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Oracle Application Server Wireless管理者ガイド
10gリリース2(10.1.2)
B15743-02
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3 OracleAS Wirelessサーバーの管理

この章の内容は次のとおりです。

3.1 OracleAS Wirelessシステム管理の概要

システム管理者は、システム・マネージャを使用してOracleAS Wirelessを集中的に管理および構成します。

サイトおよびサーバー・レベルの構成、管理およびパフォーマンス監視

Oracle Enterprise Managerの一部であるシステム・マネージャを使用して、サイト・レベルとサーバー・レベルの両方でOracleAS Wirelessを管理および構成できます。サイト・レベルでは、すべてのOracleAS Wirelessサーバーに共通する構成を作成します(構成データはすべてデータベースに格納されます)。サーバー・レベルでは、OracleAS Wirelessサーバーのプロセスを管理および構成し、サーバーのパフォーマンスを監視します。

3.1.1 システム・マネージャの使用方法

システム・マネージャは、「ホーム」ページ、「サイト・パフォーマンス」ページおよび「サイト管理」ページの3つのページに分かれています。

3.1.1.1 「ホーム」ページ

「ホーム」ページには、OracleAS Wirelessサーバーの概要が示されます。ステータス、プロセス、パフォーマンス・データおよびシステム・ロギングには、OracleAS Wirelessサーバーの現在の中間層の状態が反映されています。現在の中間層インスタンスに固有ではない機能は「基本サイト構成」3.3項を参照)のみで、この機能を使用すると、OracleAS Wirelessを最初にインストールした後にOracleAS Wirelessサイトに必要な最小限の構成を行えます。

図3-1 システム・マネージャのホーム・ページ(一部)

図3-1の説明は次のとおりです
図3-1「システム・マネージャのホーム・ページ(一部)」の説明

このページの「一般」セクションには、OracleAS Wirelessサーバーの現在のステータス(「稼働中」、「停止中」、「使用不可」)、現行のホスト名、OracleAS Wirelessのバージョン番号、およびサイトの構成ステータスが表示されます。ホーム・ページのタイムスタンプには、このページに表示されているデータの現在のステータスが反映されます。更新アイコンをクリックすると、ホーム・ページを更新(再ロード)できます。

ホーム・ページは次の各セクションに分かれています。

一般

「一般」セクション(図3-1を参照)には、OracleAS Wirelessサーバーの現在の実行ステータス、現行のホスト名およびサーバーが構成済かどうかが表示されます。(図3-1では、「構成ステータス」が「構成済」になっています)。詳細は、3.3項を参照してください。

レスポンスおよびロード

「レスポンスおよびロード」セクション(図3-1を参照)には、直前の10分間についてOracleAS Wirelessの次のランタイム・インスタンス統計が表示されます。

  • アクティブ・セッション

    アクティブ・セッションの合計数を示す、システムの総ロードの表示です。

  • 平均レスポンス時間(秒)

    システムの全体的なサービス・パフォーマンスです。平均レスポンス時間で示されます。

  • 平均セッション継続時間(秒)

    システムの各セッションの平均継続時間です。各セッションの継続時間は、ログイン時間と有効期間を使用して計算されます。

  • 起動しているアプリケーション

    起動しているアプリケーションの数です。

  • ダウンロードしたJ2MEアプリケーション

    OracleAS WirelessのWirelessリポジトリからダウンロードしたJ2MEアプリケーション(MIDlet)の合計数です。

  • 送信された通知

    OracleAS Wirelessサーバーから送信された通知の数です。

  • 送信したメッセージ

    正常に送信されたメッセージの合計数です。

  • 受信したメッセージ

    トランスポート・ドライバがonMessageコールバック・メソッドをコールした合計回数です。

Webベース・アプリケーション

このセクションでは、Wireless OC4JインスタンスのOC4J(OracleAS Containers for J2EE)アプリケーションを名前、タイプおよび実行ステータス別に表にリストしてあります(図3-2を参照)。ここにどのタイプのアプリケーションが表示されるかは、OracleAS Wirelessのインストール内容に応じて異なってきます。「名前」列でこれらのアプリケーションの1つをクリックすると、選択したアプリケーションのパフォーマンス統計のページが表示されます。これらのページに表示されるパフォーマンス・データは、更新アイコン(3.2.1項を参照)をクリックすると更新できます。これらのアプリケーションを起動または停止するには、それぞれ「OC4Jインスタンスの開始」および「OC4Jインスタンスの停止」ボタンをクリックします。これらのアプリケーションはグループとして起動および停止され、個別に起動または停止することはできません。OC4Jの詳細は、『Oracle Application Server Containers for J2EEユーザーズ・ガイド』を参照してください。Webベース・アプリケーションの詳細は、3.6.1項を参照してください。

図3-2 ホーム・ページの「Webベース・アプリケーション」セクション

図3-2の説明は次のとおりです
図3-2「ホーム・ページの「Webベース・アプリケーション」セクション」の説明

スタンドアロン・プロセス

このセクション(図3-3を参照)には、インストール内容に応じたOracleAS Wirelessプロセス・タイプがリストされます。

図3-3 ホーム・ページの「スタンドアロン・プロセス」セクション

図3-3の説明は次のとおりです
図3-3「ホーム・ページの「スタンドアロン・プロセス」セクション」の説明

これらのプロセスは、プロセス名、プロセス・タイプ(3.6.2項を参照)、実行ステータス、およびプロセスが有効化されているかどうかについての項目別に表にリストされます。表3-1は、スタンドアロン・プロセスを管理するためのボタンを示します。

表3-1 スタンドアロン・プロセスの管理機能

機能 説明

有効化/無効化

選択したプロセスを有効化または無効化します。

開始

選択したプロセスを開始します。

停止

選択したプロセスを停止します。

削除

選択したプロセスを削除します。

追加

プロセスを追加します。


表の「名前」列でこれらのプロセスの1つをクリックして表示される詳細ページ(図3-4など)で、プロセスの開始と停止、プロセスのパフォーマンス統計の表示およびプロセスの構成ができます。詳細ページのデータは、更新アイコン(3.2.1項を参照)をクリックするとリフレッシュできます。

図3-4 プロセスの詳細ページ

図3-4の説明は次のとおりです
図3-4「プロセスの詳細ページ」の説明

インスタンス構成

このセクション(図3-5)から、ロギング・ディレクトリの構成、ログ・ファイルの表示および現行のOracleAS Wirelessインスタンスまたは中間層のURLの構成ができます。ロギング・ディレクトリの構成の詳細は、3.4項を参照してください。インスタンスURLの設定の詳細は、3.5項を参照してください。

図3-5 ホーム・ページの「インスタンス構成」セクション

図3-5の説明は次のとおりです
図3-5「ホーム・ページの「インスタンス構成」セクション」の説明

3.1.1.2 「サイト・パフォーマンス」ページ

「パフォーマンス」ページには、OracleAS Wirelessサイトのパフォーマンス・データが表示されます。詳細は、3.8項を参照してください。

3.1.1.3 「サイト管理」ページ

「サイト管理」ページは、「一般構成」(図3-18)、「コンポーネント構成」(図3-19)および「ユーティリティ」セクションに分かれています。

一般構成

この「一般構成」セクションを使用して、JDBC接続プール、システム・ログ・レベル、ロケールおよびOracleAS WirelessサーバーURLなど、OracleAS Wirelessサイト全体に共通する構成を設定できます。詳細は、3.9項を参照してください。

コンポーネント構成

「コンポーネント構成」セクションを使用して、マルチチャネル・サーバー、非同期リスナー、メッセージング・サーバーおよびメッセージング・サーバー・ドライバ、通知エンジンならびにプロビジョニング・サーバーなど、特定のコンポーネントを構成できます。これらのコンポーネントの構成の詳細は、3.10項を参照してください。

ユーティリティ

また、「サイト管理」ページには、「ユーティリティ」セクションもあり、リポジトリ・オブジェクトをアップロードおよびダウンロードするための機能が用意されています。詳細は、3.11項を参照してください。

3.2 システム・マネージャへのログイン

システム管理者の権限が付与されているユーザーは、ブラウザに次のURLを入力し、Oracle Enterprise Manager Application Server Controlを介してシステム・マネージャにアクセスします。

http://<server>:1810


注意:

デフォルト・ポートは1810です。

Oracle Enterprise Managerにログインした後、「システム・コンポーネント」表からWirelessコンポーネントを選択します。システム・マネージャが表示され、デフォルトでホーム・ページ(図3-1)が開きます。Oracle Enterprise Managerの詳細は、『Oracle Enterprise Manager概要』を参照してください。

3.2.1 システム・マネージャ画面のリフレッシュ

「ホーム」、「サイト・パフォーマンス」および「サイト管理」ページにはそれぞれ、表示されるデータのステータスを示すタイムスタンプがあります。このデータを更新するには、更新アイコン(図3-6を参照)をクリックします。「ホーム」および「サイト・パフォーマンス」ページを更新すると、構成データではなくパフォーマンスまたはステータス情報が再ロードされます。構成データを更新(つまり、構成データをデータベースから強制的に再ロード)するには、「サイト管理」ページの更新アイコンをクリックします。「ホーム」および「サイト・パフォーマンス」ページのタイムスタンプは現在の時刻を示します。これは、データがリアルタイムで取得されるためです。ただし、「サイト管理」ページのタイムスタンプは、構成データがデータベースから最後にロードされた時刻を示します。このページを更新するには、更新アイコンをクリックするか、なんらかの構成データを更新する必要があります。

図3-6 ホーム・ページの更新アイコン

図3-6の説明は次のとおりです
図3-6「ホーム・ページの更新アイコン」の説明

3.3 基本サイト構成の設定

「一般」セクションの「基本サイト構成」機能を使用して、最小限の情報を指定してOracleAS Wirelessサイト全体をすみやかに構成できます。


注意:

OracleAS Wirelessのサイトは、OracleAS Wirelessの中間層を最初にインストールした後で1回のみ構成します。

「基本サイト構成」をクリックすると2ページからなるウィザードが起動し、指示に従ってOracleAS Wirelessのサイトを構成できます。各ページの内容は次のとおりです。

図3-8 基本サイト構成のエントリ・ポイントの構成

図3-8の説明は次のとおりです
図3-8「「基本サイト構成」のエントリ・ポイントの構成」の説明

このウィザードを終了すると、「一般」セクションの構成ステータスが「構成済」として表示されます。

3.4 ロギングの設定

ホーム・ページの「システム・ロギング」セクション(図3-9)では、システム・ロギング結果を入れる場所を指定し、システム・ログ・ファイルを表示できます。

図3-9 ホーム・ページの「システム・ロギング」セクション

図3-9の説明は次のとおりです
図3-9「ホーム・ページの「システム・ロギング」セクション」の説明

3.4.1 OracleAS Wirelessサイトのロギング・ディレクトリの構成

ロギング・ディレクトリを構成する手順は、次のとおりです。

  1. 「ロギング・ディレクトリ」をクリックします。「ロギング」ページが表示されます。

  2. ロギング・ディレクトリの名前を入力します。

  3. 「OK」をクリックします。


    注意:

    ロギング・ディレクトリの変更を有効にするには、OracleAS WirelessプロセスとOC4Jインスタンスをすべて再起動する必要があります。

3.4.2 OracleAS Wirelessサイトのシステム・ロギングの構成

「サイト管理」ページの「一般構成」セクション(図3-10)から「システム・ロギング」をクリックして表示される構成ページを使用して、サイト全体のログ・レベルを変更できます。

図3-10 「サイト管理」ページから「システム・ロギング」へのアクセス

図3-10の説明は次のとおりです
図3-10「「サイト管理」ページから「システム・ロギング」へのアクセス」の説明

「システム・ロギング」ページ(図3-11)から、バイト単位のログ・ファイル・サイズを指定し、「ロギング・レベル」(「エラー」、「警告」、「通知」)を選択します。デフォルトでは、「エラー」および「警告」レベルのメッセージがシステム・ログ・ファイルに書き込まれます。

図3-11 「システム・ロギング」ページ

図3-11の説明は次のとおりです
図3-11「「システム・ロギング」ページ」の説明

3.5 現行のOracleAS WirelessインスタンスのURLの構成

「インスタンスURL」ページ(図3-12)から、OracleAS Wirelessの中間層サーバーでOracleAS Wirelessサービスへのエントリ・ポイントとなるURLを指定します。このページでは、中間層サーバーのエントリ・ポイントとなるインスタンスURL(ローカルURL)を定義するか、中間層サーバーでOracleAS Wirelessサイト全体に対して定義したURLを使用するように指定できます。

図3-12 OracleAS WirelessサーバーのインスタンスURLの構成

図3-12の説明は次のとおりです
図3-12「OracleAS WirelessサーバーのインスタンスURLの構成」の説明

3.5.1 インスタンスURLの定義

「ワイヤレス・インスタンスURLの使用」を選択することにより、このページで定義されたURLを使用するようOracleAS Wirelessサーバーに指示します。このURLは、OracleAS Wirelessですぐに使用できるようポスト・インストーラにより移入されます。

OracleAS Wirelessサイトで各OracleAS Wirelessサーバーのインストールを完了した後、OracleAS WirelessサイトのURLを仮想URLとして構成し、各OracleAS Wirelessサーバーに対して「ワイヤレス・サイトのURLの使用」オプションを選択します。OracleAS Wirelessサイトをアップグレードする場合は、OracleAS Wirelessサイトのサーバーがすべてアップグレードされるまで、各サーバーに対してこのオプションを選択します。OracleAS Wirelessサイト用のURL設定の詳細は、3.9.1.1項を参照してください。

表3-3に、インスタンスURLの各項目を示します。

表3-3 インスタンスURL

パラメータ

マルチチャネル・サーバーHTTP URL

HTTPモードのマルチチャネル・サーバーURL。このURLが使用されるのは、OracleAS WirelessサーバーでURLのリライトにマルチチャネル・サーバーのエントリ・ポイントが使用される場合です。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<http port>/mcs/remote

マルチチャネル・サーバーHTTPS URL

HTTPSモードのマルチチャネル・サーバーURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

https://<server>:<https port>/mcs/remote

ワイヤレスとボイス・ポータルHTTP URL

HTTPモードのOracleAS Wireless and Voice PortalのURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<http port>/ptg/rm

ワイヤレスとボイス・ポータルHTTPS URL

HTTPSモードのOracleAS Wireless and Voice PortalのURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

https://<server>:<https port>/ptg/rm

HTTPアダプタHTTP URL接頭辞

HTTPモードのHTTPアダプタが起動するリモートJSPページのURL接頭辞。URL接頭辞を入力すると、サービス・マネージャのマスター・アプリケーションの作成ウィザードの「入力パラメータ」ページに入力されたJSPに対して、OracleAS Wirelessサーバーがこの接頭辞を自動的に付加します。このウィザードにJSP値を入力する場合は、JSPのみを入力します。たとえば、このウィザードにmyApp.jspというリモートJSPを入力すると、OracleAS WirelessサーバーによりURL接頭辞が付加され、この値はhttp://remote_host:port/apps/myApp.jspとなります。

