Harvester ユーザーズ ガイド

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Harvester のコンフィグレーション

この章では、以下の内容に関する情報を取り上げます。

 


Harvester の入手

Harvester は、次の .zip ファイルの Oracle Enterprise Repository 10.3 のインストールにバンドルされている Harvester Solution Pack から入手できます。

<BEA_HOME>/repository103/core/tools/solutions/OER103-SOA-BPM-Harvester.zip

このマニュアルでは、OER103-SOA-BPM-Harvester.zip ファイルを展開したディレクトリを <Harvester ホーム> ディレクトリとしています。

 


コマンド ライン用の Harvester のコンフィグレーション

コマンド ライン用に Harvester をコンフィグレーションするには、次の手順に従います。

  1. リポジトリ接続情報を設定します。手順については、「コマンド ライン用のリポジトリ接続情報の設定」を参照してください。
  2. 収集するアーティファクトを選択します。手順については、「コマンド ラインでの収集対象アーティファクトの選択」を参照してください。

コマンド ライン用のリポジトリ接続情報の設定

<Harvester ホーム> にある IntrospectorSettings.xml という XML ファイルを開き、適切な資格を持つ Oracle Enterprise Repository インスタンスを Harvester が 参照するように変更します。

<repository>
  <uri>http://localhost:7101/aler</uri>
  <credentials>
    <user>smith</user>
    <password>oeruser</password>
  </credentials>
  <timeout>30000</timeout>
</repository>

また、次に示すように、コマンド ライン ユーティリティにリポジトリ接続情報をパラメータとして渡すこともできます。

C:\test\harvester> introspect -url http://localhost:7101/aler -user admin -password admin -dir c:\test\samples

コマンド ラインでの収集対象アーティファクトの選択

Harvester は、introspect.bat ユーティリティを使用してコマンド ラインから実行できます。

表 2-1 は、Harvester コマンド ライン ユーティリティを使用して指定できるオプションを示しています。

表 2-1 Harvester のコマンド ライン オプション
Harvester のオプション
説明
-settings <ファイル>
IntrospectorSettings.xml という XML ファイルで指定されたコンフィグレーション設定を使用するように Harvester に通知します。
-URL <URL>
Oracle Enterprise Repository インスタンスの URL を指定します。
-user <OER ユーザ名>
Oracle Enterprise Repository ユーザの名前です。
-password <OER パスワード>
Oracle Enterprise Repository ユーザのパスワードです。
-dir <ディレクトリ名>
収集対象のディレクトリを指定します。
-help
Harvester コマンド ライン ユーティリティのオンライン ヘルプを表示します。

図 2-1 は、introspect -h コマンドで表示されるコマンド ライン ユーティリティのオプションとオンライン ヘルプを示しています。

図 2-1 Introspect コマンド ライン ユーティリティのオプション

Introspect コマンド ライン ユーティリティのオプション

すべてのコマンド ライン オプションは必須ではありません。省略可能です。

オプションを省略すると、Harvester では、introspect.bat が格納されている <Harvester ホーム> ディレクトリにある IntrospectorSettings.xml ファイルの情報を使用します。コマンド ラインでオプションを指定すると、それらのオプションによって IntrospectorSettings.xml の設定がオーバーライドされます。

<Harvester ホーム> にある IntrospectorSettings.xml ファイルを使用して収集対象のアーティファクトを参照するには、次のように XML を変更します。

<query>
  <fileQuery>
     <rootDir>C:\samples</rootDir>
     <files>BPEL</files>
  </fileQuery>
</query>

 


統合開発環境内での Harvester の使用

一般的な統合開発環境 (IDE) には、Apache Ant ビルド システムとの統合がバンドルされています。このような統合には、カスタム Ant タスク (Harvester から提供されるタスクなど) を呼び出すための便利なメカニズムが用意されています。Harvester をさまざまな IDE と統合する方法の例については、Oracle Technology Network (http://www.oracle.com/technology) の記事を参照してください。

 


Repository.Submit Ant タスクを使用した Harvester の起動

Harvester に用意されている repository.submit Ant タスクを使用すると、BPEL ファイルを収集して Oracle Enterprise Repository にインポートできます。このタスクは、<Harvester ホーム> ディレクトリ (Harvester Solution Pack の解凍先ディレクトリ) にある introspect-tasks.xml ファイルで定義できます。

