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以下の節では、Oracle Communications Converged Application Server デプロイメントのコンフィグレーションと管理の方法について、概要を説明します。
Oracle Communications Converged Application Server は、定評のある Oracle WebLogic Server 10g Release 3 アプリケーション サーバを基盤としており、システム レベルのコンフィグレーション タスクの多くは両製品で共通しています。このマニュアルでは、Oracle Communications Converged Application Server に固有のシステム レベルのコンフィグレーション タスクのみを取り上げます。たとえば、ネットワークとセキュリティのコンフィグレーションや、エンジン層と SIP データ層のクラスタ コンフィグレーションに関連するタスクなどです。
HTTP サーバのコンフィグレーションや、その他の基本的なコンフィグレーション タスク (サーバのロギング) については、「Oracle WebLogic Server 10g Release 3
ドキュメント」を参照してください。
Oracle Communications Converged Application Server の SIP Servlet コンテナ、SIP データ層のレプリケーション、および Diameter プロトコル機能はカスタム リソースとして Oracle WebLogic Server 10g Release 3 製品に実装されています。カスタム リソースの sipserver と datatier のペアには、エンジン層の SIP サブレット コンテナ機能と SIP データ層のレプリケーション機能が実装されています。通常、プロダクション環境へのデプロイには、両方のリソースがインストールされています。特化したデプロイメントでは、「他のコンフィグレーション」で説明される SIP 対応ロード バランサと連動する sipserver リソースのみが使用できます。
もう一方のカスタム リソース、diameter は、Diameter に基づくプロトコル機能を提供します。1 つまたは複数の Diameter プロトコル アプリケーションを利用するデプロイメントにのみ必要です。
Oracle Communications Converged Application Server カスタム リソースの割り当ては、ドメイン コンフィグレーション ファイル config.xml で参照できますが、変更はできません。各リソースの定義は、コード リスト 2-1 に表示されます。sipserver と datatier リソースは、それぞれ コード リスト 2-1 で同じサーバとクラスタに割り当てる必要があります。リソースはエンジン層と SIP データ層の両方のクラスタでデプロイされます。
<custom-resource>
<name>sipserver</name>
<target>ORA_DATA_TIER_CLUST,ORA_ENGINE_TIER_CLUST</target>
<descriptor-file-name>custom/sipserver.xml</descriptor-file-name>
<resource-class>com.bea.wcp.sip.management.descriptor.resource.SipServerResource</resource-class>
<descriptor-bean-class>com.bea.wcp.sip.management.descriptor.beans.SipServerBean</descriptor-bean-class>
</custom-resource>
<custom-resource>
<name>datatier</name>
<target>ORA_DATA_TIER_CLUST,ORA_ENGINE_TIER_CLUST</target>
<descriptor-file-name>custom/datatier.xml</descriptor-file-name>
<resource-class>com.bea.wcp.sip.management.descriptor.resource.DataTierResource</resource-class>
<descriptor-bean-class>com.bea.wcp.sip.management.descriptor.beans.DataTierBean</descriptor-bean-class>
</custom-resource>
<custom-resource>
<name>diameter</name>
<target>ORA_ENGINE_TIER_CLUST</target>
<deployment-order>200</deployment-order>
<descriptor-file-name>custom/diameter.xml</descriptor-file-name>
<resource-class>com.bea.wcp.diameter.DiameterResource</resource-class>
<descriptor-bean-class>com.bea.wcp.diameter.management.descriptor.beans.ConfigurationBean</descriptor-bean-class>
</custom-resource>
Oracle Communications Converged Application Server カスタム リソースは、config.xml に定義されたネットワーク チャネル、クラスタとサーバ コンフィグレーション、Java EE リソースのような基本的なドメイン リソースを利用します。しかし、Oracle Communications Converged Application Server の特定のリソースは、機能に基づき別々のコンフィグレーション ファイルで設定されます。
ドメイン コンフィグレーション ファイル config.xml は、ドメインで使用可能なすべての管理対象サーバを定義することに留意してください。sipserver アプリケーションに含まれる sipserver.xml、datatier.xml および diameter.xml コンフィグレーション ファイルは、SIP データ層レプリカ、エンジン層ノード、Diameter クライアント ノードとして行動するかどうかなど、各サーバ インスタンスのロールを決定します。