デフォルト書式は次のとおりです。

http://<server>:<http port>

HTTPアダプタHTTPS URL接頭辞

HTTPSモードのHTTPアダプタが起動するリモートJSPページのURL接頭辞。デフォルトURL書式は次のとおりです。

https://<server>:<https port>

ワイヤレス・ツールURL

OracleAS WirelessツールのURL。システム・マネージャの「サイト管理」ページのユーティリティが機能するようにこのURLを構成する必要があります。デフォルトURLは次のとおりです。

http://<server>:<port>/webtool

ワイヤレス・カスタマイズ・ポータルURL

OracleAS Wirelessカスタマイズ・ポータルのURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<port>/mobile

J2MEプロビジョニング・サーバーURL

ユーザーがJ2MEアプリケーションをダウンロードするように選択した場合に、そのユーザーのデバイスがリダイレクトされるURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<port>/provisioning/sun-ota

J2ME Webサービス・プロキシ・サーバーURL

J2ME Web Services Client Libraryを使用してビルドされたJ2MEアプリケーションでWebサービスを利用できるようにする、プロキシ・サーバーへのURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<port>/mcs/wsproxy/proxy

XMSセンターの基本URL

XMSセンターのMM1エントリ・ポイントへのURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<port>/xms/mm1

オーディオ・ライブラリURL接頭辞

CatSpeech(連結音声)用オーディオ・ファイルへのHTTPルート。たとえば、このパラメータをhttp://localhost:7777/audio/catspeechに設定すると、CatSpeechサーバーはライブラリ関連のオーディオ・ファイルがすべてそのロケーションから発信されるものと予想します。このパラメータを正しく設定しないと、CatSpeechに関連付けられたオーディオは再生されず、TTS(text-to-speech)のみが再生されます。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<port>/audio/catspeech

イメージ・サーバーHTTP URL

マルチメディア適応サービスのイメージ適応サーブレットへのURL(HTTPモード)。

http://<server>:<http port>/mcs/media/image

イメージ・サーバーHTTPS URL

マルチメディア適応サービスのセキュア・イメージ適応サーブレットへのURL(HTTPSモード)。

http://<server>:<https port>/mcs/media/image

ボイス・グラマー・サーバーURL

マルチメディア適応サービスのボイス・グラマー適応サーブレットへのURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<port>/mcs/media/vgrammar


3.6 OracleAS Wirelessプロセスの管理

システム・マネージャのホーム・ページから、ローカル中間層のWirelessプロセスを管理できます。OracleAS Wirelessプロセスには、次の2つのタイプがあります。

3.6.1 Webベース・アプリケーションの管理および構成

「ホーム」タブをクリックすると、Webベース・アプリケーションには、Wireless OC4Jインスタンスで実行されている次のタイプのOC4Jアプリケーションについて名前およびステータス情報が表示されます。

  • マルチチャネル・サーバー

  • 非同期リスナー

  • J2ME Webサービス・プロキシ・サーバー

  • マルチメディア適応サーバー

  • プロビジョニング・サーバー

  • Wirelessツール

  • カスタマイズ・ポータル

アプリケーション名がリンクとして表示される場合は、詳細ページにアクセスできます。詳細ページには、そのアプリケーションのパフォーマンス情報が表示されます。すべてのWebベース・アプリケーションは、「OC4Jインスタンスの開始」または「OC4Jインスタンスの停止」ボタンをクリックして起動または停止できます。

3.6.2 スタンドアロン・プロセスの管理および構成

次のOracleAS Wirelessスタンドアロン・プロセスは、名前、実行ステータスおよび「使用可能」フラグ別に表示されます。

プロセスを選択して有効または無効にしたり、起動または停止できます。


注意:

停止(および起動)できるのは、有効になっているプロセスのみです。

3.6.2.1 スタンドアロン・プロセスの作成

「プロセスの追加」をクリックすると2ステップからなるウィザードが起動し、新規プロセスを作成できます。そのためには、最初にプロセス・タイプを選択し、そのプロセスの基本情報(名前など)を入力してからプロセス・タイプに固有の情報を入力します。また、既存のプロセスを選択して削除することもできます。


注意:

スタンドアロン・プロセスの名前で使用できる文字は、シングルバイトの英数字のみです。

3.6.2.2 スタンドアロン・プロセスの構成および管理

プロセス名のリンクをクリックして詳細ページにアクセスし、スタンドアロン・プロセスの詳細なステータスおよびパフォーマンス情報を構成または表示できます。また、このページからプロセスを起動または停止することもできます。

通知エンジン

プロセスで実行中の通知アプリケーションを構成し、処理されて送信される通知に関するパフォーマンス、通知へのサブスクライバおよびエラーを表示します。

図3-13 通知エンジン・プロセスの詳細ページ

図3-13の説明は次のとおりです
図3-13「通知エンジン・プロセスの詳細ページ」の説明

通知イベント・コレクタ

通知イベントを処理するコンポーネントを指定します。

データ・フィーダ

プロセスで実行されるデータ・フィーダを構成します。

メッセージング・サーバー

プロセスで実行されるドライバ・インスタンスを構成します。ドライバ・インスタンスは、トランスポート・タイプ別にメッセージ・サービスのタイプを決定するものです。また、送信処理時間、受信レスポンス時間、送信メッセージ数などのOracleAS Wirelessサーバーのパフォーマンスを配信タイプごとに表示できます。メッセージング・サーバー・プロセスのパフォーマンスの詳細は、3.8項を参照してください。

図3-14 メッセージング・サーバー・プロセスの詳細ページ

図3-14の説明は次のとおりです
図3-14「メッセージング・サーバー・プロセスの詳細ページ」の説明

メッセージング・サーバーを機能させるには、サイト・レベルでメッセージング・サーバー・ドライバを構成し、メッセージング・サーバー・プロセス・レベルでメッセージング・ドライバ・インスタンスを構成する必要があります。

3.6.2.2.1 OracleAS Wirelessサイトのメッセージング・ドライバの構成

ドライバは、「コンポーネント構成」セクションにあるメッセージング・カテゴリのサイト・レベルで定義されます。各ドライバ構成には、カテゴリ、機能(「送信」、「受信」または「両方」)およびドライバ・クラスがあります。詳細は、3.10.3.1項を参照してください。

3.6.2.2.2 メッセージング・サーバー・プロセスのメッセージング・ドライバの構成

OracleAS Wirelessでは、メッセージング・サーバー・プロセスによって使用されるドライバ・インスタンスを指定できます。これを行うには、プロセスの詳細ページで「ドライバ・インスタンスの追加」ボタンをクリックして起動される「ドライバ・インスタンスの追加」ページ(図3-15)を使用します。このページを使用して、新しいドライバを作成できます。ドライバ・インスタンスを作成するには、インスタンス名を入力し、新しいドライバ・インスタンスのベースとなるサイト・レベル・ドライバを選択して「実行」をクリックします。

図3-15 「ドライバ・インスタンスの追加」ページ

図3-15の説明は次のとおりです
図3-15「「ドライバ・インスタンスの追加」ページ」の説明

これらのドライバ・インスタンスはプロセス・レベルで定義し、OracleAS Wirelessサイト全体で定義されたドライバに基づいています(つまり、サイト・レベルで定義されています)。同じサイト・レベルのドライバに基づいて、それぞれ異なるパラメータ値を持つ複数のドライバ・インスタンスを作成できます。結果として、様々なドライバ・インスタンスが同じドライバ・クラスを使用してメッセージを送信および受信しますが、ドライバ・パラメータは、ドライバ・インスタンスに固有の値を持っています。たとえば、EmailDriverで同時に実行される2つのインスタンスを作成できますが、これらのインスタンスは、EmailDriverパラメータに対してserver.outgoing.hostserver.incoming.hostの2つの異なる値を定義することによって、別の電子メール・サーバーへ接続されます。「ドライバ・インスタンスの追加」ページで定義するドライバ・インスタンスの属性は次のとおりです。

  • ドライバ・インスタンス名: ドライバ・インスタンス名。

  • ドライバ名: このドライバのベースとなるサイト・レベルのドライバ。サイト・レベルで定義されているドライバから選択できます。

  • スレッドの送信数: このドライバで使用する送信スレッドの数。このフィールドは、SENDまたはBOTH機能を持つドライバについてのみ表示されます。値を入力しないと、サイト・レベル・ドライバに指定したデフォルト値がかわりに使用されます。パラメータ値を0に設定すると、ドライバ・インスタンスはメッセージを受信できません。詳細は、3.10.3.1項の「ドライバ」を参照してください。

  • スレッドの受信数: このドライバで使用する受信スレッドの数。このフィールドは、RECEIVEまたはBOTH機能を持つドライバについてのみ表示されます。値を入力しないと、サイト・レベルに指定したデフォルト値がかわりに使用されます。パラメータ値を0に設定すると、ドライバ・インスタンスはメッセージを受信できません。詳細は、3.10.3.1項の「ドライバ」を参照してください。

  • 有効: このフラグを設定するとドライバ・インスタンスが有効になります。このフラグを設定しなければ、インスタンスは無効になります。ドライバ・インスタンスを実行するには、サイト・レベルとプロセス・レベルの両方で有効にする必要があります。OracleAS Wirelessでは、プロセス・レベルで、サイト・レベルの「有効化/無効化」フラグとプロセス・レベルのフラグの両方が表示されます。

  • 有効なサイト・ドライバ: 表示される値(「ドライバ・インスタンス」ページからの読取り専用)は、サイト・ドライバがそのサイトに対して有効かどうかを示します。サイト・レベルのドライバを編集して、この値を編集できます。詳細は、3.10.3.1項の「ドライバ」を参照してください。


    注意:

    • 事前に設定されたサイト・レベルのすべてのドライバは、デフォルトで有効になっています。不要なドライバを無効にしてパフォーマンスを改善できます。

    • メッセージング・サーバーを正常に機能させる(つまり、多数のメッセージを送信する)には、usernamepasswordなどのメッセージング・ドライバ・インスタンス・クラス・パラメータを構成する必要があります。


  • ドライバ・クラス・パラメータ: これらのパラメータを定義して、ドライバ・クラス・パラメータ値を指定します。各パラメータには、パラメータ名、記述、必須フラグ(「True」または「False」として表示)およびパラメータ値など、サイト・レベルで定義する複数の属性があります。このページのドライバ表にはドライバのサイト定義属性がすべて表示されますが、指定できるのはプロセス・レベルのパラメータ値のみです(デフォルト値はサイト・レベルで設定されます)。必須パラメータの場合は、ドライバ・インスタンスを正常に作成または更新するための値を指定する必要があります。必須パラメータを定義しないと、OracleAS Wirelessでエラーが生成されます。

3.6.2.2.3 メッセージング・ドライバ・インスタンスの更新

ドライバ・インスタンスを更新するには、メッセージ・サーバーのプロセスの詳細ページからドライバ・インスタンスを選択して「編集」をクリックします。


注意:

ドライバ・インスタンスのベースとするドライバのパラメータを変更している場合(たとえば、デフォルト値を指定して新規パラメータを追加した場合や、廃止になったパラメータを削除した場合)は、これらの変更が編集ページのパラメータ・リスト表に反映されます。ドライバに新しいパラメータが追加されている場合は、表に新しいパラメータとそのデフォルト値が含まれています。表には、廃止されたパラメータおよび削除されたパラメータは表示されません。

パフォーマンス・モニター

「パフォーマンス・モニター」プロセスのワーキング・スレッドの数を構成できます。

Oracle Sensor Edge Server

Oracle Sensor Edge Serverプロセスを作成するには、プロセスの名前、およびEdge Serverグループの名前を入力します。デバイス(およびそのフィルタ・インスタンス)とディスパッチャは、センサー・サービス・ツールを使用してOracle Sensor Edge Serverプロセスに割り当てられます。詳細は、第4章「Oracle Sensor Edgeサービスの管理」を参照してください。


注意:

Oracle Sensor Edge Serverプロセスのデバイス、デバイス・グループまたはディスパッチャを変更した場合、またはプロセスで使用するデバイス、デバイス・グループまたはディスパッチャを変更した場合は、これらのコンポーネントが属しているOracle Sensor Edge Serverプロセスを停止して再起動する必要があります。

ロケーション・イベント・サーバー

ロケーション・イベント・サーバー・プロセスを構成するには、ポジショニング・スケジューラ数を入力します。各ロケーション・イベント・サーバーには、ロケーション・ベースの条件を処理する1つ以上のポジショニング・スケジューラを設定できます。この設定では、各ロケーション・イベント・サーバーのポジショニング・スケジューラの数を指定します。この数はシステム・ワークロードに基づいて設定します。多数のロケーションベース条件が作成され処理される場合は、1以上の数(5や10など)を入力する必要があります。

ただし、作成および処理されるロケーションベース条件が少なければ、ポジショニング・スケジューラは1つで十分です。この値は、ロケーション・イベント・サーバーのパフォーマンスに応じて調整できます。

3.6.2.3 スタンドアロン・プロセスの起動および停止にかかわるタイムアウトを調整するためのopmn.xmlの編集

デフォルトでは、スタンドアロン・プロセスの起動または停止タイムアウトは420秒です。この値を調整するには、「プロセス管理」ページを使用してopmn.xml(OPMN、すなわちOracle Process Manager and Notification Serverのメイン構成ファイル)を直接更新します。このページ(図3-16)を表示するには、Enterprise Managerの「アプリケーション・サーバー」ページで「プロセス管理」リンクをクリックします。opmn.xmlでは、OracleAS Wirelessコンポーネントの下に、OracleAS Wirelessのすべてのスタンドアロン・プロセスが表示されます。

図3-16 「プロセス管理」ページを介したompn.xmlへのアクセス

図3-16の説明は次のとおりです
図3-16「「プロセス管理」ページを介したompn.xmlへのアクセス」の説明

3.7 OracleAS Wirelessサーバーのパフォーマンスの監視

「レスポンスおよびロード」セクションには、次のWireless統計が表示されます。これは、ローカル中間層の過去10分間のプロセス・パフォーマンス・メトリックの概要です。

3.8 OracleAS Wirelessサイトのパフォーマンスの監視

「サイト・パフォーマンス」ページ(図3-17)の「レスポンスおよびロード」セクションには、中間層と同じタイプのパフォーマンス・データがWirelessサイト全体に関して表示されます。また、「データの表示」オプションを選択すると、パフォーマンス・データの時間間隔を調整できます。選択肢は次のとおりです。

図3-17 「サイト・パフォーマンス」画面(一部)

