インストール ガイド

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サイレント モードでのインストールの実行

以下の節では、サイレント モードでインストール プログラムを実行する方法について説明します。

 


サイレント モード インストールとは

サイレント モード インストールは、インストール コンフィグレーションを 1 回だけ設定し、それらを使用して多くのマシンにインストールを複製するための方法です。サイレント モードでのインストール時には、インストール プログラムによって、インストールの開始前に作成する XML ファイルからコンフィグレーションの設定が読み込まれます。インストール プロセス中に、このプログラムでコンフィグレーション オプションが表示されることはありません。サイレント モード インストールは Windows システムと UNIX システムの両方で使用できます。

ここでは、DVD または BEA Web サイトからインストール プログラムを入手済みであることを前提としています。製品の他の配布方法の詳細については、「製品の配布方法」を参照してください。

 


サイレント モード インストールの使用

Oracle Enterprise Repository のサイレント モード インストール プロセスの主な 3 つの手順を以下に示します。

  1. インストールの準備」で説明されている準備のガイドラインに従います。特に、DBMS については「データベースのインストール手順」を参照してください。
  2. silent.xml ファイルを作成します。このファイルでは、通常は対話形式のインストール プロセス (グラフィカル モード インストールやコンソール モード インストールなど) でユーザが入力するコンフィグレーション設定を定義します。たとえば、BEA ホーム ディレクトリ、製品ディレクトリ、およびインストールされるコンポーネントの値は silent.xml ファイルで指定されます。
  3. 詳細な手順については、「サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルの作成」を参照してください。silent.xml ファイルのサンプルについては、「サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルのサンプル」を参照してください。

  4. silent.xml ファイルに指定された値を使用してサイレント モード インストール プロセスを開始します。
  5. サイレント モードでのインストールの開始の詳細については、「インストール プログラムの起動」を参照してください。

サイレント モード インストールの重要な考慮事項

サイレント モードでインストールを実行する場合に注意する必要のある考慮事項を以下に示します。

 


サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルの作成

Oracle Enterprise Repository ソフトウェアをサイレント モードでインストールする場合、インストール プログラムでは XML ファイル (silent.xml) を使用して、実装する必要のあるインストール オプションを特定します。そのため、インストール プログラムをサイレント モードで実行する前に、silent.xml ファイルを作成して、使用するインストール オプションを指定する必要があります。

silent.xml ファイルに不適切なエントリが含まれていると、インストールが失敗することがあります。エラーの原因の特定に役立つため、Oracle ではインストールの開始時にログ ファイルを作成することをお勧めします。

警告 : インストーラをサイレント モードで実行する前に、「インストールの準備」で説明されている準備のガイドラインに従います。特に、DBMS については「データベースのインストール手順」を参照してください。

サイレント モード インストール プロセスで使用する silent.xml ファイルを作成するには、次の手順に従います。

  1. サポートされているブラウザで、サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルのサンプルを表示します。このサンプル ファイルは http://e-docs.bea.com/common/docs92/install/scripts/silent.xml にあります。
  2. silent.xml ファイルのサンプルは、この節でも紹介します。「サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルのサンプル」を参照してください。

  3. インストール プログラムが格納されているディレクトリに、XML ファイルのサンプルを silent.xml という名前で保存します。
  4. 注意 : XML 定義 (<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>) は、silent.xml ファイルの先頭に配置する必要があります。XML 定義の前にスペースや改行を使用することはできません。
  5. システムに保存した silent.xml ファイルで、表 6-1 に示すキーワードの値を、コンフィグレーションを反映するように編集します。
  6. 注意 : 値を変更するときは、文字の XML ガイドラインに従う必要があります。つまり、XML 用に予約されている文字 (<、>、[、] など) を使用することはできません。

