| Pro*COBOL プログラマーズ・ガイド 10gリリース2(10.2) E05652-01 |
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この章では、Pro*COBOLプリコンパイラの概要を説明します。Oracleデータを操作するアプリケーション・プログラムを開発する際にPro*COBOLプリコンパイラの役割を理解することで、アプリケーションでどのように活用できるかを理解できます。
Pro*COBOLプリコンパイラは、SQL文をホストのCOBOLプログラムに埋め込むことができるプログラミング・ツールです。図1-1に示すように、プリコンパイラはホスト・プログラムを入力として受け取り、埋込みSQL文を標準Oracleランタイム・ライブラリ・コールに変換して、ソース・プログラムを生成します。このソース・プログラムは、通常の方法でコンパイル、リンクおよび実行できます。
Oracleプリコンパイラは次の言語で使用できます(ただし、すべてのシステムで使用できるとはかぎりません)。
Pro*Pascal、Pro*ADAおよびPro*PL/Iが今後リリースされることはありません。ただしOracleでは、Pro*FORTRANの不具合のレポートとその修正が行われるごとに、今後もパッチ・リリースを提供していきます。
Pro*COBOLプリコンパイラを使用すると、アプリケーション・プログラムに強力で柔軟なSQLを組み込めます。SQL文をCOBOLに埋め込むことができます。便利なインタフェースによって、アプリケーションから直接Oracleにアクセスできます。
他の多くのアプリケーション開発ツールとは異なり、Pro*COBOLではアプリケーションを高度にカスタマイズできます。たとえば、最新のウィンドウ機能およびマウス技術を取り込んだユーザー・インタフェースを作成できます。また、ユーザーとの対話なしに、バックグラウンドで実行するアプリケーションも作成できます。
さらに、Pro*COBOLを使用してアプリケーションを微調整できます。リソース使用率、SQL文の実行および様々なランタイム・インジケータの状況を詳細に監視できます。得られた情報に基づいて、最大のパフォーマンスが実現できるようにプログラムのパラメータを調整できます。
Oracleデータにアクセスして操作するには、SQLが必要です。SQLを対話形式で使用するか、アプリケーション・プログラムに埋め込んで使用するかは、作業の内容によって異なります。COBOLのプロシージャ処理能力を必要とする作業や定期的に実行する作業の場合は、埋込みSQLを使用します。
SQLは、その柔軟で強力な特性、および習得が容易であることから、最もすぐれたデータベース言語となりました。SQLは非プロシージャ言語であるため、目的とする処理を指定するときにその方法を指定する必要がありません。英文に似た少数の文で、Oracleデータを一度に1行または複数行ずつ簡単に操作できます。
任意の(SQL*Plus以外の)SQL文をアプリケーション・プログラムから実行できます。たとえば、次の操作が可能です。
アプリケーション・プログラムにSQL文を埋め込む前に、SQL*Plusを使用して対話式にSQL文をテストできます。通常、対話型SQLから埋込みSQLへの切替えはわずかな変更で行えます。
SQLを拡張したPL/SQLは、プロシージャ構造、変数宣言および強力なエラー処理をサポートするトランザクション処理言語です。同一PL/SQLブロック内では、SQLおよびPL/SQLの拡張機能をすべて使用できます。
埋込みPL/SQLの主な利点はパフォーマンスの向上です。SQLと異なり、PL/SQLでは、SQL文を論理的にグループ化し、1文単位ではなくブロック単位でOracleに送信できます。この結果、ネットワークの通信量および処理のオーバーヘッドが減少します。
アプリケーション・プログラムにPL/SQLを埋め込む方法などPL/SQLの詳細は、第6章「埋込みPL/SQL」を参照してください。
図1-2に示すように、Pro*COBOLには、効率がよく信頼性の高いアプリケーション開発を支援する機能および利点が数多くあります。
たとえば、Pro*COBOLプリコンパイラを使用して次のことができます。
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