットフォームで実行されるかによって異なります。ソースおよびトランスポート先のプラットフォームでの変換処理の詳細および例は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

次の例では、CONVERT DATABASEコマンドを使用し、ソース・ホストでデータ・ファイルをトランスポート先プラットフォームのフォーマットに変換する方法を示します。

RMAN> CONVERT DATABASE NEW DATABASE 'newdb'
        transport script '/tmp/convertdb/transportscript'
        to platform 'Microsoft Windows IA (32-bit)'
        db_file_name_convert '/disk1/oracle/dbs' '/tmp/convertdb'
        ;
 

次の例では、CONVERT DATABASEコマンドを使用し、トランスポート先ホストでデータ・ファイルをトランスポート先プラットフォームのフォーマットに変換する方法を示します。

CONVERT DATABASE ON TARGET PLATFORM
     CONVERT SCRIPT '/tmp/convertdb/convertscript.rman'
        TRANSPORT SCRIPT '/tmp/convertdb/transportscript.sql'
        new database 'newdb'
        FORMAT '/tmp/convertdb/%U'


CREATE CATALOG

構文

createCatalog::=


画像の説明

用途

リカバリ・カタログとして使用するスキーマを作成します。一般的に、このスキーマはリカバリ・カタログ・データベースに作成します。カタログは、リカバリ・カタログ所有者のデフォルト表領域に作成されます。


注意:

リリース8.1.5以前のリリースでは、リカバリ・カタログ・スキーマはリカバリ・カタログ・データベースに接続し、catrman.sqlスクリプトを実行して作成します。 


関連項目:

リカバリ・カタログの作成方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

なし

カタログ・スキーマの作成: 例

次の例では、ユーザーrmanを作成し、rmanRECOVERY_CATALOG_OWNERロールの権限を付与してから、データベースrcatのスキーマrman.cattbsにリカバリ・カタログを作成します。

#!/usr/bin/tcsh
# create user rman in recovery catalog database as catalog owner
% sqlplus 'SYS/change_on_install@rcat AS SYSDBA'
SQL> CREATE USER rman IDENTIFIED BY rman
DEFAULT TABLESPACE cattbs
QUOTA UNLIMITED ON cattbs;
SQL> GRANT recovery_catalog_owner TO rman;
SQL> EXIT

# connect to database as catalog owner and create catalog
% rman CATALOG rman/rman@rcat
RMAN> CREATE CATALOG;


CREATE SCRIPT

構文

createScript::=


画像の説明

用途

ストアド・スクリプトをリカバリ・カタログに作成します。

ストアド・スクリプトは、名前が付けられ、後で実行するためにリカバリ・カタログに格納されている一連のRecovery Managerコマンドです。ストアド・スクリプトは、ローカル(1つのターゲット・データベースに関連付けられている)またはグローバル(リカバリ・カタログに登録されているすべてのデータベースで使用可能)の場合があります。

RUNコマンド内で有効なコマンドは、どれでもストアド・スクリプトで使用できます。

ストアド・スクリプトとともにいくつかの他のコマンドを使用します。

制限事項と使用上の注意

次の制限事項に注意してください。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

GLOBAL 

作成するスクリプトをグローバルとして指定します。省略すると、Recovery Managerによって、現行のターゲット・データベースに定義されるローカル・ストアド・スクリプトscript_nameが作成されます。ターゲット・データベースにこのスクリプトが定義されていない場合は、Recovery Managerによって、グローバル・ストアド・スクリプトscript_nameが作成されます。 

'script_name' 

作成するスクリプトの名前。 

COMMENT [=] 'comment' 

説明のコメントをカタログ内のストアド・スクリプトと関連付けます。 

FROM FILE 'filename' 

指定したファイルからスクリプトを定義する一連のコマンドを読み取ります。

このファイルは、有効なストアド・スクリプトの本体と同様である必要があります。このファイルの最初の行は、'{'で、最後の行には'}'が含まれている必要があります。このファイルのRecovery Managerコマンドは、ストアド・スクリプトで有効である必要があります。 

backupCommands

maintenanceCommands

miscellaneousCommands

restoreCommands 

ストアド・スクリプトで有効なコマンドです。CREATE SCRIPT 'script_name' {...}コマンドのカッコ内で使用できる文は、RUNブロック内でサポートされているコマンドと同じです。詳細は、「RUN」を参照してください。 

ローカル・ストアド・スクリプトの作成: 例

この例では、データベースおよびアーカイブREDOログをバックアップするbackup_wholeというストアド・スクリプトを作成します。

# creates recovery catalog script to back up database and archived logs
CREATE SCRIPT backup_whole
COMMENT "backup whole database and logs"
{
BACKUP INCREMENTAL LEVEL 0 TAG b_whole_l0
DATABASE PLUS ARCHIVELOG;
}
グローバル・ストアド・スクリプトの作成: 例

この例では、データベースおよびアーカイブREDOログをバックアップするbackup_wholeというストアド・スクリプトを作成します。

# creates recovery catalog script to back up database and archived logs
CREATE GLOBAL SCRIPT global_backup_db
COMMENT "backup any database from the recovery catalog, with logs"
{
BACKUP DATABASE PLUS ARCHIVELOG;
}

CROSSCHECK

構文

crosscheck::=


画像の説明

maintSpec::=


画像の説明

用途

Recovery Managerリポジトリ内に記録されたバックアップおよびコピーの状態をディスク、テープなどのメディアに対して確認します。CROSSCHECKコマンドで処理されるのは、クロスチェックを実行中のチャネルと同じデバイス・タイプで作成されたファイルのみです。

Recovery Managerのバックアップの状態

CROSSCHECKコマンドでは、DISKチャネルの場合はディスク上のファイルが検査され、sbtチャネルの場合はメディア・マネージャに問合せされて、AVAILABLEまたはEXPIREDでマークされているオブジェクトのみがチェックされます。表2-2に、各ステータスの意味を示します。

表2-2    クロスチェックのステータスの意味 
ステータス  説明 

EXPIRED 

オブジェクトがファイル・システム内(DISKの場合)またはメディア・マネージャ(sbtの場合)で見つかりません。バックアップ・セットをEXPIREDにするには、そのセット内のすべてのバックアップ・ピースをEXPIREDにする必要があることに注意してください。

注意: EXPIREDは、OBSOLETEとは異なる意味を持ちます。 

AVAILABLE 

オブジェクトはRecovery Managerで使用可能です。バックアップ・セットをAVAILABLEにするには、そのセット内のすべてのバックアップ・ピースのステータスがAVAILABLEになる必要があります。 

UNAVAILABLE 

オブジェクトはRecovery Managerで使用できません。バックアップ・セットをUNAVAILABLEにするには、そのセット内のすべてのバックアップ・ピースのステータスがUNAVAILABLEになる必要があります。 

CROSSCHECKコマンドは、検索できないファイルを削除せずに、そのリポジトリ・レコードをEXPIRED状態に更新します。DELETE EXPIREDを実行すると、すべての期限切れファイルのリポジトリ・レコードのみでなく、レコードがEXPIRED状態を示している既存の物理ファイルも削除できます。

一部のバックアップ・ピースまたはコピーが、メディア・マネージャの構成ミスなどのために、誤ってEXPIREDでマークされている場合は、ファイルが実際にメディア・マネージャに存在していることを確認してから、CROSSCHECK BACKUPコマンドを再度実行し、ファイルをAVAILABLE状態にリストアします。

関連項目:

カタログ内のターゲット・データベース・レコードを管理する方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

maintSpec 

BACKUPコマンドによって出力されたファイルをクロスチェックします。maintSpecオプションについては、「maintSpec」のパラメータの説明を参照してください。 

すべてのバックアップとコピーのクロスチェック: 例

次の例では、デフォルトの構成済チャネルがDEVICE TYPE sbtであると仮定します。この例では、テープ上とディスク上のすべてのバックアップとコピーのステータスを問い合せます。Recovery Managerではディスク・チャネルが事前に構成されるため、手動で割り当てる必要はありません。

CROSSCHECK BACKUP; # crosschecks backup sets and image copies
日付範囲内でのクロスチェック: 例

次の例では、指定した8か月間のバックアップ・セットの状態をメディア・マネージャに問い合せます。Recovery Managerが使用している日付書式は、NLS_DATE_FORMATパラメータに指定した'DD-MON-YY'であることに注意してください。

# if you manually allocate an sbt channel, then RMAN does not crosscheck disk
ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCE DEVICE TYPE sbt;
CROSSCHECK BACKUP
COMPLETED BETWEEN '01-JAN-01' AND '01-SEP-01';
RELEASE CHANNEL;

# to crosscheck only disk, specify CROSSCHECK DEVICE TYPE DISK
CROSSCHECK BACKUP DEVICE TYPE DISK
COMPLETED BETWEEN '01-JAN-01' AND '01-SEP-01';

# assuming that the default channel is sbt, you can crosscheck on both disk
# and sbt backups by simply running CROSSCHECK with the default channels
CROSSCHECK BACKUP COMPLETED BETWEEN '01-JAN-01' AND '01-SEP-01';

datafileSpec

構文

datafileSpec::=


画像の説明

用途

データ・ファイルをファイル名または絶対ファイル番号で指定する副次句です。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

'filename' 

絶対パスまたは相対ファイル名のいずれかでデータ・ファイルを指定します。相対ファイル名を指定した場合、ファイル名はターゲット・データベースによってポート固有の方法で修飾されます。 

integer 

データ・ファイルを絶対ファイル番号で指定します。ファイル番号は、V$DATAFILEV$DATAFILE_COPYV$DATAFILE_HEADERビューまたはREPORT SCHEMAコマンドの出力から取得します。 

ファイル名によるデータ・ファイルの指定: 例

この例では、ファイル名を指定して、データ・ファイル?/oradata/trgt/users01.dbfをディスクにコピーします。

BACKUP AS COPY
DATAFILE '?/oradata/trgt/users01.dbf'
FORMAT '?/oradata/users01.cpy';
絶対ファイル番号によるデータ・ファイルの指定: 例

この例では、ファイル番号を指定して、データ・ファイル3および4をディスクにコピーします。

BACKUP AS COPY
DATAFILE 3 FORMAT '?/oradata/df3.cpy',
DATAFILE 4 FORMAT '?/oradata/df4.cpy';

DELETE

構文

delete::=


画像の説明

maintSpec::=


画像の説明

用途

物理バックアップおよびコピーを削除し、次の操作を行います。

Recovery Managerを対話方式で実行している場合にDELETEを実行すると、ファイルのリストが表示され、そのリスト内のファイルを削除する前に確認のプロンプトが表示されます。コマンド・ファイルからコマンドを読み取る場合は、Recovery Managerによって確認のプロンプトは表示されません。

リポジトリとメディアの関係

バックアップのリポジトリ・レコードには、バックアップの物理的な状態が反映されない場合があります。たとえば、ディスクにバックアップされたファイルは、オペレーティング・システム・ユーティリティを使用して削除できます。Recovery Managerリポジトリ内のレコードは、オペレーティング・システム・ユーティリティでは更新されないため、削除された場合でもオブジェクトが使用可能と表示されます。CROSSCHECKコマンドを実行してリポジトリを更新せずに、バックアップに対してDELETEを実行すると、リポジトリはオブジェクトがAVAILABLEであることを示しますが、実際には消失しています。次の表に、このような状況でのDELETEの動作を示します。

リポジトリでの状態  物理的な状態  DELETEコマンドの動作 

AVAILABLE 

メディア上に見つからない 

オブジェクトは削除されず、ジョブの終了時に一致しないオブジェクトのリストがレポートされます。リポジトリの状態は更新されません。 

EXPIRED 

メディア上で見つかる 

オブジェクトは削除されず、ジョブの終了時に一致しないオブジェクトのリストがレポートされます。リポジトリの状態は更新されません。 

UNAVAILABLE 

すべて 

リポジトリ・レコードが削除され、存在する場合はオブジェクトが削除されます。I/Oエラーはすべて無視されます。 

FORCE 

すべて 

リポジトリ・レコードが削除され、存在する場合はオブジェクトが削除されます。I/Oエラーはすべて無視されます。ジョブの終了時に、削除されたオブジェクトの数が表示されます。 

関連項目:

BACKUP ... DELETE INPUTコマンドについては、「BACKUP」を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

FORCE 

指定したファイルを(メディア上に存在するかどうかに関係なく)削除し、リポジトリ・レコードを削除します。削除されたオブジェクトに関するI/Oエラーは無視されます。ジョブの終了時に、削除されたオブジェクトの数が表示されます。 

NOPROMPT 

先にファイル・リストを表示したり確認を求めるプロンプトを表示せずに、指定したファイルを削除します。DELETE NOPROMPTコマンドでも、削除される各項目は表示されます。

デフォルトでは、DELETEを実行すると、削除するファイルのリストが表示された後、確認のプロンプトが表示されます。ユーザーが確認すると、Recovery Managerでは削除されるたびに各項目が表示されます。コマンドをコマンド・ファイルから実行している場合、NOPROMPTはデフォルトです。 

EXPIRED 

リポジトリ内でEXPIRED状態になっているファイルのみを削除します。CROSSCHECKコマンドの実行時にファイルが存在しないか、アクセスできなければ、Recovery Managerではバックアップとコピーが期限切れとしてマークされます。期限切れのファイルを判断するには、LIST EXPIREDコマンドを実行します。

DELETE EXPIREDコマンドを実行したときに、なんらかの理由でEXPIREDでマークされたバックアップまたはコピーが存在していると、Recovery Managerはその物理ファイルを削除します。 

maintSpec 

BACKUPコマンドによって出力されたファイルを削除します。maintSpecオプションについては、「maintSpec」のパラメータの説明を参照してください。 

OBSOLETE 

Recovery Managerリポジトリに記録されているバックアップとデータ・ファイルのコピーのうち、廃止、つまり不要になったものを削除します。データ・ファイル・バックアップが不要になるのみでなく、不要になったアーカイブ・ログおよびアーカイブ・ログ・バックアップも削除されます。Recovery Managerでは、データ・ファイルのうち不要になったバックアップとコピーが判別されてから、ログ(およびそのバックアップ)が不要になる時期が判断されます。データ・ファイルの作成は、保存するログの決定時にバックアップとみなされます。

Recovery Managerでは、最初にobsOperandListで指定したオプションを使用して、不要になった内容が判断されます。obsOperandListでオプションを指定しなければ、CONFIGURE RETENTION POLICYで指定したオプションが使用されます。

注意: KEEP UNTIL句を使用してバックアップを不要とみなすまでの時間を指定しても、指定された保存方針を満たす必要がある場合、Recovery Managerではこのバックアップは不要とみなされません。KEEP UNTIL句を使用すると、保存方針で必要な期間より長くバックアップを保存できますが、保存期間がこれより短くなることはありません。 

obsOperandList 

不要になるバックアップとコピーの判断基準を指定します。

関連項目: 「obsOperandList」を参照してください。 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

削除の対象を、指定したデバイス・タイプで作成された不要なバックアップとコピーのみに制限します。

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。 

期限切れのバックアップの削除: 例

次の例では、構成済のsbtチャネルを使用して、表領域usersについて期限切れになってから1か月以上経過しているバックアップがあるかどうかをメディア・マネージャでチェックし、該当するカタログ・レコードを削除します。

CROSSCHECK BACKUPSET OF TABLESPACE users 
DEVICE TYPE sbt COMPLETED BEFORE 'SYSDATE-31';
DELETE NOPROMPT EXPIRED BACKUPSET OF TABLESPACE users
DEVICE TYPE sbt COMPLETED BEFORE 'SYSDATE-31';
不要なバックアップの削除: 例

次の例では、データベースのリカバリに不要になったバックアップとコピーを、先週の任意の時点まで削除します。Recovery Managerでは、不要になったアーカイブREDOログも削除されます。

DELETE NOPROMPT OBSOLETE RECOVERY WINDOW OF 7 DAYS;
バックアップ済ファイルの削除: 例

次の例では、2回以上テープにバックアップされたバックアップとコピーを(アーカイブREDOログを含めて)削除します。

DELETE NOPROMPT BACKUP BACKED UP 2 TIMES TO DEVICE TYPE sbt;
DELETE NOPROMPT COPY BACKED UP 2 TIMES TO DEVICE TYPE sbt;
バックアップ・セットの強制削除: 例

次の例では、タグweekly_bkupを持つバックアップ・セットのコピーを削除します。

DELETE NOPROMPT BACKUPSET TAG weekly_bkup;

ただし、リポジトリにはバックアップ・セットがAVAILABLEとして表示されても、オブジェクトは実際にはメディア上で使用できないため、Recovery Managerでは警告が表示されます。

RMAN-06207: WARNING: 1 objects could not be deleted for SBT_TAPE channel(s) due
RMAN-06208: to mismatched status. Use CROSSCHECK command to fix status
List of Mismatched objects
==========================
Object Type Filename/Handle
--------------- ---------------------------------------------------
Backup Piece 0id270ud_1_1

次のコマンドを実行すると、Recovery Managerによってバックアップ・セットが強制的に削除されます。

DELETE FORCE NOPROMPT BACKUPSET TAG weekly_bkup;

DELETE SCRIPT

構文

deleteScript::=


画像の説明

用途

ローカル・ストアド・スクリプトまたはグローバル・ストアド・スクリプトをリカバリ・カタログから削除します。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

GLOBAL 

削除するスクリプトにグローバル・ストアド・スクリプトを指定します。指定しない場合は、Recovery Managerによって、現行のターゲット・データベースに定義されたscript_nameというローカル・ストアド・スクリプトが検索されます。(ターゲット・データベースにそのスクリプトが定義されていない場合は、Recovery Managerによって、script_nameというグローバル・ストアド・スクリプトが検索され、存在した場合は削除されます。) 

'script_name' 

削除するスクリプトの名前を指定します。

関連項目: LIST SCRIPT NAMESについては、「CREATE SCRIPT」「EXECUTE SCRIPT」「REPLACE SCRIPT」および「LIST」を参照してください。 

スクリプトの削除: 例

次の例では、リカバリ・カタログからストアド・スクリプトb_whole_10を削除します。

rman TARGET / CATALOG rman/cat@catdb
RMAN> DELETE SCRIPT b_whole_10;

ローカル・ストアド・スクリプトb_whole_10が定義されている場合は、そのスクリプトが削除されます。グローバル・ストアド・スクリプトb_whole_10が定義されていて、ローカル・ストアド・スクリプトb_whole_10が定義されていない場合は、グローバル・スクリプトが削除されます。


deviceSpecifier

構文

deviceSpecifier::=


画像の説明

用途

バックアップまたはコピーに使用するストレージのタイプを指定する副次句です。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

DISK 

ディスク・ストレージ・デバイスを指定します。 

'media_device' 

ストレージとして使用する順次I/Oデバイスまたはアクセス方法を指定します。順次I/Oデバイス・タイプの構文と意味はプラットフォームによって異なります。たとえば、sbtおよびsbt_tapeなどの値があります(引用符付きまたはなし)。これらの値はシノニムです。

media_device変数では、メディア・マネージャを指定します。メディア・デバイス名には、大/小文字区別があります。sbt変数は入力として有効ですが、Recovery Managerの出力には常にシノニムsbt_tapeが表示されます。下位互換性を保つために、カタログにはsbt_tapeとして格納されます。 

テープ・チャネルの割当て: 例

この例では、メディア管理デバイスにメンテナンス・チャネルを割り当てます。

ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCE DEVICE TYPE sbt;
ディスクへのバックアップ: 例

この例では、データベースをディスクにバックアップします。

BACKUP DEVICE TYPE DISK DATABASE;
テープからのリストア: 例

この例では、テープからアーカイブ・ログをリストアします。

RESTORE DEVICE TYPE sbt ARCHIVELOG ALL;

DROP CATALOG

構文

dropCatalog::=


画像の説明

用途

リカバリ・カタログからスキーマを削除します。


注意:

このコマンドを実行すると、リカバリ・カタログからすべてのRecovery Managerリポジトリ・データが削除されます。カタログのバックアップがなければ、このリカバリ・カタログで管理されるすべてのデータベースのバックアップが使用不可能になります。 


関連項目:

リカバリ・カタログ・スキーマを削除する方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

カタログの削除: 例

この例では、リカバリ・カタログからスキーマを削除します(確認のため、コマンドを2回入力する必要があります)。

RMAN> DROP CATALOG

recovery catalog owner is RMAN
enter DROP CATALOG command again to confirm catalog removal
RMAN> DROP CATALOG

DROP DATABASE

構文

dropDatabase::=


画像の説明

用途

ターゲット・データベースを削除します。また、Recovery Managerがリカバリ・カタログと接続されている場合は、その登録を解除します。Recovery Managerによって、ターゲット・データベースに属するすべてのデータ・ファイル、オンライン・ログおよび制御ファイルが削除されます。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

INCLUDING BACKUPS 

ターゲット・データベースに関連付けられたバックアップ・セット、プロキシ・コピー、イメージ・コピーおよびアーカイブ・ログをすべての構成済デバイス・タイプから削除します。

注意: リカバリ・カタログを使用している場合、データベースの削除時にNOCATALOGモードでRecovery Managerを実行すると、Recovery Managerは、リカバリ・カタログでは認識されるがターゲット・データベースの制御ファイルには存在しないバックアップは削除しません。 

NOPROMPT 

データベースを削除する前にRecovery Managerによって確認のプロンプトが表示されないように指定します。デフォルトでは、Recovery Managerによって確認のプロンプトが表示されます。 

データベースの削除: 例

この例では、リカバリ・カタログに登録されているtest1というテスト・データベースを削除します。RESTRICTモードで起動しているtest1に接続し、データベースに関連しているすべてのバックアップ、コピー、アーカイブ・ログおよびデータベース・ファイルを削除します。

% sqlplus SYS/oracle@test1 AS SYSDBA;
SQL> ALTER SYSTEM ENABLE RESTRICTED SESSION;
SQL> QUIT;
% rman TARGET SYS/oracle@test1 CATALOG test1/test1@catdb
RMAN> DROP DATABASE INCLUDING BACKUPS NOPROMPT;

DUPLICATE

構文

duplicate::=


画像の説明

dupOptionList::=


画像の説明

dupsbyOptionList::=


画像の説明

logSpec::=


画像の説明

sizeSpec::=


画像の説明

用途

ターゲット・データベースのバックアップ(バックアップ・セットまたはイメージ・コピー)を使用して、次のいずれかを作成します。

DUPLICATEコマンドでスタンバイ・データベースを作成するには、FOR STANDBYオプションを指定する必要があります。DUPLICATE ... FOR STANDBYコマンドでは、スタンバイ制御ファイルがリストアされてマウントされてから、ターゲット・データ・ファイルのバックアップがリストアおよびリカバリされて、スタンバイ・データベースが作成されます。スタンバイ・データベースは、複製の完了後もマウントされたままです。スタンバイ・データベースのバックアップは、プライマリ・データベースのバックアップと交換可能です。

現在NOARCHIVELOGモードになっているデータベースを複製すると、リカバリはNOREDOオプションで発生します。したがって、増分バックアップが存在していると、Recovery Managerは、それらのバックアップのみをリカバリ中にリストアされたファイルに適用します。ARCHIVELOGモードのデータベースの場合、デフォルトでは、DUPLICATEコマンドを使用して、このコマンドが最後に実行された時点に生成されたアーカイブREDOログまで、またはSET UNTIL句で指定した時点までリカバリします。

関連項目:

DUPLICATEコマンドで複製データベースを作成する方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

スタンバイ・データベースを作成、管理およびバックアップする方法は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

次に示す制限は、DUPLICATEコマンドのすべての使用(スタンバイ・データベースの作成と非スタンバイ複製データベースの作成の両方)に適用されます。

FOR STANDBYオプションを指定してDUPLICATEコマンドを使用する場合には、次の制限と注意が適用されます。

キーワードとパラメータ

duplicate

構文の要素  説明 

FOR STANDBY 

複製対象のデータベースをスタンバイ・データベースとして使用するように指定します。SET UNTILを指定しないかぎり、Recovery Managerは、最新ファイルをリストアします。DORECOVERを指定すると、Recovery Managerではデータベースもリカバリされます。DUPLICATEコマンドの実行後も、スタンバイ・データベースは常にマウントされた状態のまま残ります。 

dupsbyOptionList 

スタンバイ・データベースの作成時にのみ適用するオプションを指定します。 

DORECOVER 

データベースの作成後にRecovery Managerでリカバリするように指定します。untilClauseを指定すると、Recovery Managerは指定された時点までリカバリし、データベースをマウント状態のままにします。 

NOFILENAMECHECK 

複製ファイルと同じ名前を共有するターゲット・データ・ファイルが使用されているかどうかのチェックをRecovery Managerにさせないようにします。スタンバイとプライマリのデータ・ファイルおよびログに同じファイル名が付いている場合は、NOFILENAMECHECKオプションが必須です。

関連項目: dupOptionList

の説明を参照してください。 

TO 'database_name' 

複製データベースの名前を指定します。この名前は、複製データベースの初期化パラメータ・ファイルにある名前と一致している必要があります。一致していないと、制御ファイルの作成時にデータベースによってエラーが表示されます。 

dupOptionList

構文の要素  説明 

dupOptionList 

スタンバイ・データベースとして使用しない複製データベースの作成時に適用されるオプションを指定します。 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

特定のdeviceSpecifierDISKまたはsbtなど)の自動チャネルのみを割り当てます。このオプションが有効なのは、構成済の自動チャネルがあり、チャネルを手動で割り当てていない場合のみです。たとえば、自動ディスクおよびテープ・チャネルをCONFIGUREしてDUPLICATE...DEVICE TYPE DISKを実行すると、Recovery Managerではディスク・チャネルのみが割り当てられます。

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。 

fileNameConversionSpec 

元のファイル名を複製ファイル名にマップする1つ以上のパターンを指定します。

このパラメータは、初期化パラメータDB_FILE_NAME_CONVERT(設定されている場合)をオーバーライドすることに注意してください。指定リストのファイルがDUPLICATEの変換パラメータに影響されない場合は、他の方法(SET NEWNAMEなど)でそのファイルの名前を変更する必要があります。