    表 6-1 silent.xml 用のパラメータ
    データ値名
    入力値
    BEAHOME
    選択した BEA ホーム ディレクトリの絶対パス。BEA ホーム ディレクトリの詳細については、「BEA ホーム ディレクトリの選択」を参照してください。
    COMPONENT_PATHS
    システムにインストールするコンポーネントとサブコンポーネント。
    • Oracle Enterprise Repository をインストールするには、以下の値を使用します。
        Oracle Enterprise Repository
        Core Repository with Examples
        Oracle Enterprise Repository Plug-In for Eclipse
    これらの値の入力の詳細については、「コンポーネント選択のガイドライン」を参照してください。
    APP_SERVER_TYPE
    Oracle Enterprise Repository の実行に使用されるアプリケーション サーバのタイプ。有効な値は以下のとおりです。
    • ce_tomcat
    • value for user-supplied Tomcat (GUI = Tomcat 5.5.17/18 (ユーザが指定))
    • value for WLS (GUI = WebLogic Server 10.3)
    • value for WAS (GUI = WebSphere 6.1)
    • value for Generic App Server (GUI = 汎用的なアプリケーション サーバ)
    APP_SERVER_NAME
    Oracle Enterprise Repository の実行に使用されるアプリケーション サーバの名前。
    有効な値は以下のとおりです。
    • Tomcat 5.5.17/18 (ユーザが指定)
    • WebLogic Server 9.2.1/9.2.2
    • WebSphere 6.1
    • 汎用的なアプリケーション サーバ
    APP_PATH
    Oracle Enterprise Repository アプリケーション パス。たとえば、OER_URL が最終的に http://www.myhost.com:8001/OER301 になる場合、APP_PATHOER301 です。
    WEB_PATH
    Web アプリケーション パス。
    OER_URL
    Oracle Enterprise Repository のインストール先のサーバとドメインの完全修飾名 (例 : myserver.mydomain.com)。
    DOMAIN_LISTEN_PORT
    ドメインのリスン ポート。
    USER_INSTALL_DIR
    指定された BEAHOME 内にある、Oracle Enterprise Repository のインストール先のディレクトリ。
    RUN_DBCONFIG_WIZARD
    Database Configuration Wizard を実行するためのフラグ。
    • true または yes の場合は、Database Configuration Wizard を実行します。デフォルトは true です。
    • false または no の場合は、Database Configuration Wizard をスキップします。
    CONFIG_RESPOSIT_DB
    リポジトリ データベース プロパティを初期化する Repository Database Configuration Wizard を実行するためのフラグ。
    • true または yes の場合は、Repository Database Configuration Wizard をコンフィグレーションします。デフォルトは true です。
    • false または no の場合は、データベースのコンフィグレーションをスキップします。

    注意 : RUN_DBCONFIG_WIZARDfalse または no に設定される場合、このフラグはスキップされます。

    DB_TABLE_BLOB
    BLOB 用のテーブルスペース名。

    注意 : BLOB テーブルスペース フィールドには、DB_TABLE_DATA に指定する値と同じ値を入力します。

    DB_TABLE_DATA
    Oracle Enterprise Repository で使用されるデータ テーブルスペース名。たとえば、次のように指定します。
    • SQL ServerPRIMARY
    • OracleOER_DATA
    • DB2oerdatats
    DB_TABLE_INDEX
    Oracle Enterprise Repository で使用されるインデックス テーブルスペース名。たとえば、次のように指定します。
    • SQL ServerINDEX
    • OracleOER_INDEX
    • DB2oerindxts
    DB_DRIVER
    ドライバの名前。例 : oracle.jdbc.driver.OracleDriver
    DB_JARFILES
    ドライバ JAR ファイルのパス。たとえば、次のように指定します。
    • Oracle – d:\jdbc14.jar
    • SQL 2005 – d:\qljdbc.jar
    DB_DBMS
    データベース管理システム。
    • Oracle - Oracle Enterprise Repository スキーマのインストール先の SID を入力します。Oracle の場合、デフォルトの SID は orcl です。Oracle XE の場合、デフォルトの SID は xe です。
    • 注意 : select instance_name from v$instance; という SQL 文を実行することにより、SID を入力する必要があるかどうかを判断できます。