SIP サーブレット コンテナのプロパティのコンフィグレーションの変更は、Administration Console の [SIP サーバ] ノード、または WLST ユーティリティのコマンドラインを使用して、稼動中のサーバに対して動的に適用できます。SIP データ層ノードのコンフィグレーションは動的に変更できないので、パーティションやレプリカの数を変更するには、SIP データ層サーバを再起動する必要があります。
Diameter プロトコルの実装は、SIP Servlet コンテナ機能とは別に、カスタム リソースとして行われます。Diameter コンフィグレーション ファイルは、Diameter ノード機能を提供する 1 つまたは複数の Diameter プロトコル アプリケーションを設定します。Oracle Communications Converged Application Server は Diameter プロトコル アプリケーションを提供し、以下のノード タイプをサポートします。
Diameter カスタム リソースは、Diameter クライアント ノードまたはリレー エージェントの役割をする必要があるサーバを持つドメイン、あるいは HSS シミュレーション機能を提供するサーバにのみデプロイされます。サーバ インスタンスの実際の機能は、diameter.xml ファイルで定義されるコンフィグレーションによって異なります。
Oracle Communications Converged Application Server ドメインで Diameter Web アプリケーションをコンフィグレーションする手順については、「ネットワーク リソースのコンフィグレーション」の「Diameter クライアント ノードとリレー エージェントのコンフィグレーション」を参照してください。Sh プロファイル API の使い方の詳細については、『Diameter アプリケーションの開発』の「IMS Sh インタフェースの使用 (Diameter)」を参照してください。
Oracle Communications Converged Application Server には、SIP サーブレット コンテナのコンフィグレーションを変更するための方法として、以下が用意されています。
Oracle Communications Converged Application Server には、変更可能な Administration Console 拡張、SIP サーブレット ドメイン、グラフィカル ユーザ インタフェースを使用する Diameter コンフィグレーション プロパティが用意されています。Oracle Communications Converged Application Server の Administration Console の拡張は、Oracle WebLogic Server 10g Release 3 で利用できるコア コンソールと似ています。すべての Oracle Communications Converged Application Server コンフィグレーションとモニタは、コンソールの左ペインにある次のノードを介して提供されます。
WebLogic Scripting Tool (WLST) では、コマンドライン インタフェースを使用して、対話形式または自動化された (バッチの) コンフィグレーション操作を実行できます。WLST は稼動中の Oracle Communications Converged Application Server ドメインで利用可能な Mbeans の表示や操作ができる JMX ツールです。エンジン層コンテナのプロパティのコンフィグレーションでは、WLST を使用して SIP サーブレット コンテナのプロパティを変更する手順を説明します。
Oracle Communications Converged Application Server コンフィグレーションの大半は、Administration Console または WLST を使用して実行されます。コンフィグレーション タスクによっては、以下の節で述べる方法も使用できます。
『コンフィグレーション リファレンス マニュアル』で説明される該当スキーマを参照して、sipserver.xml、datatier.xml および diameter.xml を手動で編集することもできます。
コンフィグレーション ファイルを手動で編集する場合は、コンフィグレーションの変更を適用するために、すべてのサーバを手動で再起動する必要があります。
Oracle Communications Converged Application Server のプロパティは、JMX-compliant MBeans で表されます。したがって、適切な Oracle Communications Converged Application Server の MBean を使用して、SIP コンテナ プロパティをコンフィグレーションする JMX アプリケーションをプログラムできます。
JMX を使用して Oracle Communications Converged Application Server の MBean プロパティを変更する一般的な手順については、「WLST (JMX) によるコンテナ プロパティのコンフィグレーション」で説明されています (WLST 自体、JMX ベースのアプリケーションです)。SIP コンテナ プロパティの処理に使用する個々の Mbean の詳細については、「Oracle Communications Converged Application Server の API Javadoc」を参照してください。
Oracle Communications Converged Application Server の一般的な管理と保守では、WebLogic Server のコンフィグレーション プロパティと Oracle Communications Converged Application Server のコンテナ プロパティの両方を管理することが必要です。こうした一般的なコンフィグレーション タスクを表 2-1 に示します。
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