関連項目: 「fileNameConversionSpec」を参照してください。 

LOGFILE logSpec 

非スタンバイの複製データベースを作成するときのオンラインREDOログを指定します。構文は、CREATE DATABASE文のLOGFILEオプションの場合と同じです。

有効なオプションについては、logSpecの説明を参照してください。 

NOFILENAMECHECK 

複製ファイルと同じ名前を共有するターゲット・データ・ファイルが使用されているかどうかのチェックをRecovery Managerにさせないようにします。このオプションを指定した場合、複製操作が使用中のデータを上書きしないかどうかを確認するのは、ユーザーの責任です。

このオプションが必要になるのは、ディスク構成、ディレクトリ構造およびファイル名がターゲット・データベースのホストと同じであるが、それとは別のホストに複製データベースを作成する場合です。たとえば、host1/dbsディレクトリに小規模なデータベースがあるとします。

/oracle/dbs/system_prod1.dbf 
/oracle/dbs/users_prod1.dbf
/oracle/dbs/tools_prod1.dbf
/oracle/dbs/rbs_prod1.dbf

host2にデータベースを複製する必要があるとします。また、host2はhost1と同じファイル・システム/oracle/dbs/*を持っており、複製データベースにはhost1と同じファイル名を使用する必要があるとします。この場合は、NOFILENAMECHECKを指定して、エラー・メッセージを回避します。Recovery Managerは別のホストを認識していないため、ファイル名のチェックが不要であることを自動的に判断できません。 

OPEN RESTRICTED 

SQL文ALTER SYSTEM ENABLE RESTRICTED SESSIONを発行して、制限されたセッションを複製データベースで有効にします。Recovery Managerは、複製データベースがオープン状態になる直前にこの文を発行します。 

PFILE = 'filename' 

補助インスタンスで使用するクライアント側の初期化パラメータを指定します。Recovery Managerでは、複製中に補助インスタンスが自動的にシャットダウンされ、再起動されます。補助インスタンスでデフォルト位置にあるサーバー側パラメータ・ファイルが使用されない場合は、補助インスタンスの起動時にRecovery Managerで使用する必要のあるクライアント側パラメータ・ファイルを指定する必要があります。それ以外の場合、PFILEを指定する必要はありません。 

SKIP READONLY 

読取り専用表領域にあるデータ・ファイルを複製データベースから除外します。

注意: スキップした読取り専用表領域のレコードは、DBA_TABLESPACESにまだ存在しています。この機能によって、後で読取り専用表領域をアクティブ化できます。たとえば、読取り専用表領域のデータをCD-ROMに格納し、後でそのCD-ROMをマウントしてデータを参照できます。 

SKIP TABLESPACE 'tablespace_name' 

指定した表領域を複製データベースから除外します。SYSTEM表領域、UNDO表領域およびロールバック・セグメントを含む表領域は除外できないことに注意してください。 

untilClause 

複製データベースの不完全リカバリのエンド・ポイントを設定します。DUPLICATEコマンドの前にSET UNTILを実行しても、同じ結果が得られます。

関連項目: 「untilClause」を参照してください。 

logSpec

構文の要素  説明 

logSpec 

非スタンバイの複製データベースを作成するときのオンラインREDOログを指定します。LOGFILE句を指定しない場合、Recovery ManagerはLOG_FILE_NAME_CONVERTが設定されていれば、それを使用します。LOGFILELOG_FILE_NAME_CONVERTも設定しなければ、Recovery Managerは複製ファイルに元のターゲット・ログのファイル名を使用します。この場合は、NOFILENAMECHECKオプションを指定する必要があります。

関連項目: CREATE DATABASEの構文は、『Oracle Database SQLリファレンス』を参照してください。 

'filename' SIZE integer 

オンラインREDOログ・メンバーのファイル名と、KB単位(K)またはMB単位(M)によるファイル・サイズを指定します。デフォルトはバイト単位です。 

REUSE 

データベースで既存のファイルを再利用できます。ファイルがすでに存在している場合は、そのサイズがSIZEパラメータと一致しているかどうかがデータベースで検証されます。ファイルが存在しない場合は作成されます。 

GROUP integer 

オンラインREDOログ・メンバーを含むグループを指定します。 

dupsbyOptionList

構文の要素  説明 

dupsbyOptionList 

スタンバイ・データベースの作成時にのみ適用するオプションを指定します。 

DORECOVER 

データベースの作成後にRecovery Managerでリカバリするように指定します。untilClauseを指定すると、Recovery Managerは指定された時点までリカバリし、データベースをマウント状態のままにします。 

fileNameConversionSpec 

スタンバイ・データベースで元のデータ・ファイル名を新しいデータ・ファイル名に変換する方法を指定します。

関連項目: 「fileNameConversionSpec」 

NOFILENAMECHECK 

複製ファイルと同じ名前を共有するターゲット・データ・ファイルが使用されているかどうかのチェックをRecovery Managerにさせないようにします。スタンバイとプライマリのデータ・ファイルおよびログに同じファイル名が付いている場合は、NOFILENAMECHECKオプションが必須です。

関連項目: 「dupOptionList」の説明を参照してください。 

新しいファイル名の手動設定: 例

この例は、ターゲット・データ・ファイルがhost1のディレクトリ/h1/oracle/dbs/trgtに存在していることを前提としています。データベースをhost2のディレクトリ/h2/oracle/oradata/newdbnewdbに複製します。DUPLICATEコマンドは、テープに格納してあるバックアップ・セットを使用して、ターゲット・データベースをnewdbデータベースに複製し、24時間前の時点までリカバリします。

RUN
{
ALLOCATE AUXILIARY CHANNEL newdb1 DEVICE TYPE sbt;
DUPLICATE TARGET DATABASE TO newdb
DB_FILE_NAME_CONVERT=('/h1/oracle/dbs/trgt/','/h2/oracle/oradata/newdb/')
UNTIL TIME 'SYSDATE-1' # specifies incomplete recovery
SKIP TABLESPACE cmwlite, drsys, example # skip desired tablespaces
PFILE = ?/dbs/initNEWDB.ora
lOGFILE
GROUP 1 ('?/oradata/newdb/redo01_1.f',
'?/oradata/newdb/redo01_2.f') SIZE 200K,
GROUP 2 ('?/oradata/newdb/redo02_1.f',
'?/oradata/newdb/redo02_2.f') SIZE 200K
GROUP 3 ('?/oradata/newdb/redo03_1.f',
'?/oradata/newdb/redo03_2.f') SIZE 200K REUSE;
}
ターゲット・ファイル名の再利用: 例

この例は、次の状況を想定しています。

スタンバイ・データベースの作成: 例

この例では、プライマリ・ホストと同じディレクトリ構造を持つリモート・ホストにスタンバイ・データベースを作成します。この例では、スタンバイとプライマリのデータ・ファイルおよびログに同じ名前が付いているため、NOFILENAMECHECKオプションを指定しています。自動補助チャネルはすでに構成されているため、チャネルを手動で割り当てる必要はありません。

DUPLICATE TARGET DATABASE FOR STANDBY
NOFILENAMECHECK;

EXECUTE SCRIPT

構文

executeScript::=


画像の説明

用途

リカバリ・カタログに格納されたローカルまたはグローバルのRecovery Managerスクリプトを実行します。

関連項目:

ストアド・スクリプトの詳細は、「CREATE SCRIPT」および『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

GLOBAL 

ローカル・ストアド・スクリプトのかわりに、グローバル・ストアド・スクリプトを実行するように指定します。 

'script_name' 

実行するストアド・スクリプトの名前。

現行のターゲット・データベースに対して定義されたローカル・ストアド・スクリプトが、指定した名前で検出されない場合は、Recovery Managerによって、同じ名前のグローバル・スクリプトが検索され、検出された場合はそのスクリプトが実行されます。

関連項目: リカバリ・カタログに格納されたスクリプトの表示方法の詳細は「LIST」を、スクリプトの作成法方法の詳細は、「CREATE SCRIPT」を参照してください。 

スクリプトの実行: 例

この例では、backup_whole_10というストアド・スクリプトを実行します。

RUN { EXECUTE script backup_whole_10; }

EXIT

構文

exit::=


画像の説明

用途

Recovery Managerユーティリティをシャットダウンします。

制限事項と使用上の注意

このコマンドはRecovery Managerプロンプトでのみ実行できます。

Recovery Managerの終了: 例

この例では、Recovery Managerを起動してからシャットダウンします。

% rman
RMAN> EXIT

fileNameConversionSpec

構文

fileNameConversionSpec::=


画像の説明

用途

古いファイル名を基にして新しいデータベース・ファイル名を生成する際に使用される1つ以上のパターンを指定する副次句です。出力ファイル名の生成方法の1つとして、BACKUPCONVERTおよびDUPLICATEとともに使用されます。

制限事項と使用上の注意

これらのパターンおよびファイルの名前にその規則が適用される方法は、初期化パラメータDB_FILE_NAME_CONVERTの場合と同じです。カッコ内には、偶数の文字列パターンを指定してください。

古い名前を基にして新しいファイル名が生成されると、元のファイル名は各文字列パターンのペアの最初のメンバーと比較されます。元の名前のサブストリングであるパターンが1回目に出現したとき、マッチしたサブストリングに対するペアの2番目のメンバーを代入して、新しいファイル名が生成されます。

string_patternには、次のように値を設定します。

DB_FILE_NAME_CONVERT = ('string1' , 'string2' , 'string3' , 'string4' ...)

指定する内容は、次のとおりです。

必要な数のプライマリとスタンバイの置換文字列のペアを使用できます。

たとえば、(ディレクトリ/disk1/dbs/usersにデータ・ファイルを持つ)users表領域と(/disk1/dbs/tools/にデータ・ファイルを持つ)tools表領域のイメージ・コピー・バックアップを作成し、変換したデータ・ファイルをそれぞれ/newdisk/usersおよび/newdisk/toolsに置く場合、次に示すようなDB_FILE_NAME_CONVERTパターンを使用します。

BACKUP AS COPY TABLESPACE users, tools 
DB_FILE_NAME_CONVERT = ('disk1/dbs','newdisk');

変換される('disk1/dbs'がファイル名のサブストリングである)それぞれのデータ・ファイルに対して、'disk1/dbs'を'newdisk'に置換することによって新しいファイル名が作成されます。たとえば、/disk1/dbs/users/users01.dbfに対応する変換済のデータ・ファイルは、/newdisk/users/users01.dbfに格納され、/disk1/dbs/tools/tools01.dbfに対応する変換済のデータ・ファイルは、/newdisk/tools/tools.dbfに格納されます。

次の点に注意してください。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

'string_pattern' 

パターン(ファイル名の変換に使用される文字列のペア)を指定します。 

複数の文字列パターンを持つDB_FILE_NAME_CONVERTの使用: 例

ここでは、DB_FILE_NAME_CONVERTBACKUP AS COPYとともに使用して、前述のusers表領域およびtools表領域のイメージ・コピーを、usersから/newdisk1へとtoolsから/newdisk2へ作成する例を示します。

BACKUP AS COPY DEVICE TYPE DISK 
DB_FILE_NAME_CONVERT=('/disk1/dbs/users','/newdisk1',
'/disk1/dbs/tools','/newdisk2')
TABLESPACE tools, users;

関連項目:

fileNameConversionSpecを使用するコマンドについては、「BACKUP」「CONVERT」および「DUPLICATE」を参照してください。 


FLASHBACK

構文

flashback::=


画像の説明

用途

フラッシュバック・データベース操作を実行し、時刻、SCNまたはログ順序番号で指定したターゲット時刻(または直前)までデータベースを戻します。

フラッシュバック・データベースの使用結果は、通常は、データベースのPoint-in-TimeリカバリをRECOVERとともに実行した場合と同様です。ただし、次に示す主な違いを除きます。

FLASHBACK DATABASEは、バックアップのリストアを必要としないため、通常は不完全リカバリよりも非常に高速です。

また、フラッシュバック・データベースでは、スタンバイ・データベースのコンテキストに多くのアプリケーションが含まれています。これらのアプリケーションには、データベースをリストアおよびテストするためのストレージ・スナップショットに相当する機能、障害リカバリのテストでの柔軟性、スタンバイでの不要な変更(スタンバイ・データベースでの更新で破損またはエラーが発生したアプリケーションなど)のリカバリなどがあります。これらの使用方法の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

指定したデバイス・タイプ専用の自動チャネルを割り当てます。たとえば、自動ディスクおよびテープ・チャネルを構成してFLASHBACK...DEVICE TYPE DISKを発行すると、Recovery Managerではディスク・チャネルのみが割り当てられます。Recovery Managerでは、フラッシュバック・データベース操作中のバックアップからREDOログをリストアする必要があります。最新のフラッシュバック・ログとターゲット時刻の間の変更は、アーカイブREDOログに基づいて再作成される必要があります。自動チャネルがテープに割り当てられてられておらず、テープ上のREDOログが必要な場合、FLASHBACK操作は失敗します。

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。 

DATABASE 

指定した時点までデータベースを戻します。V$FLASHBACK_DATABASE_LOGOLDEST_FLASHBACK_SCNおよびOLDEST_FLASHBACK_TIMEを問い合せて、フラッシュバック可能なおおよその最小SCNおよび時点を表示します。V$DATABASE.CURRENT_SCNの現行のデータベースSCNを表示します。 

TO RESTORE POINT = ' restore_point_name 

指定したリストア・ポイントに対応するSCNまでデータベースを戻します。通常のリストア・ポイントまたは保証付きリストア・ポイントを指定できます。 

TO SCN = integer 

指定したSCNの時点(を含む)までデータベースを戻します。デフォルトでは、指定されたSCNで現在のインカネーションまたは祖先のインカネーションが解決されます。DBAは、Recovery ManagerのRESET DATABASE INCARNATIONコマンドを使用してリカバリ・ターゲット・インカネーションの設定を行なうと、デフォルトを上書きできます。 

TO BEFORE SCN = integer 

指定したSCNの直前の状態へデータベースを戻します。指定した時点より以前のSCNまでのすべての変更が適用されますが、指定したSCNに対応する変更が存在する場合、その変更は適用されません。デフォルトでは、指定されたSCNで現在のインカネーションまたは祖先のインカネーションが解決されます。DBAは、Recovery ManagerのRESET DATABASE INCARNATIONコマンドを使用してリカバリ・ターゲット・インカネーションの設定を行なうと、デフォルトを上書きできます。 

TO SEQUENCE = integer THREAD = integer 

REDOログ順序番号とスレッドを上限として指定します。Recovery Managerは、指定した順序番号およびスレッド番号のログの最後の変更(を含む)までの変更を適用します。 

TO BEFORE SEQUENCE = integer [THREAD = integer] 

REDOログ順序番号とスレッドを上限として指定します。Recovery Managerは、指定した順序番号およびスレッド番号のログの最後の変更(は含まない)までの変更を適用します。 

TO TIME = 'date_string' 

指定した時刻の状態へデータベースを戻します。現行の形式への時刻の変換には、SQLのすべてのDATE式が使用できます。たとえば、FLASHBACK DATABASE UNTIL TIME 'SYSDATE-7'が使用できます。 

TO BEFORE TIME = 'date_string' 

TO TIME句と同様ですが、指定した時刻の変更は含まずに、その時点までのすべての変更を含む状態へデータベースを戻します。 

TO BEFORE RESETLOGS 

データベースの状態を、最後にOPEN RESETLOGSを実行したSCNの時点までのすべての変更を含む状態に戻します。 

指定したSCNへのFLASHBACK DATABASE: 例

次のコマンドを実行すると、フラッシュバック・データベースによって、指定したSCNまでデータベースが戻されます。

RMAN> FLASHBACK DATABASE TO SCN 46963;
1時間前へのFLASHBACK DATABASE: 例

次のコマンドを実行すると、FLASHBACK DATABASEを実行してデータベースを1日の1/24(1時間)だけ前の状態に戻します。

RMAN> FLASHBACK DATABASE TO TIMESTAMP (SYSDATE-1/24);
指定した時刻へのFLASHBACK DATABASE: 例

次のコマンドは、SQLの日付変換ファンクションを使用してターゲット時刻を指定します。

RMAN> FLASHBACK DATABASE TO TIMESTAMP
TO_TIMESTAMP('2002-03-11 16:00:00', 'YYYY-MM-DD HH24:MI:SS');
リストア・ポイントへのFLASHBACK DATABASE: 例

次のコマンドを実行すると、リストア・ポイントを使用してFLASHBACK DATABASEを実行するターゲット時刻を指定します。

RMAN> FLASHBACK DATABASE TO RESTORE POINT "before_batch";
最後のリセットログより前へのFLASHBACK DATABASE: 例

このコマンドを実行すると、データベースを最新のOPEN RESETLOGSの直前の状態に戻します。

RMAN> FLASHBACK DATABASE TO BEFORE RESETLOGS;


formatSpec

構文

formatSpec::=


画像の説明

用途

バックアップ・ピースまたはイメージ・コピーに対するファイル名の形式または自動ストレージ管理ディスク・グループを指定します。FORMATパラメータに値を指定しない場合、Recovery Managerは、フラッシュ・リカバリ領域(使用可能な場合)にバックアップを作成するか、またはフラッシュ・リカバリ領域が使用不可の場合は、ポート固有のディレクトリ(たとえばUNIX上の?/dbsなど)にバックアップを作成します。いずれの場合も、Recovery Managerは、変数%Uを使用してバックアップを指定します。

format_string全体がターゲット・インスタンスによりポート固有の方法で処理され、最終的なバックアップ・ピース名が導出されます。一意のファイル名を生成するために、「キーワードとパラメータ」に示す置換変数がFORMAT文字列で使用できます。この情報の書式設定は、プラットフォームに応じて異なります。

FORMAT文字列が複数の場合の優先順位

指定できるFORMAT文字列は4つ以内です。Recovery Managerで2番目、3番目および4番目の値が使用されるのは、BACKUP COPIESSET BACKUP COPIESまたはCONFIGURE ... BACKUP COPIESが有効な場合のみです。各バックアップ・ピースに使用するフォーマットを選択すると、Recovery Managerでは最初のフォーマット値がコピー1、2番目のフォーマット値がコピー2というように順番に使用されます。フォーマット値の数がコピー数より多ければ、余分のフォーマットは使用されません。フォーマット値の数がコピー数より少なければ、Recovery Managerでは最初のフォーマット値から順番に再利用されます。

format_stringを指定する位置に応じて、優先順位は次のようになります。

  1. backupSpec

  2. BACKUPコマンド

  3. ALLOCATE CHANNELコマンド

  4. CONFIGURE CHANNELコマンド

前述の場所のうち、2箇所以上に指定した場合、Recovery Managerは前述の順序でFORMATパラメータを検索します。

制限事項と使用上の注意

各バックアップ・ピースまたはバックアップ・コピーの名前が一意であり、かつプラットフォーム上の順次ファイル名として有効であればどのような名前でも指定できます。ディスクにバックアップする場合は、一意の有効なファイル名であれば、どのようなディスク・ファイル名も使用できます。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

%a 

データベースのアクティブIDを指定します。 

%c 

1セットの二重バックアップ・ピース内でバックアップ・ピースのコピー番号を指定します。バックアップを多重化していなければ、この変数はバックアップ・セットの場合は1、プロキシ・コピーの場合は0となります。これらのコマンドの1つが使用可能になっている場合、この変数はコピー番号を示します。%cの最大値は256です。 

%d 

データベースの名前を指定します。 

%D 

グレゴリオ暦による月の現在の日付をDD形式で指定します。 

%e 

アーカイブ・ログ順序番号を指定します。 

%f 

絶対ファイル番号を指定します。 

%F 

DBID、日、月、年および順序を組み合せて固有で反復可能な生成名にします。この変数は、c-IIIIIIIIII-YYYYMMDD-QQに変換されます。各項目の意味は次のとおりです。

  • IIIIIIIIIIはDBIDを表します。DBIDは10進形式で出力されるため、ターゲット・データベースに簡単に対応付けることができます。

  • YYYYMMDDは、バックアップの生成日を示すグレゴリオ暦のタイムスタンプです。

  • QQは、00〜'FF'(256)の16進数による順序です。

 

%h 

アーカイブREDOログ・スレッド番号を指定します。 

%I 

DBIDを指定します。 

%M 

グレゴリオ暦による月をMM形式で指定します。 

%N 

表領域名を指定します。 

%n 

データベース名を指定します。データベース名は合計8文字の桁数になるまで、右側にxが埋め込まれます。たとえば、prod1がデータベース名であれば、埋込み後の名前はprod1xxxとなります。 

%p 

バックアップ・セット内のピース番号を指定します。この値は、バックアップ・セットごとに1から始まり、バックアップ・ピースの作成ごとに1ずつ増えます。

注意: PROXYを指定した場合は、%p変数をFORMAT文字列内の%Uに明示的または暗黙的に含める必要があります。 

%s 

バックアップ・セット番号を指定します。この番号は制御ファイルにあるカウンタで、バックアップ・セットごとに加算されます。カウンタ値は1から始まり、制御ファイルの存続期間中は一意です。バックアップ制御ファイルをリストアした場合は、重複した値になることがあります。また、CREATE CONTROLFILEによって、カウンタの値は1に初期化されます。 

%t 

バックアップ・セットのタイムスタンプを指定します。4バイトの内部的な基準日時以降の経過秒数を表す値です。バックアップ・セットの一意の名前を構成するには、%s%tの組合せを使用できます。 

%T 

グレゴリオ暦による年、月および日をYYYYMMDD形式で指定します。 

%u 

バックアップ・セット番号またはイメージ・コピー番号と、これらの作成時刻を短く表現する8文字の名前を指定します。 

%U 

システムによって生成される一意のファイル名(デフォルト)を指定します。%Uの意味は、イメージ・コピーとバックアップ・ピースで異なります。

バックアップ・ピースの場合は、%Uによって、生成されたバックアップ・ファイル名の一意性を保証する%u_%p_%cの短縮形が指定されます。バックアップの作成時に、書式の指定がない場合、Recovery Managerはデフォルトで%Uを使用します。

データ・ファイルのイメージ・コピーの場合、%Uには、次の意味があります。

data-D-%d_id-%I_TS-%N_FNO-%f_%u

アーカイブREDOログのイメージ・コピーの場合、%Uには、次の意味があります。

arch-D_%d-id-%I_S-%e_T-%h_A-%a_%u

制御ファイルのイメージ・コピーの場合、%Uには、次の意味があります。

cf-D_%d-id-%I_%u 

%Y 

年をYYYY形式で指定します。 

%% 

リテラル文字'%'を指定します。たとえば、%%Yは文字列%Yに変換されます。 

ASMディスク・グループの指定: 例

この例では、データベースをASMディスク・グループdisk1にコピーします。

BACKUP AS COPY DATABASE FORMAT '+disk1'; 
データ・ファイルのコピーの形式指定: 例

この例では、タグ'LATESTCOPY'を指定して、3つのデータ・ファイルのコピーを/copiesディレクトリに作成します。

# Create copies of 3 datafiles with tag 'LATESTCOPY' to directory /copies
BACKUP AS COPY
FROM TAG 'LATESCOPY'
COPY OF DATAFILE 4, 6, 14
FORMAT '/copies/Datafile%f_Database%d';
スタンバイ・データベースとして使用するデータベースのコピーの作成: 例

この例では、/stbyにあるフィジカル・スタンバイをインスタンス化するために、データベースのイメージ・コピーを作成します。

# Create an image copy of the database to instantiate physical standby in /stby 
BACKUP AS COPY
DATABASE
FORMAT '/stby/standby_file_%f_of_db_%I';

HOST

構文

host::=


画像の説明

用途

Recovery Manager内からオペレーティング・システムのコマンドラインのサブ・シェルを呼び出します。

制限事項と使用上の注意

このコマンドは、RUNコマンドのカッコ内またはRecovery Managerプロンプトで実行してください。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

HOST 

オペレーティング・システムのコマンドを実行できるようにします。次のパラメータを使用します。

  • 'command'あり。この場合、Recovery Managerは指定文字列にあるコマンドを実行し、継続します。

  • 'command'なし。この場合、Recovery Managerはコマンド・プロンプトを表示し、サブ・シェルの終了後に再開します。

 

Recovery Manager内でのオペレーティング・システム・コピーの実行: 例

この例では、データベースをシャットダウンし、データ・ファイルsystem01.dbfのバックアップを作成してから、UNIXのlsコマンドを実行し、すべてのバックアップ済データ・ファイルを表示します。

SHUTDOWN IMMEDIATE;
STARTUP MOUNT;
BACKUP DATAFILE '?/oradata/trgt/system01.dbf'
FORMAT '/tmp/system01.dbf';
HOST 'ls -l /tmp/*dbf';
ALTER DATABASE OPEN;
バックアップ内でのオペレーティング・システムへの切替え: 例

この例では、datafile 3のイメージ・コピーを作成し、UNIXのプロンプトに切り替えて、コピーがディレクトリにあるかどうかをチェックし、Recovery Managerセッションを再開します(UNIXセッションの出力は太字のインデント付きで表示されます)。

RMAN> BACKUP DATAFILE 3 FORMAT '?/oradata/df3.cpy';
RMAN> HOST;
% ls $ORACLE_HOME/oradata/df3.cpy
/net/oracle/oradata/df3.cpy
% exit
RMAN> LIST COPY;

keepOption

構文

keepOption::=


画像の説明

用途

バックアップまたはコピーの状態を保存方針に基づいて指定する副次句です。KEEPオプションを指定すると、バックアップまたはコピーは保存方針からの除外(つまり不要でない)としてマークされ、NOKEEPオプションを指定すると既存の除外が取り消されます。

制限事項

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

KEEP 

バックアップが不要とみなされないように、このバックアップまたはコピーについて構成済の保存方針をオーバーライドします。BACKUP ... KEEPコマンドで、このバックアップの保存期間を新しく指定します。このオプションを使用すると、長期バックアップ、つまりアーカイブするバックアップを作成できます。 