    • SQL - データベース名 (例 : OER) を入力します。
    DB_PORT
    データベースのポート番号。
    DB_HOST
    Oracle Enterprise Repository のインストール先のサーバとドメインの完全修飾名 (例 : myserver.mydomain.com)。
    DB_USERNAME
    データベース ユーザ名。
    DBMS について、「データベースのインストール手順」の手順に従って適切なユーザ情報を入力します。
    DB_PASSWORD
    データベース ユーザのパスワード。
    DBMS について、「データベースのインストール手順」の手順に従って適切なユーザ情報を入力します。
    DBA_ALBPM_USER
    Oracle BPM ユーザ用のデータベースの管理に使用される DBA ユーザ名。
    DBA_ALBPM_PASSWORD
    Oracle BPM ユーザ用のデータベースの管理に使用される DBA パスワード。
    ALBPM_ADMIN_USER
    管理者として Oracle BPM Process Engine にログインするために使用される FDI ユーザ名。
    ALBPM_ADMIN_PASSWORD
    管理者として Oracle BPM Process Engine にログインするために使用される FDI ユーザ パスワード。
    FDI_USER_NAME
    Oracle BPM の FDI ユーザ スキーマに使用されるユーザ名 (Oracle BPM Manager)。
    FDI_USER_PASSWORD
    Oracle BPM の FDI ユーザ スキーマに使用されるパスワード (Oracle BPM Manager)。
    SERVER_USER_NAME
    Oracle BPM のサーバ ユーザ スキーマに使用されるユーザ名 (Oracle BPM Process Engine)。
    SERVER_USER_PASSWORD
    Oracle BPM のサーバ ユーザ スキーマに使用されるパスワード (Oracle BPM Process Engine)。
    CONFIGURE_WORKFLOW
    デフォルトの Oracle BPM Process Engine で Oracle Enterprise Repository Advanced Registration ワークフローをコンフィグレーションします。
    • true または yes の場合は、ワークフローをコンフィグレーションします。
    • false または no の場合は、ワークフローのコンフィグレーションをスキップします。
    APP_SERVER_HOME
    アプリケーション サーバのホーム ディレクトリ。
    例 : BEAHOME\weblogic103
    USER_DOMAIN_DIR
    Oracle Enterprise Repository のユーザ ドメイン ディレクトリ。
    例 : BEAHOME\user_projects\domains\oerDomain
    SUPPORTED_WL_HOME
    サポートされている WebLogic Server のホーム。
    例 : BEAHOME\weblogic103
    WL_HOME
    WebLogic Server のホーム。
    例 : BEAHOME\weblogic103
    ECLIPSE32_HOME
    Oracle Enterprise Repository 用の既存の Eclipse プラグインを参照するインストールの場合は、任意の Eclipse インストールを指定します。このキーと値が指定されていない場合は、通常の GUI インストールと同じようにインストーラの処理が続行されます。
    <data-value name="ECLIPSE32_HOME" value="c:\my_eclipse_home" />

コンポーネント選択のガイドライン

データ値名 COMPONENT_PATHS の値を指定する場合は、以下のガイドラインを使用します。

 


サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルのサンプル

次に示すサンプルの silent.xml は、Oracle Enterprise Repository をインストールして、データベースをコンフィグレーションする方法を示しています。