図3-17の説明は次のとおりです
図3-17「「サイト・パフォーマンス」画面(一部)」の説明

このページの「コンポーネント・パフォーマンス」セクションでリンクをクリックすると、選択した時間枠内のパフォーマンス・メトリックを表示できます。「パフォーマンス」ページと個々のコンポーネントのパフォーマンス・ページには、それぞれタイムスタンプとリフレッシュ・ボタンがあり、ページを再ロードしてパフォーマンスまたはステータス情報を更新できます。

マルチチャネル・サーバーのパフォーマンス

OracleAS Wirelessサイトの各プロセスについて、指定した期間中のパフォーマンス・データが表示されます。次のパフォーマンス・カテゴリがあります。

非同期リスナーのパフォーマンス

OracleAS Wirelessサイトの各プロセスについて、指定した期間中のパフォーマンス・データが表示されます。次のパフォーマンス・カテゴリがあります。

通知エンジンのパフォーマンス

OracleAS Wirelessサイトの各プロセスについて、指定した期間中のパフォーマンス・データが個別に表示されます。

メッセージング・サーバーのパフォーマンス

パフォーマンス・データは、クライアント側パフォーマンスとサーバー側パフォーマンスに分かれています。クライアント・パフォーマンスは、OracleAS Wirelessサイトの各プロセスの配信タイプごとに指定した期間をベースとします。

サーバー・パフォーマンスは、Wirelessサイトの各プロセスの配信タイプごとに指定した期間に基づきます。次のパフォーマンス・カテゴリがあります。

ロケーション関連のパフォーマンス

ロケーション関連のパフォーマンス・メトリックは、ロケーションベース・サービス・プロバイダおよびロケーション・イベント・サーバーにより計測されます。

Oracle Sensor Edge Serverプロセスのパフォーマンス・データ

Edge Serverプロセスでは、パフォーマンス・メトリックは次のプロセス名によって表示されます。

3.9 OracleAS Wirelessサイトの基本構成の設定

「サイト管理」ページ(図3-18)から、OracleAS Wirelessサイト全体のOracleAS Wirelessシステムを構成できます。すべてのOracleAS Wirelessサーバーでは、この構成を共通して使用します。このページから機能にアクセスして、リポジトリ・オブジェクトをダウンロードまたはアップロードすることもできます。

「サイト管理」ページのタイムスタンプは、構成データがデータベースから最後にロードされた時刻を示します。このページのデータを更新するには、更新アイコンをクリックするか、なんらかの構成データを更新します。更新しない場合は、タイムスタンプは構成データがデータベースから最後にロードされた時刻を示します。

図3-18 「サイト管理」画面(一部)

図3-18の説明は次のとおりです
図3-18「「サイト管理」画面(一部)」の説明

3.9.1 一般構成

「一般構成」セクションには、OracleAS Wirelessシステムの一般構成が含まれています。次のような構成があります。

3.9.1.1 HTTP、HTTPSの構成

「HTTP、HTTPSの構成」ページでは、OracleAS Wirelessサイトのプロキシ・サーバー設定、URLおよびSecure Sockets Layer(SSL)証明書を構成できます。

3.9.1.1.1 HTTP用プロキシ・サーバーの構成

「プロキシ・サーバー」セクションでは、WirelessでHTTPプロトコルに使用するプロキシ・プロパティを構成できます。ネットワークでプロキシ・サーバーを使用している場合は、プロビジョニング・サーバー、ジオコーディングおよびXMSセンターなどのコンポーネントが正常に機能するように、これらのプロパティを設定する必要があります。


注意:

OracleAS WirelessシステムでHTTPプロキシ・サーバーを使用しない場合、プロキシ・サーバーのプロパティを構成する必要はありません。

プロキシ・サーバーを構成する手順は、次のとおりです。

  • プロキシ・サーバーのホスト名(www-proxy.us.oracle.comなど)を指定します。

  • HTTPプロキシ・サーバーのプロキシ・ポート番号を入力します。デフォルトのポート番号は80です。

  • プロキシを必要としないアドレスである例外アドレスを入力します。デフォルト設定はlocalhost|127.01.0.1です。縦棒(|)を使用してエントリを区切ります。

  • プロキシ・サーバーに認証が必要な場合、「プロキシ・サーバーは認証を要求する」を選択します。このオプションを選択する場合、ユーザー名とパスワードも指定する必要があります。

3.9.1.1.2 OracleAS WirelessサイトのURLの構成

このページでは、サイト用のURLも定義できます。これらのURLは、OracleAS Wirelessサーバーの仮想URLとして使用できます。このページで定義したURL(表3-4を参照)を有効にするには、「インスタンスURL」ページで「ワイヤレス・サイトのURLの使用」を選択します。このオプションを選択しない場合は、OracleAS WirelessサーバーでローカルURLがかわりに使用されます。これらのURL以外にも、次を定義する必要があります。

  • OracleAS Wirelessサーバーのホスト名。

  • OracleAS Wirelessサーバーのホスト・ポート。デフォルトは7777です。

  • OracleAS WirelessのHTTPポート。デフォルト値は4443です。

  • オーディオ・ライブラリURL接頭辞(http://localhost:7777など)。

  • ライブ・アップデートURLの接頭辞。

  • ボイス・アクセス番号。

「インスタンスURL」ページの詳細は、3.5.1項を参照してください。

表3-4 マルチチャネル・サーバーのURL

パラメータ

マルチチャネル・サーバーHTTP URL

HTTPモードのマルチチャネル・サーバーURL。このURLが使用されるのは、OracleAS WirelessサーバーでURLのリライトにマルチチャネル・サーバーのエントリ・ポイントが使用される場合です。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<http port>/mcs/remote

マルチチャネル・サーバーHTTPS URL

HTTPSモードのマルチチャネル・サーバーURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

https://<server>:<https port>/mcs/remote

ワイヤレスとボイス・ポータルHTTP URL

HTTPモードのOracleAS Wireless and Voice PortalのURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<http port>/ptg/rm

ワイヤレスとボイス・ポータルHTTPS URL

HTTPSモードのOracleAS Wireless and Voice PortalのURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

https://<server>:<https port>/ptg/rm

HTTPアダプタHTTP URL接頭辞

HTTPモードのHTTPアダプタが起動するリモートJSPページのURL接頭辞。URL接頭辞を入力すると、サービス・マネージャのマスター・アプリケーションの作成ウィザードの「入力パラメータ」ページに入力されたJSPに対して、OracleAS Wirelessサーバーがこの接頭辞を自動的に付加します。このウィザードにJSP値を入力する場合は、JSPのみを入力します。たとえば、このウィザードにmyApp.jspというリモートJSPを入力すると、OracleAS WirelessサーバーによりURL接頭辞が付加され、この値はhttp://remote_host:port/apps/myApp.jspとなります。

デフォルト書式は次のとおりです。

http://<server>:<http port>

HTTPアダプタHTTPS URL接頭辞

HTTPSモードのHTTPアダプタが起動するリモートJSPページのURL接頭辞。デフォルトURL書式は次のとおりです。

https://<server>:<https port>

ワイヤレス・ツールURL

OracleAS WirelessツールのURL。システム・マネージャの「サイト管理」ページのユーティリティが機能するようにこのURLを構成する必要があります。デフォルトURLは次のとおりです。

http://<server>:<port>/webtool

ワイヤレス・カスタマイズ・ポータルURL

OracleAS Wirelessカスタマイズ・ポータルのURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<port>/mobile

J2MEプロビジョニング・サーバーURL

ユーザーがJ2MEアプリケーションをダウンロードするように選択した場合に、そのユーザーのデバイスがリダイレクトされるURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<port>/provisioning/sun-ota

J2ME Webサービス・プロキシ・サーバーURL

J2ME Web Services Client Libraryを使用してビルドされたJ2MEアプリケーションでWebサービスを利用できるようにする、プロキシ・サーバーへのURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<port>/mcs/wsproxy/proxy

XMSセンターの基本URL

XMSセンターのMM1エントリ・ポイントへのURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<port>/xms/mm1

オーディオ・ライブラリURL接頭辞

CatSpeech(連結音声)用オーディオ・ファイルへのHTTPルート。たとえば、このパラメータをhttp://localhost:7777/audio/catspeechに設定すると、CatSpeechサーバーはライブラリ関連のオーディオ・ファイルがすべてそのロケーションから発信されるものと予想します。このパラメータを正しく設定しないと、CatSpeechに関連付けられたオーディオは再生されず、TTS(text-to-speech)のみが再生されます。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<port>/audio/catspeech

イメージ・サーバーHTTP URL

マルチメディア適応サービスのイメージ適応サーブレットへのURL(HTTPモード)。

http://<server>:<http port>/mcs/media/image

イメージ・サーバーHTTPS URL

マルチメディア適応サービスのセキュア・イメージ適応サーブレットへのURL(HTTPSモード)。

http://<server>:<https port>/mcs/media/image

ボイス・グラマー・サーバーURL

マルチメディア適応サービスのボイス・グラマー適応サーブレットへのURL。デフォルトURL書式は次のとおりです。

http://<server>:<port>/mcs/media/vgrammar


3.9.1.1.3 SSL証明書の構成

OracleAS Wirelessサーバーは、証明書を使用して認証局および発行者を明確に識別します。HTTPSを使用してコンテンツ・プロバイダに接続できるようにする前に、コンテンツ・プロバイダのSSLルート証明書をダウンロードする必要があります(詳細は、A.1.21項を参照してください)。証明書をダウンロードし、それをOracleAS中間層にコピーします。

このページの「SSL」セクションで、セキュリティ証明書を使用するようWirelessサーバーを構成できます。OracleAS Wirelessは、HTTPSプロトコルを使用できるように、Base64またはPKCS#7形式の証明書ファイルとしてセキュリティ証明書をサポートしています。Base64証明書ファイルはテキスト・ファイルで、証明書情報は「--BEGIN CERTIFICATE--」で始まり「--END CERTIFICATE--」で終了します。PKCS#7フォーマットのファイルはバイナリ・コードです。


注意:

複数の中間層がある場合は、すべての中間層にファイルをコピーする必要があります。ファイルは、すべての中間層で同じ場所に設定します。

証明書ファイルを中間層にダウンロードした後、証明書を使用できるようにOracleAS Wirelessサーバーを構成します。複数の中間層がある場合は、最初の中間層のみを構成します。これで、他のすべての中間層で同じ設定が使用されます(すべての中間層で、証明書ファイルを同じ場所に設定するのはこのためです)。

中間層にコピーされている証明書を使用できるようOracleAS Wirelessを構成するには、証明書ファイルの絶対パスを指定します。「行の追加」をクリックすると、複数の証明書を設定できます。証明書のファイル名を削除または更新することもできます。10.4.2項およびA.1.22項も参照してください。SSLの詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』および『Oracle Application Server Single Sign-On管理者ガイド』を参照してください。


注意:

HTTPアダプタでHTTPSを使用するには、Secure Sockets Layer(SSL)を構成する必要があります。

3.9.1.2 JDBC接続プールおよびOID接続プール

JDBC接続プーリングにより、リソースの使用率が向上し、データベースへのアクセス時の接続確立によるオーバーヘッドが減少します。「サイト管理」ページで「JDBC、OID接続プール」リンクを選択して起動される「JDBC接続プール」ページを使用すると、次のようにサイトのJDBCおよびOID(Oracle Internet Directory)の接続を構成できます。

  • 最小接続数(デフォルトは4)

  • 最大接続数(デフォルトは10)

  • 接続プールに対する新規接続の増分割当て(デフォルトは1)

  • OID接続プールに対する最小接続数

  • OID接続プールに対する最大接続数

3.9.1.3 システム・ロギング

詳細は、3.4項を参照してください。

3.9.1.4 サイト・ロケール

「サイト管理」ページの「サイト・ロケール」リンクを選択すると起動される「サイト・ロケール」ページを使用すると、サイトのロケールとタイムゾーンを構成できます。

デフォルトのサイト・ロケールとタイムゾーンを指定できます。デフォルトのサイト・ロケールは、OracleAS Wirelessでサポートされる全ロケールのリストから選択できます。OracleAS Wirelessはサポート対象の29のロケールとともに出荷されており、エンド・ユーザー・メッセージを29の言語に翻訳できます。このページを使用して、新しいロケールを追加または削除できます。詳細は、15.2.4項を参照してください。

3.9.1.5 ユーザー・プロビジョニング

「ユーザー・プロビジョニング」ページでは、プロビジョニング・アダプタで使用されるプロパティを設定できます。

表3-5に、通常のユーザー・プロビジョニングのプロパティを示します。

表3-5 ユーザー・プロビジョニングのプロパティ

プロパティ 説明

親フォルダ

ユーザーのホーム・フォルダに使用するフォルダ。新規ユーザーのそれぞれに対して新規サブフォルダが作成されます。デフォルトは、/Users Homeです。

デフォルト・グループ

ユーザーが所属するデフォルト・グループ。デフォルトはUsersです。([Ctrl]キーを押しながらクリックすると、複数のグループを選択または選択解除できます。)

ユーザーのロケーションの開示

このオプションを選択すると、ユーザーのロケーションがサード・パーティ・アプリケーションに開示されます。

ユーザーの識別情報の開示

このオプションを選択すると、ユーザーの識別情報がサード・パーティ・アプリケーションに開示されます。


3.9.1.6 仮想ユーザー

仮想ユーザーとは、OracleAS Wirelessサイトにアクセスするが登録はしていないユーザーです。このようなユーザーがOracleAS Wirelessサイトにアクセスすると、OracleAS Wirelessはユーザーを検知し、そのユーザーの仮想ユーザー・アカウントを作成します。

表3-6に、仮想ユーザー・プロビジョニングのプロパティを示します。

表3-6 仮想ユーザーのプロパティ

プロパティ 説明

親フォルダ

仮想ユーザーのホーム・フォルダに使用する親フォルダ。新規ユーザーのそれぞれに対して新規サブフォルダが作成されます。デフォルトは、/Users Homeです。

デフォルト・グループ

ユーザーが所属するデフォルト・グループ。デフォルトはUsersです。([Ctrl]キーを押しながらクリックすると、複数のグループを選択または選択解除できます。)

仮想ユーザーを使用可能にする

このオプションを選択すると、仮想ユーザーがアカウントを作成できます。


3.9.1.7 WAPプロビジョニング

「WAPプロビショニング・プロファイル」ページを使用して、WAPプロファイルを作成、編集および削除できます。このページは、「WAPプロビジョニング」リンクを選択してアクセスします。このページには、現在のWAPプロファイルのリストが表示されます。WAPプロファイルは、次のパラメータを定義して追加することもできます。


注意:

パラメータは、選択したベアラーのテクノロジによって異なります。

表3-7に、WAPプロビジョニング・プロファイルのパラメータを示します。

表3-7 WAPプロビジョニング・プロファイル

パラメータ

WAPプロファイル名

WAPプロファイルの名前です。WAPプロバイダのプロファイルに名前を付けることができます。

WAPベアラー

トランスポート・テクノロジのリストです。

GSM/CSD

GSM(移動通信用グローバル・システム)ネットワークを介する回線切替えデータ(CSD)です。これはGSM電話での基本的な転送プロトコルです。

GSM/SMS

GSM(移動通信用グローバル・システム)ネットワークを介するショート・メッセージング・サービスです。このストア/フォワード・テクノロジは、携帯電話と電子メールや音声メールなどのその他のプラットフォームとの間で英数字メッセージングを使用可能にする場合に選択します。

GSM/USSD

GSM(移動通信用グローバル・システム)ネットワークを介するUSSD(非構造化付加サービス・データ)。USSDはセッション指向でありトランザクション指向でもあります。

GPRS

汎用パケット無線サービス(GPRS)。このベアラー・テクノロジは、WAPをトランザクションごとに使用する場合に選択します。GPRSを使用すると、サービスを常時使用できます。GPRSカスタマはコンテンツを受信するためにサービスを起動する必要はありません。

WAPゲートウェイ・プロキシ

WAPプロキシ・サーバーのアドレス。GPRSおよびGSM/CSDの場合はIPアドレスです。GSM/SMSの場合は、サービス番号または電話番号です。GSM/USSDの場合は、IPアドレスまたはMSISDN番号です。これは必須フィールドです。

ポート

ポート番号です。デフォルトのポート番号は、次のとおりです。

  • 9200(コネクションレス)

  • 9201(コネクション型)

  • 9202(セキュアでコネクションレス)

  • 9203(セキュアでコネクション型)

セキュアWAPセッション

このオプションを選択すると、無線トランスポート層セキュリティ(WTLS)が有効になります。

機種

携帯電話の商品名および機種です。

アクセス

アクセス・ポイント。GPRSの場合は、GPRSオペレータのアクセス・ポイント(www.companyname.comなど)になります。GSM/CSDの場合は、電話番号がアクセス・ポイントになります。

ホーム・ページ

WAPユーザーからアクセスされるISPプロバイダのホーム・ページです。

コール・タイプ

接続に使用されるコール・タイプ(アナログまたはISDN)のリストです。

アクセス

アクセスの電話番号です。

コール・スピード

接続のコール・スピードです。

認証タイプ

ユーザー認証に使用されるプロトコルを次の中から1つ選択します。

  • PAP(パスワード認証プロトコル)

  • CHAP(チャレンジ・ハンドシェーク認証プロトコル)

ISPプロバイダ名

インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)の名前です。

ISPプロバイダ・ログイン名

ユーザーの名前です。

ISPプロバイダ・ログイン・パスワード

ユーザーのパスワードです。

SMSCアドレス

SMSC(ショート・メッセージ・サービス・センター)の番号です。

USSDのパラメータ


プロキシ・タイプ

WAPプロバイダの電話番号またはIPアドレスです。

USSDサービス・コード

宛先の番号の前に付けるUSSDコード(たとえば、*555*)です。


3.9.1.8 パフォーマンス・モニター

「パフォーマンス・モニター」ページでは、OracleAS Wirelessのパフォーマンス・モニターを構成できます。表3-8にパラメータを示します。

表3-8 「パフォーマンス・モニター」ページのパラメータ

パラメータ 説明

パフォーマンス・ロギングを使用可能にする

このチェック・ボックスを選択すると、データベースに対するパフォーマンス・ロギングが使用可能になります。

記録した名前/値ペアのためのデリミタ

記録した名前/値ペアのためのデリミタです。デフォルトのデリミタは、#%=%#です。これは必須パラメータです。

記録したレコードのためのデリミタ

記録したレコードのためのデリミタです。デフォルトは~#$です。これは必須パラメータです。

ウェイクアップ頻度(分)

ロガー・スレッドがプロセス・ディレクトリに新規ファイルがあるかどうかを調べる間隔(分単位)です。デフォルトは1分です。これは必須パラメータです。

クローズ頻度(秒)

ファイルをクローズするまでの秒数です。デフォルトは300です。

パフォーマンス・ロギングのためのバッチ・サイズ

パフォーマンス・ロギングのためのバッチ・サイズです。デフォルト値は15です。これは必須パラメータです。


3.9.1.9 ビリング・フレームワーク

「ビリング・フレームワーク」ページでは、OracleAS WirelessのBilling Integration Frameworkを構成できます。Billing Integration Frameworkは、ビリング可能サービスのモデルを作成し、ビリング可能アクションを取得し、外部のビリング・エンジンと統合するための拡張可能で柔軟なフレームワークを提供します。

すべてのサービスをビリング可能にするには、「ビリング使用可能」を選択します。デフォルトではビリングは使用不可になっています。

ビリング可能プロセスを完了するには、BillingDataCollectorおよびBillingDriverという2つのインタフェースの実装を提供し、それぞれを実装クラスとして構成します。


注意:

BillingDataCollectorインタフェースの独自実装は、oracle.wireless.billing.BillingDataCollectorImplとして構成に事前シードされます。

ビリング・コレクタ・クラスでは、コンポーネント固有のビリング属性がすべてフェッチされてから、ビリング可能アクションをカプセル化するサービス詳細レコード(SDR)にプラグインされます。ビリング・コレクタ・クラスでは、ランタイム、通知サーバー、プロビジョニング・サーバーおよびメッセージング・サーバーという各コンポーネントが考慮されます。

また、ビリング・プロバイダ・ドライバを定義します。これはカスタマ側で提供されるドライバ実装であり、外部ビリング・システムと通信します。この値を入力するには、oracle.wireless.billing.SampleBillingDriverなど、パッケージ名を指定して完全なクラスを入力します。

ドライバ・クラスの初期化(init)パラメータを選択、削除または追加できます。このビリング・ドライバ実装クラスで初期化プロパティが予期される場合は、それを名前/値ペアとして追加します。

ビリング・フレームワークの詳細は、『Oracle Application Server Wireless開発者ガイド』を参照してください。

3.9.1.10 Mobile Studio

「Mobile Studio」ページでは、表3-9に示すパラメータを定義してMobile Studioを構成できます。


注意:

Mobile Studioの構成設定を有効にするには、OracleAS Wirelessサーバーを再起動する必要があります。

Mobile Studioの詳細は、第7章「Mobile Studioの管理」7.2項を参照してください。

表3-9 「Mobile Studio」画面のパラメータ

パラメータ

デプロイ・サーバーのURL

OracleAS Wirelessの本番インスタンスのURL。開発者がMobile Studioで作成したアプリケーション(開発インスタンス)は、このURLに配布されます。たとえば、http://myserver.mycompany.com:myport/studioと入力します。このフィールドにURLを入力しなければ、配布は使用不可になります。

デフォルト・サイト

デフォルトとして使用するブランド(外観)の名前です。このパラメータには値「デフォルト」があらかじめ設定されています。アプリケーション・プロバイダは(外観とコンテンツをカスタマイズして)Mobile Studioをブランド化し、既存のWebサイトに統合できます。このフィールドに別のブランド名を入力すると、このデフォルトを他のブランドで置き換えることができます。ブランドの詳細は、『Oracle Application Server Wireless開発者ガイド』を参照してください。

J2ME Webサービスのサポート

このオプションを選択すると、Mobile Studioのインタフェースに追加のタブが表示され、開発者はJ2ME MIDletsからアクセス可能なWebサービスを登録できます。デフォルトでは、このオプションは選択されていません(フラグがfalseに設定されています)。


3.10 OracleAS Wirelessコンポーネントの構成

「コンポーネント構成」セクション(図3-19)には、OracleAS Wirelessの様々なコンポーネントに固有の構成が表示されます。これらのコンポーネントの構成ページにアクセスするには、プラス(+)記号をクリックして「コンポーネント構成」セクションを開きます。次の各項では、「コンポーネント構成」ページから使用可能なタスクを説明します。

図3-19 「管理」画面の「コンポーネント構成」セクション

図3-19の説明は次のとおりです
図3-19「「管理」画面の「コンポーネント構成」セクション」の説明

3.10.1 マルチチャネル・サーバーの構成

「サイト管理」ページの「マルチチャネル・サーバー」コンポーネントの(図3-20)セクションを使用して、表3-10に記載されているタスクを実行できます。

表3-10 マルチチャネル・サーバー・コンポーネントと関連タスク

コンポーネント名 タスク

ランタイム

ランタイムの構成


デバイス

デバイスID情報の構成


フォルダ

フォルダとアプリケーションのソート順の構成


イベントおよびリスナー

リクエスト、セッションおよびレスポンスの各イベントの構成


フック

フック実装クラスの変更


マルチメディア適応サービス

デフォルト適応サービスの上書き



図3-20 マルチチャネル・サーバー・コンポーネント

図3-20の説明は次のとおりです
図3-20「マルチチャネル・サーバー・コンポーネント」の説明

3.10.1.1 ランタイムの構成

「ランタイム」ページには、ランタイム・セッションやオブジェクト・キャッシュ同期など、ランタイム属性の構成が含まれています。表3-11に、ランタイム・パラメータを示します。

表3-11 ランタイム・パラメータ

パラメータ 説明

ランタイム・セッション・ライフ時間(秒)

セッションの継続時間。デフォルトは600です。

ランタイム・セッション・チェック間隔(秒)

セッション・モニターがオープン・セッションをチェックするために必要な時間。デフォルトは60です。

キャッシュ・オブジェクト・ライフ時間(秒)

永続オブジェクトの継続時間。この時間が経過すると、OracleAS Wirelessはオブジェクトを再作成します。デフォルトは600です。

キャッシュ・オブジェクト・チェック間隔(秒)

キャッシュ・モニターがキャッシュをチェックするために必要な時間。この時間を-1に設定すると、Wirelessはキャッシュ・モニターを起動せず、キャッシュは消去されません。デフォルトは60秒です。

リクエストに対する最大実行時間(秒)

OracleAS Wirelessは、割り当てた時間を超えているリクエストのスレッドに割り込み、エラーを戻します。デフォルトは120秒です。

永続的なセッション・ライフ時間(日)

永続セッションの継続時間。ランタイム・セッションの状態には、ユーザー認証、証明書、Cookie、URLキャッシュ、非同期アプリケーションの短縮名およびモジュールのコールバック・スタックの状態が含まれます。「ランタイム・セッションの永続性の有効化」フラグを設定すると、これらのセッションの状態は永続的なものになります。永続的なセッションのライフ時間は、セッション有効期限の数倍に設定できます。永続セッションのデフォルトのライフ時間は2日です。

ランタイム・セッションの永続性の有効化

このフラグを設定すると、永続セッションが有効化されます。デフォルトはfalseです。


ランタイムの詳細は、『Oracle Application Server Wireless開発者ガイド』を参照してください。

このページの「オブジェクト・キャッシュ同期」セクションでパラメータを定義すると、メッセージのキャッシュ同期を処理するスレッド・プールを構成できます。オブジェクト・キャッシュ同期を構成するには、次のパラメータを定義します。

  • スレッド・プール内の最小スレッド数

  • スレッド・プール内の最大スレッド数

  • スレッド・プール内のスレッドのアイドル・タイムアウト時間(分)

3.10.1.2 デバイスID情報の構成

「デバイス関連構成」ページでは、デバイスID情報を含むHTTPヘッダー名を追加、編集または削除できます。また、次の属性を使用してマルチチャネル・サーバーの設定メニューも構成できます。

  • ログインを使用可能にする。

  • ログアウトを使用可能にする。

  • ユーザー情報を使用可能にする

  • サービスのカスタマイズを使用可能にする。

  • グローバル・プリセットを使用可能にする。

  • ユーザー・プロファイルを使用可能にする。

  • 自己登録を使用可能にする。

  • ホームを使用可能にする。

  • ヘルプの有効化(「ヘルプの有効化」を選択する場合は、ヘルプ・ファイルのURLを入力する必要があります。)

3.10.1.3 フォルダとアプリケーションのソート順の構成

「フォルダ」ページを使用して、次の手順でフォルダのソート順と表示を構成します。

  1. 矢印を使用して選択(移動またはすべて移動)または削除(削除またはすべて削除)して、出力デバイス上のアプリケーションとフォルダのソート順を選択します。名前の昇順または降順、順序番号または日付を選択できます。

    • ORDER_NAME_ASC

    • ORDER_NAME_DESC

    • ORDER_SEQNO_ASC

    • ORDER_SEQNO_DESC

    • ORDER_DATE_ASC

    • ORDER_DATE_DESC


      注意:

      同一プロパティに対してソートの昇順(ASC)または降順(DESC)を選択することはできません。たとえば、ORDER_NAME_ASCとORDER_NAME_DESCの両方を選択することはできません。

  2. フォルダの下の表示アプリケーション・サイズを選択します。これは、1つのフォルダに表示するアプリケーションの数です。

  3. ユーザーのホーム・フォルダのソート・ポリシーを次のオプションから選択します。

    • USE_ORDER_SERVICES(デフォルト値)

    • USER_SERVICES_FIRST

    • GROUP_SERVICES_FIRST

  4. フォルダ・アイコンとオーディオ設定を選択します。フォルダ用のアイコン、イメージおよびオーディオのURIを構成します。一般タイトル・アイコン、ホーム・アイコン、ヘルプ・アイコン、ログイン・アイコン、トップ・バー・イメージおよびヘルプ・オーディオを使用します。

3.10.1.4 リクエスト、セッションおよびレスポンスの各イベントの構成

「イベントおよびリスナー」ページには、イベント・オプションと使用可能なリスナーが表示されます。このページを使用して、イベント・オプションとリスナーの中から選択してイベントの生成を有効または無効にできます。また、リクエスト・イベント、セッション・イベントまたはレスポンス・イベント用のリスナーを追加、更新または削除できます。

「イベントおよびリスナー」ページには、イベントの構成オプション(表3-12を参照)が含まれています。これらのオプションを有効にするには、該当するチェック・ボックスを選択します。チェック・ボックスを選択しない場合は、オプションは無効になります。デフォルトでは無効に設定されています。