FOREVER 

バックアップまたはコピーが期限切れにならないように指定します。FOREVERを指定する場合は、最終的にはバックアップ・レコードが制御ファイルより古くなるため、リカバリ・カタログを使用する必要があります。 

UNTIL TIME = 'date_string' 

バックアップまたはコピーの保存期限を指定します。現行のNLS_DATE_FORMAT、または'SYSDATE+365'などのSQL DATE式を使用すると、特定の時刻を指定できます。 

LOGS 

このバックアップまたはコピーが使用可能な期間は、そのリカバリに必要なすべてのアーカイブ・ログが必ず使用可能になっているように指定します。 

NOLOGS 

このバックアップのリカバリに必要なアーカイブ・ログが保存されないため、このバックアップまたはコピーはリカバリできないように指定します。このバックアップまたはコピーの唯一の用途は、データベースをバックアップまたはコピーがとられた時点までリストアすることです。これは、データベースがNOARCHIVELOGモードで動作している場合に有効な唯一のリカバリ能力オプションです。バックアップまたはコピーに一貫性がない場合、このオプションは無効です。 

NOKEEP 

ユーザーの保存方針に従ってバックアップまたはコピーが期限切れになるように指定します。これは、KEEPオプションを指定しない場合のデフォルト動作です。 

長期バックアップの作成: 例

この例では、データベースの長期バックアップを作成して、不要にせず、リカバリに必要なログを保存しないように指定します。

SHUTDOWN IMMEDIATE;
STARTUP MOUNT;
BACKUP DATABASE
KEEP FOREVER NOLOGS;
ALTER DATABASE OPEN;
コピーの状態変更: 例

この例では、データ・ファイルと制御ファイルの長期イメージ・コピーが期限切れになり、既存の保存方針に従って不要になるように指定します。

CHANGE COPY OF DATABASE CONTROLFILE NOKEEP;

LIST

構文

list::=


画像の説明

listObjectSpec::=


画像の説明

listBackupOption::=


画像の説明

用途

リポジトリに記録されているバックアップ・セット、プロキシ・コピーおよびイメージ・コピーに関する情報を表示します。LISTコマンドでは、CROSSCHECKおよびDELETEコマンドを実行できるファイルが表示されます。このコマンドは、次の内容をリストする際に使用します。

Recovery Managerは、出力を標準出力またはメッセージ・ログに記録しますが、同時に両方に記録することはしません。出力の編成方法(BY BACKUPまたはBY FILE)と出力の詳細レベル(VERBOSEまたはSUMMARY)を制御できます。

関連項目:

リストとレポートの作成方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』および「cmdLine」を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

list

構文の要素  説明 

EXPIRED 

リポジトリ内でEXPIRED(「見つかりません」)とマークされているバックアップ・セット、プロキシ・コピーおよびイメージ・コピーを表示します。

LIST EXPIREDに最新出力が表示されるようにするには、CROSSCHECKコマンドを定期的に発行します。CROSSCHECKコマンドを発行すると、Recovery Managerはディスクおよびテープ上でリポジトリに記録されているバックアップとコピーを検索します。見つからない場合は、リポジトリ・レコードが状態EXPIREDに更新されます。 

RECOVERABLE 

リポジトリ内でAVAILABLE状態になっており、ターゲット・データベースの現行のインカネーションでリストアとリカバリに使用できる、データ・ファイルのバックアップまたはコピーを指定します。このリストには、増分を適用できる有効な親を持たない増分バックアップ以外のすべてのバックアップおよびコピーが含まれます。 

untilClause 

終了時刻、SCNまたはログ順序番号を指定します。「untilClause」を参照してください。 

recordSpec 

リストするオブジェクトを指定します。「recordSpec」を参照してください。 

INCARNATION 

データベースのインカネーションに関する情報を表示します。RESETLOGSオプションでデータベースをオープンするたびに、データベースの新規インカネーションが作成されます。そのため、LIST INCARNATIONで、データベースのn個のインカネーションが表示される場合は、このデータベースのオンライン・ログをn-1回再設定しています。

LIST出力には、指定したデータベース名に該当するすべてのデータベース・インカネーション・レコードの主キーが含まれます(列では、「Inc Key」は「incarnation key」の短縮形です)。Recovery Managerがカレントとみなしているインカネーションを前のインカネーションに変更するには、RESET DATABASEコマンドでこのキーを使用します。

関連項目: LIST INCARNATIONの出力表の列ヘッダーの説明は、表2-19を参照してください。 

OF DATABASE 'database_name' 

データベースの名前を指定します。OF DATABASEオプションを指定しない場合、このコマンドはリカバリ・カタログに登録したすべてのデータベースをリストします。 

maintQualifier 

リスト表示の範囲を制限します。「maintQualifier」を参照してください。 

SCRIPT NAMES 

現在接続されているリカバリ・カタログにあるRecovery Managerのストアド・スクリプトの名前を、コメントとともにリストします。

ALLまたはGLOBALオプションを指定しない場合は、現在のターゲット・データベースで実行できるローカル・スクリプトおよびグローバル・スクリプトがリストされます。この形式でコマンドを使用するには、ターゲット・データベースとリカバリ・カタログに接続している必要があります。

ターゲット・データベースで定義されているスクリプトの名前をリストするには、ターゲット・データベースとリカバリ・カタログに接続している必要があります。 

ALL 

Recovery Managerによって、接続しているリカバリ・カタログのすべてのデータベースに対して定義されているすべてのグローバル・スクリプトおよびローカル・スクリプトがリストされます。

LIST ALL SCRIPT NAMESを使用するには、リカバリ・カタログに接続する必要がありますが、ターゲット・データベースに接続する必要はありません。 

GLOBAL 

Recovery Managerによって、接続しているリカバリ・カタログで定義されているグローバル・スクリプトのみがリストされます。

LIST GLOBAL SCRIPT NAMESを使用するには、リカバリ・カタログに接続する必要がありますが、ターゲット・データベースに接続する必要はありません。 

listObjectSpec

構文の要素  説明 

listObjectSpec 

リストするオブジェクトのタイプを指定します。

関連項目: 「recordSpec」を参照してください。 

BACKUP 

バックアップ・セット(バックアップ・ピースの詳細を含む)、プロキシ・コピーおよびイメージ・コピーといったBACKUP出力に関する情報を表示します。 

BACKUPSET 

バックアップ・セット、バックアップ・ピースおよびプロキシ・コピーに関する情報のみを表示します。出力には、それぞれの一意キーが表示されます。LIST BACKUPSETコマンドでは、デフォルトでBY BACKUPが使用されます。

デフォルトでは、Recovery Managerは、使用可能なバックアップと使用不可能なバックアップの両方をリストします。期限切れや使用不可能なバックアップ、親の全体バックアップやコピーが存在しないバックアップなどリストアできないバックアップが含まれます。リカバリで使用できるバックアップのみを表示するには、RECOVERABLEオプションを使用します。

関連項目: LIST の出力表の列ヘッダーの説明は、「LISTの出力」を参照してください。出力のKEY列を使用して、CHANGEおよびDELETEコマンドで使用可能な主キーを取得します。 

COPY 

データ・ファイルのコピー、アーカイブREDOログおよびアーカイブREDOログのイメージ・コピーに関する情報のみを表示します。デフォルトでは、LIST COPYによりすべてのデータベース・ファイルとアーカイブREDOログのコピーが表示されます。使用可能および使用不可のイメージ・コピーのみでなく、リストアできないコピー、期限切れのコピーまたは使用不可能なコピーも出力に含まれます。

関連項目: LIST COPYの出力表の列ヘッダーの説明は、表2-16および表2-18を参照してください。 

OF listObjList 

操作するオブジェクトのリストをlistObjList句で指定したオブジェクト型に限定します。オブジェクトを指定しなければ、LISTではデフォルトでOF DATABASE CONTROLFILE ARCHIVELOG ALLが使用されます。

注意: LIST BACKUP ... LIKEコマンドは有効ではありません。ただし、LIST BACKUP OF ARCHIVELOG LIKEのみは有効です。

関連項目: 「listObjList」を参照してください。 

archivelogRecordSpecifier 

アーカイブREDOログの範囲情報を表示します。 

listBackupOption

構文の要素  説明 

listBackupOption 

バックアップのサマリーまたは詳細情報をリストするかどうかを指定します。

関連項目: 「recordSpec」を参照してください。 

BY BACKUP 

バックアップ・セット、各バックアップ・セットの内容(ピースとファイル)およびプロキシ・コピーを順番にリストします。これは、LIST BACKUPのデフォルト・オプションです。

SUMMARYオプションを指定した場合、このコマンドはLIST BACKUP SUMMARYと同じです。 

VERBOSE 

各バックアップ・セットの内容の詳細説明を表示します(デフォルト)。 

SUMMARY 

データ・ファイル(BY FILEを使用する場合)またはバックアップ(BY BACKUPを使用する場合)ごとに、1行のサマリーを表示します。 

BY FILE 

データ・ファイル、そのバックアップ・セットおよびプロキシ・コピーを順番にリストします。 

LISTの出力

次の表に、出力に表示される情報を示します。

バックアップのリスト表示: 例

この例では、すべてのバックアップのリストがデフォルトの冗長モードで表示されます。

LIST BACKUP;

List of Backup Sets
===================

BS Key Device Type Elapse Time Completion Time
------- ----------- ----------- ---------------
236 DISK 00:00:08 21-SEP-00
BP Key: 237 Status: AVAILABLE Tag: TAG20011121T053733
Piece Name: /oracle/oradata/09c5unih_1_1

List of Archived Logs in backup set 236
Thrd Seq Low SCN Low Time Next SCN Next Time
---- ------- ---------- --------- ---------- ---------
1 141 49173 21-SEP-01 49784 21-SEP-01
1 142 49784 21-SEP-01 50331 21-SEP-01

BS Key Type LV Size Device Type Elapse Time Completion Time
------- ---- -- ---------- ----------- ----------- ---------------
244 Full 61M DISK 00:00:18 21-SEP-01
BP Key: 245 Status: AVAILABLE Tag: TAG20011121T053816
Piece Name: /oracle/oradata/0ac5unj5_1_1
Controlfile Included: Ckp SCN: 51554 Ckp time: 21-SEP-01
SPFILE Included: Modification time: 21-SEP-01
List of Datafiles in backup set 244
File LV Type Ckp SCN Ckp Time Name
---- -- ---- ---------- --------- ----
1 Full 51555 21-SEP-01 /oracle/oradata/trgt/system01.dbf
2 Full 51555 21-SEP-01 /oracle/oradata/trgt/undotbs_01.dbf

List of Proxy Copies
====================

PC Key File Status Completion time Ckp SCN Ckp time
------- ---- ----------- ------------------- ---------- -------------------
552 1 AVAILABLE 10/07/2001 03:05:21 78022 10/07/2001 03:05:10
Datafile name: /oracle/oradata/trgt/system01.dbf
Handle: 0jb8l876_1_0

561 1 AVAILABLE 10/07/2001 03:38:22 78025 10/07/2001 03:38:09
Datafile name: /oracle/oradata/trgt/system01.dbf
Handle: 0lb8la51_1_0
Tag: WKLYBKUP
バックアップのサマリー・リストの表示: 例

この例では、すべてのRecovery Managerのバックアップのサマリー・バージョンのリストが表示されます。

LIST BACKUP SUMMARY;

List of Backups
===============
Key TY LV S Device Type Completion Time #Pieces #Copies Tag
------- -- -- - ----------- -------------------- ------- ------- ---
35 B A A SBT_TAPE FEB 08 2002 05:37:37 1 1 TAG20020208T053733
42 B F A SBT_TAPE FEB 08 2002 05:38:21 1 1 TAG20020208T053744
ファイルによるバックアップのリスト表示: 例

この例では、すべてのバックアップがファイル別にグループ化されます。

LIST BACKUP BY FILE;

List of Datafile Backups
========================

File Key TY LV S Ckp SCN Ckp Time #Pieces #Copies Tag
---- ------- - -- - ---------- ----------------- ------- ------- ---
1 502 B 0 A 37973 09/28/01 19:28:36 1 3 *
552 P F X 78022 10/07/01 03:05:10 1 1 DF_1
561 P 0 U 78025 10/07/01 03:38:09 2 1 DF_1
2 502 B 0 A 37973 09/28/01 19:28:36 1 2 *
562 P 0 U 78027 10/07/01 03:38:22 1 1 DF_2

List of Archived Log Backups
============================

Thrd Seq Low SCN Low Time BS Key S #Pieces #Copies Tag
---- ------- ---------- --------- ------- - ------- ------- ---
1 141 49463 14-SEP-01 213 A 1 1 TAG20011114T125431

List of Controlfile Backups
===========================

CF Ckp SCN Ckp Time BS Key S #Pieces #Copies Tag
---------- --------- ------- - ------- ------- ---
51593 14-SEP-01 222 A 1 1

List of SPFILE Backups
======================

Modification Time BS Key S #Pieces #Copies Tag
-------------------- ------- - ------- ------- ---
OCT 08 2001 05:38:55 251 A 1 1
アーカイブREDOログのリスト表示: 例

この例では、アーカイブ・ログとそのコピーのリストが表示されます。

LIST COPY OF DATABASE ARCHIVELOG ALL;

List of Archived Log Copies
Key Thrd Seq S Low Time Name
------- ---- ------- - --------- ----
153 1 30 A 14-SEP-01 /oracle/oradata/trgt/arch/archive1_30.dbf
154 1 31 A 14-SEP-01 /oracle/oradata/trgt/arch/archive1_31.dbf
特定のデータ・ファイルのバックアップ・リストの表示: 例

この例では、データ・ファイル3のバックアップのリストがサマリー・モードで表示されます。

LIST BACKUP OF DATAFILE 3 SUMMARY;

List of Backups
===============

Key TY LV S Device Type Completion Time #Pieces #Copies Tag
------- -- -- - ----------- --------------- ------- ------- ---
180 B 0 A DISK 14-SEP-01 1 2 TAG20011114T125431
データベース・インカネーションのリスト表示: 例

この例では、リカバリ・カタログに記録されているすべてのデータベース・インカネーションをリスト表示します。

LIST INCARNATION;

List of Database Incarnations
DB Key Inc Key DB Name DB ID STATUS Reset SCN Reset Time
------- ------- -------- ---------------- ------ ---------- ----------
1 1 RDBMS 774627068 PARENT 1 21-OCT-03
2 2 RDBMS 774627068 CURRENT 173832 21-OCT-03
ストアド・スクリプトのリスト表示: 例

次の例に、LIST ALL SCRIPT NAMESを実行した場合の出力を示します。

RMAN> LIST ALL SCRIPT NAMES;

List of Stored Scripts in Recovery Catalog


Scripts of Target Database TEST

Script Name
Description
-----------------------------------------------------------------------
configure_Rman
Script to configure retention policy and device parameters.

backup_schema_dfs
Backups only tablespaces that are being currently used.


Scripts of Target Database PROD

Script Name
Description
-----------------------------------------------------------------------
nightly_backup
Script used to backup PROD database every weekday.


Global Scripts


Script Name
Description
-----------------------------------------------------------------------
purge_backups
General script to enforce retention policy

validate_archived_logs
General script to synchronize archived logs on disk with RMAN.


listObjList

構文

listObjList::=


画像の説明

dbObject::=


画像の説明

用途

データベース・ファイルおよびアーカイブREDOログの指定に使用する副次句です。

制限事項と使用上の注意

この句は、次のコマンドで使用します。

キーワードとパラメータ

listObjList

構文の要素  説明 

archivelogRecordSpecifier 

アーカイブREDOログの範囲を指定します。

関連項目: 「archivelogRecordSpecifier」を参照してください。 

CONTROLFILE 

現行の制御ファイルを指定します。 

DATABASE SKIP TABLESPACE 'tablespace_name'
[, 'tablespace_name' ] 

指定した表領域をDATABASE指定から除外します。 

SPFILE 

現行のサーバー・パラメータ・ファイルを指定します。 

dbObject

構文の要素  説明 

DATABASE 

現行のデータベースの全ファイルのバックアップ・セットまたはイメージ・コピーを指定します。 

DATAFILE datafileSpec 

ファイル名またはファイル番号でデータ・ファイルを指定します。この句では、データ・ファイルの少なくとも1つが含まれているデータ・ファイル・イメージ・コピーまたはバックアップ・セットを指定します。

関連項目: 「datafileSpec」を参照してください。 

TABLESPACE 'tablespace_name' 

表領域名を指定します。この句では、指定した表領域からのデータ・ファイルの少なくとも1つが含まれているデータ・ファイル・イメージ・コピーまたはバックアップ・セットを指定します。 

データ・ファイルのコピーのリスト表示: 例

次のコマンドは、データベースにある全ファイルのイメージ・コピーを、ディクショナリ管理の一時表領域であるtemp表領域をスキップしてリストします。

LIST COPY OF DATABASE SKIP TABLESPACE temp;
アーカイブREDOログのクロスチェック: 例

次の例では、サーバー・パラメータ・ファイルと最近3か月間に作成したアーカイブREDOログのバックアップ(バックアップ・セットまたはイメージ・コピーのいずれか)の状態について、メディア・マネージャに問い合せます。

ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCE DEVICE TYPE sbt;
CROSSCHECK BACKUP OF SPFILE ARCHIVELOG FROM TIME 'SYSDATE-90';
期限切れになった制御ファイル・バックアップ・セットの削除: 例

次の例では、制御ファイルの期限切れになったバックアップ(バックアップ・セットまたはイメージ・コピーのいずれか)を削除します。

DELETE EXPIRED BACKUP OF CONTROLFILE;

maintQualifier

構文

maintQualifier::=


画像の説明

用途

データベース・ファイルおよびアーカイブREDOログの指定に使用する副次句です。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

completedTimeSpec 

バックアップまたはコピー完了のための時刻範囲を指定します。

関連項目: 「completedTimeSpec」を参照してください。 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

指定したデバイス・タイプ専用の自動チャネルを割り当てます。このオプションが有効になるのは、構成済の自動チャネルがあり、チャネルを手動で割り当てていない場合のみです。たとえば、自動ディスクおよびテープ・チャネルを構成してCHANGE...DEVICE TYPE DISKを発行すると、Recovery Managerではディスク・チャネルのみが割り当てられます。

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。 

LIKE 'string_pattern' 

ファイル名パターンを指定して、データ・ファイルのコピーを限定します。パターンには、Oracleのパターン一致文字である%および_を使用できます。Recovery Managerは、パターンと一致する名前のファイルのみを操作します。

注意: LIKEオプションは、 LIST...ARCHIVELOGコマンドでは使用できません。 

BACKED UP integer TIMES TO DEVICE TYPE deviceSpecifier 

コマンドの対象を、指定したメディアにinteger回以上正常にバックアップされたアーカイブ・ログに制限します。 

TAG = 'tag_name' 

データ・ファイルのコピーとバックアップ・セットをタグで指定します。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されます。

関連項目: 多重化バックアップ・セットの個々のコピーにタグを適用する方法と、タグのデフォルト・ファイル名フォーマットについては、「BACKUP」を参照してください。 

特定のデバイス上のバックアップのリスト表示: 例

次のコマンドは、テープにあるすべてのバックアップと、/tmpにあるコピーをリストします。

LIST BACKUP DEVICE TYPE sbt;
LIST COPY LIKE '/tmp';
バックアップ済のアーカイブ・ログの削除: 例

次のコマンドは、テープに3回以上正常にバックアップされたアーカイブ・ログのみを削除します。

DELETE ARCHIVELOG ALL BACKED UP 3 TIMES TO DEVICE TYPE sbt;

maintSpec

構文

maintSpec::=


画像の説明

用途

CHANGECROSSCHECKおよびDELETE コマンドで処理されるバックアップ・ファイルを指定します。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

BACKUP 

BACKUPコマンドによって出力されたファイルを処理します。

CHANGE BACKUPを使用する場合:

CHANGE BACKUP OF listObjList形式でコマンドを使用して、1つ以上のオブジェクトを指定します。オブジェクトを指定しない場合、CHANGE BACKUPは、リポジトリに記録されているすべてのバックアップ・セット、イメージ・コピーおよびプロキシ・コピーで実行されます。

CROSSCHECK BACKUPを使用する場合:

CROSSCHECK BACKUPを実行している場合、このコマンドによって、状態がAVAILABLEまたはEXPIREDであるBACKUPの出力をクロスチェックします。この出力は、バックアップ・セット(バックアップ・ピースを含む)、プロキシ・コピーおよびイメージ・コピーです。Recovery Managerでは、リストアできないバックアップや、親の全体バックアップまたはコピーが存在しない増分バックアップであっても、UNAVAILABLEとしてマークされていないバックアップがすべてクロスチェックされます。

CROSSCHECK BACKUP OF listObjList形式でコマンドを使用して、1つ以上のオブジェクトを指定します。指定しない場合、Recovery Managerはデータベース全体のバックアップをクロスチェックします。

DELETE BACKUPを使用する場合:

バックアップ・セットおよびプロキシ・コピーを削除します。

DELETE BACKUP OF listObjList形式でコマンドを使用して、1つ以上のオブジェクトを指定します。指定しない場合、Recovery Managerはデータベース全体のバックアップを削除します。 

BACKUPSET 

主キーのリストが続く場合: これは、maintSpecの構文図に示すrecordSpecの構文要素の場合です。このような場合、キーによって、CHANGECROSSCHECKおよびDELETEコマンドで使用されるバックアップ・セットが識別されます。詳細は「recordSpec」を、LIST の出力表については、「LISTの出力」を参照してください。出力のKEY列を使用して、CHANGEおよびDELETEコマンドで使用可能な主キーを取得します。

主キーのリストが続かない場合: BACKUPと同じです。 

COPY 

データ・ファイルのコピー、制御ファイルのコピー、アーカイブREDOログおよびアーカイブREDOログのイメージ・コピーを処理します。

CHANGE COPYにオプションを指定しない場合は、このコマンドによって、リポジトリに記録されたすべてのイメージ・コピーが処理されます。

CROSSCHECK COPYを実行している場合、デフォルトでは、コマンドによって、データベース内で状態がAVAILABLEまたはEXPIREDであるすべてのファイルのすべてのイメージ・コピーがチェックされます。

デフォルトでは、COPYではデータベース内のすべてのファイルのコピーが削除されます。EXPIREDオプションを指定すると、リポジトリ内でEXPIREDでマークされたコピーのみが削除されます。 

OF listObjList 

操作するオブジェクトのリストをlistObjList句で指定したオブジェクト型に限定します。オブジェクトを指定しなければ、コマンドはデフォルトですべてのコピーになります。CHANGE COPY OF DATABASEでは、制御ファイルではなくデータ・ファイルが含まれるため注意してください。

関連項目: 「listObjList」を参照してください。 

archivelogRecordSpecifier 

指定したアーカイブREDOログを処理します。

関連項目: 「archivelogRecordSpecifier」を参照してください。 

maintQualifier 

指定したオプションに基づいてコマンドを制限します。

関連項目: 「maintQualifier」を参照してください。 

recordSpec 

メンテナンス処理を実行するファイルを指定します。「recordSpec」を参照してください。 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

指定したデバイス・タイプ専用の自動チャネルを割り当てます。このオプションが有効になるのは、構成済の自動チャネルがあり、チャネルを手動で割り当てていない場合のみです。たとえば、自動ディスクおよびテープ・チャネルを構成してCROSSCHECK...DEVICE TYPE DISKを実行すると、Recovery Managerではディスク・チャネルのみが割り当てられます。

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。 

使用するmaintSpec句を参照する場合は、その句が使用されているコマンドを参照してください。


obsOperandList

構文

obsOperandList::=


画像の説明

用途

バックアップとコピーを不要としてマークする条件を指定するための副次句です。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

RECOVERY WINDOW OF integer DAYS 

Recovery Managerで、integerで指定した日数以内の過去のいずれかの時点までデータベースをリカバリするために必要でないバックアップとコピーを、不要としてレポートするように指定します。

関連項目: リカバリ期間の説明は、「CONFIGURE」を参照してください。 

REDUNDANCY = integer 

バックアップまたはコピーを不要とみなすために必要な最小レベルの冗長性を指定します。データ・ファイルのコピーが不要とみなされるのは、このファイルに少なくともinteger で指定した数以上の最近のバックアップまたはイメージ・コピーがある場合です。データ・ファイルのバックアップ・セットは、バックアップ・セットに含まれる各ファイルに少なくともintegerで指定した数以上の最近のバックアップまたはイメージ・コピーが存在している場合に不要とみなされます。たとえば、REDUNDANCY 2は、他のバックアップまたはコピーを不要とみなすには、データ・ファイルに2つ以上の最新バックアップまたはコピーが必要であることを意味します。 

不要なバックアップの削除: 例

このコマンドでは、データベースを過去30日以内のいずれかの時点までリカバリするために必要でないバックアップとコピーが、すべて削除されます。

DELETE OBSOLETE RECOVERY WINDOW OF 30 DAYS;

PRINT SCRIPT

構文

printScript::=


画像の説明

用途

ローカルまたはグローバル・ストアド・スクリプトを標準出力またはファイルに出力します。

ストアド・スクリプトの詳細は、「CREATE SCRIPT」を参照してください。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

GLOBAL 

GLOBALオプションを指定すると、PRINT SCRIPTによって、ローカル・スクリプトではなく、'script_name'で指定したグローバル・スクリプトが出力されます。

このオプションを省略すると、ローカル・スクリプトまたはグローバル・スクリプトscript_nameが検索され、出力されます。ローカル・スクリプトが検出された場合は、そのスクリプトが出力されます。ローカル・スクリプトが検出されず、グローバル・スクリプトscript_nameが検出された場合は、グローバル・スクリプトが出力されます。

ローカルおよびグローバル・ストアド・スクリプトの詳細は、「CREATE SCRIPT」を参照してください。 

'script_name' 

出力するスクリプトの名前。 

TO FILE ' filename ' 