repository.submit Ant タスクのパラメータの指定

表 2-2 は、introspect-tasks.xml ファイルの repository.submit Ant タスクに指定できるパラメータを示しています。

表 2-2 repository.submit Ant タスクのパラメータ
属性
説明
必須/省略可能
repositoryURL
接続先のレジストリ インスタンス。
必須 (プロパティで指定されていない場合)。
repositoryUsername
Oracle Enterprise Repository にログインするためのユーザ名。
必須 (プロパティで指定されていない場合)。
repositoryPassword
Oracle Enterprise Repository にログインするためのパスワード。
必須 (プロパティで指定されていない場合)。
timeout
Oracle Enterprise Repository の呼び出しがタイムアウトするまでの秒数。
省略可能。デフォルト値は 300 (5 分) です。
failOnError
Oracle Enterprise Repository の処理でエラーが発生した場合は、ビルド スクリプト全体が失敗します。
省略可能。デフォルト値は「true」です。
errorProperty
リポジトリの処理でエラーが発生した場合に設定する Ant プロパティの名前。この属性が役立つのは、failOnError が false に設定されている場合のみです。エラーが発生すると、指定されたプロパティは「true」に設定されます。それ以外の場合、指定されたプロパティは設定されていない状態のままになります。
省略可能。
debug
Ant の「-debug」の設定に関係なく、Oracle Enterprise Repository タスクのデバッグ情報を表示します。デバッグ情報は、-debug パラメータを Ant ランタイムに渡す場合にも表示されます。
省略可能。デフォルト値は「false」です。
description
Oracle Enterprise Repository で作成される各アセットに関連付ける内部参照の説明。これは、「内部参照プロパティ」に表示されます。
省略可能。
namespace
Oracle Enterprise Repository で作成される各アセットのプレフィックスとして使用するネームスペース。
省略可能。
version
Oracle Enterprise Repository で作成される各アセットに関連付ける内部参照のバージョン。これは、「内部参照プロパティ」に表示されます。
省略可能。
jdeveloper
指定された fileset が Oracle JDeveloper ワークスペース内に存在するかどうか。存在する場合、Harvester はデプロイメント情報の「出力」ディレクトリを自動的に検索します。
省略可能。デフォルト値は「false」です。
settingsFile
設定 XML ファイルの場所。BPEL_Introspector_Settings.xsd に準拠している必要があります。このファイルでは、どの Harvester クラスをどのファイル タイプにマップするか、および Oracle Enterprise Repository でエンティティと関係をタイプにマップする方法をコンフィグレーションします。
必要に応じて、この属性または settingsURL 属性を指定できますが、両方を指定することはできません。
省略可能。デフォルト値は、Ant タスクにバンドルされる設定 XML です。
settingsURL
設定 XML ファイルの場所。BPEL_Introspector_Settings.xsd に準拠している必要があります。このファイルでは、どの Harvester クラスをどのファイル タイプにマップするか、および Oracle Enterprise Repository でエンティティと関係をタイプにマップする方法をコンフィグレーションします。
必要に応じて、この属性または settingsFile 属性を指定できますが、両方を指定することはできません。
省略可能。デフォルト値は、Ant タスクにバンドルされる設定 XML です。

ネストされた要素としてのパラメータの指定

fileSet は、収集するファイルのセットの選択に使用されます。1 つまたは複数の fileSet を指定する必要があります。

Harvester では、.zip 形式のファイル (.zip、.jar、.ear の各ファイルなど) を含め、fileSet で選択されたすべてのファイルを調べます。

コード リスト 2-1 に示す Ant repository.submit タスクでは、Harvester は fileSet ディレクトリ (/tmp/components ディレクトリ) の下位にあるすべてのファイルとディレクトリを調べ、それらを Oracle Enterprise Repository にインポートします。

コード リスト 2-1 Ant repository.submit タスクで収集するファイルの指定
<repository.submit repositoryurl=”http://server.example.com:8080/oer”
                   repositoryusername=”myuser”
                   registrypassword=”mypassword”
                    settingsFile=”../MyCustomSettings.xml”>
  <fileset dir=”/tmp/components/”>
    <include name=”**/*”/>
  </fileset>
</repository.submit>

Ant からの Harvester の実行

Harvester Ant タスクをインポートするには、Ant XML に次の行を追加します。

<taskdef file=”${harvester.dir}/introspect-tasks.xml” />

ここで、harvester.dir は Harvester Solution Pack の解凍先の <Harvester ホーム> ディレクトリです。

コマンド ラインからの実行時には、Ant の -lib コマンド ライン スイッチを使用して、Harvester のライブラリを Ant で使用できることを確認してください。たとえば、次のように指定します。

ant -lib <Harvester ホーム> -lib <Harvester ホーム>/lib -f mybuild.xml

ここで、<Harvester ホーム> は Harvester Solution Pack の解凍先のディレクトリです。

 


任意指定の Harvester のコンフィグレーションの実行

<Harvester ホーム> ディレクトリにある XML ファイル IntrospectorSettings.xml の以下の追加のコンフィグレーション設定を必要に応じて変更できます。

 


Harvester のロギングのコンフィグレーション

Harvester では、実行されるタスクの詳細のロギングに log4j を使用します。ログ ファイルは <Harvester ホーム> ディレクトリに保存されます。ロギングのオプションは、<Harvester ホーム> ディレクトリにある log4fl.properties ファイルを更新することにより変更できます。

 


Harvester でのトランザクション処理

Harvester 機能におけるトランザクション処理は、以下のルールに基づいています。

1 つの処理が cmee.extframework.impexp.monitor.rex.maxidle (maxidle) の設定を超過すると、後続のすべての処理が失敗する可能性があります。その場合、ログの最後のエラーには「'An error occurred while attempting to rollback because a transaction has not been started.'」と記録されます。これは、トランザクション文が maxidle を超過すると、トランザクションが自動的にロールバックするためです。クライアント アプリケーションが強制的にロールバックを試行すると、トランザクションを使用できなくなり、エラーが検出されます。その結果、Harvester の処理によるデータは Oracle Enterprise Repository に追加されません。


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