表3-12 リクエスト、セッションおよびレスポンスの各イベントのオプション

オプション 定義

'before request'イベントを使用可能にする

リクエスト・イベントを「受信した」として宣言します。

'after request'イベントを使用可能にする

リクエスト・イベントを「リクエスト・オブジェクトが解放された」として宣言します。

'transform begin'イベントを使用可能にする

リクエスト・イベントを「変換前」として宣言します。

'request begin'イベントを使用可能にする

リクエスト・イベントを「処理を開始する」として宣言します。

'service begin'イベントを使用可能にする

リクエスト・イベントを「アダプタが起動される前」として宣言します。

'transform end'イベントを使用可能にする

リクエスト・イベントを「変換完了」として宣言します。

'request end'イベントを使用可能にする

リクエスト・イベントを「リクエスト処理が完了した」として宣言します。

'service end'イベントを使用可能にする

リクエスト・イベントを「アダプタの実行が完了した」として宣言します。

'request error'イベントを使用可能にする

リクエスト・イベントを「リクエスト処理中にエラーが発生した」として宣言します。

'before session'イベントを使用可能にする

セッション・イベントを「セッションが開始する前」として宣言します。

'session authentication'イベントを使用可能にする

セッション・イベントを「セッションが認証された」として宣言します。

'session begin'イベントを使用可能にする

セッション・イベントを「セッションが検証された」として宣言します。

'session end'イベントを使用可能にする

セッション・イベントを「セッションが期限切れになった(暗黙的および明示的)」として宣言します。

'after session'イベントを使用可能にする

セッション・イベントを「セッション・オブジェクトが解放された」として宣言します。

'response error'イベントを使用可能にする

レスポンス・イベントを「レスポンスのエラー」オブジェクトとして宣言します。


イベント・リスナーの詳細は、『Oracle Application Server Wireless開発者ガイド』を参照してください。

3.10.1.5 フック実装クラスの変更

「フック」ページを使用すると、選択したフック(表3-13を参照)のフック実装クラスを変更できます。フックは、マルチチャネル・サーバーに拡張メカニズムを提供します。目的とするOracleAS Wirelessの拡張機能またはプラグインのタイプに固有のJava Hookインタフェースを実装する必要があります。

表3-13 マルチチャネル・サーバーのフック

フック 説明

wireless.http.locator.signon.pages.hook.class

デバイス上にサインオン・ページを生成するフックです。デフォルトは、oracle.mwa.core.omap.panama.MWASignOnPageです。

wireless.http.locator.caller.location.hook.class

ユーザーの現在のロケーションを取得するフックを宣言します。デフォルトは、oracle.panama.rt.common.LocAcqです。

wireless.http.locator.service.visibility.hook.class

Wirelessが開始されるときに表示または非表示のステータスをチェックするフックを宣言します。デフォルトは、oracle.panama.rt.common.ServiceVisiblityです。

wireless.http.locator.listener.registration.hook.class

イベント登録リスナーのフックを宣言します。デフォルトは、oracle.panama.rt.common.ListenerRegistrationです。

wireless.http.home.folder.sorter.hook.class

ユーザーのホーム・フォルダの内容をソートするフックを宣言します。デフォルトは、oracle.panama.rt.common.HomeFolderSorterです。

wireless.http.locator.mobile.id.hook.class

モバイルIDを取得するフックを宣言します。デフォルトは、oracle.panama.rt.common.MobileIdHookImplです。

wireless.http.locator.pre.processor.hook.class

デバイス変換の前に起動されるフックを宣言します。

wireless.http.locator.authorization.hook.class

ユーザー・サービス認証のためのフックを宣言します。デフォルトは、oracle.panama.rt.common.Authorizerです。

wireless.http.locator.post.processor.hook.class

デバイス変換後に起動されるフックを宣言します。

wireless.http.locator.device.identifcation.hook.class

デバイスを識別するためのフックを宣言します。デフォルトは、oracle.panama.rt.hook.DeviceModelsです。

wireless.http.locator.location.service.visibility.hook.class

フォルダの現在のロケーションに基づいてフォルダの内容を表示または非表示にするフックを宣言します。デフォルトは、oracle.panama.rt.hook.Folder.RendererPolicyです。

wireless.http.locator.folder.render.hook.class

フォルダ・レンダラのフックです。デフォルト値は、oracle.panama.rt.common.FolderRendererです。

wireless.http.locator.session.id.hook.class

セッションIDを生成するフックを宣言します。デフォルトは、oracle.panama.rt.common.SessionIDGeneratorです。

wireless.http.locator.authentication.hook.class

ユーザー認証のためのフックを宣言します。デフォルトは、oracle.mwa.core.omap.panama.OMAPAuthenticationです。

wireless.http.locator.useragent.class

デバイス認識クラスのデフォルト実装です。デフォルトは、oracle.panama.core.xform.UserAgentImplです。

wireless.http.locator.normalizeaddress.hook.class

DeviceAddressのアドレス・フィールドを正規化形式で格納します。このアドレスは、トランスポートがオブジェクトを参照するときおよびアドレスを送信するときに使用されます。たとえば、電子メール配信タイプの正規化形式は小文字にすることができ、Scott.Tiger@Oracle.comはscott.tiger@oracle.comになります。SMS配信タイプの正規化形式は、すべて数字以外の文字で指定できます。たとえば、(650) 555-5000の正規化形式は6505555000です。市外局番とその後の番号の間にスペースを含む電話会社があった場合、正規化アドレス・ロジックにより、この電話番号は650 555 5000に変換されます。


3.10.1.6 デフォルト適応サービスの上書き

マルチメディア適応サービスは、オーディオおよびビデオ・ストリームと、イメージ、着信音、ボイス・グラマーのデバイス固有の適応を提供します。OracleAS Wirelessには、これらのサービスのデフォルトの実装が用意されています。異なる実装を使用するには、「マルチメディア適応サービス」構成ページで対応するプロバイダ・クラス名を変更します。


注意:

クラス名を変更する場合は、そのクラスがOracleAS WirelessのCLASSPATHに指定されていることを確認してください。

3.10.2 非同期リスナーの構成

非同期リスナー(図3-21)については、表3-14に記載されている非同期関連コンポーネントを構成します。

表3-14 非同期リスナー・コンポーネントと関連タスク

コンポーネント名 タスク

アクセス・ポイント

アクセス・ポイントの管理


非同期リスナー

非同期リスナーの構成


メッセージング・サーバー・クライアント

メッセージング・サーバーのクライアントとしての非同期リスナーの構成



図3-21 非同期リスナー・コンポーネント

図3-21の説明は次のとおりです
図3-21「非同期リスナー・コンポーネント」の説明

3.10.2.1 アクセス・ポイントの管理

アクセス・ポイントは、非同期リスナーによって監視されるアドレスです。表3-15に記載されているカテゴリ別にアクセス・ポイントが表示された「アクセス・ポイント」ページを使用して、選択したアクセス・ポイントを追加、削除または編集できます。

表3-15 アクセス・ポイントの属性

属性 説明

名前

このアクセス・ポイントの一意名。

配信タイプ

このアクセス・ポイントのアドレスの配信タイプ。オプションには、「電子メール」、「SMS」、「IM」、「双方向ポケットベル」があります。

アドレス

このアクセス・ポイントのアドレス。

SMSの場合は、18001234567などの電話番号です。IMの場合、書式は<network>|<User ID>jabber|foo@jabber.orgyahoo|foomsn|foo@msn.com、aim|fooおよびicq|12345など)になります。OracleAS WirelessはYahoo、MSN、AOL、ICQおよびJabberネットワークをサポートしています。双方向ポケットベルの場合は、書式180012343567180001234567@foo.comまたは1800123.4567を使用します。

すべてのアプリケーションへのアクセスを許可

このオプションを選択して、これがサイト・アクセス・ポイントであるかアプリケーション・カテゴリ・アクセス・ポイントであるかを指定します。このオプションを選択しない場合は、1つ以上のアプリケーション・カテゴリをプレミアムSMSのサポートに使用するアクセス・ポイントに関連付けることができます。このオプションを選択してサイト・アクセス・ポイントを作成すると、このアクセス・ポイントに関連付けられているアプリケーション・カテゴリがある場合は、それをすべて削除してよいかを確認するプロンプトが表示されます。サイト・アクセス・ポイントの詳細は、3.10.2.2項も参照してください。

アクション可能メッセージへの返信専用

このオプションを選択すると、アクション可能メッセージへの返信専用アドレスが作成されます。設定したアクション可能プッシュ・メッセージすべてについて、このアクセス・ポイントが「送信者」アドレスに設定されます。アクション可能メッセージへの返信指示では、短縮名が省略されます。これらのメッセージにユーザーが応答するには、トランザクションIDとアプリケーション・パラメータのみで返信します。

アプリケーション・カテゴリ

アプリケーション・カテゴリ・アクセス・ポイントに関連付けられているカテゴリ。このフィールドは読取り専用であり、アクセス・ポイントの編集時にのみ表示されます。「すべてのアプリケーションへのアクセスを許可」オプションを選択しなかった場合にのみ、このフィールドに値が移入されます。


図3-22 「アクセス・ポイント」参照画面

図3-22の説明は次のとおりです
図3-22「「アクセス・ポイント」参照画面」の説明

3.10.2.2 アクセス・ポイントの作成

「追加」ボタンをクリックすると、「アクセス・ポイントの追加」ページ(図3-23)が表示されます。このページを使用して作成するアクセス・ポイントは、メッセージング・サーバー・プロセスによって使用される電子メール、IM、双方向ポケットベルまたはSMSドライバ・インスタンスに定義されているパラメータによって異なります。たとえば、電子メール配信に基づくアクセス・ポイントの場合、電子メール・ドライバ・インスタンスのaccount namesパラメータに入力した値に対応するアクセス・ポイントを作成します。アカウント名をinfoとして電子メール・ドライバ・インスタンスを構成(およびserver.incoming.emailsパラメータをinfo@company.comとして定義)した場合、このアカウントのアクセス・ポイントを作成するには、infoをアクセス・ポイント名として入力し、電子メールを配信タイプとして選択し、info@company.comをアドレスとして入力します。3.10.3.1項および3.6.2.2.2項も参照してください。

アクセス・ポイントの基本情報以外にも、「アクセス・ポイントの追加」ページでは、「すべてのアプリケーションへのアクセスを許可」オプションを使用して次のタイプのアクセス・ポイントを作成できます。

  • サイト・アクセス・ポイント: すべての非同期アプリケーションにアクセス可能なアドレス。サイト・アクセス・ポイントを作成するには、「すべてのアプリケーションへのアクセスを許可」オプションを選択します。

  • アプリケーション・カテゴリ・アクセス・ポイント: 1つ以上のアプリケーション・カテゴリに関連付けられているアドレス。コンテンツ・マネージャは、これらのアクセス・ポイントをアプリケーション・リンク・カテゴリに関連付けます。このタイプのアクセス・ポイントを作成するには、「すべてのアプリケーションへのアクセスを許可」オプションの選択を解除します。

図3-23 「アクセス・ポイントの追加」ページ

図3-23の説明は次のとおりです
図3-23「「アクセス・ポイントの追加」ページ」の説明

プレミアムSMS逆課金SMSおよびアクション可能メッセージへの返信の詳細は、『Oracle Application Server Wireless開発者ガイド』を参照してください。

3.10.2.3 非同期リスナーの構成

「非同期リスナー構成」ページ(図3-21)では、ワーキング・スレッド数、コマンド・フォーマット、アプリケーション・ヘルプ、デフォルトのアプリケーション短縮名およびアクション可能メッセージへの返信など、非同期リスナーのシステム設定を構成します。表3-16に、これらおよびその他の非同期リスナーの構成パラメータを示します。

非同期リスナーのシステム構成パラメータおよびアクション可能メッセージの構成パラメータは、『Oracle Application Server Wireless開発者ガイド』を参照してください。

表3-16 非同期リスナーの構成パラメータ

パラメータ名 デフォルト値 コメント

フィルタされたサブジェクト行の接頭辞

re:、fw:、[fwd:、fwd:

電子メールの件名行の接頭辞のリストを入力します。これにより、これらの接頭辞で始まるメッセージ件名行は無視されユーザー・コマンドとして解釈されないように指示されます。

リクエストに対する複数の非同期コマンド・サポートの無効化

未選択(このオプションを有効化するには、チェック・ボックスを選択します。)

このオプションを選択すると、1つのリクエストで様々なアプリケーションにコマンドを発行するユーザーに対して非同期リスナーがコンテンツを戻すことができなくなります。たとえば、すべての非同期アプリケーションにアクセスするよう構成されているアクセス・ポイントへのリクエストをユーザーが発行するとします。すると、これらのアプリケーションが、株価アプリケーション、気象アプリケーションおよび占星アプリケーションのコンテンツをリクエストします。このオプションを設定すると、非同期リスナーは、ユーザーのリクエスト文字列内の最初のコマンドに対してのみ応答するため、ユーザーは複数のアプリケーションから取得したコンテンツに対する利用料を1回で支払うことができなくなります。

デバッグ・メッセージのログ

未選択(このオプションを有効化するには、チェック・ボックスを選択します。)

このオプションを選択すると、詳細ロギング・モードが有効になります。

ワーキング・スレッドの最小数

10

非同期リスナーの起動時のワーキング・スレッド数。デフォルト値は10スレッドです。この値を大きくすると、より高いリクエスト率に対応できます。

ワーキング・スレッドの最大数

50

非同期リスナーによって使用されるワーキング・スレッドの最大数。

ワーキング・スレッドの増分

1

サーバー・リクエストに対して使用可能なアイドル状態のワーキング・スレッドがないときに追加するスレッド数。「ワーキング・スレッドの最大数」パラメータに設定されている最大数に達すると、スレッドの増分は追加されなくなります。

ヘルプ・コマンド

!H

コマンドの使用方法について一般的なヘルプを提供します。

アプリケーション・ヘルプ・コマンド

ヘルプ

アプリケーション・レベルのヘルプを提供します。

エスケープ・コマンド

!E

現在のフォームの状態を消去します。

停止コマンド

!S

コマンド・シーケンスの終了をマークします。

ログイン・コマンド

!L

ユーザー名とパスワードを使用してシステムにサイン・オンできます。

ログオフ・コマンド

!O

ユーザー・セッションをサインオフします。

コマンド・ライン区切り文字

;

複数のコマンドがあるリクエストに使用されるコマンド・セパレータ。

コマンド接頭辞

.