TO FILE 'filename'オプションを指定すると、PRINT SCRIPTによって、その出力が標準出力ではなく、指定したファイルに送信されます。 

スクリプトのファイルへの出力: 例

次の例では、スクリプトがファイル'/tmp/backup_db.rman'に出力されます。

PRINT SCRIPT backup_db TO FILE '/tmp/backup_db.rman';
スクリプトの画面表示: 例

この例では、ストアド・スクリプトを標準出力に出力します(サンプル出力を含みます)。

RMAN> PRINT SCRIPT 'backup_db';

printing stored script: backup_db
{
ALLOCATE CHANNEL c1 DEVICE TYPE sbt
BACKUP DATABASE;
}

QUIT

構文

quit::=


画像の説明

用途

Recovery Managerユーティリティをシャットダウンします。

制限事項と使用上の注意

RUNブロック内ではなく、Recovery Managerプロンプトでのみ実行できます。

Recovery Managerの終了: 例

この例では、Recovery Managerを起動してからシャットダウンします。

% rman
RMAN> QUIT

recordSpec

構文

recordSpec::=


画像の説明

用途

CHANGECROSSCHECKDELETEおよびLISTコマンドで操作するオブジェクトを指定する副次句です。

ほとんどのrecordSpecオプションでは、主キーを指定できます。LISTコマンドの出力を使用して、キーを取得します。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

ARCHIVELOG 

primary_keyまたは'filename'のいずれかで、アーカイブREDOログを指定します。 

BACKUPSET primary_key 

primary_keyによりバックアップ・セットを指定します。 

BACKUPPIECE 

'media_handle'primary_keyまたはtag_nameにより、バックアップ・ピースを指定します。 

PROXY 

'media_handle'primary_keyまたはtag_nameにより、プロキシ・コピーを指定します。 

CONTROLFILECOPY 

primary_key、ファイル名のパターン('filename')またはTAG = tag_nameにより、制御ファイルのコピーを指定します。制御ファイルのコピーのクロスチェックを行う場合は、主キーではなくファイル名を指定する必要があります。 

DATAFILECOPY 

primary_key、ファイル名のパターン('filename')またはTAG = tag_nameにより、データ・ファイルのコピーを指定します。 

NODUPLICATES 

CONTROLFILECOPYまたはDATAFILECOPYとともに使用して、複数のコピーが存在する場合でも、残りの句で指定された制御ファイルまたはデータ・ファイルのコピーのみが操作の対象になるように指定します。 

バックアップのクロスチェック: 例

この例では、主キーで指定したバックアップ・セットをクロスチェックします。

CROSSCHECK BACKUPSET 507, 509;
データ・ファイルのコピーの削除: 例

この例では、指定したデータ・ファイルのコピーを削除します。

DELETE NOPROMPT DATAFILECOPY '?/oradata/users01.cpy';

RECOVER

構文

recover::=


画像の説明

recoverObject::=


画像の説明

dbObject::=


画像の説明

recoverOptionList::=


画像の説明

sizeSpec::=


画像の説明

用途

RECOVERコマンドには、次の3つの異なる用途があります。

メディア・リカバリを実行する場合、Recovery Managerは最初にディスク上でアーカイブ・ログを検索し、使用可能なものがない場合は、リカバリの必要に応じて、ログをバックアップから保存先LOG_ARCHIVE_DEST_1(または、SET ARCHIVELOG DESTINATION)にリストアします。

データベースの完全リカバリおよびPoint-in-Timeリカバリでは、増分バックアップおよびアーカイブ・ログを使用できます。Recovery Managerで増分バックアップの適用かREDOの適用かを選択できる場合は、常に増分バックアップを選択します。増分バックアップは、高速で適用され、NOLOGGING変更を取得します。増分バックアップのオーバーラップしているレベルが使用可能な場合は、Recovery Managerによって、最も長い期間をカバーしているレベルが自動的に選択されます。

また、Recovery Managerでは、増分バックアップからリストアされなかったリストア済ファイルへの増分バックアップの適用も行われます。


注意:

Recovery Managerでは、増分バックアップの適用時に、NOLOGGINGオプションで作成したオブジェクトへの変更内容のリカバリも行われます。アーカイブREDOログをデータ・ファイルに適用しても、変更内容はリカバリされません。 


関連項目:

  • データ・ファイルのリカバリ方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』を参照してください。

  • アーカイブ・ログをリストアするデフォルトの位置については、「RESTORE」を参照してください。フラッシュ・リカバリ領域にログをステージングする場合、Recovery Managerは自動的にMAXSIZEオプションを指定します。

 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

recover

構文の要素  説明 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

指定したデバイス・タイプ専用の自動チャネルを割り当てます。たとえば、自動ディスクおよびテープ・チャネルを構成してRECOVERDEVICE TYPE DISK...を発行すると、Recovery Managerではディスク・チャネルのみが割り当てられます。

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。 

recoverObject

構文の要素  説明 

COPY OF 

ファイルの最近の増分バックアップと同じ時刻またはそれ以前の時刻にロールフォワードするために、増分バックアップを指定したイメージ・コピーに適用します。既存のイメージ・コピーは上書きされ、リカバリ中はファジー状態になります。RECOVER COPYは、コピーを更新する方法で、現行のデータ・ファイルのメディア・リカバリではありません。 このコマンドをBACKUP... FOR RECOVER OF COPY構文と組み合せて使用すると、増分更新バックアップで計画が実装されます。

次の要件が満たされている必要があります。

  • リカバリする各データ・ファイルのコピーが1つ以上存在する必要がある。

  • リカバリするイメージ・コピーより後に取られた増分バックアップが存在する必要がある。

操作を適用できる増分に対象となるコピーが複数ある場合は、Recovery Managerによって、適切なコピーが1つ選択される。

注意: Recovery Managerでは、指定された時刻(指定していない場合は、現在の時刻)にリカバリできない場合、エラーではなく警告が発行されます。これは、増分を使用できないためです。 

WITH TAG 'tag_name' 

ロールフォワードするイメージ・コピーを識別するタグ名を指定します。 

DATAFILECOPY 

増分バックアップを指定したデータ・ファイルのイメージ・コピーに適用します。RECOVER COPY OFの説明を参照してください。 

SKIP [FOREVER] TABLESPACE 

リカバリしない表領域を指定します。これは、一時データのみが含まれている表領域のリカバリを行わないようにしたり、いくつかの表領域のリカバリを延期したりする場合に有効です。SKIP句は、メディア・リカバリ開始前に、指定された表領域にあるデータ・ファイルをオフラインにします。これらのファイルは、メディア・リカバリが完了した後もオフラインのままです。

不完全リカバリを実行する場合、SKIPは使用できません。かわりに、SKIP FOREVERを使用して、RESETLOGSオプションでデータベースをオープンした後にスキップした表領域を削除します。 SKIP FOREVER句を使用すると、Recovery ManagerはDROPオプションを使用してデータ・ファイルをオフライン化します。SKIP FOREVERは、指定した表領域がデータベースのオープン後に削除される場合にのみ使用してください。 

untilClause 

RECOVERコマンドを終了する過去の時刻、SCNまたはログ順序番号を指定します。1つ以上の表領域で使用する場合は、指定された表領域のTSPITR操作を示します。RECOVER DATAFILEとともには使用できません。RECOVER DATABASEには使用できません(詳細は「制限事項と使用上の注意」を参照)。DBPITRの後、RESETLOGSオプションを使用してデータベースをオープンする必要があります。

関連項目: 「untilClause」を参照してください。 

dbObject

構文の要素  説明 

DATABASE 

データベース全体のリカバリを指定します。デフォルトでは、完全リカバリが実行されます。不完全リカバリの場合は、untilClauseを指定します。 

DATAFILE datafileSpec 

リカバリする1つ以上のデータ・ファイルをリストして指定します。引用符付き文字列を使用したファイル名または整数を使用した絶対データ・ファイル番号で、データ・ファイルを指定します。

Recovery Managerメタデータの排他的リポジトリとして制御ファイルのみを使用している場合、ファイル名は制御ファイルに記録されているデータ・ファイルの名前にする必要があります。

リカバリ・カタログを使用している場合、制御ファイル内の名前が最近更新されたとしても、データ・ファイルのファイル名はカタログに記録された最新の名前にする必要があります。たとえば、制御ファイルでデータ・ファイルの名前が変更されたとします。カタログを再同期化する前に、インスタンスで障害が発生します。この場合、RECOVERコマンドでは、データ・ファイルの古い名前を指定してください。この名前がカタログに記録されているためです。

関連項目: 「datafileSpec」を参照してください。 

TABLESPACE 'tablespace_name' 

表領域名で表領域を指定します。 

recoverOptionList

構文の要素  説明 

recoverOptionList 

各種のリカバリ・オプションを指定します。 

ARCHIVELOG TAG = tag_name 

リカバリ中に使用するアーカイブ・ログ・バックアップ用のタグを指定します。リカバリに必要なすべてのログがタグ付きのバックアップに含まれていなければ、Recovery Managerは使用可能なバックアップから必要に応じてログまたは増分バックアップを使用します。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されることに注意してください。 

AUXILIARY DESTINATION [ = ] 'location' 

TSPITRを実行する場合にのみ使用できます。TSPITRの実行中、補助セットのファイルの管理を自動化するために使用します。個々のファイルに対して別の位置が明示的に指定されていない場合は、TSPITRの実行中に作成される補助セットのデータ・ファイル、制御ファイルおよびオンライン・ログの位置を指定します。

TSPITRでAUXILIARY DESTINATIONを指定しない場合は、RECOVER TABLESPACE... UNTIL...コマンドを実行する前に、補助セット・データ・ファイル、制御ファイルおよびオンライン・ログのそれぞれの名前を指定する必要があります。指定しない場合、TSPITRは失敗します。

関連項目: 補助セットの宛先の詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』のTSPITRに関する章を参照してください。 

CHECK LOGICAL 

物理的な破損チェックを通過したデータ・ブロックと索引ブロックについて、論理的な破損がないかどうかをテストします。たとえば、行ピースまたは索引エントリの破損がないかどうかを調べます。Recovery Managerは論理的な破損を発見すると、alert.logとサーバー・セッション・トレース・ファイルにそのブロックのログを書き込みます。

MAXCORRUPTの設定値によって、ファイルに許容される物理的および論理的な破損の合計数が指定されます。デフォルトでは、MAXCORRUPTは0であるため、破損ブロックが存在する場合、メディア・リカバリは正常に実行されません。破損ブロックを含むリカバリを許容する場合は、MAXCORRUPTをメディア・リカバリが正常に実行されなくなる最小破損ブロック数に設定します。たとえば、1つの破損ブロックを許容するには、MAXCORRUPTを1に設定します。

あるファイルで検出された物理的な破損と論理的な破損の合計数がMAXCORRUPTの設定値以下の場合、Recovery Managerのコマンドは完了し、破損ブロック範囲がV$DATABASE_BLOCK_CORRUPTIONに移入されます。そうでない場合、このコマンドは、V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTIONに移入を行わずに終了します。 

CHECK READONLY 

読取り専用ファイルのヘッダーをチェックして、それらをリカバリから除外する前に、カレント・ファイルであることを確認します。 

DELETE ARCHIVELOG [MAXSIZE integer [K|M|G]] 

不要になったバックアップまたはコピーからリストアされたアーカイブ・ログを削除します。Recovery Managerは、RESTOREコマンドの開始前にディスク上に存在していたアーカイブ・ログは削除しません。

MAXSIZEを指定しないと、リストアされたアーカイブ・ログは適用後に削除されます。MAXSIZEを指定すると、リストアされたアーカイブ・ログには、integer以内のディスク領域が使用されます。リカバリにMAXSIZE値より大きいログのリストアが必要な場合は、MAXSIZE値を増やす必要があることを示すエラーがレポートされます。MAXSIZEがログを含むバックアップ・セットより小さい場合、Recovery Managerはログを抽出するためにバックアップ・セットを複数回読み込む必要があります。この場合、Recovery Managerによって、MAXSIZEを増やす必要があることを示す警告が発行されます。

注意:アーカイブREDOログをフラッシュ・リカバリ領域にリストアする場合、デフォルトでDELETE ARCHIVELOGオプションが使用可能になります。 

FROM TAG = tag_name 

リカバリ中に使用する増分バックアップ用のタグを指定します。リカバリに必要なすべての増分がタグ付きのバックアップに含まれていなければ、Recovery Managerは使用可能なバックアップから必要に応じてログまたは増分バックアップを使用します。タグ名には大/小文字区別がなく、すべて大文字で表示されることに注意してください。

参照項目: 多重化バックアップ・セットの個別コピーにタグを適用する方法と、バックアップ・タグのデフォルトのファイル名フォーマットについては、「BACKUP」を参照してください。 

NOREDO 

リカバリ中のREDOログの適用を抑止します。増分バックアップのみを適用します。

このオプションは、増分バックアップを使用してNOARCHIVELOGデータベースの完全バックアップを更新する場合に使用できます。NOARCHIVELOGモードで運用されているデータベースのリカバリ時にNOREDOを指定しなければ、データベースはリカバリを終了してエラー・メッセージを発行します。

注意: NOARCHIVELOGモードで運用されているデータベースの増分バックアップは、一貫性のあるシャットダウン後のみに実行できます。

また、スタンバイ・データベースまたは複製データベースを更新する場合も使用できます。BACKUP INCREMENTAL FROM SCNコマンドで作成した増分バックアップは、スタンバイ・データベースまたは複製データベースで適用できます。この手順については、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

TEST 

試行リカバリを実行するには、TEST句を使用します。試行リカバリは、標準リカバリの手順で問題が発生した場合に役立ちます。試行リカバリを使用すると、REDOの適用後を予測し、発生する可能性のある他の問題を検出できます。試行リカバリでは、標準リカバリと同じ方法でREDOを適用しますが、ディスクへの変更書込みは行わず、試行リカバリの終了時に変更をロールバックします。

注意: 最近のRESETLOGS操作の後に実行したバックアップをリストアする場合にのみ、この句を使用できます。それ以外の場合、データベースはエラーを戻します。 

UNDO TABLESPACE 

RECOVER TABLESPACEでのみ使用可能です。

TSPITR中は、Recovery ManagerではTSPITRターゲット時刻にUNDOセグメントがあったのはどの表領域かという情報が必要です。通常、この情報はは、リカバリ・カタログを使用している場合はそのリカバリ・カタログにあります。

リカバリ・カタログがないか、リカバリ・カタログ内に情報がない場合、Recovery Managerでは、ターゲット時刻にUNDOセグメントを持つ一連の表領域が現在UNDOセグメントを持つ一連の表領域と同一であるとみなされます。この想定が正しくない場合、TSPITRは失敗してエラーが戻されます。このような場合は、この句を使用してターゲット時刻にUNDOセグメントを持つ表領域のリストを指定してください。 

ALLOW integer CORRUPTION 

ログ・ファイルが破損している場合、ALLOW integer CORRUPTION句を使用すると、リカバリ処理中に許容可能な破損ブロックの数を指定できます。

試行リカバリでこの句を使用する(TEST句とともに使用する)場合は、integerは1を超えて指定できます。標準リカバリでこの句を使用すると、integerは0または1のみを指定できます。 

NOPARALLEL 

パラレルでリカバリを実行しないように指定します。パラレル実行がRECOVERのデフォルトです。 

PARALLEL [integer] 

パラレルでリカバリを実行するように指定します(デフォルト)。

デフォルトでは、データベースによって最適な並列度が決定されますが、これは、リカバリ操作で使用されるパラレル・スレッドの数です。通常、並列度を指定する必要はありません。ただし、PARALLEL句にintegerを含めることによって直接並列度を指定することはできます。各パラレル・スレッドでは、1つまたは2つのパラレル実行サーバーを使用します。

PARALLEL の詳細は、『Oracle Database SQLリファレンス』のCREATE TABLEPARALLEL句に関する説明を参照してください。 

オープン状態のデータベースでの表領域のリカバリ: 例

この例では、表領域toolsをオフライン化し、自動チャネルを使用してリストアおよびリカバリ(テープからリストアされたログを削除)してから、オンラインに戻します。

SQL "ALTER TABLESPACE tbs_1 OFFLINE IMMEDIATE";
RESTORE TABLESPACE tbs_1;
# restore only 2M of logs at a time, then delete them
RECOVER TABLESPACE tools DELETE ARCHIVELOG MAXSIZE 2M;
SQL "ALTER TABLESPACE tools ONLINE";
リストアしたデータ・ファイルの新しい位置へのリカバリ: 例

この例では、事前構成済のディスク・チャネルを使用し、ディスク上のデータ・ファイルのコピーおよびテープのバックアップを使用するために1つのメディア管理チャネルを手動で割り当て、表領域usersにあるデータ・ファイルの1つを別の位置にリストアします。

RMAN> RUN
{
ALLOCATE CHANNEL dev2 DEVICE TYPE sbt;
SQL "ALTER TABLESPACE users OFFLINE IMMEDIATE";
SET NEWNAME FOR DATAFILE '?/oradata/trgt/users01.dbf'
TO '/tmp/users01.dbf';
RESTORE TABLESPACE users;
SWITCH DATAFILE ALL;
RECOVER TABLESPACE users;
SQL "ALTER TABLESPACE users ONLINE";
}
バックアップ制御ファイルとリカバリ・カタログを使用したDBPITRの実行: 例

すべてのデータ・ファイル、制御ファイルおよびアーカイブREDOログ40が、ディスク障害により消失したと仮定します。また、増分バックアップを取っていないと仮定します。使用可能なアーカイブREDOログでデータベースをリカバリする必要があります。history表領域は、ログ40以降に変更がなかったため、リストアの必要はありません。ターゲットおよびリカバリ・カタログへの接続後に、次の例を実行します。

RMAN> STARTUP FORCE NOMOUNT;
RMAN> RUN
{
SET UNTIL SEQUENCE 40 THREAD 1; # Recover database until log sequence 40
RESTORE CONTROLFILE;
ALTER DATABASE MOUNT;
RESTORE DATABASE SKIP TABLESPACE temp, history;
RECOVER DATABASE SKIP FOREVER TABLESPACE temp;
}
RMAN> ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;

データベースでローカル管理の一時表領域を使用していて、バックアップ制御ファイルのリストア時にリカバリ・カタログがない場合は、後でSQLのALTER TABLESPACE... ADD TEMPFILEコマンドを使用して、これらの表領域に一時ファイルを追加する必要があります。

RMAN> SQL "ALTER TABLESPACE temp ADD TEMPFILE ''?/oradata/trgt/temp01.dbf'' REUSE";
データ・ファイルのイメージ・コピーのPoint-in-Timeリカバリ: 例

データ・ファイルのイメージ・コピーのバックアップがあり、増分バックアップの使用時にそのバックアップをロールフォワードするとします。UNTIL TIMEオプションを指定してRECOVER DATAFILECOPYを実行します。たとえば、次のようなコマンドを実行します。

RMAN> RECOVER DATAFILECOPY '/disk1/3img.df' UNTIL TIME 'SYSDATE-7';

使用可能な増分バックアップは、データ・ファイルのコピーに適用され、指定した時間にリカバリされます。このコマンドでは、アーカイブREDOログからのREDOは適用できません。


REGISTER

構文

register::=


画像の説明

用途

ターゲット・データベースを、Recovery Managerでアクセスできるようにリカバリ・カタログに登録します。Recovery Managerによって、ターゲット・データベース自体からターゲット・データベースを登録するために必要なすべての情報が取得されます。


注意:

データベースでRESETLOGS操作を実行し、その後にデータベースをリカバリ・カタログに登録すると、カタログでは、古いインカネーションのDB_NAMEUNKNOWNとして記録されます。これは、古いインカネーションが以前に登録されていないためです。これらのレコードは削除しないでください。 


関連項目:

『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』および「CREATE CATALOG」を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

データベースの登録: 例

次のコマンドでは、新規ターゲット・データベースを登録し、既存のデータ・ファイルのコピーをカタログ化し、次にデータベースを使用するためにオープンします。

% rman TARGET / CATALOG rman/rman@catdb
RMAN> STARTUP FORCE MOUNT;
RMAN> REGISTER DATABASE;
RMAN> CATALOG DATAFILECOPY '?/oradata/system01.cpy';
RMAN> ALTER DATABASE OPEN;

RELEASE CHANNEL

構文

release::=


画像の説明

用途

ターゲット・データベース・インスタンスに接続した状態で、チャネルを解放します。ALLOCATE CHANNEL コマンドで使用した識別子と同じ識別子を付けて、チャネル名を指定してください。Recovery Managerは、RUNブロックが終了すると、割り当てられていたすべてのチャネルを自動的に解放するため、このコマンドはオプションです。

制限事項と使用上の注意

このコマンドは、RUNブロック内でのみ実行してください。メンテナンス・チャネルで使用されるRELEASE CHANNELという形式については、「releaseForMaint」を参照してください。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

channel_id 

ALLOCATE CHANNELコマンド内で使用する、大/小文字区別があるチャネルIDを指定します。 

チャネルの解放: 例

この例では、チャネルch1を使用してデータ・ファイル14と同一の3つのバックアップ・セットをテープに作成し、その後で解放します。次に、チャネルch2を使用して、データ・ファイル57と同一の3つのバックアップをテープに作成し、その後で解放します。

RUN {
SET BACKUP COPIES = 3;
ALLOCATE CHANNEL ch1 DEVICE TYPE sbt FORMAT 'bkup_%U';
ALLOCATE CHANNEL ch2 DEVICE TYPE sbt MAXPIECESIZE = 5M;
BACKUP CHANNEL ch1 DATAFILE 1,2,3,4;
RELEASE CHANNEL ch1;
BACKUP DATAFILE 5,6,7;
}

releaseForMaint

構文

releaseForMaint::=


画像の説明

用途

ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCEコマンド内で指定した順次I/Oデバイスを解放します。メンテナンス・チャネルは、RUNコマンド内で発行された ALLOCATE CHANNELおよびRELEASE CHANNELコマンドの影響を受けません。

要件

削除操作後のメンテナンス・チャネルの解放: 例

この例では、メディア・マネージャにメンテナンス・チャネルを割り当て、次に解放します。

ALLOCATE CHANNEL FOR MAINTENANCE DEVICE TYPE sbt;
DELETE NOPROMPT BACKUPPIECE 100;
RUN
{
ALLOCATE CHANNEL ch1 DEVICE TYPE DISK;
BACKUP DATAFILE 1;
RELEASE CHANNEL ch1; # releases RUN channel but not maintenance channel
}
RELEASE CHANNEL; # releases maintenance channel

REPLACE SCRIPT

構文

replaceScript::=


画像の説明

用途

リカバリ・カタログに格納されている既存のスクリプトを置換します。既存のスクリプトがない場合は、REPLACE SCRIPTによりスクリプトが作成されます。

ストアド・スクリプトは、名前が付けられ、後で実行するためにリカバリ・カタログに格納されている一連のRecovery Managerコマンドです。ストアド・スクリプトは、ローカル(1つのターゲット・データベースに関連付けられている)またはグローバル(リカバリ・カタログに登録されているすべてのデータベースで使用可能)の場合があります。

ストアド・スクリプトと、ストアド・スクリプトの作成、更新、削除および実行に使用されるコマンドの詳細は、「CREATE SCRIPT」を参照してください。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

GLOBAL 

ローカル・ストアド・スクリプトのかわりに、グローバル・ストアド・スクリプトを置換または作成するように、Recovery Managerを制限します。

省略すると、Recovery Managerによって、現行のターゲット・データベースに定義されたローカル・ストアド・スクリプトscript_nameが検索されます。検出された場合は、新しいスクリプトの内容でローカル・スクリプトが更新されます。検出されなかった場合は、グローバル・ストアド・スクリプトscript_nameが検索されます。グローバル・スクリプトscript_nameが検出された場合は、新しいスクリプトの内容でグローバル・スクリプトが更新されます。 

'script_name' 

置換するローカル・スクリプトまたはグローバル・スクリプトを指定します。 

COMMENT ='comment' 

説明コメントとして、LIST SCRIPT NAMES..の出力で、使用します。 

FROM FILE 'filename' 

スクリプトの新しい内容はこのファイルから読み取られます。このファイルの先頭は、「{」で、最後の行には「}」が含まれていている必要があります。また、コマンドがRUNブロック内で有効である必要があります。 

{ backupCommands

| maintenanceCommands

| miscellaneousCommands

| restoreCommands

ストアド・スクリプトで有効なコマンドです。これらは、RUNブロック内でサポートされているコマンドと同じコマンドです。backupCommandsrestoreCommandsmaintenanceCommandsおよびmiscellaneousCommandsの詳細は、「RUN」を参照してください。 

リカバリ・カタログ・スクリプトの置換: 例

この例では、backup_fullというストアド・スクリプトを更新します。

REPLACE SCRIPT backup_full 
COMMENT 'Run this to back up the database'
{
# uses configured channel for default device type
BACKUP DATABASE;
}

ローカル・スクリプトbackup_fullが存在する場合は更新されます。ローカル・スクリプトbackup_fullが存在せず、グローバル・スクリプトbackup_fullが存在する場合は、グローバル・スクリプトが更新されます。


REPORT

構文

report::=


画像の説明

reportObject::=


画像の説明

atClause::=


画像の説明

用途

Recovery Managerリポジトリの詳細分析を実行します。データベースによって、REPORTコマンドの出力が標準出力またはメッセージ・ログ・ファイルに書き出されます。

次の項目を確認するには、REPORTコマンドを使用してください。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

report

構文の要素  説明 

NEED BACKUP 

新規バックアップが必要なすべてのデータ・ファイルをリストします。レポートは、リストア操作に最新のバックアップが使用されることを前提としています。オプションを指定しなければ、Recovery Managerは現行の保存方針の構成を使用します。保存方針が無効化されている場合(CONFIGURE RETENTION POLICY TO NONE)、Recovery Managerはエラーを生成します。 