コード リスト 6-1 XML ファイルのサンプル -- データベース コンフィグレーションと Oracle BPM Process Engine を含む Oracle Enterprise Repository のインストール
<?xml version='1.0' encoding='UTF-8'?>
<bea-installer>
<input-fields>
<data-value name='BEAHOME' value='D:\dev\silentInstall\oer_albpm'/>
<data-value name='COMPONENT_PATHS' value='AquaLogic Enterprise Repository/Core Repository with Examples|AquaLogic Enterprise Repository/AquaLogic Enterprise Repository Plug-In for Eclipse|AquaLogic BPM/Process Engine'/>
<data-value name='APP_SERVER_TYPE' value='ce_tomcat' />
<data-value name='APP_SERVER_NAME' value='Default'/>
<data-value name='APP_PATH' value='oer3'/>
<data-value name='WEB_PATH' value='oer3-web'/>
<data-value name='OER_URL' value='MyURL' />
<data-value name='DOMAIN_LISTEN_PORT' value='8080' />
<data-value name='APP_SERVER_HOME' value='D:\dev\silentInstall\oer_albpm\my\tomcat'/>
<data-value name='USER_INSTALL_DIR' value='D:\dev\silentInstall\oer_albpm\repository30'/>
<data-value name='RUN_DBCONFIG_WIZARD' value='yes'/>
<data-value name='CONFIG_RESPOSIT_DB' value='yes'/>
<data-value name='DB_TABLE_BLOB' value='USER_BLOB'/>
<data-value name='DB_TABLE_DATA' value='USER_DATA'/>
<data-value name='DB_TABLE_INDEX' value='USER_INDEX'/>
<data-value name='DB_DRIVER' value='oracle.jdbc.driver.OracleDriver'/>
<data-value name='DB_JARFILES' value='d:\ojdbc14.jar'/>
<data-value name='DB_DBMS' value='sid2'/>
<data-value name='DB_PORT' value='1521'/>
<data-value name='DB_HOST' value='MyHostName'/>
<data-value name='DB_USERNAME' value='silent'/>
<data-value name='DB_PASSWORD' value='silent'/>
<data-value name='DBA_ALBPM_USER' value='system'/>
<data-value name='DBA_ALBPM_PASSWORD' value='oer30'/>
<data-value name='ALBPM_ADMIN_USER' value='system'/>
<data-value name='ALBPM_ADMIN_PASSWORD' value='manager'/>
<data-value name='FDI_USER_NAME' value='fd1'/>
<data-value name='FDI_USER_PASSWORD' value='fd1'/>
<data-value name='SERVER_USER_NAME' value='fd2'/>
<data-value name='SERVER_USER_PASSWORD' value='fd2'/>
<data-value name='CONFIGURE_WORKFLOW' value='yes'/>
</input-fields>
\</bea-installer>
コード リスト 6-2 XML ファイルのサンプル -- データベース コンフィグレーションのみを含む Oracle Enterprise Repository のインストール
<?xml version='1.0' encoding='UTF-8'?>
<bea-installer>
<input-fields>
<data-value name='BEAHOME' value='D:\dev\silentInstall\oer3'/>
<data-value name='COMPONENT_PATHS' value='AquaLogic Enterprise Repository/Core Repository with Examples|AquaLogic Enterprise Repository/AquaLogic Enterprise Repository Plug-In for Eclipse'/>
<data-value name='APP_SERVER_TYPE' value='ce_tomcat' />
<data-value name='APP_SERVER_NAME' value='Default '/>
<data-value name='APP_PATH' value='oer3'/>
<data-value name='WEB_PATH' value='oer3-web'/>
<data-value name='OER_URL' value='MyURL' />
<data-value name='DOMAIN_LISTEN_PORT' value='8080' />
<data-value name='APP_SERVER_HOME' value='D:\dev\silentInstall\oer_albpm\my\tomcat'/>
<data-value name='USER_INSTALL_DIR' value='D:\dev\silentInstall\oer_albpm\repository30'/>
<data-value name='RUN_DBCONFIG_WIZARD' value='yes'/>
<data-value name='CONFIG_RESPOSIT_DB' value='yes'/>
<data-value name='DB_TABLE_BLOB' value='USER_BLOB'/>
<data-value name='DB_TABLE_DATA' value='USER_DATA'/>
<data-value name='DB_TABLE_INDEX' value='USER_INDEX'/>
<data-value name='DB_DRIVER' value='oracle.jdbc.driver.OracleDriver'/>
<data-value name='DB_JARFILES' value='d:\ojdbc14.jar'/>
<data-value name='DB_DBMS' value='sid2'/>
<data-value name='DB_PORT' value='1521'/>
<data-value name='DB_HOST' value='MyHostName'/>
<data-value name='DB_USERNAME' value='silent'/>
<data-value name='DB_PASSWORD' value='silent'/>
</input-fields>
\</bea-installer>

サイレント モードでのインストールの開始の詳細については、「インストール プログラムの起動」を参照してください。

 


コンソールに返す終了コード

サイレント モードでの実行の場合は、インストールが成功したか失敗したかを示す終了コードがインストール プログラムによって生成されます。次の表は、このような終了コードを示しています。

コード
説明
0
インストールは正常に完了しました。
1
インストールは致命的なエラーにより失敗しました。
2
インストールは内部 XML 解析エラーにより失敗しました。

サイレント モード インストール プロセスをスクリプトから開始する場合は、これらの終了コードをコンソールに表示するように選択できます。コード リスト 6-3 は、インストール プログラムをサイレント モードで起動し、スクリプトの実行元のコンソールに終了コードをエコーするサンプル コマンド ファイルです。

コード リスト 6-3 サイレント モードの終了コードを表示するサンプル コマンド ファイル
rem Execute the installer in silent mode
@echo off
oer30_win32.exe -mode=silent -silent_xml=mySilentXMLFile.xml -log=oer_30.log
@rem Return an exit code to indicate success or failure of installation
set exit_code=%ERRORLEVEL%
@echo.
@echo Exitcode=%exit_code%
@echo.
@echo Exit Code Key
@echo ---------------
@echo  0=Installation completed successfully
@echo -1=Installation failed due to a fatal error
@echo -2=Installation failed due to an internal XML parsing error
@echo.

 


次に実行する作業

インストール プロセスが完了したら、「インストール後の手順」の説明に従って、以下に示すインストール後のタスクを行います。


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