記号の直後のテキストがパラメータ値ではなく非同期アプリケーションの短縮名であることを示す記号。これは、ユーザーがエスケープ・コマンドを使用せずにフォームの特定状態からエスケープする際に役に立ちます。たとえば、コマンド.stk orclでは、コマンド接頭辞としてピリオド(.)が使用されています。

ヘルプ・ヘッダー

使用方法 -

アプリケーション・ヘルプ結果のヘッダー。「ヘルプ・ヘッダー」および「ヘルプ・フッター」値は、アプリケーション・ヘルプ情報の前後に表示されます。

ヘルプ・フッター

該当なし

アプリケーション・ヘルプ結果のフッター。「ヘルプ・ヘッダー」および「ヘルプ・フッター」値は、アプリケーション・ヘルプ情報の前後に表示されます。

デフォルト・アプリケーションのエイリアス名

Help

アプリケーションの短縮名を入力します。起動するアプリケーションがユーザー・リクエストに指定されていない(または、存在しないアプリケーションをユーザーがリクエストした)場合、かわりにこのデフォルトのアプリケーションが起動されます。デフォルトのアプリケーションが設定されていない場合は、ヘルプが表示されます。

アクション可能メッセージへの返信用のエイリアス名

AM

アクション可能メッセージへの返信を示す、サイト全体での一意名。デフォルトは「AM」です。非同期アプリケーションはこのフィールドに指定されている名前を使用できません。

デバイスに対するアクティブ・トランザクションの最大数

10

サーバー上でユーザー・デバイスごとに格納されているトランザクション数。

アクティブでないトランザクションの有効期限(日)

20

トランザクションが更新されていないときにOracleAS Wirelessがこのトランザクションを保存しておく日数。



注意:

アクション可能メッセージへの返信に使用する短縮名は、非同期アプリケーションのリンクに使用される全短縮名の中で一意にする必要があります。

図3-24 「非同期リスナー構成」ページ

図3-24の説明は次のとおりです
図3-24「「非同期リスナー構成」ページ」の説明

3.10.2.4 メッセージング・サーバーのクライアントとしての非同期リスナーの構成

非同期リスナーはメッセージング・サーバーのクライアントであるため、メッセージング・サーバー・クライアント・コンポーネントを定義する必要があります。このコンポーネントを構成する際に、メッセージ送受信の前後に使用するフック(送信前フック、送信後フック、受信前フック、受信後フック)を、追加、削除または更新できます。表3-17に、非同期リスナーのメッセージング・サーバー・クライアント・コンポーネントのパラメータを示します。

表3-17 メッセージング・サーバー・クライアントのパラメータ

パラメータ

スレッド・プール・サイズ

このクライアントのトランスポートにより作成される合計スレッド数です。トランスポートは、これらのスレッドを使用して、このクライアントの受信メッセージおよびステータス・レポートを取り出します。クライアントがステータス・レポートを受け取らず、メッセージを受信するエンド・ポイントも登録されていない場合、トランスポートはこの設定を無視します。

キューの数

キューの数です。トランスポートは、このクライアントがステータス・レポートまたはメッセージを受信する場合にのみ、この値を作成します。トランスポートでは、1クライアント当たりキューを1つのみサポートします。1クライアント当たりに複数のキューが指定されている場合でも、トランスポートは1クライアント当たりキューを1つしか作成しません。ここで値を指定しないと、サイト・レベル構成で設定されている数がデフォルト値になります。クライアントがステータス・レポートを受け取らず、メッセージを受信するエンド・ポイントも登録されていない場合、トランスポートはこの設定を無視します。

受信者チャンク・サイズ

クライアントからの1つの送信コールでメッセージを受け取る受信者の数です。受信者数が多すぎると、トランスポートは受信者のチャンクごとにメッセージを送信することがあります。その場合、トランスポートが1つのチャンクの受信者を処理している間に別チャンクの受信者がメッセージを受信する可能性があります。その結果、特定の受信者が他の受信者よりも先にメッセージを受け取ることになります。メッセージをチャンクごとに送信すると、パフォーマンスの向上につながります。チャンク・サイズは500以下です。この値を500より大きく設定した場合でも、トランスポートでは500を使用します。

キャリア・ファインダ・フック・クラス名

OracleAS Wirelessは、このフックを使用して電話番号から電話会社名を検索します。次に、ドライバ・ファインダがこの電話会社名を使用して、この電話番号にメッセージを送信する適切なドライバを検索します。特定電話会社の電話番号にその電話会社のドライバを使用するとパフォーマンスが改善されるので、このフックは電話会社固有のドライバがいくつかある場合に使用します。キャリア・ファインダ・フック・クラス名をノード・レベルで指定しない場合、OracleAS Wirelessはサイト・レベルで設定されているキャリア・ファインダ・フック・クラス名を使用します。キャリア・ファインダ・フック・クラス名をサイト・レベルで指定しないと、ドライバ・ファインダは電話会社情報がないために適切なドライバを検索できません。キャリア・ファインダ・ドライバ・フック・クラス名をサイト・レベルでもノード・レベルでも指定しない場合、OracleAS Wirelessはトランスポートのデフォルト・ドライバ・ファインダを使用します。

ドライバ・ファインダ・フック・クラス名

トランスポートが、特定の宛先にメッセージを送信する適切なドライバを検索するために使用するフックの名前です。ドライバ・ファインダ・フックでは、ドライバに割り当てる配信タイプ、コストまたはスピードなどの条件を使用します。ドライバ・ファインダ・フック・クラス名をノード・レベルで指定しない場合、OracleAS Wirelessはサーバー・レベル構成に指定されているドライバ・ファインダ・フックを使用します。

  • プリセンド・フック

  • ポストセンド・フック

  • プリレシーブ・フック

  • ポストレシーブ・フック

これらのフックは、メッセージを送信する前後(プリセンドおよびポストセンド・フック)またはメッセージを受信する前後(プリレシーブおよびポストレシーブ・フック)にコールできます。これらのフックは同一カテゴリに属するもので、指定された順にコールされます。これらのフックを使用して、チェックやフィルタリングなどの特定のクライアント関数を使用可能にすると、トランスポートの上にアプリケーションを実装する必要がありません。


3.10.3 メッセージングの構成

「メッセージング」セクション(図3-25)で、表3-18に記載されている次のコンポーネントを構成および管理できます。

表3-18 「メッセージング」コンポーネント

コンポーネント名 タスク

ドライバ

メッセージング・サーバー・ドライバの構成


メッセージング・サーバー構成

メッセージング・サーバーのデフォルト構成の設定


XMS構成

XMSランタイムの構成



図3-25 「メッセージング」コンポーネント

図3-25の説明は次のとおりです
図3-25「「メッセージング」コンポーネント」の説明

3.10.3.1 メッセージング・サーバー・ドライバの構成

「ドライバ」をクリックすると表示される「ドライバ」ページ(図3-26)を使用して、メッセージング・サーバー・ドライバを定義、編集および削除できます。

図3-26 「ドライバ」ページ

図3-26の説明は次のとおりです
図3-26「「ドライバ」ページ」の説明

表3-19に、メッセージング・サーバー・ドライバのパラメータを示します。OracleAS Wirelessには独自に15のシード済ドライバが用意されており、すべてのデリバリのカテゴリ(SMS、電子メール、ボイスおよびFAX)がサポートされています。各ドライバには異なるクラス・パラメータ・セットがあります。デフォルトでは、これらのドライバがすべて使用可能です。不要なドライバを無効にしてパフォーマンスを改善できます。

3.10.3.1.1 PushDriverの編集

PushDriverは、Oracleがホスティングするオンライン・プッシュ・サービス(http://messenger.oracle.com/xms/webservices)に接続するように事前構成済であり、SMS、ボイス、電子メールおよびFAXの各デリバリ・カテゴリごとに限定数のメッセージ(1000通)を配信できます。別のドライバを使用する場合は、必要に応じてPushDriverからデリバリ・カテゴリを削除し、そのドライバのドライバ・インスタンスを作成できます。用意されたメール・ドライバ(EmailDriver)から電子メール・ドライバ・インスタンスを作成する場合、最初にPushDriverを編集して電子メール・チャネルを削除し、受信したすべての電子メール・メッセージがEmailDriverのインスタンスを介してルーティングされるようにする必要があります。

ドライバの詳細は、『Oracle Application Server Wireless開発者ガイド』を参照してください。

表3-19 ドライバ・パラメータ

パラメータ 説明

名前

EmailDriverなどのドライバ名。これは必須パラメータです。

クラス名

ドライバを実装するクラス名(完全なパッケージ名を含む)です。

デリバリのカテゴリ

SMS、ボイスまたは電子メールなど、このドライバのデリバリ・カテゴリです。

使用可能

ドライバが使用可能かどうかを示します。


このページからは、サイトのメッセージング・サーバー・ドライバを削除、編集または作成できます。新規のメッセージング・サーバー・ドライバを作成するには、「ドライバの追加」をクリックして「ドライバの追加」ページに表示されるパラメータを定義します。表3-20に各パラメータを示します。

表3-20 メッセージング・サーバー・ドライバのパラメータ

属性 説明

ドライバ名

このドライバの一意名。これは必須フィールドです。

配信タイプ

メッセージング・サーバー・ドライバがメッセージをどのように配信するかを指定するには、「追加」ボタンをクリックして、表示される「配信タイプを追加」ページから適切な配信タイプを選択します。配信タイプとして、「SMS」、「EMS」、「MMS」、「USSD」、「ボイス」、「電子メール」、「FAX」、「WAPプッシュ」、「双方向ポケットベル」、「単方向ポケットベル」または「IM」の配信タイプのいずれか、または組合せを選択します。ドライバで、あらかじめ用意された配信タイプとは異なるものが必要になったときのために、このページから配信タイプを選択、削除したり、新しいものを作成できます。新しい配信タイプを作成するには、配信タイプの名前を入力して「終了」をクリックします。

メッセージング・サーバー・ドライバには、1つ以上の配信タイプを追加する必要があります。

使用可能

このフラグを選択すると、メッセージング・サーバーでこのドライバを使用できます。

プロトコル

プロトコルをカンマで区切ったリスト。アスタリスク(*)を入力すると、すべてのプロトコルを使用できます。

電話会社

電話会社をカンマで区切ったリスト。

スピード・レベル

ドライバのスピード・レベル。0〜10の値を指定できます。

コスト・レベル

ドライバのコスト・レベル。0〜10の値を指定できます。

機能

このオプションにより、メッセージを送受信するドライバの機能を設定します。値「送信」、「受信」または「両方」(メッセージの送信と受信の両方が可能になります)を指定できます。機能を「送信」に設定すると、(ドライバ・インスタンスのinit()メソッドによって送信機能と受信機能の両方が戻されても)ドライバの機能は送信のみになります。また、このドライバにルーティングされたメッセージを送信するためにこのドライバ・インスタンスが使用されることもありません。メッセージはこのドライバにルーティングされ続けます。これは、ルーティングがドライバ・インスタンスからの情報に基づかずに、OracleAS Wirelessサイト・レベルのドライバ構成に基づいているためです。このドライバのインスタンスがない場合でも、ドライバが無効になるか、ドライバが送信側のアプリケーションによって指定された基準を満たさないかぎり、メッセージはこのドライバにルーティングされ続けます。

サポートされているエンコーディング

UTF-8など、このドライバでサポートされているエンコード。

サポートされているロケール

このドライバでサポートされているロケールのリスト。ロケール・リストを追加、削除または更新できます。

ドライバ・クラス名

Oracle.panama.messaging.transport.driver.email.EmailDriverのように、ドライバを実装するクラス名(完全なパッケージ名付き)です。「ドライバ・クラス名」は、パッケージ名付きの完全なクラス名である必要があります。このようなクラスが存在するかやクラスパスに含まれているかはチェックされないため、これらのことについて確認する必要があります。通常、クラスはこのクラスパスに含まれます(クラスを$ORACLE_HOME/wireless/server/classesに格納しておいた場合)。$ORACLE_HOME/wireless/libに格納する必要がある.jarおよび.zipファイルを除いて、関連クラスはすべてそこに格納する必要があります。これは必須パラメータです。

ドライバ・パラメータ

ドライバ・クラス・パラメータ。パラメータを追加、削除または更新できます。各パラメータには、次のように複数の属性があります。

  • 名前: ドライバ・クラスで使用されるパラメータ名。

  • 説明: パラメータの意味などの説明。

  • 必須: このフラグを設定するとパラメータは必須としてマークされ、設定しなければオプションとしてマークされます。

  • デフォルト値: パラメータのデフォルト値。


図3-27 ドライバ・プロパティの編集

図3-27の説明は次のとおりです
図3-27「ドライバ・プロパティの編集」の説明

SMPPドライバの構成の詳細は、「付録A.1.2」および「付録A.1.3」を参照してください。

3.10.3.1.2 ドライバ・インスタンスによるロード・バランシング

メッセージング・サーバー内にあるすべてのボイス・ドライバ・インスタンスは、ロードを均衡化できます。ドライバ・インスタンスが機能を停止すると、他のインスタンスが機能を引き継ぎ、他のボイス・ゲートウェイにメッセージをルーティングします。その間に、インスタンスはもう一度機能を実行できるかどうかチェックします。機能が停止する原因となった問題が解決すると、インスタンスはもう一度機能します。

3.10.3.1.3 VoiceGenieドライバの構成

表3-21に、OracleAS Wirelessに付属のビルトイン・ドライバの1つであるVoiceGenieドライバ(VoiceGenieDriver)の音声フロー関連のパラメータを示します(このパラメータやその他のパラメータを表示または編集するには、「ドライバ」ページからVoiceGenieドライバを選択し、「編集」をクリックします)。

表3-21 VoiceGenieドライバの音声フロー関連のパラメータ

パラメータ 説明

voice.response.seconds

何も応答がない場合に、コールを中止する間隔(秒)。デフォルト値は60秒です。このパラメータは、単純な音声フローおよび複雑な音声フロー(完全なトラッキング)の両方に適用されます。

voice.max.queue.size

ドライバがメモリー内に保持できるメッセージの最大数。デフォルト値は800個のメッセージです。この属性は、単純な音声フローおよび複雑な音声フロー(完全なトラッキング)の両方に適用されます。

voice.delay.seconds

ボイス・ゲートウェイが動作しているかどうかを確認するまでに、ドライバが待機する遅延秒数。デフォルトは40秒です。この属性は、単純な音声フローおよび複雑な音声フロー(完全なトラッキング)の両方に適用されます。

voice.calling.threads

コール元になっている実際のスレッド数。デフォルト値は5です。この属性は、単純な音声フローおよび複雑な音声フロー(完全なトラッキング)の両方に適用されます。

voice.max.retries

電話が通話中またはサーバーがビジーのときに、再試行を行う最大回数。デフォルトでは、再試行が8回行われます。この属性は、単純な音声フローおよび複雑な音声フロー(完全なトラッキング)の両方に適用されます。

voice.flow

テキスト・メッセージに対する音声フローを表します。通常のテキスト・フローの場合は1を入力し、複雑な音声フロー(完全なトラッキング)の場合は2を入力します。デフォルトは1(単純な音声フローです)。

voice.prompt.alert-notification-1

プロンプトのアラート通知の1番目のパート。デフォルトのテキストは「This is an alert notification from Oracle Mobile. If you are....(これはOracle Mobileからのアラート通知です。次の場合は...)」です。この属性は、複雑な音声フロー(完全なトラッキング)(2)にのみ適用されます。

voice.prompt.alert-notification-2

プロンプトのアラート通知の2番目のパート。デフォルトのテキストは「...say 'yes' or press 1. Otherwise, say 'no' or press 2. To repeat these options, say 'repeat' or press 3(声に出して「はい」というか「1」を押してください。そうでない場合は「いいえ」というか「2」を押してください。これらのオプションを繰り返すには「繰返し」というか「3」を押してください。)」です。この属性は、複雑な音声フロー(完全なトラッキング)(2)にのみ適用されます。

voice.prompt.repeat

繰り返すかどうかをユーザーに問うプロンプト。デフォルトは「I'm sorry, I didn't understand. Please repeat your response.(失礼ですが聞き取れませんでした。答えをもう一度お願いします。)」です。この属性は、複雑な音声フロー(完全なトラッキング)(2)にのみ適用されます。

voice.prompt.to-confirm

ユーザーにエントリの確認を求めるプロンプト。デフォルトのテキストは、「To confirm receipt of this alert notification, say 'confirmed' or press 1. If you would like to repeat the notification again, say 'repeat' or press 3.(このアラート通知を受け取った場合は、声に出して「確認」というか「1」を押してください。通知をもう一度繰り返す場合は、「繰返し」というか「3」を押してください。)」です。この属性は、複雑な音声フロー(完全なトラッキング)(2)にのみ適用されます。

voice.prompt.good-bye1

ユーザーの確認に対する返信。デフォルトのテキストは「Thank you. Good-bye.(ありがとうございました。)」です。この属性は、複雑な音声フロー(完全なトラッキング)(2)にのみ適用されます。

voice.prompt.good-bye2

ユーザーがvoice.prompt.to-confirmに応答しない場合の返信。デフォルトのテキストは「I was unable to receive your response. Good-bye.(応答を受け取れませんでした。ありがとうございました。)」です。この属性は、複雑な音声フロー(完全なトラッキング)(2)にのみ適用されます。

voice.prompt.alt-name

別名を要求するプロンプト。デフォルトのテキストは「...associated with, or employed by, Oracle.(Oracleの関係者または社員。)」です。この属性は、複雑な音声フロー(完全なトラッキング)(2)にのみ適用されます。