DAYS = integer 

完全なリカバリのために、指定した日数より多くのアーカイブREDOログ・ファイルを必要とするすべてのデータ・ファイルをリストします。たとえば、REPORT NEED BACKUP DAYS 7 DATABASEでは、リカバリに7日間分より多くのアーカイブREDOログが必要なデータ・ファイルが表示されます。

ターゲット・データベースの制御ファイルがマウントされているカレント・ファイルである場合、Recovery Managerはこのレポートに次のような最適化を行います。

  • オフラインであって、最新のバックアップにすべての変更内容が保存されているファイルは含まれません。

  • 以前はオフラインであったが、現在はオンラインであり、最新のバックアップにオフラインのときまでのすべての変更内容が保存されているファイルは、オンラインの期間が指定した日数を超えている場合にかぎり、レポートに含まれます。

 

INCREMENTAL = integer 

リカバリに必要な増分バックアップのしきい値を指定します。integerで指定した数より多くの増分バックアップがデータ・ファイルの完全リカバリに必要な場合、データ・ファイルには新規の全体バックアップが必要になります。

注意: バックアップが存在しないファイルはこのリストに示されていません。それらのファイルを表示するには、REPORT NEED BACKUP REDUNDANCYコマンドを発行します。 

RECOVERY WINDOW OF integer DAYS 

指定した日数の期間、リカバリ期間ベースの保存方針を満たすための十分なバックアップがないデータ・ファイルをレポートします。つまり、SYSDATE - integerの任意の時点までPoint-in-Timeリカバリを行うための十分なバックアップがないデータ・ファイルです。 

REDUNDANCY = integer 

データ・ファイルをバックアップが必要ない範囲にあるとみなすために必要なバックアップまたはコピーの最小数を指定します。つまり、データ・ファイルのバックアップまたはコピーがintegerより少ない場合、このファイルにはバックアップが必要です。たとえば、 REDUNDANCY 2は、データ・ファイルのバックアップまたはコピーが2つ未満の場合は、新しいバックアップが必要であることを意味します。 

OBSOLETE obsOperandList 

Recovery Managerリポジトリに記録され、不要になったために削除できる全体バックアップ、データ・ファイルのコピーおよびアーカイブ・ログをリストします。副次句obsOperandListには、Recovery Managerで不要と判断するために使用する条件を記述します。obsOperandListでパラメータを指定しなければ、CONFIGURE RETENTION POLICYで指定したオプションが使用されます。このオプションをDEVICE TYPEと併用すると、Recovery Managerでは指定したデバイスで作成されたバックアップとコピーのみが考慮されます。

注意: KEEP UNTIL句を使用してバックアップを不要とみなすまでの時間を指定しても、指定された保存方針を満たす必要がある場合、Recovery Managerではこのバックアップは不要とみなされません。KEEPUNTIL句を使用すると、保存方針で必要な期間より長くバックアップを保存しますが、保存期間がこれより短くなることはありません。 

SCHEMA 

指定時点でのすべてのデータ・ファイルと表領域の名前をリストします。 

UNRECOVERABLE 

すべてのリカバリ不能なデータ・ファイルをリストします。最後のバックアップ以降に、データ・ファイル内のオブジェクトに対してUNRECOVERABLE操作が実行されていると、そのデータ・ファイルはリカバリ不能とみなされます。

注意: データ・ファイルのバックアップのいずれかが存在しないということのみでは、リカバリ不能とみなされる理由にはなりません。このようなデータ・ファイルは、ファイルの作成時以降のREDOログが存在していれば、CREATE DATAFILEコマンドを使用してリカバリできます。 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

ストレージ・デバイスのタイプを指定します。Recovery Managerは、レポート用に指定したデバイスに存在しているバックアップとコピーのみを使用可能とみなします。 

reportObject

構文の要素  説明 

reportObject 

レポートに含めるデータ・ファイルを指定します。レポートには、データベース全体(必要に応じて、特定の表領域をスキップ)または表領域のリスト、データ・ファイルのリストを含めることができます。

注意: Recovery Managerには以前のインカネーションからのオブジェクトが含まれます。 

DATAFILE datafileSpec 

指定したデータ・ファイルをリストします。Recovery Managerは、指定したデータ・ファイルを少なくとも1つ含むバックアップまたはデータ・ファイルのコピーについてレポートを作成します。 

TABLESPACE 'tablespace_name' 

指定した表領域にあるデータ・ファイルをリストします。Recovery Managerは、指定した表領域にあるデータ・ファイルを少なくとも1つ含むバックアップまたはデータ・ファイルのコピーについてレポートを作成します。 

DATABASE 

現行のデータベースにある全ファイルのバックアップまたはデータ・ファイルのコピーをリストします。DATABASE指定から特定の表領域を除外できるように、SKIP TABLESPACE tablespace_nameを指定します。 

atClause

構文の要素  説明 

atClause 

時刻、SCNまたはログ順序番号で特定の時点を指定します。 

AT TIME = 'date_string' 

日付を指定します。NLS_LANGおよびNLS_DATE_FORMAT環境変数で時刻の書式を指定します。 

AT SCN = integer 

SCNを指定します。 

AT SEQUENCE = integer
THREAD =integer 

指定したREDO THREAD番号に対するログ順序番号を指定します。この整数は、指定したログとスレッドが最初にオープンされた時刻を示します。 

レポート出力

次の表に、出力に表示される情報を示します。

データベース・スキーマのレポート: 例

この例では、リカバリ・カタログが必要であり、1週間前のすべてのデータ・ファイルと表領域の名前をレポートします。

REPORT SCHEMA AT TIME 'SYSDATE-7';

Report of database schema
File K-bytes Tablespace RB segs Datafile Name
---- ---------- -------------------- ------- -------------------
1 307200 SYSTEM *** /oracle/oradata/trgt/system01.dbf
2 20480 UNDOTBS *** /oracle/oradata/trgt/undotbs01.dbf
3 10240 CWMLITE *** /oracle/oradata/trgt/cwmlite01.dbf
4 10240 DRSYS *** /oracle/oradata/trgt/drsys01.dbf
5 10240 EXAMPLE *** /oracle/oradata/trgt/example01.dbf
6 10240 INDX *** /oracle/oradata/trgt/indx01.dbf
7 10240 TOOLS *** /oracle/oradata/trgt/tools01.dbf
8 10240 USERS *** /oracle/oradata/trgt/users01.dbf
増分バックアップが必要なデータ・ファイルのレポート: 例

この例では、データベース内のデータ・ファイルのうち、カレントの状態にリカバリするために5つ以上の増分バックアップの適用が必要なデータ・ファイルすべてをレポートします。

REPORT NEED BACKUP INCREMENTAL 5 DATABASE;

Report of files that need more than 5 incrementals during recovery
File Incrementals Name
---- ------------ ----------------------------------------------
2 9 /oracle/oradata/trgt/undotbs01.dbf
3 9 /oracle/oradata/trgt/cwmlite01.dbf
4 9 /oracle/oradata/trgt/drsys01.dbf
バックアップが必要なデータ・ファイルのレポート: 例

次の例では、表領域SYSTEMのデータ・ファイルのうち、最新のバックアップでリストアしてから2日分より多くのアーカイブREDOログを適用してリカバリする必要があるファイルすべてをレポートします。

REPORT NEED BACKUP DAYS 2 TABLESPACE SYSTEM; 

Report of files whose recovery needs more than 2 days of archived logs
File Days Name
---- ----- -----------------------------------------------------
1 3 /oracle/oradata/trgt/drsys01.dbf.f
リカバリ不能なデータ・ファイルのレポート: 例

次の例では、REDOが存在しないために既存のバックアップからリカバリできないデータ・ファイルすべてをレポートします。

REPORT UNRECOVERABLE;

Report of files that need backup due to unrecoverable operations
File Type of Backup Required Name
---- ----------------------- -----------------------------------
1 full /oracle/oradata/trgt/system01.dbf
不要なバックアップとコピーのレポート: 例

次の例では、冗長度1とした場合の不要なバックアップとコピーをレポートします。

REPORT OBSOLETE;

Report of obsolete backups and copies
Type Key Completion Time Filename/Handle
-------------------- ------ ------------------ --------------------
Backup Set 1 OCT 30 2001 15:54:56
Backup Piece 1 OCT 30 2001 15:54:56 /oracle/dbs/01d7t0t9_1_1
Archive Log 1 OCT 30 2001 04:52:17 /oracle/oradata/trgt/arch/archive1_21.dbf

RESET DATABASE

構文

reset::=


画像の説明

用途

Recovery Managerリポジトリ内のターゲット・データベースのインカネーションを再設定します。これは、次のどちらかのアクションを実行することを意味します。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

TO INCARNATION primary_key 

現行のインカネーションを古いインカネーションに変更します。データベース・インカネーションに対するDBINCレコードの主キーを指定します。可能なキー値を取得するには、LIST INCARNATION OF DATABASEを実行します。RESET DATABASE TO INCARNATIONを発行した後、RESTORERECOVERなどのRecovery Managerコマンドを実行できます。 

NOCATALOGモードでの以前のインカネーションへのRecovery Managerの再設定: 例

NOCATALOGモードでは、リカバリするインカネーションを認識する制御ファイルをマウントする必要があります。次の使用例では、データベースtrgtの古いインカネーションを再びカレントにします。

CONNECT TARGET / NOCATALOG

# step 1: start and mount a control file that knows about the incarnation to which
# you want to return. if the current control file does not know about it, then
# you must restore an older control file
STARTUP NOMOUNT;
RESTORE CONTROLFILE UNTIL TIME 'SYSDATE-250';
ALTER DATABASE MOUNT;

# step 2: obtain the primary key of old incarnation
LIST INCARNATION OF DATABASE trgt;

List of Database Incarnations
DB Key Inc Key DB Name DB ID STATUS Reset SCN Reset Time
------- ------- -------- ------------- ------- ---------- ----------
1 2 TRGT 1334358386 PARENT 154381 OCT 30 2001 16:02:12
1 116 TRGT 1334358386 CURRENT 154877 OCT 30 2001 16:37:39

# step 3: in this example, reset database to incarnation key 2
RESET DATABASE TO INCARNATION 2;

# step 4: restore and recover the database to a point before the RESETLOGS
RESTORE DATABASE UNTIL SCN 154876;
RECOVER DATABASE UNTIL SCN 154876;

# step 5: make this incarnation the current incarnation and then list incarnations:
ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;
LIST INCARNATION OF DATABASE trgt;

List of Database Incarnations
DB Key Inc Key DB Name DB ID STATUS Reset SCN Reset Time
------- ------- -------- ---------------- ------- ---------- ----------
1 2 TRGT 1334358386 PARENT 154381 OCT 30 2001 16:02:12
1 116 TRGT 1334358386 PARENT 154877 OCT 30 2001 16:37:39
1 311 TRGT 1334358386 CURRENT 154877 AUG 13 2002 17:17:03
不完全リカバリ後のデータベースの再設定: 例

この例では、不完全リカバリまたはバックアップ制御ファイルを使用したリカバリを、NOCATALOGモードで実行したと仮定します。後で、Recovery ManagerをCATALOGモードで起動しますが、インカネーションがカタログ内で再設定されていないためにRESYNCコマンドは失敗します。


% rman target / catalog rman/rman@catdb

Recovery Manager: Release 10.1.0.2.0 - Production

Copyright (c) 1995, 2003, Oracle. All rights reserved.

connected to target database: TRGT (DBID=1334531173)
connected to recovery catalog database

RMAN> RESYNC CATALOG;

RMAN-00571: ===========================================================
RMAN-00569: =============== ERROR MESSAGE STACK FOLLOWS ===============
RMAN-00571: ===========================================================
RMAN-03009: failure of resync command on default channel at 11/01/2001 12:00:43
RMAN-20003: target database incarnation not found in recovery catalog

RMAN> RESET DATABASE;

new incarnation of database registered in recovery catalog
starting full resync of recovery catalog
full resync complete

RESTORE

構文

restore::=


画像の説明

restoreObject::=


画像の説明

restoreSpecOperand::=


画像の説明

autoBackupOptList::=


画像の説明

用途

RESTOREは、主に、バックアップまたはイメージ・コピーからのファイルのリストアに使用します。通常、リストアは、メディア障害によって現行のデータ・ファイル、制御ファイルまたはアーカイブ・ログが破損したときや、Point-in-Timeリカバリの実行前に行います。

RESTOREには、実際にバックアップからファイルをリストアしない使用方法もあります。

Recovery Managerによって、指定した基準に基づいてリストアするバックアップが選択されます。たとえば、untilClauseを指定して、リストアを、指定した時点の前(現行のインカネーション内)のバックアップに制限できます。

リストアされたファイルの場所

デフォルトの場所にリストアする(SET NEWNAMEを実行しない)と、Recovery Managerは同じファイル名を持つファイルを上書きします。新しい場所にリストアする場合は、SET NEWNAME コマンドを発行してファイル名を変更してから、SWITCHコマンドを発行してリストアしたファイルをカレントにします。SWITCHコマンドを発行しなければ、Recovery Managerは、リストアされたファイルを有効なコピーとみなし、将来のリストア処理で使用します。

SET NEWNAMEを実行せず(記憶域を共有する別のデータベースで同じファイル名が使用されているなどの理由で)、デフォルトのファイル名を使用できないことがRecovery Managerで確認された場合、およびファイルがOracle Managed Filesであるか、または自動ストレージ管理ディスク・グループに存在する場合は、Recovery Managerによって、同じ場所またはディスク・グループに新しいファイルの作成が試行されます。


注意:

データ・ファイルが適切な場所にあり、そのヘッダーに必要なデータが含まれている場合(データ・ファイル本体の破損ブロックはスキャンされません)、デフォルトでは、Recovery Managerによってそのデータ・ファイルがリストアされません。FORCEオプションを使用すると、この動作をオーバーライドして、要求したファイルを無条件でリストアできます。 


リストアでのチャネル割当て

チャネルを手動で割り当てない場合、Recovery Managerは、DEVICE TYPE オプションの使用による制限に従って、RESTOREコマンドで必要になる可能性があるすべての自動チャネルを割り当てます。

たとえば、3つの別個の(それぞれ異なるPARMSを持つ)sbtチャネルを構成してから、DISKおよびsbtの並列度を次のように構成するとします。

CONFIGURE DEVICE TYPE DISK PARALLELISM 2;
CONFIGURE DEVICE TYPE sbt PARALLELISM 3;
CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO sbt;

この構成でRESTOREを実行すると、Recovery Managerによって、3つのsbtチャネルおよび2つの事前構成済DISKチャネルが割当てられます。

リストア・フェイルオーバー

バックアップ・ピース、イメージ・コピーまたはプロキシ・コピーにアクセスできない場合(デバイスから削除された場合など)またはブロックが破損している場合、RESTOREコマンドによって、このバックアップ・ピースまたはイメージ・コピーの使用可能な別のコピーが、同じデバイスと他のデバイスの両方で自動的に検索されます。使用可能なコピーが存在しない場合は、Recovery Managerによって以前のバックアップが検索されます。適切なコピーが見つかるまで、使用可能な以前のバックアップの検索は続行されます。

RECOVER、BLOCKRECOVERおよびFLASHBACK操作で使用するためのアーカイブ・ログのリストア時には、リストア・フェイルオーバーも発生します。ブロック破損によるフェイルオーバーに関するメッセージが、Recovery Managerによってアラート・ログおよびトレース・ファイルに記録されます。

リストア・フェイルオーバーの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

暗号化されたバックアップ・セットからのリストア

リストア操作中のRecovery Managerによる暗号化されたバックアップ・セットの処理方法は、バックアップが作成された暗号化モードによって異なります。

暗号化されたバックアップ・メカニズム、その使用方法および様々なモードの暗号化から選択する場合の情報の概要は、「バックアップ・セットの暗号化」を参照してください。また、これらの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

Recovery Managerによるデータベース・バックアップの暗号化設定の管理には、Recovery ManagerのCONFIGURESETおよびSHOWコマンドを使用します。詳細は、これらのコマンドのリファレンス・エントリを参照してください。

Real Application Clusters構成でのファイルのリストア

Real Application Clusters構成では、バックアップ、制御ファイルのコピーおよびデータ・ファイルのコピーは、テープ上またはローカル・ファイル・システム上でファイルを読み込めるチャネルから自動的にリストアされます。たとえば、インスタンス1に接続しているチャネル1はテープ・ドライブからログ1000を読み取ることができるが、インスタンス2に接続しているチャネル2はテープ・ドライブから同じログを読み取ることができない場合は、チャネル1でこのログがリストアされます。チャネルが次のいずれかの条件を満たしている場合は、自動位置検索が自動的に使用可能になります。

制限事項と使用上の注意

RESTORE CONTROLFILEに関する制限事項と使用上の注意

表2-27に、RESTORE CONTROLFILEコマンドに関連する様々な状況に適用される制限事項を示します。

表2-27    RESTORE CONTROLFILEの使用例 
  RESTORE CONTROLFILE;  RESTORE CONTROLFILE FROM AUTOBACKUP;  RESTORE CONTROLFILE ... TO 'filename';  RESTORE CONTROLFILE ... FROM 'media_handle'またはTAG 'user_tag'; 

カタログなし、ターゲットはNOMOUNT状態で起動済 

エラー。FROM AUTOBACKUPを指定する必要があります。 

最初にSET DBIDを実行します。CONTROL_FILESの場所にリストアします。 

最初にSET DBIDを実行します。FROM AUTOBACKUPを指定する必要があります。filenameにのみリストアします。 

最初にSET DBIDを実行します。指定したファイルからリストアします(TAGからはリストアできません)。TO 'filename'を使用しない場合は、すべてのCONTROL_FILESの場所にリストアします。 

カタログなし、ターゲットはマウント済またはオープン状態 

エラー。TO 'filename'を使用する必要があります。この場合、filenameCONTROL_FILESリストにないファイルです。 

エラー。TO 'filename'を使用する必要があります。この場合、filenameCONTROL_FILESリストにないファイルです。 

filenameにのみリストアします。この場合、filenameCONTROL_FILESリストにないファイルです。 

指定したファイルからリストアします。TO 'filename'を使用しない場合は、すべてのCONTROL_FILESの場所にリストアします。 

カタログあり、ターゲットはNOMOUNT状態で起動済 

CONTROL_FILESの場所にリストアします。SET DBIDを実行するのは、DB_NAMEがカタログ内で一意でない場合のみです。 

テストが目的のカタログでのみ使用します。 

filenameにのみリストアします。この場合、filenameCONTROL_FILESリストにないファイルです。 

指定したファイルからリストアします。TO 'filename'を使用しない場合は、すべてのCONTROL_FILESの場所にリストアします。 

カタログあり、ターゲットはマウント済またはオープン状態 

エラー。TO 'filename'を使用する必要があります。この場合、filenameCONTROL_FILESリストにないファイルです。 

カタログでは使用しません。 

filenameにのみリストアします。この場合、filenameCONTROL_FILESリストにないファイルです。 

指定したファイルからリストアします。TO 'filename'を使用しない場合は、すべてのCONTROL_FILESの場所にリストアします。 

RESTORE... PREVIEWに関する制限事項と使用上の注意

バックアップ・メディアは、メディアがサイトから離れた位置に送信されるバックアップの保管の使用、またはメディアはサイト上にあるがすぐにはアクセスできないテープ・ライブラリのいずれかを使用してリモートに格納される場合があります。一部のメディア・マネージャは、特定のバックアップを含むメディアがリモートに格納されるかどうかに関する情報を保持し、Recovery Managerで使用できるようにします。

リモートに格納されたバックアップは、バックアップをリストアする前にメディアをストレージから取得する必要があるにもかかわらず、Recovery ManagerリポジトリではAVAILABLEとマークされます。リモートに格納されたバックアップをRecovery ManagerでRESTORE操作に使用すると、RESTORE操作は失敗します。

RESTORE... PREVIEWを使用して、取得する必要があるメディアに格納されている、Recovery ManagerのRESTORE操作に必要なバックアップを識別できます。RESTORE... PREVIEWの出力には、バックアップがリモートに格納されているかどうかが示されます。必要なバックアップがリモートに格納されている場合は、次のオプションがあります。

キーワードとパラメータ

restore

構文の要素  説明 

CHANNEL 'channel_id' 

restoreSpecOperand句を参照してください。 

CHECK LOGICAL 

物理的な破損チェックを通過したデータ・ブロックと索引ブロックについて、論理的な破損がないかどうかをテストします。たとえば、行ピースまたは索引エントリの破損がないかどうかを調べます。Recovery Managerは論理的な破損を発見すると、alert.logとサーバー・セッション・トレース・ファイルにそのブロックのログを書き込みます。

あるファイルで検出された物理的な破損と論理的な破損の合計数がMAXCORRUPTの設定値以下の場合、Recovery Managerのコマンドは完了し、破損ブロック範囲がV$DATABASE_BLOCK_CORRUPTIONビューに移入されます。MAXCORRUPTを超えている場合、コマンドはビューへの移入を行わずに終了します。

初期化パラメータDB_BLOCK_CHECKSUM=TRUEを設定し、MAXCORRUPTおよびNOCHECKSUMを設定していない場合にCHECK LOGICALを指定すると、検出可能なすべてのタイプの破損が検出されます。

注意: MAXCORRUPTの設定値によって、ファイルに許容される物理的および論理的な破損の合計数が指定されます。 

CHECK READONLY 

読取り専用データ・ファイルをチェックし、それが存在していること、読取り可能であること、および適切なチェックポイントがあることを確認します。これらの条件が満たされない場合、Recovery Managerはファイルをリストアします。この場合、ファイルが読取り専用であるかどうかは問いません。デフォルトでは、RESTORE DATABASEコマンドを発行すると、Recovery Managerは読取り専用ファイルをリストアしません。 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

指定したデバイス・タイプ専用の自動チャネルを割り当てます。たとえば、自動ディスクおよびテープ・チャネルを構成してRESTORE...DEVICE TYPE DISKを発行すると、Recovery Managerではディスク・チャネルのみが割り当てられます。

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。 

FORCE 

再起動可能なリストア機能をオーバーライドし、リストアが必要かどうかに関係なくすべてのファイルをリストアします。FORCEを指定しなければ、ヘッダー情報が制御ファイル内の情報と一致しない場合にのみ、Recovery Managerはファイルをリストアします。 

FROM [ BACKUPSET | DATAFILECOPY ] 

Recovery ManagerがリストアをディスクにあるDATAFILECOPYから行うかBACKUPSETから行うかを指定します。デフォルトでは、RESTOREは最新のバックアップ・セットまたはファイル・コピーを使用します。つまり、最小のメディア・リカバリで済むファイル・コピーまたはバックアップ・セットを使用します。 

FROM TAG = 'tag_name' 

restoreSpecOperand句を参照してください。 

PREVIEW

[ SUMMARY | RECALL ] 

PREVIEWまたはPREVIEW SUMMARYRESTOREコマンドに指定されている場合、Recovery Managerは、リストアを実行するかわりに、リストア時に使用するバックアップ(ディスクまたは順次メディア上)をレポートします。この出力は、LIST BACKUPSおよびLIST BACKUPS... SUMMARYコマンドで生成される出力と同じフォーマットになります。

一部のメディア・マネージャによって、保管される(安全なストレージ場所などのリモート位置に格納される)ためメディアを取得せずに使用できないバックアップに関するステータス情報がRecovery Managerに提供されます。必要な情報がメディア・マネージャによって提供される場合、このようなバックアップはRESTOREの出力で識別されます。

RECALLオプションを指定してRESTORE... PREVIEWを使用すると、リモート・ストレージからの指定したリストア操作に必要なバックアップ・メディアの取得要求が開始されます。

関連項目: 「LIST」(特に、BACKUPSおよびSUMMARYオプション)を参照してください。 

untilClause 

選択範囲を、指定した時点までのPoint-in-Timeリカバリに適したバックアップ・セットまたはファイル・コピーに制限します。他の基準がない場合、Recovery Managerは、リストアする最新のファイル・コピーまたはバックアップ・セットを選択します。untilClauseに指定した時点は、現行のインカネーション内である必要があります。

関連項目: 「untilClause」を参照してください。 

VALIDATE 

Recovery Managerで、リストアが必要なバックアップ・セット、データ・ファイルのコピーおよびアーカイブ・ログを決定し、次にその内容をスキャンして検証できます。ファイルはリストアされません。VALIDATEを使用して、指定したファイルのリストアに必要なバックアップに破損がなく使用可能であることを検証します。 

restoreObject

構文の要素  説明 

restoreObject  

リストアするオブジェクトを指定します。RESTOREコマンドでは、データ・ファイル、制御ファイルおよびアーカイブREDOログの完全バックアップ、増分バックアップ(レベル0のみ)またはコピーがリストアされます。 

archivelogRecordSpecifier 

アーカイブREDOログの指定範囲をリストアします。デフォルトのリストアの場所は、DB_RECOVERY_FILE_DESTです(LOG_ARCHIVE_DEST_nのいずれかが、暗黙的または明示的にUSE_DB_RECOVERY_FILE_DESTに構成されている場合)。それ以外の場合、デフォルトのリストア・ファイル名は、ターゲット・データベースのLOG_ARCHIVE_FORMATおよびLOG_ARCHIVE_DEST_1パラメータで構成されます。これらのパラメータをポート固有の方法で組合せて、リストアされたログの名前を導出します。デフォルトの場所は、SET ARCHIVELOG DESTINATIONコマンドでオーバーライドできます。

RECOVERコマンドでは必要に応じてアーカイブ・ログが自動的にリストアされるため、手動によるリストアが必要になることはまずありません。アーカイブ・ログを手動でリストアする可能性が発生するのは、リカバリのスピードアップやログの複数宛先への移動などの場合です。

関連項目: 「archivelogRecordSpecifier」を参照してください。

注意: この操作では、データベースを起動、マウントまたはオープンできます。 

CONTROLFILE 

プライマリ・データベースの現行の制御ファイルをリストアします。

関連項目: 制限事項と使用上の注意は、表2-27を参照してください。

注意: 制御ファイルのリストア後は常にRECOVERコマンドを実行する必要があり、データベースは常にRESETLOGSオプションでオープンする必要があります。 

DATABASE
[ SKIP [ FOREVER ]
TABLESPACE
tablespace_name ] 

オフラインまたは読取り専用のファイルを除いて、データベースのすべてのデータ・ファイルをリストアします。BACKUP DATABASEとは異なり、 RESTORE DATABASE では制御ファイルとサーバー・パラメータ・ファイルは自動的には含まれません。追加のRESTORE CONTROLFILEおよびRESTORE SPFILEコマンドを発行して、これらのファイルをリストアする必要があります。

CHECK READONLYオプションを指定すると、Recovery Managerはすべての読取り専用データ・ファイルのヘッダーを検査し、必要なファイルをリストアします。

指定した表領域をリストアしないために、オプションのSKIPTABLESPACE 'tablespace_name'引数を使用します。これは、一時データを含む表領域のリストアを回避する必要があるとき役立ちます。

SKIP FOREVER TABLESPACEを指定すると、Recovery Managerは表領域に属するデータ・ファイルをリストア前にオフライン化するときに、ALTER DATABASE DATAFILE ... OFFLINEDROPオプションを指定します。DROPオプションは、Recovery Managerがこれらのファイルをリカバリせず、データベースを再びオープンした後に、その表領域をデータベースから削除することを示します。つまり、FOREVERは、Recovery Managerがスキップした表領域にはこれ以上なにもしないことを意味します。 

DATAFILE datafileSpec 

ファイル名または絶対データ・ファイル番号で指定したデータ・ファイルをリストアします。

関連項目: 「datafileSpec」を参照してください。 

SPFILE
[TO [PFILE] 'filename'] 

プライマリ・サーバー・パラメータ・ファイルまたはスタンバイ・サーバー・パラメータ・ファイルをバックアップ元(デフォルト)またはTO句で指定した別の場所にリストアします。Recovery Managerでは、ターゲット・データベースで使用中のサーバー・パラメータ・ファイルは上書きできません。

RESTOREUNTILまたはTAGオプションを指定すると、古いバージョンのサーバー・パラメータ・ファイルをリストアできます。デフォルトでは、最新のサーバー・パラメータ・ファイルがリストアされます。

サーバー・パラメータ・ファイルが消失した場合は、ターゲット・データベース(および使用している場合はカタログ)に接続し、SET DBIDを実行します。RESTORE SPFILEを実行する前に(NOCATALOGモードの場合はFROM AUTOBACKUPを指定)、STARTUP FORCE NOMOUNTを実行します。次にSTARTUP FORCEを実行し、リストアしたサーバー・パラメータ・ファイルを使用してデータベースを再起動します。

関連項目: 「SET DBIDコマンドに関する制限事項と使用上の注意」を参照してください。 

[FOR DB_UNIQUE_NAME 'DB_UNIQUE_NAME'] 

RESTORE SPFILEFOR DB_UNIQUE_NAME句は、Data Guard環境でのみ有効です。

Data Guard環境では、プライマリ・ノードとスタンバイ・ノードに、関連SBTバックアップおよびディスク・デバイスと通信するための異なるチャネル構成が設定されている場合があります。プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースの両方がリカバリ・カタログで認識される場合は、両方のデータベースの構成設定はリカバリ・カタログに記録されています。プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースには同じDB_NAMEが含まれているため、リカバリ・カタログのレコードは、これらの2つのデータベースにDB_UNIQUE_NAME初期化パラメータの値を使用してのみ区別できます。

Recovery Managerでは、ターゲット・データベースのSPFILEを使用できない場合(バックアップからSPFILEをリストアする場合など)、ターゲット・データベースのDB_UNIQUE_NAME初期化パラメータを判別できません。そのため、Recovery Managerでは、ターゲット・ノードでバックアップからSPFILEをリストアする際に使用する正しいチャネル構成を選択できません。この場合、Recovery ManagerはRMAN-6758エラーを戻します。

この場合にDB_UNIQUE_NAMEを指定するには、RESTOREコマンドのFOR DB_UNIQUE_NAME句を使用します。DB_UNIQUE_NAMEを指定すると、Recovery Managerで、SPFILEがリストアされるノードの正しい構成設定を検索してバックアップ・デバイスへのアクセスに使用できます。

注意: DB_NAMEがリカバリ・カタログ内で一意でない場合にRESTORE SPFILEを使用すると、RMAN-6758エラーが発生します。

関連項目: Data Guard環境でSPFILEをリストアする手順の詳細は、『Oracle Data Guard概要および管理』を参照してください。 

STANDBY CONTROLFILE
[ TO 'filename' ] 

スタンバイ・データベースの現行の制御ファイルをリストアします。

関連項目: 制限事項と使用上の注意は、表2-27を参照してください。

注意: 制御ファイルのリストア後は常にRECOVERコマンドを実行する必要があり、データベースは常にRESETLOGSオプションでオープンする必要があります。 

TABLESPACE
'tablespace_name' 

指定した表領域にあるデータ・ファイルをリストアします。

表領域名をデータ・ファイルのリストに内部的に変換します。表領域名を変更する場合(usersからcustomersへの変更など)は、古い名前(users)で追加の表領域が作成されていないかぎり、古い名前(users)または新しい名前(customers)のいずれかを表領域に使用できます。表領域名が変更されていて、次の再同期化時にリカバリ・カタログが更新されることが、Recovery Managerによって確認されます。 

restoreSpecOperand

構文の要素  説明 

restoreSpecOperand 

restoreObject句に対するオプションを指定します。

注意: これらのパラメータは、RESTOREコマンドのレベルで同じ名前を持つパラメータをオーバーライドします。 

CHANNEL
'channel_id' 

このリストア操作に使用するチャネルの名前を指定します。このチャネル名には大/小文字区別があります。チャネル指定がないと、RESTOREは正しいデバイス・タイプで割り当てられた使用可能なチャネルのいずれかを使用します。 

FROM AUTOBACKUP
[autoBackupOptionList] 

制御ファイルの自動バックアップをリストアします。このオプションを指定できるのは、RESTORE CONTROLFILEおよびRESTORE SPFILEコマンドのみです。どちらかのタイプのファイルをNOCATALOGモードでリストアする場合は、FROM AUTOBACKUP句が必須です。

Recovery Managerは、現在の日付またはSET UNTILで指定された日付から検索を開始します。検索初日は、順序番号256(または指定されている場合はMAXSEQで指定された順序番号)で検索を開始し順序0に戻るまで降順にカウントします。自動バックアップが現在の日付またはSET UNTILに見つからなければ、Recovery Managerでは順序256から0に戻るまで過去の日付が順番にチェックされます。検索は現在の日付またはSET UNTIL日より前にMAXDAYS日間(デフォルトは7、最大366)継続されます。MAXDAYS日以内に自動バックアップが見つからなければ、Recovery Managerはエラーを発行し、コマンドが停止します。

関連項目: 制限事項と使用上の注意は、表2-27を参照してください。 

FROM 'media_handle' 

制御ファイルのコピー名、または制御ファイルを含むバックアップ・ピースの名前を指定します。media_handleには、制御ファイルのバックアップを含む任意のバックアップ・ピースを指定できます。制御ファイルのバックアップは、自動バックアップでなくてもかまいません。

関連項目: 制限事項と使用上の注意は、表2-27を参照してください。 

FROM TAG [=] 'tag_name' 

最新のバックアップまたは使用可能なファイル・コピーに関するデフォルトの選択をオーバーライドします。このタグは、自動選択の対象を、指定したタグで作成されたバックアップ・セットまたはファイル・コピーに制限するために使用します。複数のバックアップ・セットまたはファイル・コピーに一致するタグが存在していると、Recovery Managerは最新の内容を選択します。タグ名には、大/小文字区別はないため注意してください。

関連項目: 多重化バックアップ・セットの個々のコピーにタグを適用する方法と、タグのデフォルト・ファイル名フォーマットについては、「BACKUP」を参照してください。 

autoBackupOptList

構文の要素  説明 

autoBackupOptList  

制御ファイルの自動バックアップの検索を制御するパラメータです。 

DB_NAME =
'database_name' 

制御ファイルの自動バックアップの検索で使用するDB_NAMEを指定します。 

MAXDAYS = integer 

制御ファイルの自動バックアップの検索を過去の指定した日数内に制限します。 

MAXSEQ = integer 

制御ファイルの自動バックアップの検索での最大順序番号を指定します。 

(RECOVERY AREA |
DB_RECOVERY_FILE_DEST)
= password  

自動バックアップを検索するフラッシュ・リカバリ領域へのパスを指定します。RECOVERY AREADB_RECOVERY_FILE_DESTはシノニムです。 

DB_NAME =
database_name 

リストア操作のターゲットである、指定したフラッシュ・リカバリ領域内のデータベースのDB_NAMEを指定します。 

DB_UNIQUE_NAME =
{ identifier |
quoted-string } 

リストア操作のターゲットである、指定したフラッシュ・リカバリ領域内のデータベースのDB_UNIQUE_NAMEを指定します。 

表領域のリストア: 例

この例では、表領域をオフラインにし、リストアしてからメディア・リカバリを実行します。

SQL "ALTER TABLESPACE users OFFLINE IMMEDIATE"; 
RESTORE TABLESPACE users;
RECOVER TABLESPACE users;
SQL "ALTER TABLESPACE users ONLINE";
リカバリ・カタログ使用時の制御ファイルのリストア: 例

この例では、制御ファイルをデフォルト位置にリストアし、それをすべてのCONTROL_FILESの位置に自動的にレプリケートし、データベースをマウントします。

RUN
{ # SET DBID is not necessary when connected to a recovery catalog
STARTUP FORCE NOMOUNT;
RESTORE CONTROLFILE;
ALTER DATABASE MOUNT;
}
タグを使用した制御ファイルのリストア: 例

このNOCATALOGの例では、タグで指定された制御ファイルをリストアしてから、データベースをマウントします。

CONNECT TARGET /
STARTUP NOMOUNT;
SET DBID 320066378; # required when restoring control file in NOCATALOG mode
RESTORE CONTROLFILE FROM TAG 'monday_cf_backup';
ALTER DATABASE MOUNT;
バックアップ制御ファイルを使用したデータベースのリストア: 例

この例では、制御ファイルを一時的な場所にリストアし、CONTROL_FILES初期化パラメータで指定したすべての制御ファイルの場所にレプリケートした後で、データベースをリストアおよびリカバリします。

CONNECT TARGET /
STARTUP NOMOUNT;
SET DBID 320066378; # required when restoring control file in NOCATALOG mode
RUN
{
ALLOCATE CHANNEL c1 DEVICE TYPE sbt;
RESTORE CONTROLFILE FROM AUTOBACKUP;
ALTER DATABASE MOUNT;
RESTORE DATABASE;
RECOVER DATABASE;
}
ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;
新しい位置へのアーカイブREDOログのリストア: 例

この例では、すべてのアーカイブREDOログを/oracle/temp_restoreディレクトリにリストアします。

RMAN> RUN
{
SET ARCHIVELOG DESTINATION TO '/oracle/temp_restore';
RESTORE ARCHIVELOG ALL;
}
デフォルト以外の位置への制御ファイルの自動バックアップのリストア: 例

この例では、非デフォルトのフォーマットPROD_CF_AUTOBACKUP_%Fを使用して、2000年6月23日以前に作成された最後の制御ファイルの自動バックアップをリストアします。順序番号20を持つバックアップから始めて、過去5か月にさかのぼって検索されます。

RMAN> SET DBID 320066378;  # required when restoring control file in NOCATALOG mode
RMAN> RUN
{
SET UNTIL TIME '23-JUN-2001 00:00:00';
SET CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT FOR DEVICE TYPE sbt TO 'prod_cf_autobackup_%F';
ALLOCATE CHANNEL CHANNEL_1 DEVICE TYPE sbt;
RESTORE CONTROLFILE TO '/tmp/autobackup_20001002.dbf' FROM AUTOBACKUP
MAXSEQ 20 MAXDAYS 150;
}
現行の位置へのサーバー・パラメータ・ファイルのリストア: 例

次の一連のコマンドは、現行のサーバー・パラメータ・ファイルをNOCATALOGモードでリストアします。

rman TARGET /
RMAN> SET DBID 1447326980 # set dbid to dbid of target database
RMAN> STARTUP FORCE NOMOUNT; # start instance with dummy SPFILE
RMAN> RUN
{
ALLOCATE CHANNEL c1 DEVICE TYPE sbt;
RESTORE SPFILE FROM AUTOBACKUP; # FROM AUTOBACKUP needed in NOCATALOG mode
}
RMAN> STARTUP FORCE; # start with restored SPFILE and open database
RESTORE... PREVIEWを使用した必要なバックアップの確認: 例

次の例では、RESTORE PREVIEWの結果を示します。バックアップからのアーカイブ・ログのリストアに使用するためにRecovery Managerで選択するバックアップ・セットが示されています。(この出力では、アーカイブ・ログのいずれかのバックアップがリモートに格納されていることに注意してください。)

RMAN> restore archivelog all preview;
 
Starting restore at 10-JUN-05
using channel ORA_DISK_1
using channel ORA_SBT_TAPE_1
 
 
List of Backup Sets
===================
 
BS Key  Size       Device Type Elapsed Time Completion Time
------- ---------- ----------- ------------ ---------------
31      12.75M     SBT_TAPE    00:00:02     10-JUN-05     
        BP Key: 33   Status: AVAILABLE  Compressed: NO  Tag: TAG20050610T152755
        Handle: 15gmknbs   Media: /v1,15gmknbs
 
  List of Archived Logs in backup set 31
  Thrd Seq     Low SCN    Low Time  Next SCN   Next Time
  ---- ------- ---------- --------- ---------- ---------
  1    1       221154     06-JUN-05 222548     06-JUN-05
  1    2       222548     06-JUN-05 222554     06-JUN-05
  1    3       222554     06-JUN-05 222591     06-JUN-05
  1    4       222591     06-JUN-05 246629     07-JUN-05
  1    5       246629     07-JUN-05 262451     10-JUN-05
 
BS Key  Size       Device Type Elapsed Time Completion Time
------- ---------- ----------- ------------ ---------------
32      256.00K    SBT_TAPE    00:00:01     10-JUN-05     
        BP Key: 34   Status: AVAILABLE  Compressed: NO  Tag: TAG20050610T153105
        Handle: 17gmknhp_1_1   Media: /v1,17gmknhp_1_1
 
  List of Archived Logs in backup set 32
  Thrd Seq     Low SCN    Low Time  Next SCN   Next Time
  ---- ------- ---------- --------- ---------- ---------
  1    6       262451     10-JUN-05 262547     10-JUN-05
  1    7       262547     10-JUN-05 262565     10-JUN-05
 
List of remote backup files
============================
        Handle: 15gmknbs   Media: /v1,15gmknbs
RESTORE... PREVIEW RECALLを使用したリモート・ストレージからの保管されたバックアップの再呼出し: 例

バックアップのリモート・ストレージに関する情報をレポートし、保管されたバックアップの再呼出しをサポートするメディア・マネージャとともに次のコマンドを使用すると、バックアップからのアーカイブ・ログのリストアに必要なメディアをリモート・ストレージから再呼出しすることが要求されます。

RMAN> RESTORE ARCHIVELOG ALL PREVIEW RECALL;
Starting restore at 10-JUN-05
using channel ORA_DISK_1
using channel ORA_SBT_TAPE_1


List of Backup Sets
===================

BS Key Size Device Type Elapsed Time Completion Time
------- ---------- ----------- ------------ ---------------
31 12.75M SBT_TAPE 00:00:02 10-JUN-05
BP Key: 33 Status: AVAILABLE Compressed: NO Tag: TAG20050610T152755
Handle: 15gmknbs Media: /v1,15gmknbs

List of Archived Logs in backup set 31
Thrd Seq Low SCN Low Time Next SCN Next Time
---- ------- ---------- --------- ---------- ---------
1 1 221154 06-JUN-05 222548 06-JUN-05
1 2 222548 06-JUN-05 222554 06-JUN-05
1 3 222554 06-JUN-05 222591 06-JUN-05
1 4 222591 06-JUN-05 246629 07-JUN-05
1 5 246629 07-JUN-05 262451 10-JUN-05

BS Key Size Device Type Elapsed Time Completion Time
------- ---------- ----------- ------------ ---------------
32 256.00K SBT_TAPE 00:00:01 10-JUN-05
BP Key: 34 Status: AVAILABLE Compressed: NO Tag: TAG20050610T153105
Handle: 17gmknhp_1_1 Media: /v1,17gmknhp_1_1

List of Archived Logs in backup set 32
Thrd Seq Low SCN Low Time Next SCN Next Time
---- ------- ---------- --------- ---------- ---------
1 6 262451 10-JUN-05 262547 10-JUN-05
1 7 262547 10-JUN-05 262565 10-JUN-05

Initiated recall for the following list of remote backup files
==========================================================
Handle: 15gmknbs Media: /v1,15gmknbs
Finished restore at 10-JUN-05

RESTORE VALIDATEを使用したリストアの検証: 例

次の例では、RESTORE... VALIDATEを使用して、データ・ファイル1のリストアに必要なバックアップがディスクまたはテープに存在し、読取り可能で破損していないことを確認する方法を示します。

RMAN> RESTORE DATAFILE 1 VALIDATE;

Starting restore at 10-OCT-03
using channel ORA_DISK_1

channel ORA_DISK_1: starting validation of datafile backupset
channel ORA_DISK_1: restored backup piece 1
piece handle=/disk1/oracle/work/v1/0pf3hr3o_1 tag=FOURTH_INC
channel ORA_DISK_1: validation complete
Finished restore at 10-OCT-03


RESYNC

構文

resync::=


画像の説明

用途

リカバリ・カタログの完全再同期化を実行します。RESYNC CONTROLFILEを使用して現行の制御ファイルを制御ファイルのコピー内のRecovery Managerリポジトリと再同期化することもできます。

再同期化は、完全でも部分でも実行できます。完全再同期化の場合、Recovery Managerは物理スキーマについて変更があったすべてのレコードを更新します。つまり、データ・ファイル、表領域、REDOスレッドおよびオンラインREDOログが更新されます。データベースがオープン状態の場合、Recovery Managerはロールバック・セグメントについてのデータも取得します。部分再同期化では、Recovery Managerは現行の制御ファイルを読み取ってデータを更新しますが、物理スキーマまたはロールバック・セグメントに関するメタデータの再同期化は行いません。

RESYNC CATALOGを実行すると、Recovery Managerによって、制御ファイルの読取り一貫性ビューを取得するために、スナップショット制御ファイルが作成され、次に、スナップショットからの新しい情報でリカバリ・カタログが更新されます。RESYNC CATALOGコマンドでは、次の表に示すクラスまたはレコードが更新されます。

レコード・タイプ  説明 

ログ履歴 

ログ・スイッチの発生時に作成されたレコード。ログ履歴レコードはオンライン・ログ・スイッチを表し、ログ・アーカイブは表さないことに注意してください。 

アーカイブREDOログ 

オンラインREDOログのアーカイブ、既存のアーカイブREDOログのコピー、またはアーカイブREDOログのバックアップのリストアにより作成されたアーカイブ・ログに対応付けられたレコード。 

バックアップ 

バックアップ・セット、バックアップ・ピース、プロキシ・コピーおよびイメージ・コピーに対応付けられたレコード。 

物理スキーマ 

データ・ファイルと表領域に対応付けられたレコード。ターゲット・データベースがオープン状態の場合は、ロールバック・セグメントの情報も更新されます。 

コマンドの実行時に制御ファイルがマウントされており、リカバリ・カタログ・データベースが使用可能であれば、Recovery Managerコマンドを実行すると、Recovery Managerは必要に応じてリカバリ・カタログの完全または部分再同期化を自動的に実行します。Recovery Managerは、現行の制御ファイルを読み取り、物理スキーマが変更されていると判断した場合は、物理スキーマに関するメタデータの再同期化を行います。Recovery Managerが変更を検出した場合は、完全再同期化を実行します。

次の場合は、RESYNC CATALOGを使用して手動で完全再同期化を実行します。

RESYNC CONTROLFILEは、主に、制御ファイルを再作成する場合(データベース名を変更する目的などで)に使用します。制御ファイルを再作成するとRecovery Managerのレコードが失われます。ただし、新しく作成した制御ファイルは、古いコピーと再同期化できます。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

CATALOG 

現行の制御ファイル(デフォルト)または制御ファイルのコピーのRecovery Managerメタデータで、リカバリ・カタログを更新します。 

CONTROLFILE 

制御ファイルのコピーからのRecovery Managerメタデータで、現行の制御ファイル(Recovery Managerがリカバリ・カタログに接続されている場合はリカバリ・カタログも)を更新します。 

FROM CONTROLFILECOPY 'filename' 

再同期化に使用する制御ファイルのコピーの名前を指定します。このオプションを使用すると、物理スキーマ情報は更新されません。

注意: 制御ファイルのコピーは、現行のデータベース・インカネーション内に存在しているか、または以前のインカネーション(最新のOPEN RESETLOGSの前)で作成されています。 

ARCHIVELOGモードでのリカバリ・カタログの再同期化: 例

この例では、アーカイブされていないREDOログをすべてアーカイブしてから、完全再同期化を実行します。

CONNECT TARGET / CATALOG rman/rman@catdb
SQL "ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG ALL";
RESYNC CATALOG;
バックアップからの現行の制御ファイルの再同期化: 例

この例では、バックアップ制御ファイルからのメタデータで、現行の制御ファイルのRecovery Managerリポジトリを更新します。

CONNECT TARGET / NOCATALOG
RESYNC CONTROLFILE FROM CONTROLFILECOPY '/tmp/cfile.dbf';
構造を変更後のリカバリ・カタログの再同期化: 例

この例では、users表領域にデータ・ファイルを追加してから、カタログを再同期化します。

#!/usr/bin/tcsh
# connect in nocatalog mode and add datafile
rman TARGET / NOCATALOG <<EOF
SQL "ALTER TABLESPACE users ADD DATAFILE ''?/oradata/trgt/users03.dbf''
SIZE 1M AUTOEXTEND ON NEXT 10K MAXSIZE 10M";
EXIT
EOF
# connect in catalog mode and resynchronize
rman TARGET / CATAOG rman/rman@catdb <<EOF
RESYNC CATALOG;
EOF

RUN

構文

run::=


画像の説明

backupCommands::=


画像の説明

restoreCommands::=


画像の説明

maintenanceCommands::=


画像の説明

miscellaneousCommands::=


画像の説明

用途

RUNコマンドは、一連のRecovery Managerコマンドをブロックにグループ化して、順番に実行できます。また、スクリプトで、ALLOCATE CHANNELおよびRELEASE CHANNELコマンドを使用してタスク用のデフォルトの構成済チャネルをオーバーライドし、適切な引数を指定したSETコマンドを使用してその他のパラメータをオーバーライドできる有効範囲も作成します。RUNブロックにリストされているコマンドの完了時に、RUNブロック内に割当てられたチャネルが解放され、設定がそれぞれの値に戻されます。

RUNブロックの閉じカッコを読み取ると、Recovery Managerは、ジョブ・コマンドのリストを1つ以上のジョブ手順にコンパイルした後、すぐにその手順を実行します。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

Recovery Managerプロンプトから実行できるコマンドについての情報は、各項目を参照してください。

バックアップの作成: 例

この例では、バックアップの実行に手動で割り当てた1つのチャネルを使用して、データベースをバックアップします。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL c1 TYPE sbt;
BACKUP DATABASE;
}
表領域のリストアおよびリカバリ: 例

この例では、表領域toolsをオフラインにしてリストアし、次に完全メディア・リカバリを実行します。

RUN
{
SQL "ALTER TABLESPACE tools OFFLINE IMMEDIATE";
RESTORE TABLESPACE tools;
RECOVER TABLESPACE tools;
SQL "ALTER TABLESPACE tools ONLINE";
}
Recovery Managerスクリプトの実行: 例

この例では、ストアド・スクリプトbackup_dbを実行します。

RUN { EXECUTE SCRIPT backup_db; } 

SEND

構文

send::=


画像の説明

用途

ベンダー固有の文字列を、メディア・マネージャでサポートされている1つ以上のチャネルに送信します。どのコマンドがサポートされているかは、使用しているメディア管理のドキュメントを参照してください。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

CHANNEL 'channel_id' 

どのチャネルを使用するかを指定します。DEVICE TYPEまたはCHANNELを指定しなければ、Recovery Managerは割当て済のすべてのチャネルを使用します。CHANNELキーワードの後に、チャネルID、つまりチャネルの名前を指定する必要があります。チャネル名には大/小文字の区別があります。データベースでは、このチャネルIDがI/Oエラーのレポートに使用されます。 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

ストレージ・デバイスのタイプを指定し、コマンドを指定したタイプのすべてのチャネルに送信します。

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。 

'command' 

ベンダー固有のメディア管理コマンドを指定します。

関連項目: どのコマンドがサポートされているかは、使用しているメディア管理のドキュメントを参照してください。 

PARMS = 'channel_parms' 

メディア・マネージャと通信するチャネルのパラメータを指定します。 

メディア・マネージャへの文字列の送信: 例

この例では、ベンダー固有のコマンドをメディア・マネージャに送信します。

RMAN> SEND 'VAR=a82';
sent command to channel: ORA_SBT_TAPE_1

RMAN> BACKUP DATAFILE 2;

SET

構文

set::=


画像の説明

setRmanOption::=


画像の説明

setRunOption::=


画像の説明

用途

SETコマンドは、Recovery ManagerプロンプトまたはRUNブロック内で使用できます。

RUNブロック外で使用すると、SETで変更された属性は、Recovery Managerクライアントを終了するまで有効なままです。

RUNブロック外では、「setRmanOption」に示す属性がSETコマンドでサポートされています。この形式のSETコマンドは、次の用途で使用します。

RUNブロック内では、「setRunOption」に示す属性がSETコマンドでサポートされています。RUNブロック内のSETで行われた変更は、RUNブロック、または同じ属性の値を変更する次のSETコマンドが終了するまで保持されます。