VoiceGenieドライバを、単純な音声フローまたは完全なトラッキング(確認済の複雑なメッセージ転送音声フロー)をサポートするよう構成できます。これらの両方のフローでは、ユーザー入力を促すメッセージを提示し、様々なユーザー入力に対してレスポンスを返します。VoiceGenieドライバは、一度に1つのタイプの音声フローしか使用できません。

単純な音声フロー

デフォルトでは、VoiceGenieドライバは単純な音声フローを使用します。VoiceGenieドライバが単純な音声フローを使用すると、ユーザーにはテキスト・メッセージを受け取ったときに次のように聞こえます。

You have received a message. Sender: <sender>. Subject: <subject>. Message: <body>. You may say 'repeat' to hear the message again or hang up.(メッセージがあります。送信者: <sender>。件名: <subject>。メッセージ: <body>。声に出して「繰返し」といってメッセージをもう一度聞くか、電話を切ってください。)

複雑な音声フロー

VoiceGenieドライバで複雑な音声フロー(完全なトラッキング)を使用するよう構成すると、ユーザーには、テキスト・メッセージを受け取ったときに最初に次のように聞こえます。

<voice.prompt.alert-notification-1> <voice.prompt.alt-name> <voice.promt.alert-notification-2>

これらのパラメータのデフォルトのテキストは次のとおりです。

This is an alert notification from Oracle Mobile. If you are associated with, or employed by Oracle. say 'yes' or press 1. Otherwise, say 'no' or press 2. To repeat these options, say 'repeat' or press 3(これはOracle Mobileからのアラート通知です。Oracleの関係者または社員の場合は、声に出して「はい」というか「1」を押してください。そうでない場合は「いいえ」というか「2」を押してください。これらのオプションを繰り返すには「繰返し」というか「3」を押してください。)

ユーザーが返信しない場合、「repeat(繰返し)」といった場合、または「3」を押した場合には、VoiceGenieドライバはメッセージを繰り返します。3回リピートした後で、次のように続けます。

<voice.prompt.good-bye2>

デフォルトのテキストは、次のとおりです。

I was unable to receive your response. Good-bye.(応答を受け取れませんでした。ありがとうございました。)

ユーザーが「yes(はい)」、「no(いいえ)」、「repeat(繰返し)」または「1」、「2」、「3」以外のことをいった場合、ドライバは次のメッセージで対応します。

<voice.prompt.repeat>

デフォルトのテキストは、次のとおりです。

I'm sorry, I didn't understand. Please repeat your response.(失礼ですが聞き取れませんでした。答えをもう1度お願いします。)

ユーザーが「no(いいえ)」というか「2」を押した場合、VoiceGenieドライバは次のレスポンスを返します。

<voice.prompt.good-bye1>

デフォルトのテキストは、次のとおりです。

Thank you. Good-bye.(ありがとうございました。)

ユーザーが「yes(はい)」というか「1」を押した場合、音声フローは次のように返信します。

Subject: <subject>. Message: <body>. To confirm receipt of this alert notification, say 'confirmed' or press '1'. If you would like to repeat the notification again, say 'repeat' or press '3'.(件名: <subject>。メッセージ: <body>。このアラート通知を受け取った場合は、声に出して「確認」というか「1」を押してください。通知をもう一度繰り返す場合は、「繰返し」というか「3」を押してください。)

ユーザーが返信しない(または「repeat(繰返し)」以外のことをいった)場合、または3を押さない場合は、音声フローは3回繰り返します。3回リピートした後で、次のように続けます。

<voice.prompt.good-bye2>

デフォルトのテキストは、次のとおりです。

I was unable to receive your reponse. Good-bye.(応答を受け取れませんでした。ありがとうございました。)

ユーザーが「confirmed(確認)」というか「1」を押した場合、ドライバは次のようにレスポンスを返します。

Thank you. Good-bye.(ありがとうございました。)


注意:

ステータス・リスナーが登録されている場合は、メッセージング・サーバーは各レスポンスに対して適切なステータス・レポートを生成します。ステータス・リスナーが登録されていない場合でも、送信されたメッセージをステータスの送信アプリケーションに通知するステータス・レポートがすべてデータベースに保存されます。

3.10.3.2 メッセージング・サーバーのデフォルト構成の設定

「メッセージング・サーバー構成」をクリックすると「メッセージング・サーバー構成」ページが表示されます。このページを使用して、メッセージング・サーバーのデフォルト構成を設定できます。表3-22に、メッセージング・サーバーの構成パラメータを示します。

表3-22 メッセージング・サーバーの構成パラメータ

パラメータ 説明

GSMスマート・メッセージ・エンコーダ・クラス名

GSMスマート・メッセージ(着信音、グラフィックス、WAP設定および電子メール設定など)をSMS用にエンコードするフックのクラス名を入力します。

送信しているスレッドのデフォルトの数

各ドライバ・インスタンスの送信スレッド数のデフォルト。SEND/BOTH機能を持つドライバ・インスタンスに対して、スレッドの送信数を指定しない場合は、この値が使用されます。3.10.3.2.1項も参照してください。

受信しているスレッドのデフォルトの数

各ドライバ・インスタンスの受信スレッド数のデフォルト。RECEIVE/BOTH機能を持つドライバ・インスタンスに対して、スレッドの受信数を指定しない場合は、この値が使用されます。

送信を再試行する回数

メッセージング・サーバーが送信の試行に失敗した後でメッセージの送信を再試行する最大回数。試行回数が最大回数に達してもメッセージがまだ送信されていない場合、このメッセージは例外キューに移動します。この時点で、メッセージング・サーバーはこのメッセージの再送信を試みるのをやめます。

送信再試行の遅延(秒)

この間隔は、メッセージを送信しようとして失敗した後で、メッセージを再送するまでに待機する秒数を設定します。


3.10.3.2.1 データベースに対するアクティブなメッセージング・サーバー接続数の定義

メッセージング・サーバー・プロセスがオープンするデータベースの接続数は、ドライバ・インスタンスの構成によって異なります。送信スレッド数の構成が適切でない(つまり、メッセージング・サーバーのドライバ・インスタンスの送信スレッド数が、ドライバ・インスタンスがベースとするサイト・レベルのドライバに構成されている数よりも多い)場合は、同時にオープンできるデータベース接続数が、データベースでサポートしている数を超える可能性があります。メッセージング・サーバー・ドライバは、メッセージの送信専用または受信専用に構成することも、あるいは送受信兼用に構成することもできます。メッセージング・サーバーは、メッセージング・ドライバ・インスタンスの受信スレッドに対する専用のデータベース接続を持っていませんが、メッセージング・サーバー・ドライバ・インスタンスの各送信スレッドに対する専用のデータベース接続は持っています。たとえば1つの送信スレッドを持つようメッセージング・サーバー・ドライバ・インスタンスを構成すると、メッセージング・サーバーは、1つの配信タイプのみをサポートしているドライバに対して、対応する1つのデータベース接続をオープンします。メッセージング・サーバーは、複数の配信タイプをサポートしているドライバ・インスタンスに対しては、より多くのデータベース接続をオープンします。メッセージング・サーバーによってオープンされるデータベース接続の他に、SMAgent(panamaサーバーの管理エージェント)によってオープンされる専用の接続もあります。メッセージング・サーバーは、リクエストごとにデータベース接続を作成するため、アクティブなデータベース接続の合計は、次の式によって計算できます。

図DBConnection.gifの説明は次のとおりです
図DBConnection.gifの説明

この式では、「i」はドライバ・インスタンスのインデックス、「xi」はドライバiの送信スレッドの数、「ni」はサイト・レベルで構成されたこのドライバ・インスタンスによりサポートされる、異なった配信タイプの数のデフォルトを表しています。

たとえば、次のインスタンスを使用してメッセージング・サーバーで処理を行うとします。

  • 電子メールのみをサポートしていて、3つの送信スレッドを持つ電子メール・ドライバ・インスタンス

  • SMSとVoiceをサポートしていて、1つの送信スレッドを持つプッシュ・ドライバ・インスタンス

これにより、SMAgentでオープンされるスレッド(1)+プッシュ・ドライバの送信スレッド数(1)*プッシュ・ドライバの配信タイプ(2)+電子メール・ドライバのスレッド数(3)*送信スレッド数(1)で、6つのアクティブなデータベース接続を持つことになります。

3.10.3.3 XMSランタイムの構成

「XMS構成」ページでは、XMSランタイムの設定を構成し、メッセージのコンテンツを指定のデバイスに適応させるXMSセンター(XMSC、3.10.3.3.1項を参照)を使用可能にします。また、このページでは、XMSメッセージ配信用のデバイス・タイプの優先順位を設定できます。

表3-23に、XMSランタイムを設定するために定義するパラメータを示します。

表3-23 XMSランタイム・パラメータ

パラメータ

サーバーID

すべてのメッセージIDに事前に定義されているXMSサーバーの名前。英数字で、1文字から4文字の長さになります。これは、オプションのパラメータです。

処理済レコードのクリーン・アップの間隔(時間)

データベースで、処理が終了したフェイルオーバー・データが消去される間隔。デフォルト値は48時間です。

フェイルオーバー表にリクエストを保持する最大日数

データベース内のフェイルオーバー・レコードの最大存続時間。処理済か保留中かに関係なく、すべてのフェイルオーバー・レコードは、この期間の経過後に削除されます。デフォルト値は30日です。

サポートされるフェイルオーバーの最大レベル

受信者ごとの、フェイルオーバーのアドレスと配信タイプ・チャネルの最大許容数。この上限を超える部分は切り捨てられて消失します。デフォルト値は5です。

ステータス受信スレッド数

メッセージング・サーバーが送信するステータスを受信するのに使用するスレッド数。スレッドを受信するトランスポート数を増やすと、トランスポート・ステータス・キュー内のバックログが減少し、ステータス・コールバックのパフォーマンスが改善されます。デフォルトのスレッド数は4で、ステータスを受信する最大スレッド数は30です。

フェイルオーバー処理スレッド数

フェイルオーバー処理スレッド数のデフォルト値は2で、これはこのパラメータの最小値です。スレッドを受信するフェイルオーバーの最大数は30です。フェイルオーバーのスレッド数を増やすとパフォーマンスが改善され、遅延が短縮されます。

HTTPステータス・コールバック・スレッド数

XMSクライアントに対してHTTP配信ステータスの更新通知を送信するスレッド数。デフォルトのスレッド数は4で、これはこのパラメータの最小値です。スレッドの最大数は30です。スレッド数を増やすとパフォーマンスが改善され、ステータスの通知配信の遅延が短縮されます。

ステータス・メッセージの有効期間(時間)

ステータス・メッセージの最大有効期間。この有効期間を過ぎたメッセージは、XMSクライアントにまだ配信されていないものでも破棄されます。ステータス・メッセージのデフォルトの有効期間は24時間で、このパラメータの最小値は1時間です。このパラメータの最大値は120時間です。

HTTPコールバックの再試行を有効化

XMSサーバーを有効化し、HTTPを介してメッセージの送信者に対して配信ステータスの更新通知を送信するには、「はい」を選択します。「いいえ」を選択してこの機能を無効にすると、メッセージの送信者に対して配信できない場合でも、すぐにステータス・メッセージが破棄されます。「はい」を選択する場合は、「HTTPコールバックの再試行間隔(秒)」で時間(秒)も設定する必要があります。

HTTPコールバックの再試行間隔(秒)

このパラメータは、「HTTPコールバックの再試行を有効化」を有効にしていても、XMSサーバーが配信ステータスの更新通知を送信者に送信できない場合に、再試行の間隔を定義します。デフォルト値は5秒で、これはこのパラメータの最小値です。再試行の回数を減らしてパフォーマンスを改善するには、この間隔を増やします(最大値は60秒)。

ステータス・メッセージのフォーマッタ・フックのクラス名

フォーマッタ・フックのJavaクラスをフルパスで入力します。ステータス・メッセージ・フォーマッタは、人間が判読可能な配信ステータスの説明テキストを、機械可読形式にフォーマットします。これは、オプションのパラメータです。

ビリング・フックのクラス名

ビリング・フックJavaクラスのフルパス。これはオプションのパラメータです。


3.10.3.3.1 XMSセンターの構成

XMS Message Center(XMSC)では、すぐに使用できるMMSセンター機能がサポートされているため、MMSブラウザ付きのデバイスではHTTPを介して通知メッセージを受信し、OracleAS Wirelessサーバーに格納されているメッセージを取得できます。また、他の電話やメッセージ・ストレージへのMO(モバイル指向)メッセージと、MMS以外の転送チャネルに対する通知もサポートされます。XMSCを構成するには、次の2つのパラメータを定義します。

  • XMSCの有効化: このオプションを選択すると、XMSCが有効になります。デフォルトでは、XMSCは有効になっています(trueに設定されています)。XMSCを有効にすると、MMS通知メッセージを介してメッセージを送信したときに自動的に通知メッセージが送信されます。

  • メッセージ・ライフ時間: ユーザーが取得できるようにメッセージをサーバーに保存できる最大時間。デフォルト期間は7日です。

3.10.3.3.2 転送チャネルの構成

XMSでは、暗黙的なデバイス、またはOracleAS Wirelessユーザー名の指定によるユーザー・アドレッシングがサポートされます。メッセージのコンテンツ、アプリケーションのヒント、ユーザー設定項目などの要素に基づいて、ユーザーによるメッセージ受信に最適のデバイスが選択されます。あるデバイスにOracleAS Wirelessがメッセージを送信できない場合、XMSは選択順で次のデバイスにフェイルオーバーし、そのデバイスにあわせてコンテンツを変換します。

「転送チャネル設定」セクションで値を定義するには、XMSメッセージの配信タイプの優先順位(フェイルオーバー)を指定し、配信タイプに適切な返信アドレスを追加します。

3.10.4 通知エンジンの構成

表3-24は、通知エンジンのコンポーネントとその関連する構成タスクの説明です。

表3-24 通知エンジン・コンポーネント

コンポーネント タスク

通知システム

通知システムの返信先アドレスの構成


メッセージング・サーバー・クライアント

メッセージング・サーバーのクライアントとしての通知エンジンの構成



図3-28 通知エンジン・コンポーネント

図3-28の説明は次のとおりです
図3-28「通知エンジン・コンポーネント」の説明

3.10.4.1 通知システムの返信先アドレスの構成

次の通知の返信アドレスを構成できます。

  • 電子メール

  • SMS

  • ポケットベル

  • 音声

  • WAPプッシュ

次のランタイム・パラメータも構成できます。

  • ロケーション・イベント・リスナー・スレッドの数: 着信ロケーション・イベントをリスニングする通知プロセスごとに起動されるスレッドの数。デフォルトは1です。

  • ロケーション条件レスポンス遅延(秒): ロケーション条件処理のレスポンス遅延の概算値。デフォルトは600です。

  • メッセージ・マネージャ・スレッド・プール・サイズ: メッセージ・マネージャのワーカー・スレッドの数。デフォルト値は5です。

  • イベント・ハンドラのブロック時間(秒): キューが過負荷状態となった場合、イベント・ハンドラがメッセージ・マネージャ・ジョブ・キューへの新規イベント・ジョブの追加を停止する間隔(秒単位)。デフォルト値は60000です。

  • イベント・ハンドラのブロック・タイムアウト(秒): イベント・ハンドラのブロックのタイムアウト(秒単位)。この時間が経過すると、イベント・ハンドラは、マネージャのジョブ・キューの過負荷状態が解消されたかどうかをワーカー・スレッドによりチェックします。デフォルト値は600000です。

  • OC4Jチェック間隔(ミリ秒): OC4Jインスタンスが稼働しているかどうかを確認する間隔。注意: 実行中のOC4Jインスタンスでは、通知エンジンを起動する必要があります。デフォルト値は120000です。

  • OC4J待機タイムアウト(ミリ秒): 通知エンジンがOC4Jインスタンスの起動を待機するタイムアウト。デフォルト値は1200000です。

  • 通知チェック間隔(ミリ秒): refireスレッドが次の時間ベースの通知を送信する時間を計算するための間隔。デフォルト値は3600000です。

  • 停止リクエスト・チェック間隔(ミリ秒): refireスレッドが、通知エンジンが停止リクエストを受信したかどうかを確認する間隔。このリクエストを正常に終了するために必要です。デフォルト値は900000です。

  • スピンの例外の最大数: ワーカー・スレッドがスピン・モードに入る前に投入できる結果の例外の最大数。デフォルト値は20です。

  • スピン・ブロック時間(ミリ秒): ワーカー・スレッドがスピン・モードに入る際にスリープに入る時間。デフォルト値は60000です。

3.10.4.2 メッセージング・サーバーのクライアントとしての通知エンジンの構成

通知エンジンはメッセージング・サーバーのクライアントであるため、メッセージング・サーバー・クライアント・コンポーネントを構成する必要があります。詳細は、3.10.2.4項を参照してください。

3.10.5 ロケーション関連コンポーネントの構成

ロケーション関連の次のような構成があります。

  • ロケーション管理: モバイル・ポジショニング構成、モバイル・ポジショニング・プロバイダ情報と構成およびモバイルID名。

  • ロケーション・サービス: ジオコーディング、ルーティング、マッピング、交通情報およびビジネス・ディレクトリ・サービスに関連する構成オプション。

  • ロケーション・イベント・サーバー: ロケーション・イベント・サーバー関連のオプション。

  • ロケーション・マーク・アドレス書式: ロケーション・マーク・アドレス・フィールドの指定。


    注意:

    OracleAS Wirelessのロケーション関連コンポーネントの詳細は、『Oracle Application Server Wireless開発者ガイド』を参照してください。

ロケーション・マーク・アドレス書式

このページでは、ロケーション・マーク・アドレスの書式を構成できます。そのためには、ロケーション・マーク・アドレスに関して表示する属性をすべて選択します。この構成は、カスタマイズ・ポータルで使用されます。

  • 会社名

  • 住所行1

  • 住所行2

  • 住所3

  • 番地名

  • 市区町村

  • 都道府県

  • 郵便番号

  • 拡張郵便番号

3.10.6 プロビジョニング・サーバーの構成

OracleAS Wirelessプロビジョニング・サーバーを使用すると、アプリケーション・プロバイダはエンド・ユーザーが選択したアプリケーションをダウンロードするときにコンテンツを提供するのみでなく、アプリケーションを作成して公開できます。使用されるダウンロード・プロトコルは、アプリケーションのタイプ(J2ME MIDletまたは着信音)とライン・プロビジョニング・プロトコルに応じて異なります。「プロビジョニング・サーバー」ページを使用して、ダウンロード前フック、ダウンロード後フックおよび転送可能コンテンツ・イベント・リスナーのクラス名を定義します。また、新規ドライバを追加するか、既存のドライバをカスタマイズした機能を実装できます。


注意:

Oracle Application Server Wireless 10gリリース2(10.1.2.0.2)は、J2MEアプリケーションのみをサポートしています。

フック

実際のアップロードおよびダウンロード・プロセスは、カスタマが実装するフックを使用して監視できます。フックは、シングルトン・パターンを使用して初期化されます。フック・メソッドにはユーザー情報、アプリケーション情報およびコンテンツ情報が示されます。フック実装では、次のようなメソッドを提供する必要があります。

public static <hookclass> getInstance()

ダウンロード前のフック・クラス名: このフックは、ユーザーがアプリケーションをダウンロードする直前に起動されます。フックは、シングルトン・パターンを使用して初期化されます。フックのリターン・コードにより、ダウンロードを処理できるかどうかが決定されます。

実装されるインタフェースは次のとおりです。

oracle.panama.rt.hook.ProvisioningPreDownloadHook

ダウンロード後のフック・クラス名: このフックは、ユーザーがアプリケーションをダウンロードした直後と、ユーザーのデバイスがサーバーにアプリケーションのダウンロードを通知した後に一度ずつ起動されます。プロバイダは、必要に応じてこの2度の起動のどちらかにビリング・アクションを埋め込むことができます。

実装するインタフェースは次のとおりです。

oracle.panama.rt.hook.ProvisioningPostDownloadHook

転送可能なコンテンツ・イベント・リスナー・クラス名: このフックは、コンテンツのアップロード中、更新中または削除中に起動されます。

実装するインタフェースは次のとおりです。oracle.panama.rt.event.DeliverableCtntEventListener

ドライバでは次のインタフェースが実装されます。oracle.wireless.me.provisioning.ProvisioningDriver

ドライバ

ドライバは追加、削除または編集できます。ドライバを追加するには、ドライバ・クラス名、ドライバ記述およびドライバ・パラメータがあればそれを指定します。OracleAS Wirelessには、次の2つの独自実装が用意されています。一方はデフォルトのプロビジョニング・ドライバ(oracle.wireless.me.provisioning.DefaultProvisioningDriver)で、他方はデフォルトのJARプロビジョニング・ドライバ(oracle.wireless.me.provisioning.DefaultJarProvisioningDriver)です。この2つのドライバは、それぞれJ2ME MIDletおよびJARファイルをダウンロードするためにマップされます。

ドライバ・マッピング

適切なアプリケーション・タイプとプロトコル構成に使用するドライバをマップします。付属の2つのドライバでは、J2MEアプリケーション用にSUN-OTAおよびSUN-OTA_JARプロトコルがサポートされています。この2つのプロトコルに使用するドライバ・クラスを選択できます。

図3-29 「プロビジョニング・サーバー」ページ

図3-29の説明は次のとおりです
図3-29「「プロビジョニング・サーバー」ページ」の説明

3.11 リポジトリ・オブジェクトのアップロードおよびダウンロード

「ユーティリティ」セクションには、管理者が使用する共通ユーティリティが含まれています。


注意:

ユーティリティを機能させるには、次のことが必要です。
  • OracleAS WirelessツールのURLを正しく構成する必要があります。インスタンスURLを使用する場合、このURLを構成するにはホーム・ページから「インスタンスURL」ページにアクセスします。詳細は、3.5.1項を参照してください。サイトURLを使用する場合は、「サイト管理」タブから「HTTP、HTTPSの構成」ページにアクセスし、OracleAS WirelessツールのURLを構成します。詳細は、3.9.1.1項を参照してください。

  • 実際の機能はOracleAS Wirelessツールで管理されるため、OracleAS Wirelessツールを実行する必要があります。


3.11.1 リポジトリ・オブジェクトのダウンロード

「管理」ページの「ユーティリティ」セクションで「リポジトリ・オブジェクトのダウンロード」リンクを選択すると、「リポジトリ・オブジェクトのダウンロード」ページが表示されます。このページでは、リポジトリのオブジェクトをダウンロードできます。ダウンロードするリポジトリ・オブジェクトのタイプを指定できます。たとえば、アダプタのみをダウンロードできます。

さらに、OIDの順にダウンロードしたり、フォルダごとまたはユーザーごとにアプリケーションをダウンロードすることもできます。すべてのオブジェクトをユーザー別にダウンロードすることもできます。

リポジトリ・オブジェクトのダウンロード先は、ローカル・ファイルのみです。

リポジトリ・オブジェクトをダウンロードする手順は、次のとおりです。

  1. ログ・ファイルのロケーションを入力します。

  2. ロギング・アクティビティのロケーションを入力します。これは、サーバー側で生成されるログ・ファイルです。たとえば、/temp/activity.logと入力します。

  3. ロギング・エラーのロケーションを入力します。これは、サーバー側で生成されるログ・ファイルです。たとえば、/temp/error.logと入力します。

  4. 抽出するオブジェクトの名前のフィルタ式を入力して、ダウンロードするオブジェクトを指定します。たとえば、\"/home/master*\"と入力します。ワイルドカード([*%_]など)も含めることができます。


    注意:

    このフィルタ式が適用されるのは、特定のタイプのオブジェクト(グループやアダプタなど)のダウンロードのみです。このフィルタは、「すべてのオブジェクトをダウンロード」、「オブジェクトIDによるダウンロード」、「ユーザーによるサービスのダウンロード」または「フォルダによるサービスのダウンロード」オプションを選択した場合は機能しません。

  5. 次のオプションの中からいずれかを選択します。

    • すべてのオブジェクトをダウンロード。

    • すべてのアダプタをダウンロード。

    • すべてのデバイスをダウンロード。

    • すべてのグループをダウンロード。

    • すべてのロケーション・マークをダウンロード。

    • すべてのアプリケーションをダウンロード。

    • すべてのトランスフォーマをダウンロード。

    • すべてのユーザーをダウンロード。

    • マスター通知をダウンロード。

    • すべての通知をダウンロード(廃止)。

    • すべてのデータ・フィーダをダウンロード。

    • すべてのトピックをダウンロード(廃止)。

    • すべてのサブスクリプションをダウンロード。

    • すべてのアプリケーション・カテゴリをダウンロード。

    • すべてのアプリケーション・カテゴリ・アクセス・ポイントをダウンロード。

    • すべてのアプリケーション・アクセス・ポイントをダウンロード。

    • オブジェクトID(OID)によるダウンロード。OIDの範囲またはカンマで区切ったリストを入力する必要があります。入力を区切るにはカンマ(,)を使用します。

    • フォルダによるアプリケーションのダウンロード。このオプションを使用するには、フォルダ・パスまたはフォルダURLを入力する必要があります。

    • ユーザーによるアプリケーションのダウンロード。ユーザー名を入力する必要があります。ユーザー名を複数入力することはできません。

  6. 「ダウンロード」をクリックします。Windowsダイアログが表示されます。

Windowsダイアログで、ダウンロードされるオブジェクトのローカルXMLファイルを指定します。「ダウンロード」をクリックした後に「取消」をクリックすると、ダウンロード操作が停止します。


注意:

まだシングル・サインオン(SSO)ログインを実行していない場合は、「ダウンロード」ボタンを最初にクリックするとSSOページにリダイレクトされます。SSOページで、有効なスーパー・ユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。すると、ダウンロード・ダイアログでファイルの場所を入力するよう指示されます。その後もSSOのログイン・ページが表示されています。OracleAS Wirelessのダウンロード・ページへ戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックします。次に「ダウンロード」ボタンをクリックすると、すでにSSOにログインしているためSSOページにはリダイレクトされません。

3.11.2 リポジトリ・オブジェクトのアップロード

リポジトリ・オブジェクトはローカル・ファイルからアップロードできます。

アップロードは次の機能を実行します。

  • 一意の論理名により、リポジトリ内のオブジェクトの有無をチェックします。

  • 依存性をすべてロードします。

  • オブジェクトがリポジトリにすでに存在する場合は、アップロード機能がオブジェクトを更新します。

  • オブジェクトがリポジトリに存在しない場合は、アップロード機能がオブジェクトを作成します。

特にコミット頻度を指定しない場合、アップロード機能は各オブジェクト・タイプが正常にロードされた後でコミットを実行します。コミットには、参照されているオブジェクト(依存性)がすべて含まれます。

OracleAS Wirelessでは、アップロード機能を使用してリポジトリにインポートされるXMLファイルは検証されません。エラーを回避するには、リポジトリからエクスポートしたXMLファイルを基に作業します。これで、正しいリポジトリXMLフレームワークが提供され、個々の要素の追加、削除および変更用に使用できます。

リポジトリ・オブジェクトをアップロードする手順は、次のとおりです。

  1. アップロードするファイルの名前およびロケーションを入力するか、「参照」機能を使用してファイルを選択します。

  2. ロギング・アクティビティのロケーションを入力します。これは、サーバー側で生成されるログ・ファイルです。たとえば、/temp/activity.logと入力します。これは必須フィールドです。

  3. ロギング・エラーのロケーションを入力します。これは、サーバー側で生成されるログ・ファイルです。たとえば、/temp/error.logと入力します。これは必須フィールドです。

  4. コミットのトリガーになるアップロード・オブジェクト数を入力します。0を入力すると、ユーティリティがアップロードを完了してからコミットが発生します。


    注意:

    統合モードでは、オブジェクトを正常にアップロードするには、事前にスーパー・ユーザーのロールを持つ有効なユーザーとしてSSOにログインする必要があります。

「ユーティリティ」セクションの「リポジトリ・オブジェクトのアップロード」リンクを選択すると、「リポジトリ・オブジェクトのアップロード」ページが表示されます。このページを使用すると、リポジトリ・オブジェクトをアップロードできます。