次の操作を行うには、RUNブロック内で指定したSETを使用します。

RUNブロック内のSETコマンドに関する制限事項と使用上の注意

SETRUNコマンド内で発行する場合は、次の制限が適用されます。

SET DBIDコマンドに関する制限事項と使用上の注意

SET DBIDコマンドは、次の特殊な状況でのみ実行してください。

キーワードとパラメータ

setRmanOption

構文の要素  説明 

AUXILIARY INSTANCE PARAMETER FILE TO
'filename' 

自動補助インスタンスでTSPITRをカスタマイズする場合、または、Recovery Managerでオンラインの表領域をクローニングする場合に使用します。(Recovery Managerクライアントを実行しているホストで)インスタンスの起動に使用するパラメータ・ファイルへのパスを指定します。

注意: これは、データベース・ノード上の場所ではなく、クライアント側の場所です。

関連項目: V$SESSION.CLIENT_INFOの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。 

COMMAND ID TO 'string' 

指定した文字列をすべてのチャネルのV$SESSION.CLIENT_INFO列に入力します。この情報は、データベース・サーバー・セッションとRecovery Managerのチャネルの対応関係の確認に使用します。SET COMMAND IDコマンドは、すでに割当て済のチャネルにのみ適用されます。

V$SESSION.CLIENT_INFO列には、各Recovery Managerサーバー・セッションに関する情報があります。データの形式は、次の形式のいずれかです。

  • id=string

  • id=string, ch=channel_id

1番目の形式は、Recovery Managerターゲット・データベース接続で使用されます。2番目の形式は、割り当てられたすべてのチャネルについて使用されます。現行のジョブが完了すると、V$SESSION.CLIENT_INFO列は消去されます。

関連項目: V$SESSION.CLIENT_INFOの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。 

CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT FOR DEVICE TYPE deviceSpecifier TO formatSpec 

指定したデバイス・タイプの制御ファイルの自動バックアップについて、デフォルトのファイル名フォーマットをオーバーライドします。このオーバーライドは、セッション・レベルでのみ発生します。このコマンドはRUNコマンド内またはRecovery Managerプロンプトで実行できます。優先順位は次のとおりです。

  1. RUNブロック内で実行されるSET CONTROLFILE AUTOBACKUP

  2. Recovery Managerプロンプトで実行されるSET CONTROLFILE AUTOBACKUP

  3. CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT

新しいformatSpecには%F置換変数が必要です。他の置換変数は、制御ファイルの自動バックアップformatSpecでは有効ではありません。

関連項目: %F置換変数の意味については、「formatSpec」を参照してください。 

DBID integer 

DBIDを指定します。データベースの作成時に計算される一意で32ビットの識別番号です。Recovery Managerは、ターゲット・データベースへの接続時にDBIDを表示します。DBIDを取得するには、V$DATABASEビューまたはRC_DATABASEおよびRC_DATABASE_INCARNATIONリカバリ・カタログ・ビューに問い合せます。

関連項目: 「SET DBIDコマンドに関する制限事項と使用上の注意」を参照してください。 

DECRYPTION IDENTIFIED BY password [, password... ] 

デュアル・モードのバックアップまたはパスワードで暗号化されたバックアップを読み取る際に使用する1つ以上の復号化パスワードを指定します。Recovery Managerでは、暗号化されたバックアップ・ピースが読み取られると、そのバックアップ・ピースを複合化するための正しいパスワードが検出されるまでリスト内の各パスワードが試用されます。指定したいずれのキーも有効でない場合はエラーが発行されます。

関連項目: バックアップ・セットの暗号化の詳細は、「バックアップ・セットの暗号化」を参照してください。 

ECHO {ON | OFF} 

Recovery Managerコマンドをメッセージ・ログに表示するかどうかを制御します。コマンド・ファイルからコマンドを読み込むとき、Recovery Managerはそれらのコマンドを自動的にメッセージ・ログに表示します。標準入力からコマンドを読み取る場合、Recovery Managerはそれらのコマンドをメッセージ・ログに表示しません。Recovery Managerでコマンドを表示するには、コマンド・ファイルを実行する前にSET ECHO ON コマンドを実行します。

このコマンドは、stdinおよびstdoutがリダイレクトされた場合に有効です。たとえば、UNIXではこの方法でRecovery Managerの入力と出力をリダイレクトできます。

% rman TARGET sys/pwd@prod1 CATALOG rman/rman@rcat < in_file > out_file

SET ECHO ONを実行すると、in_fileに含まれているコマンドをout_fileに表示できます。 

ENCRYPTION 

Recovery Managerセッションの実行時に、バックアップ・セットを作成するBACKUPコマンドを適用する暗号化関連オプションを指定します。

関連項目: バックアップ・セットの暗号化の詳細は、「バックアップ・セットの暗号化」を参照してください。 

ALGORITHM

algorithm_name  

このRecovery Managerセッション実行時に使用するアルゴリズムを指定します。デフォルトの構成済暗号化アルゴリズムをオーバーライドします。V$RMAN_ENCRYPTION_ALGORITHMSに、使用可能な値が示されています。 

IDENTIFIED BY

password

[ ONLY

暗号化でユーザー指定のパスワードを使用するかどうかを指定します。

  • 透過モードの暗号化バックアップを指定するには、IDENTIFIED BY password句を省略します。

  • パスワード・モードの暗号化バックアップを指定するには、IDENTIFIED BY password ONLYを使用します。

  • デュアル・モードの暗号化バックアップを作成するには、ONLYを指定せずにIDENTIFIED BY passwordを使用します。

様々な暗号化モードの詳細は、「バックアップ・セットの暗号化」を参照してください。

注意: 指定したパスワードは、引用符で囲まない場合、内部で大文字に変換されます。したがって、次のすべての例が、IDENTIFIED BY "FOO"のシノニムとなります。

  • IDENTIFIED BY foo

  • IDENTIFIED BY Foo

  • IDENTIFIED BY fOo

 

{ OFF | ON }

[ FOR ALL TABLESPACES

FOR ALL TABLESPACESを指定せずにSET... ENCRYPTION ONまたはOFFを使用すると、この設定によって、CONFIGURE ENCRYPTION FOR TABLESPACE tablespace_name ]ONまたはOFFが暗号化動作の指定に使用されていない表領域のバックアップの暗号化が有効または無効になります。

FOR ALL TABLESPACESを指定してSET... ENCRYPTION ONまたはOFFを使用すると、このコマンドによって、CONFIGURE ENCRYPTION FOR TABLESPACE tablespace_name ONまたはOFFの設定がオーバーライドされ、すべての表領域の暗号化が有効または無効になります。

OFFと指定すると、デフォルトではバックアップ・セットは暗号化されません。

ONと指定すると、デフォルトでバックアップ・セットが暗号化されます。 

setRunOption

構文の要素  説明 

NEWNAME FOR DATAFILE datafileSpec TO 

指定したデータ・ファイルに影響を与える、後続のすべてのRESTOREコマンドまたはSWITCHコマンドについて、デフォルト名を設定します。データ・ファイル・リストア操作の前にこのコマンドを発行しない場合、Recovery Managerはファイルをそのデフォルトの位置にリストアします。

データ・ファイルを新しい位置にリストアすると、SWITCHを実行して制御ファイル内でファイルの名前をNEWNAMEに変更できます。SWITCHを実行しなければ、リストアされたファイルはデータ・ファイルのコピーとして機能し、リポジトリにもそのように記録されます。

注意: SET NEWNAMEコマンドは自動ストレージ管理ディスク・グループをサポートします。

関連項目: 「datafileSpec」を参照してください。 

NEWNAME FOR TEMPFILE tempfileSpec TO password | NEW 

後続のSWITCHコマンドに新しい一時ファイル名を指定します。このコマンドは指定した一時ファイルを指定した名前に変更します。ファイル名が渡されると、データベースがリカバリされて、オープンされた後、このファイル名は一時ファイルの新しい名前になります。NEWが渡されると、この新しい名前はOMFファイル名になります。データベースがオープンされている場合は、一時ファイルがDB_CREATE_FILE_DESTに再作成されます。

注意: SET NEWNAMEコマンドは自動ストレージ管理ディスク・グループをサポートします。

関連項目: 「tempfileSpec」を参照してください。 

'filename' 

リストアされるデータ・ファイルのユーザー定義ファイル名または自動ストレージ管理ディスク・グループを指定します。NEWNAMEをディスク・グループに設定してRESTOREを実行すると、Recovery Managerによってファイルがディスク・グループにリストアされます。 

NEW 

DB_CREATE_FILE_DESTで指定したディレクトリにOracle管理ファイルを作成します。元のファイルがOracle Managed Filesまたは自動ストレージ管理ディスク・グループの場合は、Recovery Managerによって元のファイルの削除が試行されます。

DUPLICATEコマンドを使用する場合、またはRecovery Managerの TSPITRを実行する場合は、このオプションを使用できません。

関連項目: Oracle Managed Filesの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。 

MAXCORRUPT FOR DATAFILE datafileSpec TO integer 

指定したデータ・ファイルまたはデータ・ファイルのグループ内でデータベースが許容する未検出のブロック破損数に制限を設定します。BACKUPコマンドまたはCREATE CATALOGコマンドが指定数以上の破損を検出した場合、このコマンドが終了します。デフォルトは0(ゼロ)で、Recovery Managerが破損ブロックを許容しないことを意味します。

注意: CHECK LOGICALを指定した場合、MAXCORRUPTは、検出された論理的および物理的な破損の合計に適用されます。そうでない場合、MAXCORRUPTは、物理的なブロック破損の数にのみ適用されます。

関連項目: 「datafileSpec」を参照してください。 

ARCHIVELOG DESTINATION
TO 'log_archive_dest' 

後続のRESTOREおよびRECOVERコマンドでリストアされるアーカイブ・ログの名前を構成するときに、ターゲット・データベースのLOG_ARCHIVE_DEST_1初期化パラメータをオーバーライドします。Recovery Managerは、'log_archive_dest'に指定した宛先にログをリストアします。すでにディスクには存在していないアーカイブREDOログのリストアに、このパラメータを使用します。

データベース・リストアの実行中に、このコマンドを使用して、異なる位置にアーカイブ・ログを移動します。Recovery Managerは新しくリストアされたアーカイブ・ログがどこにあるかを認識しています。アーカイブ・ログがLOG_ARCHIVE_DEST_1によって指定された宛先にある必要はありません。たとえば、パラメータ・ファイルで指定した宛先とは異なる宛先を指定してアーカイブREDOログのバックアップをリストアする場合、後続のリストアおよびリカバリ操作では新しい位置を検出します。Recovery Managerは、アーカイブREDOログをバックアップ・セットからリストアする前に、それがディスク上にあるかどうかを必ず最初に調べます。 

untilClause 

後続のRESTOREまたはRECOVERコマンドで使用する終了時刻、SCNまたはログ順序番号を指定します。

関連項目: 「untilClause」を参照してください。 

BACKUP COPIES = integer 

チャネルが作成する必要がある各バックアップ・ピースのコピー数として1、2、3または4を指定します。SET BACKUP COPIESコマンド(BACKUPコマンドにのみ影響)は、セッション中に割り当てられるすべてのチャネルに影響します。優先順位は次のとおりで、リストの上位にある設定で下位にある設定がオーバーライドされます。

  • BACKUP COPIES

  • SET BACKUP COPIES

  • CONFIGURE ...BACKUP COPIES

バックアップ・ピースの名前は、BACKUPコマンドのFORMAT句に依存します。指定できるFORMAT文字列は4つ以内です。Recovery Managerで2番目、3番目および4番目の値が使用されるのは、BACKUP COPIESSET BACKUP COPIES、またはCONFIGURE ... BACKUP COPIESが有効な場合のみです。各バックアップ・ピースに使用するフォーマットを選択すると、Recovery Managerでは最初のフォーマット値がコピー1、2番目のフォーマット値がコピー2というように順番に使用されます。フォーマット値の数がコピー数より多ければ、余分のフォーマットは使用されません。フォーマット値の数がコピー数より少なければ、Recovery Managerでは最初のフォーマット値から順番に再利用されます。

注意: BACKUP COPIESオプションは、ファイルがフラッシュ・リカバリ領域に作成されている場合は有効ではありません。フラッシュ・リカバリ領域へのバックアップは多重化できません。

注意: 制御ファイルのディスクへの自動バックアップは特殊ケースであり、多重化されることはありません。Recovery Managerが書き込むコピーは常に1つのみです。 

COMMAND ID TO 'string' 

指定した文字列をすべてのチャネルのV$SESSION.CLIENT_INFO列に入力します。この情報は、データベース・サーバー・セッションとRecovery Managerのチャネルの対応関係の確認に使用します。SET COMMAND IDコマンドは、すでに割当て済のチャネルにのみ適用されます。

V$SESSION.CLIENT_INFO列には、各Recovery Managerサーバー・セッションに関する情報があります。データの形式は、次の形式のいずれかです。

  • id=string

  • id=string, ch=channel_id

1番目の形式は、Recovery Managerターゲット・データベース接続で使用されます。2番目の形式は、割り当てられたすべてのチャネルについて使用されます。現行のジョブが完了すると、V$SESSION.CLIENT_INFO列は消去されます。

関連項目: V$SESSION.CLIENT_INFOの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。 

CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT FOR DEVICE TYPE deviceSpecifier TO formatSpec 

指定したデバイス・タイプの制御ファイルの自動バックアップについて、デフォルトのファイル名フォーマットをオーバーライドします。このオーバーライドは、セッション・レベルでのみ発生します。このコマンドはRUNコマンド内またはRecovery Managerプロンプトで実行できます。優先順位は次のとおりです。

  1. RUNブロック内で実行されるSET CONTROLFILE AUTOBACKUP

  2. Recovery Managerプロンプトで実行されるSET CONTROLFILE AUTOBACKUP

  3. CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT

新しいformatSpecには%F置換変数が必要です。他の置換変数は、制御ファイルの自動バックアップformatSpecでは有効ではありません。

関連項目: %F置換変数の意味については、「formatSpec」を参照してください。 

複数のデータベースが同じ名前を共有している場合の制御ファイルのリストア: 例

次の例では、複数のターゲット・データベースがカタログ内で同じDB_NAMEを共有しているため、DBIDを使用して制御ファイルをリストアします。ターゲット制御ファイルのリストア後は、データベースをマウントして残りのデータベースをリストアできます。

rman TARGET / CATALOG rman/rman@catdb 
RMAN> STARTUP FORCE NOMOUNT;
RMAN> SET DBID = 862893450
; # needed to distinguish target from others with same DB_NAME
RMAN> RESTORE CONTROLFILE; # assuming catalog has automatic channel allocation information
RMAN> ALTER DATABASE MOUNT;

コマンドIDの設定: 例

この例では、コマンドIDを設定し、users表領域をバックアップして、オンラインREDOログをアーカイブします。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL t1 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk1/%U';
ALLOCATE CHANNEL t2 DEVICE TYPE DISK FORMAT '/disk2/%U';
SET COMMAND ID TO 'rman';
BACKUP INCREMENTAL LEVEL 0 MAXSETSIZE 5M TABLESPACE users;
SQL 'ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG ALL';

}

バックアップ・セットの多重化: 例

CONFIGUREコマンドを使用して、多重化を次のように設定したと仮定します。

CONFIGURE ARCHIVELOG COPIES FOR DEVICE TYPE sbt TO 4;
CONFIGURE DATAFILE COPIES FOR DEVICE TYPE sbt TO 3;

次の例では、これらの構成をオーバーライドし、バックアップ内の各データ・ファイルとアーカイブ・ログについて2つのコピーを作成します。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL dev1 DEVICE TYPE sbt;
SET BACKUP COPIES = 2;
BACKUP DATAFILE 1,2,3,4,5;
BACKUP ARCHIVELOG ALL;
}
リストア中の自動バックアップのフォーマットのオーバーライド: 例

この例では、DBIDを設定し、リストアの境界時刻を設定してから、非デフォルト・フォーマットを使用して制御ファイルの自動バックアップをリストアします。最初にRecovery Managerを起動して、次のように実行します。

CONNECT TARGET / NOCATALOG
STARTUP FORCE NOMOUNT
SET DBID 676549873;
RUN
{
SET UNTIL TIME '10/10/2001 13:45:00';
SET CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT FOR DEVICE TYPE DISK TO '?/oradata/cf_%F.bak';
RESTORE CONTROLFILE FROM AUTOBACKUP MAXSEQ 100;
}
ALTER DATABASE MOUNT;
サーバー・パラメータ・ファイルのリストア: 例

この例では、消失したサーバー・パラメータ・ファイルをリストアします。

CONNECT TARGET / CATALOG rman/rman@catdb
SET DBID 676549873; # set dbid so rman knows the database name
STARTUP FORCE NOMOUNT # rman starts database with a dummy server parameter file
RESTORE SPFILE;
STARTUP FORCE; # needed so that RMAN restarts database with restored server parameter file

SHOW

構文

show::=


画像の説明

用途

現行のCONFIGUREコマンドの設定を表示します。SHOWの出力は、構成の設定に使用したCONFIGUREコマンドで構成されます。Recovery Managerのデフォルト構成には、接尾辞#defaultが付いています。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

ALL 

ユーザーが入力したすべてのCONFIGUREコマンドとデフォルト構成を表示します。 

ARCHIVELOG BACKUP COPIES 

アーカイブREDOログのバックアップに対して現在構成されている多重化の程度を表示します。 

ARCHIVELOG DELETION POLICY 

現在構成されているアーカイブREDOログの削除方針を表示します。 

AUXNAME 

CONFIGURE AUXNAMEの設定を表示します。 

BACKUP OPTIMIZATION 

CONFIGURE BACKUP OPTIMIZATIONの設定を表示します。ONまたはOFF(デフォルト)のどちらかです。 

[AUXILIARY] CHANNEL 

CONFIGURE CHANNELの設定を表示します。通常のチャネルまたはAUXILIARYチャネルを指定できます。 

FOR DEVICE TYPE deviceSpecifier 

チャネルのデバイス・タイプを指定します。たとえば、SHOW CHANNEL FOR DEVICE TYPE DISKではディスク・チャネルのチャネル設定のみが表示されます。 

CONTROLFILE AUTOBACKUP 

CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUPの設定を表示します。ONまたはOFFのどちらかです。 

FORMAT 

構成済デバイスについて、制御ファイルの自動バックアップ・ファイルのフォーマットを表示します。 

{DATAFILE | ARCHIVELOG} BACKUP COPIES 

データ・ファイルとアーカイブREDOログに関するCONFIGURE ... BACKUP COPIESの設定を表示します。123または4のいずれかです。 

[DEFAULT] DEVICE TYPE 

構成済のデバイス・タイプと並列度の設定を表示します。DEFAULTを指定すると、SHOWではデフォルトのデバイス・タイプと設定が表示されます。 

ENCRYPTION 

ALGORITHMまたはFOR {DATABASE |TABLESPACE }とともに使用すると、データベースまたはデータベース内の表領域に対して現在構成されている暗号化設定を表示します。 

ALGORITHM 

暗号化されたバックアップ・セットに書き込む場合に暗号化で使用されるデフォルトの構成済アルゴリズムを指定します。V$RMAN_ENCRYPTION_ALGORITHMSに、使用可能な値が示されています。 

FOR

{ DATABASE |TABLESPACE }  

データベースまたは各表領域の現在の暗号化設定を表示します。 

EXCLUDE 

除外するように指定した表領域のみを表示します。 

MAXSETSIZE 

CONFIGURE MAXSETSIZEの設定を表示します。 

RETENTION POLICY 

現行のターゲット・データベースに関するCONFIGURE RETENTION POLICYの設定を表示します。 

SNAPSHOT CONTROLFILE NAME 

CONFIGURE SNAPSHOT CONTROLFILEの設定を表示します。 

チャネル構成の表示: 例

この例では、自動チャネル構成の表示に関連するコマンドを表示します。

RMAN> SHOW CHANNEL;
RMAN> SHOW DEVICE TYPE;
RMAN> SHOW DEFAULT DEVICE TYPE;
RMAN> SHOW MAXSETSIZE;
すべての構成の表示: 例

この例では、ターゲット・データベース用のすべての永続構成とサンプル出力を表示します。

RMAN> SHOW ALL;

RMAN configuration parameters are:
CONFIGURE RETENTION POLICY TO REDUNDANCY 1; # default
CONFIGURE BACKUP OPTIMIZATION ON;
CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO DISK; # default
CONFIGURE DEVICE TYPE "SBT" PARALLELISM 1;
CONFIGURE DEVICE TYPE DISK PARALLELISM 1; # default
CONFIGURE DATAFILE BACKUP COPIES FOR DISK TO 2;
CONFIGURE DATAFILE BACKUP COPIES FOR SBT TO 1; #default
CONFIGURE ARCHIVELOG BACKUP COPIES FOR SBT TO 1; # default
CONFIGURE ARCHIVELOG BACKUP COPIES FOR DISK TO 1; # default
CONFIGURE MAXSETSIZE TO 2097152K;
CONFIGURE SNAPSHOT CONTROLFILE NAME TO '/oracle/dbs/cf_snap.f';

SHUTDOWN

構文

shutdown::=


画像の説明

用途

Recovery Managerを終了せずに、ターゲット・データベースを停止します。このコマンドは、SQL*PlusのSHUTDOWN文を使用するのと同じです。

関連項目:

データベースの起動と停止の方法は、『Oracle Database管理者ガイド』を、SHUTDOWNコマンドの構文は、『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

ABORT 

ターゲット・インスタンスを停止します。次の結果になります。

  • すべての現行のクライアントのSQL文は、即時終了します。

  • コミットされていないトランザクションは、次の起動までロールバックされません。

  • すべての接続ユーザーは切断されます。

  • 次の起動時に、データベースのクラッシュ・リカバリが実行されます。

 

IMMEDIATE 

ターゲット・データベースを即時に停止します。次の結果になります。

  • データベースで処理中の現行のクライアントのSQL文が完了します。

  • コミットされていないトランザクションはロールバックされます。

  • すべての接続ユーザーは切断されます。

 

NORMAL 

データベースをNORMALモード(デフォルトのオプション)で停止します。これには、次のような意味があります。

  • 文の発行後は、新しい接続ができません。

  • データベースは、現在の接続ユーザーが切断するまで待機してから停止します。

  • 次回のデータベース起動時には、インスタンス・リカバリの必要がありません。

 

TRANSACTIONAL 

ターゲット・データベースをクライアントへの中断を最小化して停止します。次の結果になります。

  • 現在トランザクションを進めているクライアントは、データベースの停止前にトランザクションをコミットするか、終了します。

  • このインスタンス時には、どのクライアントも新しいトランザクションを開始できません。新しいトランザクションを開始しようとするクライアントは切断されます。

  • すべてのトランザクションがコミットするかまたは終了した後に、接続中のクライアントが切断されます。

 

IMMEDIATEオプションを使用したデータベースの停止: 例

この例では、現行のSQLトランザクションが処理されるのを待ってデータベースを停止し、その後でデータベースをマウントします。

SHUTDOWN IMMEDIATE;
STARTUP MOUNT;
NOARCHIVELOGモードでのデータベースの停止: 例

この例では、NOARCHIVELOGモードで実行中のデータベースをバックアップします。

STARTUP FORCE DBA;
SHUTDOWN IMMEDIATE;
STARTUP MOUNT;
# executing the preceding commands ensures that database is in proper state
# for NOARCHIVELOG backups
BACKUP COPIES 2 DATABASE;
ALTER DATABASE OPEN;

SPOOL

構文

spool::=


画像の説明

用途

Recovery Manager出力をログ・ファイルに書き込みます。

ファイルが存在しない場合、Recovery Managerはファイルを作成します。ファイルが存在する場合、デフォルトでは、Recovery Managerによってそのファイルが上書きされます。APPENDを指定すると、Recovery Managerによって出力がファイルの最後に追加されます。

指定したファイルが書込み用にオープンできない場合、Recovery ManagerはかわりにSPOOLOFFに変更して動作を継続します。

関連項目:

LOGファイルの詳細は、「cmdLine」を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

SPOOLコマンドは、RUNブロック外で実行してください。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

OFF 

スプーリングをオフにします。 

TO filename 

Recovery Managerによる出力の書込み先のログ・ファイルの名前を指定します。Recovery Managerは、ファイルが存在しない場合は作成し、存在する場合は上書きします。 

APPEND 

Recovery Managerによって出力が既存のログの最後に追加されるように指定します。 

ファイルへのRecovery Manager出力のスプーリング: 例

この例では、データ・ファイル1のバックアップは標準出力に、データ・ファイル2のバックアップはログ・ファイルに、データベース全体のバックアップは別のログ・ファイルに出力されます。

BACKUP DATAFILE 1;
SPOOL LOG TO '/tmp/df2log.f';
BACKUP DATAFILE 2;
SPOOL LOG OFF;
SPOOL LOG TO '/tmp/dblog.f';
BACKUP DATABASE;
SPOOL LOG OFF;

SQL

構文

sql::=


画像の説明

用途

Recovery Manager内からSQL文またはPL/SQLストアド・プロシージャを実行します。

制限事項と使用上の注意

SQLキーワードに続く文字列に一重引用符を使用するか、ファイル名に一重引用符を1組のみ使用すると、コマンドは正常に終了しません。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

'command' 

SQL文の実行を指定します。たとえば、Recovery Managerプロンプトで次のコマンドを発行し、オンラインREDOログをアーカイブします。

SQL 'ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG ALL'; 

EXECUTEはSQL*Plusコマンドのため、Recovery ManagerのSQLコマンド内でEXECUTEを指定してPL/SQLコマンドを実行することはできません。かわりに、BEGINおよびENDキーワードを使用する必要があります。たとえば、Recovery ManagerのSQLコマンドを通じてPL/SQLプロシージャrman.rman_purgeを実行するには、次のコマンドを発行します。

SQL 'BEGIN rman.rman_purge; END;';
 

アーカイブされていないオンライン・ログのアーカイブ: 例

この例では、表領域をバックアップしてから、アーカイブされていないオンライン・ログをすべてアーカイブします。

BACKUP TABLESPACE users;
SQL "ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENT";
引用符付き文字列内のファイル名の指定: 例

この例では、二重引用符付き文字列のコンテキスト内で、2組の一重引用符を使用してファイル名を指定します。

SQL "ALTER TABLESPACE tbs_1 ADD DATAFILE ''/oracle/dbs/tbs_7.f'' NEXT 10K MAXSIZE 100k;"
Recovery Manager内でのPL/SQLストアド・プロシージャの実行: 例

この例では、PL/SQLストアド・プロシージャscott.update_logを発行します。

RUN
{
SQL ' BEGIN scott.update_log; END; ';
}

STARTUP

構文

startup::=


画像の説明

用途

Recovery Manager環境内からターゲット・データベースを起動します。このコマンドは、SQL*PlusのSTARTUPコマンドと同じです。次の操作が可能です。

また、Recovery ManagerのSTARTUPコマンドでは、サーバー・パラメータ・ファイルや初期化パラメータ・ファイルがない場合にも、NOMOUNTモードでインスタンスを起動できます。この機能は、消失したサーバー・パラメータ・ファイルのリストアを必要とする場合に役立ちます。

関連項目:

データベースの起動と停止の方法は、『Oracle Database管理者ガイド』を、SQL*PlusのSTARTUPコマンドの構文は、『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

オプションをなにも指定しなかった場合は、Recovery Managerは、デフォルトのサーバー・パラメータ・ファイルを使用してデータベースをマウントし、オープンします。

構文の要素  説明 

STARTUP 

STARTUPのみを指定して他のオプションを指定しない場合は、インスタンスを起動した後で、データベースをマウントしてオープンします。 

DBA 

アクセスをRESTRICTED SESSION権限を持つユーザーに制限します。 

FORCE 

データベースがオープン状態の場合、FORCEは、データベースを再オープンする前にSHUTDOWN ABORT文で停止します。データベースがクローズ状態の場合、FORCEはデータベースをオープンします。 

MOUNT 

インスタンスを起動してからデータベースをマウントしますが、オープンはしません。 

NOMOUNT 

データベースをマウントせずにインスタンスを起動します。パラメータ・ファイルが存在しない場合、Recovery Managerは仮パラメータ・ファイルでインスタンスを起動します。RESTORE SPFILEを実行すると、バックアップ・サーバー・パラメータ・ファイルをリストアできます。 

PFILE = 'filename' 

ターゲット・データベースのinit.oraファイルのファイル名を指定します。このパラメータを指定しなければ、デフォルトのinit.oraのファイル名が使用されます。 

デフォルトのパラメータ・ファイルを使用したデータベースのオープン: 例

この例では、データベースを起動してオープンします。

STARTUP;
パラメータ・ファイル指定によるデータベースのマウント: 例

この例では、SHUTDOWN ABORTを実行してから、非デフォルトのパラメータ・ファイルの位置を指定し、制限付きアクセスでデータベースをマウントします。

STARTUP FORCE MOUNT DBA PFILE=/tmp/initTRGT.ora;
パラメータ・ファイルを使用しないインスタンスの起動: 例

次の例では、パラメータ・ファイルを使用せずにインスタンスを起動して、RESTORE SPFILEを実行します。

SET DBID 1447326980;
STARTUP FORCE NOMOUNT; # RMAN starts instance with dummy parameter file
RESTORE SPFILE FROM AUTOBACKUP; # restore a server parameter file
STARTUP FORCE; # restart instance with restored server parameter file

SWITCH

構文

switch::=


画像の説明

switchFile::=


画像の説明

用途

データ・ファイルのコピーを現行のデータ・ファイルとして使用します。つまり、制御ファイルが指し示すデータ・ファイルを変更します。SWITCHは、PL/SQL文ALTER DATABASE RENAME FILEを使用した場合と同じ結果になります。Recovery Managerリポジトリ内のファイルの名前は更新されますが、データベースは、オペレーティング・システム・レベルでは実際に名前を変更しません。このコマンドによって、リカバリ・カタログからデータ・ファイルのコピーのRecovery Managerリポジトリ・レコードが削除され、制御ファイル・レコードの状態がDELETEDに更新されることに注意してください。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

switch

構文の要素  説明 

DATABASE TO COPY 

データ・ファイルおよび制御ファイルの名前を変更して、これらのファイルのイメージ・コピーのファイル名を使用します。Recovery Managerは、各ファイルの最新のイメージ・コピーに切り替えられます。

データベースの切替え後、Recovery Managerでは、以前のデータベースがデータ・ファイルのコピーとして認識されます。 

DATAFILE datafileSpec
TO COPY 

名前の変更が必要なデータ・ファイルを指定します。DATABASE TO COPYを使用する場合と同様に、このデータ・ファイルを最新のイメージ・コピーに切り替えることを指定します。

ファイルの切替え後、指定したファイルは制御ファイルによってカレントとは認識されません。 

TABLESPACE
'tablespace_name'
TO COPY 

SWITCH DATAFILE ... TO COPYを使用する場合と同様に、表領域内のすべてのデータ・ファイルを切り替えます。 

switchFile

構文の要素  説明 

DATAFILE ALL 

このジョブでSET NEWNAME FOR DATAFILEコマンドが発行されたすべてのデータ・ファイルを新規の名前に切り替えるように指定します。 

DATAFILE datafileSpec
TO DATAFILECOPY
{'filename'
| TAG = 'tag_name'
}

 

名前の変更が必要なデータ・ファイルを指定します。ファイルの切替え後、指定したファイルは制御ファイルによってカレントとは認識されません。たとえば、このコマンドはtbs_1.fからcp1.fまでの制御ファイルを指し示します。

SWITCH DATAFILE '?/dbs/tbs_1.f' TO DATAFILECOPY '?/dbs/copies/cp1.f';

TOオプションを指定しない場合、Recovery Managerは、このファイル番号に対してRUNブロック内の以前のSET NEWNAMEコマンドで切替え先として指定したファイル名を使用します。

TO DATAFILECOPY句で使用するファイル名またはタグによって、ファイルの切替えに使用する入力コピー・ファイルを指定します。つまり、名前の変更が必要なデータ・ファイルのコピーを指定します。ファイル名またはタグでファイルを指定してください。たとえば、次のコマンドではデータ・ファイル2のファイル名としてdf2.copyを設定します。

SWITCH DATAFILE 2 TO DATAFILECOPY '?/dbs/df2.copy';

タグを指定した場合に、このタグ名が複数のコピーに使用されていると、Recovery Managerは最新のコピー、つまり、最小限のリカバリを必要とするコピーを使用します。

次のコマンドでは、データ・ファイル3を、最も新しく作成されたmondayPMcopyというタグ付きのデータ・ファイルのコピーに切り替えます。

SWITCH DATAFILE 3 TO DATAFILECOPY TAG mondayPMcopy;
 

TEMPFILE ALL 

このジョブでSET NEWNAME FOR TEMPFILEコマンドが発行されたすべての一時ファイルを新規の名前に切り替えるように指定します。 

TEMPFILE tempFileSpec TO { quoted_string | NEW 

quoted_stringを指定すると、指定した一時ファイルをquoted_stringで指定した名前に変更されます。NEWを指定すると、指定した一時ファイルは、DB_CREATE_FILE_DEST内のOMFファイル名に変更されます。一時ファイルは、データベースがオープンされた時点で存在していない場合は作成されます。 

リストア後のデータ・ファイルのファイル名の切替え: 例

この例では、Recovery Managerがディスクとテープからリストアできるように、ディスク・デバイスとテープ・デバイスを1つずつ割り当てています。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL dev1 DEVICE TYPE DISK;
ALLOCATE CHANNEL dev2 DEVICE TYPE sbt;
SQL "ALTER TABLESPACE tbs_1 OFFLINE IMMEDIATE";
SET NEWNAME FOR DATAFILE '/disk7/oracle/tbs11.f'
TO '/disk9/oracle/tbs11.f';
RESTORE TABLESPACE tbs_1;
SWITCH DATAFILE ALL;
RECOVER TABLESPACE tbs_1;
SQL "ALTER TABLESPACE tbs_1 ONLINE";
}
SWITCH TEMPFILEを使用した一時ファイルの直接的な名前の変更: 例

この例では、ファイルの新しい名前を指定するSET NEWNAMEコマンドを使用せずに一時ファイルの名前を変更します。この操作を行う場合は、データベースをオープンしないでください。

RUN
{
SWITCH TEMPFILE 1 TO '/newdisk/dbs/temp1.f';
}
SET NEWNAMEおよびSWITCH TEMPFILEを使用した一時ファイルの名前の変更: 例

この例では、SET NEWNAMEを使用して一時ファイルの新しい名前を指定し、SWITCHを使用して実際に一時ファイル名を指定されたファイル名に変更します。この手順を開始する際にデータベースがオープンされていないことに注意してください。データベースがオープンされている場合は一時ファイルが再作成されます。

RUN
{
SET NEWNAME FOR TEMPFILE 1 TO '/newdisk/dbs/temp1.f';
SWITCH TEMPFILE 1;
RESTORE DATABASE;
RECOVER DATABASE;
ALTER DATABASE OPEN;
}
SET NEWNAMEおよびSWITCH TEMPFILE ALLを使用した一時ファイルの名前の変更: 例

この例では、SET NEWNAMEを使用して複数の一時ファイルの新しい名前を指定し、SWITCH TEMPFILE ALLを使用して実際に一時ファイル名を指定されたファイル名に変更します。データベースはこの手順を開始する際にオフラインである必要があります。データベースがオープンされている場合は一時ファイルが新しい場所に再作成されます。

RUN
{
SET NEWNAME FOR TEMPFILE 1 TO '/newdisk/dbs/temp1.f';
SET NEWNAME FOR TEMPFILE 2 TO '/newdisk/dbs/temp2.f';
SET NEWNAME FOR TEMPFILE 3 TO NEW; #use OMF for this one
SWITCH TEMPFILE ALL;
RESTORE DATABASE;
RECOVER DATABASE;
ALTER DATABASE OPEN;
}
SET NEWNAMEおよびSWITCH TEMPFILE ALLを使用した一時ファイルの名前の変更: 例

この例では、スタンバイ用にデータベースを複製する際に一時ファイルに名前を指定する方法を示します。

RUN
{
SET NEWNAME FOR TEMPFILE 1 TO '/newdisk/dbs/temp1.f';
SET NEWNAME FOR TEMPFILE 2 TO '/newdisk/dbs/temp2.f';
SET NEWNAME FOR TEMPFILE 3 TO '/newdisk/dbs/temp3.f';
DUPLICATE DATABASE FOR STANDBY;
}

tempfileSpec

構文

tempFileSpec::=


画像の説明

用途

一時ファイルを名前または絶対ファイル番号で指定する副次句です。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

'filename' 

絶対パスまたは相対ファイル名のいずれかでデータ・ファイルを指定します。相対ファイル名を指定した場合、ファイル名はターゲット・データベースによってプラットフォーム固有の方法で修飾されます。 

integer 

絶対ファイル番号でデータ・ファイルを指定します。ファイル名は、V$TEMPFILEビューまたはREPORT SCHEMAから取得します。 

ファイル名による一時ファイルの指定: 例

この例では、ファイル名を指定して、一時ファイル?/oradata/trgt/tmp1.f/newdisk/tmp1.fに変更します。

RUN {
SWITCH TEMPFILE ?/oradata/trgt/tmp1.f TO /newdisk/tmp1.f;
}

この例を実行する場合は、データベースをオープンしないでください。

絶対ファイル番号による一時ファイルの指定: 例

この例では、絶対ファイル番号を指定して、一時ファイル1/newdisk/tmp1.fに変更します。

RUN {
SWITCH TEMPFILE 1 TO /newdisk/tmp1.f;
}

この例を実行する場合は、データベースをオープンしないでください。


TRANSPORT TABLESPACE

構文

transpt_tbs::=


画像の説明

transpt_tbs_optlist::=


画像の説明

用途

ソース・データベースのライブ・データ・ファイルではなく、Recovery Managerバックアップからトランスポータブル表領域セットを作成する場合。また、現在ではなく、過去のある時点までリカバリするトランスポータブル表領域セットを作成する場合。

制限事項と使用上の注意

『Oracle Database管理者ガイド』で説明されているトランスポータブル表領域セットの作成に関する制限事項は、表領域を読取り専用にする要件を除いて、バックアップから表領域をトランスポートする場合に適用されます。

TRANSPORT TABLESPACEでは、エンディアン・フォーマットの変換は実行されません。ターゲット・プラットフォームに別のエンディアン・フォーマットが含まれている場合は、Recovery ManagerのCONVERTコマンドを使用して、トランスポータブル・セットのデータ・ファイルのエンディアン・フォーマットを変換する個別の手順を実行します。

関連項目:

異なるエンディアン・フォーマットでターゲット・プラットフォームにトランスポートするための表領域の変換方法については、「CONVERT」を参照してください。 

また、Recovery Managerを使用してトランスポータブル表領域セットを作成する場合に固有の制限事項もあります。

リカバリ・カタログなしでTRANSPORT TABLESPACEを実行する場合は、次の追加の制限事項が適用されます。

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

tablespace_name 

トランスポートする各表領域の名前を指定します。 

transpt_tbs_oplist

構文の要素  説明 

AUXILIARY DESTINATION  

補助インスタンス用のファイルの格納場所を指定するオプションの引数です。SET NEWNAMEおよびCONFIGURE AUXNAMEは、個々のファイルに対してこの引数をオーバーライドする場合に使用できます。また、DB_FILE_NAME_CONVERTおよびLOG_FILE_NAME_CONVERT初期化パラメータは、独自の初期化パラメータを使用して補助インスタンスをカスタマイズする場合にAUXILIARY DESTINATIONのかわりに使用できます。補助インスタンス・ファイルの様々なネーミング・メソッド間での相互作用の詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

DUMP FILE 

エクスポート・ダンプ・ファイルを作成する場所を指定するオプションの引数です。指定しない場合、エクスポート・ダンプ・ファイルは、dmpfile.dmpという名前で、DATAPUMP DIRECTORY句で指定された場所または表領域のトランスポート先に格納されます。 

EXPORT LOG 

Data Pump Exportで生成されたログの場所を指定するオプションの引数です。省略した場合、エクスポート・ログは、explog.logという名前で、DATAPUMP DIRECTORY句で指定された場所または表領域のトランスポート先に格納されます。 

IMPORT SCRIPT 

トランスポート先データベースのトランスポートされた表領域に接続する際に使用する、Recovery Managerで生成されるサンプル入力スクリプトのファイル名を指定するオプションの引数です。省略した場合、インポート・スクリプトはimpscript.sqlという名前になります。このスクリプトは、表領域のトランスポート先に格納されます。 

TABLESPACE DESTINATION 

表領域のトランスポート操作の最後に、トランスポートされる表領域のデータ・ファイルを残すディレクトリを指定する引数です。 

untilClause 

過去の時点を指定するオプションの引数です。指定した場合、Recovery Managerは、エクスポート前に補助インスタンスで表領域をその過去の時点における表領域の内容にリストアおよびリカバリします。 

TRANSPORT TABLESPACEを使用したバックアップからのトランスポータブル表領域の作成: 例

この例では、トランスポータブル・セットの表領域はtbs_2およびtbs_3で、トランスポータブル・セットのファイルは/disk1/transport_destに格納されます。また、トランスポータブル表領域は、現時点までリカバリされます。

transport tablespace tbs_2, tbs_3
   tablespace destination '/disk1/transportdest'
   auxiliary destination '/disk1/auxdest'
   ;
 
過去のある時点を指定したTRANSPORT TABLESPACEの使用: 例

この例では、トランスポータブル・セットの表領域はtbs_2およびtbs_3で、トランスポータブル・セットのファイルは/disk1/transport_destに格納されます。また、トランスポータブル表領域は、指定したSCNまでリカバリされます。

transport tablespace tbs_2, tbs_3
   tablespace destination '/disk1/transportdest'
   auxiliary destination '/disk1/auxdest'
   UNTIL SCN 251982;
   ;
 
カスタム・ファイルの場所を指定したTRANSPORT TABLESPACEの使用: 例

この例では、ダンプ・ファイルなどのData Pump関連ファイルの場所を制御するTRANSPORT TABLESPACEおよびこの場合はディレクトリ・オブジェクトmypumpdirを参照するDATAPUMP DIRECTORYのオプションの引数の使用方法を示します。

TRANSPORT TABLESPACE tbs_2
   TABLESPACE DESTINATION '/disk1/transportdest'
   AUXILIARY DESTINATION '/disk1/auxdest'
   DATAPUMP DIRECTORY mypumpdir
   DUMP FILE 'mydumpfile.dmp'
   IMPORT SCRIPT 'myimportscript.sql'
   EXPORT LOG 'myexportlog.log';
   

UNREGISTER DATABASE

構文

unregister::=


画像の説明

用途

リカバリ・カタログからデータベースを登録解除します。

関連項目:

データベースを削除し、1つのコマンドで登録解除する方法は、「DROP DATABASE」を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

database_name 

登録解除するターゲット・データベースの名前を指定します。Recovery Managerをターゲット・データベースに接続していない場合は、db_nameを指定する必要はありません。 

NOPROMPT 

データベースを登録解除する前に、Recovery Managerによって確認のプロンプトが表示されないように指定します。 

データベースの登録解除: 例

この例では、ターゲット・データベースtest1に接続し、その後、そのデータベースを登録解除します。

rman TARGET SYS/oracle@test1 CATALOG rman/rman@catdb

RMAN> UNREGISTER DATABASE NOPROMPT;
カタログ内で一意でないデータベースの登録解除: 例

次のUNIXシェル・スクリプトでは、リカバリ・カタログからデータベースtestdbを登録解除します。testdbという複数のデータベースがリカバリ・カタログに登録されているため、また、Recovery Managerがターゲット・データベースに接続されていない(ターゲット・データベースがファイル・システムからすでに削除されている)ため、SET DBIDを実行する必要があります。

rman CATALOG rman/rman@catdb
RMAN> RUN
{
SET DBID 1334531173; # specifies test database by DBID
UNREGISTER DATABASE testdb NOPROMPT;
}

untilClause

構文

untilClause::=


画像の説明

用途

各種のRecovery Manager操作に対して時刻、SCN、リストア・ポイントまたはログ順序番号による上限を指定する副次句です。

関連項目:

Recovery Managerで使用される日付書式を設定する方法は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』を参照してください。 

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

UNTIL SCN = integer 

SCNを上限として指定します。Recovery Managerは、指定したSCNの前までのリストアまたはリカバリに使用できるファイルのみを選択します。たとえば、RESTORE DATABASE UNTIL SCN 1000を実行すると、SCN 1000までのリカバリに使用できるバックアップのみが選択されます。 

UNTIL RESTORE POINT restore_point_name 

リストア・ポイントを指定すると、リストア・ポイントを作成したSCNが上限になります。Recovery Managerは、対応するSCNの前までのリストアまたはリカバリに使用できるファイルのみを選択します。

注意: SET UNTIL RESTORE POINTを使用する場合は、データベースがマウントされている必要があります。 

UNTIL SEQUENCE = integer THREAD = integer 

REDOログ順序番号とスレッドを上限として指定します。Recovery Managerは、指定した順序番号の前までのリストアまたはリカバリに使用できるファイルのみを選択します。たとえば、REPORT OBSOLETE UNTIL SEQUENCE 8000 THREAD 1を実行すると、ログ順序7999までのリカバリに使用できるバックアップのみがレポートされます。 

UNTIL TIME = 'date_string' 

時刻を上限として指定します。Recovery Managerは、指定した時刻の直前までのリストアまたはリカバリに使用できるファイルのみを選択します。たとえば、LIST BACKUP UNTIL TIME 'SYSDATE-7'を実行すると、1週間前の時点までのリカバリに使用できるバックアップがすべてリストされます。 

あるログ順序番号までの不完全リカバリの実行: 例

この例は、ログ順序1234がディスク障害のために失われたため、使用可能なアーカイブREDOログを使用してデータベースをリカバリする必要があることを前提としています。

RUN
{
SET UNTIL SEQUENCE 1234 THREAD 1;
RESTORE CONTROLFILE ;
ALTER DATABASE MOUNT;
RESTORE DATABASE;
RECOVER DATABASE; # recovers through log 1233
ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;
}
指定したSCNまでの不完全リカバリの実行: 例

この例では(マウントされたデータベースを仮定して)、指定したSCNまでデータベースをリカバリします。

RUN
{
ALLOCATE CHANNEL ch1 TYPE sbt;
RESTORE DATABASE;
RECOVER DATABASE UNTIL SCN 1000; # recovers through SCN 999
ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;
}
リストア・ポイントまでの不完全リカバリの実行: 例

この例(データベースは起動されているがマウントされていない)では、指定したリストア・ポイントまでデータベースがリカバリされます。

  STARTUP MOUNT;
RUN
{
SET UNTIL RESTORE POINT 'before_batch';
RESTORE DATABASE;
RECOVER DATABASE;
ALTER DATABASE OPEN RESETLOGS;
}
不要なバックアップのレポート: 例

この例は、過去1週間以内のいずれかの時点までリカバリできることを前提条件としています。1週間前の時点までデータベースをリカバリするために使用できるバックアップは、すべて不要とみなされます。

REPORT OBSOLETE UNTIL TIME 'SYSDATE-7';

UPGRADE CATALOG

構文

upgradeCatalog::=


画像の説明

用途

リカバリ・カタログ・スキーマを、旧バージョンから、Recovery Manager実行可能ファイルに必要なバージョンにアップグレードします。たとえば、Recovery Managerリリース8.0のリカバリ・カタログをRecovery Managerリリース8.1で使用する場合は、カタログのアップグレードが必要です。

UPGRADE CATALOGでは、アップグレード用のスクリプトは実行されないため注意してください。かわりに、Recovery Managerは各種のSQL DDL文をリカバリ・カタログに送信し、新規の表、ビュー、列などでリカバリ・カタログ・スキーマを更新します。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

なし。

リカバリ・カタログのアップグレード: 例

この例では、オペレーティング・システムのコマンドラインでリカバリ・カタログ・データベースrecdbに接続し、それを新バージョンにアップグレードします。

% rman CATALOG rcat/rcat@recdb

connected to recovery catalog database
PL/SQL package rcat.DBMS_RCVCAT version 08.00.04 in RCVCAT database is too old

RMAN> UPGRADE CATALOG

recovery catalog owner is rcat
enter UPGRADE CATALOG command again to confirm catalog upgrade

RMAN> UPGRADE CATALOG

recovery catalog upgraded to version 09.00.01
DBMS_RCVMAN package upgraded to version 09.00.01
DBMS_RCVCAT package upgraded to version 09.00.01

VALIDATE

構文

validate::=


画像の説明

用途

バックアップ・セットを調べてリストアできるかどうかをレポートします。Recovery Managerは指定したバックアップ・セットのすべてのバックアップ・ピースをスキャンし、チェックサムを調べて、内容が変更されていないことを検証するため、バックアップは必要に応じて正常にリストアできます。


注意:

VALIDATE BACKUPSETコマンドは、バックアップ・セットがリストアできるかどうかをテストします。一方、CROSSCHECKは、ファイルがディスク上にある場合は指定したファイルのヘッダーを調べ、ファイルがテープ上にある場合はメディア管理カタログに問い合せます。 


バックアップ・セットのうち1つ以上のバックアップ・ピースが欠落または破損している疑いがあるときは、このコマンドを使用してください。テストするバックアップ・セットの指定にはVALIDATE BACKUPSETを使用し、Recovery Managerにどのバックアップを検査するか選択させるときはRESTOREコマンドのVALIDATEオプションを使用します。イメージ・コピーを検証する場合は、RESTORE VALIDATE FROM DATAFILECOPYを実行します。

制限事項と使用上の注意

キーワードとパラメータ

構文の要素  説明 

primary_key 

検査するバックアップ・セットをprimary_keyによって指定します。バックアップ・セットの主キーを取得するには、LIST文を実行します。あるいは、リカバリ・カタログを使用している場合には、RC_BACKUP_SETリカバリ・カタログ・ビューに問い合せます。 

CHECK LOGICAL 

バックアップ・セットで物理的な破損チェックを通過したデータ・ブロックと索引ブロックについて、論理的な破損がないかどうかをテストします。たとえば、行ピースまたは索引エントリの破損がないかどうかを調べます。Recovery Managerは論理的な破損を発見すると、alert.logとサーバー・セッション・トレース・ファイルにそのブロックのログを書き込みます。Recovery Managerコマンドは完了し、V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTIONに破損ブロックの範囲が移入されます。

注意: VALIDATEではMAXCORRUPTは使用されません。 

DEVICE TYPE deviceSpecifier 

指定したデバイス・タイプ専用の自動チャネルを割り当てます。このオプションが有効になるのは、構成済の自動チャネルがあり、チャネルを手動で割り当てていない場合のみです。たとえば、自動ディスクおよびテープ・チャネルを構成してVALIDATE ...DEVICE TYPE DISKを実行すると、Recovery Managerではディスク・チャネルのみが割り当てられます。

関連項目: 「deviceSpecifier」を参照してください。 

バックアップ・セットの検証: 例

この例では、主キーが218のバックアップ・セットの状態を検証します。

VALIDATE BACKUPSET 218;
# As the output indicates, RMAN determines whether it is possible to restore the
# specified backup set.

allocated channel: ORA_SBT_TAPE_1
channel ORA_SBT_TAPE_1: sid=14 devtype=SBT_TAPE
using channel ORA_DISK_1
channel ORA_SBT_TAPE_1: starting validation of datafile backupset
channel ORA_SBT_TAPE_1: restored backup piece 1
piece handle=09dg9kkl_1_1 tag=TAG20020208T125443 params=NULL
channel ORA_SBT_TAPE_1: validation complete

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